直訴状 1651〜1700


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直訴状1700  (04/15/02) (患者)  (ささら)  
投薬ミスで入院
高熱が出たため、近所の医者で見てもらったらインフルエンザとのこと。鼻水も咳も出ないし、のども痛くないので変だなと思ったのですが、薬をもらって飲みました。しかし熱は下がらず、下痢、嘔吐とだんだんひどくなりました。4日後に深夜、大病院に駆け込み診察を受けましたが、重体でそのまま入院。腸閉塞、急性腎不全で25日ほど入院することなりました。
どうも薬が原因らしい?
こういう場合、間違って処方した薬をだした医者に対して、謝罪を求めたり、入院費や、仕事を休まなければならなかったので、その費用など、請求できるのでしょうか。
この直訴状に対するコメント

直訴状1699  (04/13/02)  (患者)  (KO)
直訴状1697 (04/02/02)に対する自己レス
レセプトを手に入れた後、どうすればよいだろう??
10ヶ所以上の公共機関、保険事務所関係に問い合わせてみました。
また、いろいろな方から意見をいただきました。
1)「社会保険に対する詐欺だから告発(告訴は被害者が社会保険なので不可)したらどうか」との意見をもらう 
2)警視庁聴訴室に直接訪問して告発状を添えて訴える。
ところが、私は強く訴えられない事をしてしまい、これは不可。
というのも、件の医師が処方した薬は私にも必要なものなので、実費で買いとってしまったのです。これでは従犯の可能性もある。また認めたことになる可能性も。
其の外の方法
〔1〕私の保険証を発行している「横浜×社会保険事務局」に所定の手続を踏んで申請後、調査。
〔2〕其の後に、その事務局を管轄する「神○川社会保険事務局」にまた申請をして調査
〔3〕厚生労働省内(と理解しましたが違うかも)東京社会保険事務局医療科に申請がくればお役所が調査は必ずするが、レセプトの入手時間と立て込み具合、調査時間も含めて1年は見ていただきたいとのこと。   
いずれにせよ先は長い。
しかたないので、弁護士を同伴して件の病院の事務責任者に問題提議書を渡し、話をして院内の規律を正すように求めるようにする予定です。
女の素人一人では舐められる事必至ですからね。
たぶんこれじゃあ弱いですよね。でも私ができるせいいっぱいです。
ちなみにA新聞の医療欄にもメールで投書をしましたが、返事はありません。
直訴状1694さんへ
信頼すべき病院でそのような乱暴な扱いを受けているご祖母様とに心から同情いたします。
私も父への看護婦からの冷たい仕打ちを見聞きしているので他人事とは思えません。
おばあさまへは拘束帯着用等もある事でしょう。しかし暴力とは一体何が原因にあったというのでしょう?
新人さんや仕事熱心な看護婦さんの中にはきっと体制に染まっていない、仕事の丁寧な良心的(といったら他の方が違うように思われると困りますが)
な方が必ずいると思います。若い貴方が感情的にならないような言い方でこっそり様子を伺って理由、問題点をさりげなく聞き出してみる事から始められてはいはかがでしょう。
まず、おばあ様が入院されている病院は長期療養を目的としてい病院ではなく、通常の市民・民間・大学病院等なのではないですか?
また、有料の差額ベッドではなく、無料ないし安い有料ベッドを長期独占(ごめんなさい)していることにより更に差別されることが予測されます。
有料室でも大部屋の場合、外の入院患者に迷惑がかかるという名目で、大人しくさせている つ も り なのかもしれません。
今年4月からは方針が変わりますが、これまでは6ヶ月以上長期入院していると病院側に入ってくる保険点数が減り、儲かりも少ないので事務は苛立ち、なるべく追い出し(言い方悪いですがそのとおりですよね)にかかり始めます。
長い入院では、投薬、寝たきりによる精神的悪化が起こっていることも予測されます。
痴呆症状、叫ぶ、失禁、点滴の引き抜き・・・。
そして看護婦の苛立ちがつのるのでしょうかね。
(ウチの場合の経験上の話ですが)
いずれにせよ、乱暴を振るうのが一人だけではなければ、そんな病院からは退院ないし転院をするべきです。暴力を容認している病院がいい病院なわけありません。
病院によって症状も変わります!
一般的な回答でいえば、問題の看護婦名が判明すれば、婦長に訴えることからはじまりますが。
そしてそれで収まればよいのですが。
それ以上への訴えは、すみません、私も素人ですのでお力にはなれなくて・・・。
尚、4月以降は病状が安定した(投薬や検査以外治療のしようがない患者)長期入院者は「社会的入院」とみなされ、患者の負担が大きくなります。「入院基本料」の15%が保険の効かない自費払いになります。
社会的入院をするなら病室代は自腹をきるべし、と厚生省が決めたことです。
2000年3/31以前の入院ならば2002/4/1から適用、
2000/4/1〜9/30は入院が3年を越えた時点から、
2000/10/1〜2001/9/30の入院は2003/10/1以降、
2001/10/1〜2002/3/31入院ならば2年を越えたら適用されます。
もうそうなったら、転院してもその「自腹」は遡って適用されます。
転院が日にち的に可能ならばいかがでしょうか。
問題は違いますが、直訴状1697の私は大学病院事務側に弁護士を同席して問題提議書を手渡しして改善を要求する予定でいます。
すみません、恐らく問題点とはずれた返答になっているかと思いますが、黙っていては改善はありえません。親御さんに病院側に抗議してもらうしかないかと・・・。
それで更に「報復」されるようでしたら、しかるべきところにでるしかないでしょう。
大学病院ですと、病院ごとに事務体制が異なるようですので難しいかもしれませんが、公立病院でしたら、管轄は市役所等・県になるかと思います。
繰り返すようですが、私は全くの素人です。どなたか詳しい方、相違点・アドバイスがありましたら、ご指摘くださいませ。


直訴状1698  (04/03/02)  (看護師)  (おこたん)
私は、某病院の手術室に勤めていた看護師です。
手術室は、隠れた場所で、医業が行われ、患者も無意識下の為、医療スタッフがお互いに注意しあって、現場を守っていかないといけないと思います。
私が勤めていた病院の医者は、腹が立ったからと全身麻酔下の患者の太ももを叩いたり、手術中にナート針を投げて返したりします。
いくら看護師が「止めてください」と言っても「ばかやろう!」とか、「ここに置いて置く方が危険だろう!」等と言って、自分のしている事を正当化して、止めようという気にはならないみたいです。
そんな医者の居る病院では、患者を守れない!医療事故に巻き込まれるのは嫌だ!と思い、病院を後にしました。
私一人が戦っても、何も解決しなかったし、力が不足です。
看護自体にも疑問が生じ、看護師をも辞めようと思っています。
そして、病院は本当に何をされるか解らない所だと実感してます。
なんとか、改善する事が出来ないものか??と思って検索をして、此処を知りました。
何か、良いアドバイスをお願いします。
辞めたと言っても、患者さんが心配です。
安心して医療を受けられる病院って有るのでしょうか?
この直訴状に対するコメント

直訴状1697  (04/02/02)  (患者)  (KO)
直訴状1696さん 1687さんへ
患者→医師への謝礼に関しては本当に困ったものだと思います。
本人・家族・親族いくつもの入院・病院の見舞いを含め渡り歩いてみて全体的に感じたことは
看護婦さんは「いただかない」という意識が比較的徹底されていらっしゃることです。
問題はむしろ医師でしょう。
昨年父が長期入院をしておりましたが、6ヶ月経っても治る見込みが無いため、
浜松聖隷病院から、遠く離れた東京の病院に移る様に言い渡されました。
長期になると転院させられる制度は理解(はしていないけれども)知っていたため
OKしました。その時の婦長さんのセリフが忘れられません。
正確ではありませんが、「あちらの婦長さんによく根回しをしておいたほうがいいですよ」と。母は即「現金を渡せ」というように理解しました。
私が猛反対していたのでそれまでは一切渡したことはありませんでした。
(父は深夜俳諧失禁なと手間のかかる患者でした)
先日までお付き合いしていた彼氏が民間大学病院の研修医をしています。
彼曰く「見返りの為に心付けをわたすなんてイナカ臭い!田舎の人間はそうやれば自分を有利に見てもらえると思いこんでいる!」
と、地方をばかにしたのか、謝礼に憤ったのか・・・。
でも、自分の彼氏はお金のために動く人間ではないんだとその時はちょっと安心しました。
が、研修医一年目正確にはたったの2ヶ月後、
「入院でお世話している患者さんに御褒美もらっちゃった〜」と無邪気に嬉々として
報告してくるのには心底呆れました。
問い詰めても「自分の努力が認められているのが嬉しくて同級生たちに報告したけど、
みんな貰っておけば〜』『よかったねー』『うらやましー』という反応だったよ。
君、ちょっと過剰反応すぎないか?」
曰く、心付けとごほうびは違うそうです。
よく頑張ったね、ありがとう、というお礼だとか(呆)医師である彼の父もそのように謝礼をもらっていた人だったので、本人には悪いという気持ちはサラサラないのでしょう。
「無理やりくれるのって本当に困るんだよ、本当に迷惑なんだよ自分が悪いわけじゃないのにどうして責められねばいけないのか」と言っている割には  【菓子折の中に現金】という時代劇でしか見たことの無いようなブツをみたことがあります。
父の入院先でもカーテン越しに医師→患者への「昨日はお心使いありがとうございました」というセリフが漏れ聞こえてきます。
もちろん何を「心使い」してもらったか真実はわかりません。
でもそれを耳にしただけで、「やはり皆お金を渡しているんだ。ウチもしないとまずいかも」と心理的に追い詰められてしまうのです。
難病や長期入院患者の家族心理とはそういうものです。
それをどこかに訴えたくて悩んでおりましたところ、病院長宛てで良いのではという意見を拝見しました。
でも心配なのは、そのような体制に染まった病院が本当に改善をしていくでしょうか。
第三者的な機関に訴えた方が効くのでしょうか。
とりあえず内容証明で改善要求をしていきたいと思っています。
長々ともうしわけございません。
さいごに繰り返しますが、患者さんによる謝礼の押し付けは反対です。
周りはたかだか「菓子」と思っていませんよ。

≪レセプト開示の方法のあとについて教えを乞いたいのですが≫
さて、連打恐縮です。
医師の一般の常識・医師の非常識に、カラ請求がありますね。
以前医療事務として勤めていた開業医ではイヤというほど目にしました。
今回は今話題のそれとは少し異なりますが、意見を聞かせていただきたくて投稿いたします。
まず、勤務医が投薬だけでよい(たとえば花粉症)の薬を自分の勤務している病院で欲するとします。
しかしどういうわけか、皆仲間うちでカルテを書きあって処方箋を出しています。
理由1: 担当医本人が処方箋を出せないため(薬剤部でチェックしています)
理由2:自分が診察されるヒマがない(これは百歩譲って許す)
ところが先日黙って、彼女であった私の名前を使って予約→診療→投薬されたことになっており、たいへん驚きました。
書き忘れましたが、研修医は労働者と正式に認められていないため、国民健康保険乃至、親の被扶養者となっています。要は3割負担なんですネ。
そこで社会人の私の(他人)2割負担である名義をつかったわけです。
診察時も本人が診察室にてコンピュータに投入するのですから、男女の違いなど誰にもバレません。
(2度目はお金は本人が払っていますが、1度目は私が気づく前に、花粉症の薬を「売って」くれました←コレって薬事法違反でしょうか)
保険証も診察券も貸した訳ではありません。
そこの大学病院ではコンピュータによって管理されているため、
診察券の患者番号を暗記して入力すれば、いちどその科にかかったことのある人間へのなりすましは可能なのです。
これは犯罪行為に当たるのではないでしょうか。
レセプト請求による自己管理の必要性を実感したできごとでした。
今、社会保険事務局に行って開示の要請をしてきたところです。
ところが、そのご、開示されてもどのように対処したらよいかわからないのです。
社会保険事務局の方に尋ねても知らないとのこと。
どなたかご教示いただけないでしょうか。
宜しくおねがいいたします。

この直訴状に対するコメント  コメントその2

直訴状1696  (03/28/02)  (医師)
1687の方へ
確認ですが、貴方は「早く刺してもらいたい」のですか? 私はある民間病院で勤務医をしていますが、患者さんからの金品は一切受け取らないようにしています。病院の方針がどうとか、人聞きが悪い、とかでは無く、個人的にそういうことは嫌いだから受け取りたくは無いのですが、 そう説明しても無理やり渡そうとして粘る(はっきり言って診療妨害です。)人が大変に多く困っています。 何故でしょうか?患者さんである皆さんも自分の心の中をよく見てみて下さい。 「他の人よりも丁寧にみて欲しい」「自分を特別扱いして欲しい」そういう気持ちはありませんか? 私は頑なに拒んでいますが、そのための時間的、精神的なロスは多大なものがあります。多分大抵の人は根負けして、黙って受け取るようにするでしょう。その方が次の患者さんを待たせなくて済みます。 少なくとも私の知っている大半の医師は贈り物などで患者を分け隔てするような事はありませんでした。と、言うより、誰からもらったかなんて事はすぐに忘れてしまいます。 受け取る医師を非難する声を良く聞きますが、渡す患者を非難する声はまり聞かないようです。でも、「金品を渡す」と言うことは「自分を特別扱いして欲しい」、裏返せば「他の人は蔑ろにして欲しい」と言う気持ちの現れでは無いでしょうか。 大半の医師は自分を必要とする患者さんに最も力を注ぎたいと考えています。我々の力も時間も有限です。それを無用に削り取るようなことはやめて欲しいものです。 貴方が優先されると言うことは、誰かが後回しにされている、と言うことです。みんなが順番通りで不平を言わなければ、そんなことは必要ないのですから。何故贈った人は非難されないでしょうか? まあ、一部に要求するバカ医者、バカ看護婦がいるようですが、そんな連中はネットでも投書でも、どんどん実名で晒し上げて下さい。間違いや、誹謗中傷も出るでしょうが、本当に誠実に仕事をしている人達はそんな事ではびくともしないと思いますから。 少なくとも、贈り物は一度断られたら素直に聞いて下さい。そのために次の患者さんを待たせるようなことはしたくありませんから。貴方のために使う時間は、イコール次の患者さんの待ち時間です。御協力お願いします。

直訴状1695  (03/26/02)  (患者)  (芳野)
私は昨年から先月まで、脱臼骨折にて手術入院後、県内の整形外科にて8ヶ月間外来PTを受けました20代の女性です。ここでのリハビリ期間、とても不愉快な思いをしました。同年代の担当PTの治療がとても痛くて意識が飛びそうになるのを訴えると、 「痛いのは僕に解るわけがない、こんな怪我をするようなことをした君が悪い」といわれたのをはじめ、外来も1ヶ月を過ぎると容姿(胸や顔)の事を言われはじめました。極めつけは「こんな怪我してても彼氏にやることやってもらってるんでしょ?」・・・モラルの低さというか、プロ意識に欠けるというか、ものすごく不愉快でした。隣で治療している患者の病名を平気で私に言ったり、守秘義務なんてないに等しいような所でした。 しかし抗議したくても、経済的な理由や交通の便のこと、この病院以外に評判の良い整形外科は近くになかったし、逆恨みされてあとで変な風に治療されると怖いという気持ちもあって黙るしかなかったです。精神的にかなり不安定になってしまいました。 あげくに「年の割には暗すぎる」とか「もっと楽しそうな顔してよ」と言われ・・・怪我の不安や痛みを抱えながら、担当PTを怒らせないように気を使って話をしていました。外来PTは苦痛以外の何者でもなく、精神的にも参りました。周囲のスタッフも誰も注意してくれず、むしろ私たちのやりとりを楽しんでいるようで、毎日家で泣き寝入りしていました。 数ヶ月後、このPTから携帯の番号を渡され指定の時刻にかけるよう言われました。時間通りに電話をしてみると、 「治療の経過が悪いからこのままだと自分の評価が下がる。病院だと時間もないのでこれから病院と自分の家と両方来て欲しい。1日2回リハビリを行えば予定通り快復するし、自分の評価もあがるから」 というような内容でした。結局、自分の評価しか考えていないんだなとすごく悲しくなりました。でもその時は同時にすごくパニックになってしまって、このまま治らないのも嫌だったので了承してしまいました。 友人などの助言から翌日、勇気を出して担当Dr.に相談すると他院の紹介状を書いて下さいました。転院先でようやく落ち着いて外来PTを受けることができました。 今は完治して日常にもさしつかえないですが、通院中にこのHPを知っていたら良かったのにと心から思います。リハビリでは、怪我以外に患者のメンタル的なケアをしてもらえるところはないのでしょうか?半年以上の通院は毎日が不安と恐怖と憂鬱でいっぱいでした。このことがきっかけで病院にはあまりいい印象がなくなってしまいました・・・。

直訴状1694  (03/23/02)  (その他)  (心配な孫より)
医師の方や、医療に関してではないのですが・・・・私のおばあちゃんは、長いこと入院しています。最近だんだん、看護婦さんが、おばあちゃんのことを蹴ったり、乱暴に扱うようになりました。・・・・これは、看護ですか??悲しくて、どうしていいか分かりません。こうしている間にも、いじめられてるかと思うと、夜も眠れません、こういう場合は、どこに、誰に、救いを求めればいいのでしょう!!お願い、これを見た人は、教えてください。

直訴状1693  (03/20/02)  (患者) (みいよ)
すごくはずかしいですが、ご相談します。 私は今2つ目の病院で性病と診断されました。 最初の異変に気づいたのは13年の12月頃でした。 不妊治療で有名な産婦人科がちょうど会社の裏にあり、 最近きれいに改装して、繁盛もしていたので行ってみました。 一週間後の検査結果は「何も異常なし。かぶれているだけ、おりものは体質的なものでどうにもならない。」とのこと。 軟膏をもらいましたが、よくならず、年明けて1月にもう一度 どうしてもよくならないから、とまた検査してもらうが 一週間後の検査結果は異常なし。 もちろんよくなりませんでしたので、2月にまた病院へ。 おりものを少なくする錠剤を頂くものの、かゆみはおさまらず 薬が切れるとまた増えましたので、今日病院を変えてきました。 私の症状をみたとたん「うーん、ひどい。これはヘルペス・・・いやトリコモナス膣炎か・・・」と御医者様もうなるぐらいでした。 顕微鏡で病原体もみせてもらいました。 どうして1回見ただけでわかるぐらいなのに、 3回も検査までしてて異常なしなんでしょうか? 10日程で治るはずなのに3,4ヶ月も苦しみ、私にとっては治療費もバカになりません。 お付き合いをしている男性にも伝染した可能性も多いにあり、薬を飲んでもらうことにもなりました。 病気になった原因は私にあるかもしれませんが、どうしても最初の病院に不満をいいたいのです。 親には知られたくないのですが、同病院に通院しています。 私の目的は謝罪と、できるなら治療費の返還です。 どう対処すればよいのでしょうか?

直訴状1692  (03/19/02)  (看護師)  (りろい)
医療事故。起こるべくして起こるんでしょうね。 病院は、収益を上げるための企業なのですから。 私は、夜間の看護学校に通う看護学生です。サービス業、事務職を経て一念発起、 準看免許を取って、働きながら正看免許を取るために勉強中です。 決して、若いとはいえない准看護婦で、しかも経験も浅いです。 私は今、ある総合病院に学生アルバイトとして雇われています。 待遇は、8:30〜17:00、45分休憩。時給860円です。 この待遇は免許を持っていない「一般学生」アルバイトと同額です。 授業は17:30開始です。まず、間に合いません。 患者さんからは、「ここの看護婦は時間になったら、きっちり帰る」 と言われます。はい。帰ります。私は、「学生」アルバイトですから。 仕事は、私の生活のための手段のひとつなのですから。かといって、患者さまを粗末にしてやると言っているわけではないのです。 多くの病院、医院は、ぎりぎりの正社員と雇用条件をぼかして人件費を削って雇ったパート、免許を持っていない準看学生に看護行為をさせています。 準看学校時代、免許を持っていない19歳のクラスメイトが注射や点滴を行う話を耳が腐るほど聞いてきました。責任をもてない人にそういう仕事をさせる土壌が医療現場にあるのです。「出来ません」といえば、先輩の看護婦たちからいろんな目に合わされるんですから。 職員と言われる看護婦は、学生やパートより格上であるかのように振舞います。 看護婦が足りない!!だから、パートも学生も正社員と同じ責任でしっかり働け。でもパート、学生の契約だから給料が少ないのはあたりまえ。余計な口をはさむな。それがいやなら、自分の力で正社員になってみろ。こういう雰囲気の中で働くのです。 一般の皆さん、自分に置き換えて、こういう環境で長く働きたいですか? 私は会社員から看護婦になってみて、本当に驚くことばかりです。


直訴状1691  (03/15/02)  (患者) 
一度きりの人生なので勇気をだして投稿してみました。私は数年前に副鼻腔炎軽減の為、鼻中隔彎曲矯正手術をしました。その後、鼻水や膿が喉へ落ちてくるようになったり、半年位それまで経験したことない鼻詰まりが起こりました。その後徐々に鼻詰まりは軽減してきましたが、何か鼻の通りが良すぎるような気がするのです。喉も咽頭も発赤していて、鈍い痛みもあり膿も所々についているようです。朝起きると必ず喉に膿混じりの液体が溜まっています。また、頭痛の発生率が以前より高くなっています。後頭部を中心に湿疹みたいなものもできるようになりました。関係ないかも知れませんが脳が萎縮し始めています(私は25歳です)。風邪も引きやすくなりました。鼻の手術とは関係ないのでしょうか?どなたか教えてください。

直訴状1690  (03/15/02)  (医師)  (mambo)
1680に対して
ずいぶん勝手な患者さんですね。誰が見てもそう思うでしょう。耳鼻科の開業医が入院が必要な状態だと判断し、紹介までしていただいて、何かご不満なんでしょうか。家庭の事情で入院できず悪化しても、それは患者さんの責任で、医師には「いやだというものを止めることはできない」のですから。説明不足といわれますが、「ぶり返す」だけでは説明不足なんでしょうか。十分怖い結果ですよ。たいていの患者さんなら怖くなって無理してでも4日間程度入院するでしょう。それだけの説明をお聞きになって、通院治療か入院治療かを選択するのは患者さんです。いわゆる「インフォームド・コンセント」ですね。
 あなたの行為により紹介医のメンツが潰されたということはないでしょう。あなたも紹介先でケンカしてきたわけではないでしょうから。ただ、通院治療では不十分なことしかできないので「こちらのやり方でさせてもらう」という言い様がないのだと思います。
 たとえば私の経験ですが、たいていの早期のガンの患者さんで医学的に見て妥当なら、手術を受けられます(たいした合併症もなく手術すれば90パーセントの確率でよくなるが、しないとたいてい死ぬというケース)。でも中には手術を拒否される方もおられます。これもその患者さんの選択で、医師にはどうすることもできません。

直訴状1689  (03/13/02)  (医師)  (通りがかりのやぶ医者)
ちょっと目を通しましたが、こんな所で叫んでないで厚生労働省に投書なさい、と言いたいですね。医者として本音を言わせて頂ければ、厚生省の長年の失策のツケを医者に払えと言われても冗談じゃないという気分です。医者はむしろ被害者です。病院や医者の影に隠れて反省もしない厚労省こそ多くの問題の根元です。僕はもう疲れた、どうでも良いや、という気分ですね。

直訴状1688  (03/12/02)  (看護師) (ピノコ)
皆さんにお聞きしたいのですが、当施設では透析を行っております。
透析にも昼間の透析、働いてる人たちのための夜間透析というものがあります。(17時以降の透析開始)しかしながら、17時以前に透析はじめてるのに夜間透析になってます。こんなことって他の施設なんかでもあってるのでしょうか???ちなみに保険点数500点ぐらい違うみたい・・・

直訴状1687  (03/11/02)  (患者)  (腎臓さん)
茨城県の**町にある****病院についてです。
ここは、周辺の5か町村が母体になって設立している公的病院です。つまり、職員は地方公務員になります。
私は、そこの病院で人工透析を受けています。
そこの透析室はあまりにも非常識で犯罪的なのです。
今日び、公的病院はもちろん、普通の私立病院ですら患者からの心づけは一切受け取らないのが常識ですよね。人工透析などは、とくに始まったらずっとその病院にお世話になるため、入院退院といった節目がないため、贈り物の時期はかなりの出費になるので、こういう心づけお断りというのは随分助かることでした。
公立の病院はまして、地方公務員が職員なのですから、現金や商品券は賄賂になりますから、当然受け取らず、こういう心配を患者がしなくてすむと思っていたのです。
ところが、この****病院は違うのです。医師、婦長、技師など、お中元お歳暮の時期には、商品券現金もらい放題、もちろん、それ以外の果物、飲み物、お菓子などもです。特に、技師さんはひどく、現金を包む患者の針刺しの順番をいつも早くしたりして、お金を渡す患者を特別扱いするので、早く刺してもらいたい患者はいつもお金を渡しています。その額も、3万円位でないと相手にされず、お金を渡せる経済力がない患者は後回しにされ、技術が未熟な看護婦などに刺されてしまいます。一般の看護婦などには現金は渡しませんが、医師、技師、婦長などには渡さないとその後の扱いに差がついてしまいます。
現金がムリでも、お菓子や飲み物を事あるごとに渡し、患者会から商品券を渡しという具合で、本当に困っています。
医療従事者としてでだけでなく、公務員としても違法なこの行為、でも、患者の立場からは中々言えないものです。みんなやってるのに、自分だけ贈り物をやめる勇気もなく。警察などが収賄なんかで摘発してくれないかと思うこのごろです。
この直訴状に対するコメント

直訴状1686  (03/07/02)  (医師)  (Wheel)
直訴状1683について
医師として一纏めにされてしまうのも残念ですね。
態度が悪いのは医師だからではなく、その人だからだと思います。
医師も人間である以上、世の中の人と同じくらいの割合(個人的感想ではやや少ない割合で)で態度の悪い人はいると思いますよ。
主治医と合わないと思えば、病院はそこだけでないので主治医を変えるのも良い選択肢の一つと思います。
ただし、必ず紹介状はもらって下さい。それがないと、今までの経過が分からないため、患者さんと次の主治医にとってものすごい負担となってしまいますので。

直訴状1685  (03/07/02)  (医師)  (Wheel)
直訴状1680について
医師の行為が医療行為として認められるには、ご存知かもしれませんが
1.治療を目的とすること
2.医学上認められた手段および方法であること
3.患者,保護者,代理人などの承諾のあること が必要です。
つまり、ダイヤモンドダストさんが治療は必要ないからするなと言えば
入院中であっても3に反するため治療できないということです。
先生「這ってでも帰ると言われたら止めるわけにはいかんしね」
というのは、治療を拒否されれば無理矢理入院させて治療はできないから
「うちのやり方で治療して良いのですね?」
総合病院ではなくうちの病院で治療をされますかという確認だと思います。

直訴状1684  (03/01/02)  (その他)  (ウィルスチェッカー)
直訴状500について                           
 以下のような記述が有りましたがこれは辛辣な感じを受けました。医師の傲慢とも取れる内容にビックリ!!「さらにひどいのは」「いまだにいる」「多くの良識ある方々」「このような事が繰り返されない為に」「最も良い自衛策」のような表現は何かしら悪意的なものをを感じました。一見親切心での投稿に見えるのですがこの部分に関しては明らかに特定の団体や個人に対しての中傷攻撃に感じました・・・。(残念です)
 確かに医師の同意無く骨折の患部に施術をしてはならないのですが、評価・応急処置に関しての制限は無いはずです。さらにこのような書き方まるで「接骨院は骨折を含め何もしてはならない」「接骨院に行ってはならないまるで無駄だ」と言ってらっしゃるように聞こえ、医師という立場を利用して弱っている患者の心の隙間につけ込みさらにその先にいる多くの良識ある方々の中に誤解を生み拭い切れない悪い印象を植え付けるのではないでしょうか?私は上記のようなことが意図的に行われていないことを切に願い信じたいと思います。
直訴状500の内容(一部抜粋)                       さらにひどいのは子供が骨折したときに接骨院につれていく学校や親がいまだにいることです。接骨院は多くの良識ある方々はご存じのとおり医師ではなく、法律で医師の同意なく骨折の患部に施術することを許されていません。このようなことが繰り返されないためには患者側がもっと知識を持ち、どのようなときにどこを受診したらよいかを研究するのが最も良い自衛策になるでしょう。・・・

直訴状1683  (02/26/02)  (その他)
お医者様にお聞きしたいと思います。患者の心理は、まったく勉強しないのでしょうか?また、治療には関係ないから患者の気持ちはどうでもいいのでしょうか?
というのは、母のことですが、横浜市にあるS医科大付属S病院の泌尿器科に通っています。腎臓を悪くし、いま、バルーンカテーテルにより尿を排出している状態です。3週間に1度(以前は1ヶ月に一度)管の交換に行っていますが、そのたびに病院から帰ってきて出血、ひどいときには発熱があります。これについてはしょうがないのかもしれません。体質とかあるでしょうから。ただ、出血等が心配で翌日なりに、再び予約なしで(というかできませんよね。)病院に行ったときのことです。そのとき、「あなたの管理が悪いからこういう状態になる」(管には挿入の目安のしるしがあるそうですが、管交換後は、そのしるしは、いつも体内に入り込んでいる)と叱咤されたり、この間は、「調子悪いのになんで早くこれない。病院にも都合があるのだから。まったく”ずうずうしい。”」といわれたそうです。その日は手術日で、母も、「担当の先生でなくてもいいので」と、受付の方に伝え、また、早く行くと待ち時間が長く、体が持ちそうもないからということで、遅めの時間に行ったそうです。そういうところが、「ずうずうし」飼ったのでしょうか?それとも、調子悪くても、予約・
ウしだと「ずうずうしい」のでしょうか?
また、以前入院時、退院日が決まったときに、昼食後に退院したいと申し出ました。その前の入院時も、家族のものがみな、仕事をもっていたものですから、そのように対応してもらっていました。私もそのとき母と一緒にいて、「申し訳ありません」といったのですが、母の担当医師は何も言わず、ナースステーションに入り、「**さん、”また”(ここを強く言った)ひるめし食べてから帰るってよ。」と大声で言ったのです。ここにもかけないくらい色々といわれていることを母から聞いていたのですが、こういうことかと思いました。
確かに、母にもわがままな点があるのかもしれません。でも、「病は気から」という言葉がありますが、通院日の前後は、母はかなり不安定な状態になります。これが発熱等につながっているのかもしれません。そういう意味ではこの医師は、治療している反面、病気の原因にもなっているのです。そして、こういう医師でも出世できることが信じられません。一時、医者の不祥事が重なり、”モラル”ということも言われているようですが、大学で、現場で、実際患者の気持ちというのは、どういう扱われ方をしているのでしょうか?
わたしは、その「ずうずうしい」という発言をした事を聞いたとき、すごく頭に来て、担当医本人に聞いてみようといいましたが、それで、関係が悪くなるのを嫌がった母に止められました。また、証拠を取っていないので、そんなことを言っていないといわれればそれまでです。今は医者を選べる時代だといいます。他のHP上では「対応のいい病院」として扱われているのが不思議です。これは私達家族側からの意見でしかありませんが、””母の病院を換えるとき””ぜひともご本人に、こういう応対の意図をお聞きしたいと思います。
この直訴状に対するコメント

直訴状1682  (02/26/02)  (患者)
広島県呉市にあるS耳鼻咽頭科という病院へかかりました。昨日1日中、鼻汁とくしゃみの症状が続き、大変辛い思いをしたので、病院で診察してもらい薬の処方をしていただこうと思い、受診したのですが、医師の対応に大変がっかりさせられました。診察室に入ってから、医師の診察を受けたのですが、問診の際、何を言っているのか聴き取りにくく、2度聞き返しました。すると医師の表情が強張り、聞き返した内容を再度言う事はなく、強い口調で「たぶん、アレルギー性鼻炎だから薬を出しとく」と言われ、先程の質問内容をもう一度言ってくださることはありませんでした。何を聞かれたかもわからず、たいした質問ではなかったのかと思い、掃除をしている際にも同じような症状が現れることを伝え、花粉が原因か埃が原因かを尋ねたところ、「それはわからない」と言われ、調べることはできないのかと尋ねると、血液検査で分かるようなこと言われたたのですが、検査の話にはふれることはなく、処方についての話になり、処方される薬の副作用について尋ねたところ、「副作用のない薬なんかないよ、だったら処方はしない」と言い、カルテに書いた処方を目の前で消し!
、看護婦に「処方は取りやめてくれ」と大声で言われました。「薬を飲んでも治らないんだから、自分で我慢できるならいいでしょう」と言われ、まくし立てられ発言をすることもままならないまま、次の人がいるから、早く診察室から出て行くように言われました。私はそのまま、わけがわからず退出したのですが、帰宅してよく考えてみると、あのような対応はどうかと思いました。自分に処方される薬について知りたいと思うのはよくないことではないと思うのですが・・・。それにしても、もう少し言い方があると思うのです。あれでは、ただただ恐縮してしまい、何も言えずに帰ることしかできません。上から見下ろすような言い方は控えて欲しいものです。全ての医師がこうであるわけではないとわかってはいるのですが、衝撃を受けたので記載させていただきました。

直訴状1681  (02/25/02)  (患者)
私の兄は、*****病院に入院しています。タクシーの運転手の間では、高額な医療請求されると有名です。だけではありません。私の兄が転院させられ、ここに入院したとき、2階担当の年取った。婦長は、ベッドが空いてないとちょっと待ってちょっと待ってといって、高額なッベッド個室を4時間以上またさせ見るからに値段と比例しない、死ぬ前にいる個室に通された。翌日月30万円するベッド代のために払えないから、何処かほかの病院を紹介してくれといったら。ちょっと待ってと婦長はベッド代4千円のがら空きの3階大部屋にとうしたのだ。その間一回も主治医もあってもいないし、名前さえわからない。看護婦に聞いても鳩が豆鉄砲食らった顔をするのみである。挙句の果てに、どんなごようなんですかときたで、プロにすることには素人は、口をはさむなだ、治る病気も治らなくなりますよと。と主治医の話をすると、鈴木先生ですよっと、ベッドの頭の上に書かれた。張り紙の医者の姓名と明らかに違うのです。うちの兄も入院して一回も主治医らしきひとにあっていません。インフォームドコンセンス?何やらをとろうとしてもこれじゃ看護婦さん。もっちょっと患者の立場、を理解してほしい。1週間もして、主治医もろくすっぽわからないし、勿論今後の兄のちりょうほうしんをどうやっていかれるのかおしえてほしいのです。不安です患者も家族もそうなんです。忙しい仕事の中で、その仕事の中でもう少し患者の時間をさいてください。患者家族は、あなたが退社看護婦より弱い立場です。兄は肺線維症で動けなく、かつ分裂症をかかえております。本人(患者)は、のみの心臓です。一般の患者さんより心配です。どうにか心のしこりをっとてほしいです。

直訴状1680  (02/23/02)  (患者)  (ダイヤモンドダスト)
水曜17時、喉痛が強くなったので耳鼻科(入院無し)へ。待つこと1時間診察受ける。
扁桃周囲炎..2年前にも点滴通院している。
私「家庭の事情もあるので出来れば通院でと頼む。」
 先生「無理、明日木曜で休みだしね。総合病院紹介します。通院は先生と相談して 下さい」
先生、TELで総合病院の先生に真に申し訳無いが・・・とかなり丁寧に頼んでみえる。
総合病院で--診察の結果炎症が治まるまで4日は入院が必要とのこと
私「家庭の事情で出来れば1泊入院であと通院でお願いしたい。」と強く希望する。
先生「ん〜一旦治まってもそれではぶり返す可能性が高いですよ」
私「1泊入院して明日中お世話になり可能なら近くの耳鼻科に通院したいのですが 良いですか?」
先生「這ってでも帰ると言われたら止めるわけにはいかんしね」
私(??どう言うことかなぁ治療はここで確実にしてやりたいが事情があるならその 方向でも可能ってことかな)と納得する。
----入院---朝食...全粥  昼食...私のが無いらしい。看護婦さんが運んでくれた「ゴメンネ全粥なくて...」なんと立派なご馳走。私目が点状態。
他にも、あれこれ「えっ!?」と思う事あったが命に関わらないので目をつむる。
ここまでが私が不満を持つまでの経過です。
---退院の翌日----返事を持って最初かかった耳鼻科へ
中待合で待っている時先生の話し声が聞こえる...
「...入院してくるように言ったんだけどなぁ...」私の事かな???
そして診察
先生「まだ痛いでしょう」
私「痛み少し残っていますが、随分楽にしていただきました」
先生「こんなこと言ったらあなた怒るかもしれませんけどね。あなたにも家庭の事情があるかもしれませんが、こちらも総合病院の先生に無理をお願いして頼んだんですよ。それを無理に退院されてもねぇ」
多少言葉は違っていると思いますが大体このような会話でした。
私はこの言葉に驚きました。可能であればと無理をお願いしましたが、納得して頂けたと思っていたからです。ですから私の希望が両先生にひどく迷惑をかけているなんて考えていなかったのです。そして先生は、「うちのやり方で治療して良いのですね?」と私に尋ねられたのですが、その質問も私には不思議なのです。
先生方の治療をしてあげる。と言う気持ちはわかるのですが、もっと説明をして頂かないと、患者には病院の都合は分かりません。その時点で退院する事によりどんな恐ろしい病気を引き起こすか、どんな治療が必要かなど。ぶり返すの一言しかなかったのですから...。
しかし、私以外の立場の方からみれば違った意見もあるかと思います。簡単な説明でご理解して頂きにくいかと思いますがコメントお願い致します。
この直訴状に対するコメント   コメントその2

直訴状1679  (02/19/02)  (その他)  
千葉にある**病院の医療体質に対して、とても不満があったので直訴します。
患者の家族の立場から書きこみをします。(今日、本屋で「行っては行けない病院」という著書の中から、**病院の医療訴訟のことが掲載されており、インターネットで**病院のことを調べるうちにこのHPを見つけました)
2000年の5月に**病院で祖父を亡くしました。このときの病院の対応があまりにもひどすぎました。
・まず死亡宣告をしなかった点です。(担当医師が、私達家族の顔を見て「一応、死亡を確認しますか?」と聞いてきた。このときに私達が、「はい」と言わない限り担当医師は、死亡宣告をしなかったと思われる。ただひとつ気になることがある。祖父は、果たして担当医師が死亡宣告の確認義務を怠ったら、死亡時刻は一体どうなるのだろうか?もしこの『確認』を担当医師が、怠って遺族に言わなかった場合、除籍謄本の死亡時刻には、死亡診断書の死亡時刻が記載されるので、死亡の時間をずらすこともできてしまうのではないだろうか?病院ぐるみで遺族に死亡時刻を催促されないと言わないのでは、とても問題だと思われる。死亡診断書を改ざんしようと思えばいくらでも出来てしまうではないか?)
・祖父は、入院してから数日後、IVHに切り替えたにも関わらず「給食は、止めることができない」と病院側から言われ病院食代を請求された。(これは、不当な請求だと思う。いくら2億円の訴訟があったからと言って、ここまで患者から毟り取る精神が信じられない)
・祖父が危篤状態に陥ってから、個室が空いているにも関わらず、個室の提供がなかった。(普通は、臨終間近になると他の患者への考慮から個室へ移すと聞く)
・祖父の死亡後、不用意に看護婦の病室への出入りがありすぎ。(婦長に葬儀社の来るまでの間だから、遺族の気持ちも考慮して欲しいと願い出たが、死んだら早く出て行けという態度だった。←この婦長の人間性を疑った。同室の患者は、遺族を気遣ってかこの間誰もナースコールを押していなかった)
・祖父の死亡診断書を婦長が渡さなかった。(葬儀社が死亡診断書が無いことに気づき、渡してもらった。)葬儀社から婦長に「診断書がないのですが」といわれすごく嫌そうな顔をして、ナースステーションに取りに行った。葬儀社が、祖父の遺体を引き取りにきたときもこの婦長は、終始「早く出て行け」といわんばかりの怠慢な態度だった。だったら始めから霊安室を用意するべき。この病院は、霊安室すらない。遺族の気持ちを考慮する気持ちのかけらすら見えてこない。


直訴状1678  (02/16/02)  (患者)  (特定疾患リストラ浪人)
私は、現在離職して14ヶ月めです。平成11年5月に後縦靭帯骨化症と診断され、二回の手術を経て4ヶ月の入院、4ヶ月の自宅療養の後あまり症状もよくならないまま会社からの早く職場復帰しなければ責任をもてないと言われ平成12年3月より出社。8ヶ月後、成績の不良を理由に退職勧告。12年末に会社都合退職、現在にいたっています。昨年末、下肢四級の障害認定を受けました。
 私が、今回不満に思って、直訴状を出しますことは、後縦靭帯骨化症の社会的認知のなさ、一般人が知らないのは仕方がないとしても、医師免許を持っている者が
診断、疑いを持たなかったことなのです。そう診断されたときには、思えばすでに5年半が経過していたのです。なぜそうなったかというのが、平成6年1月に近所の開業医(整形外科)に手の指に強いしびれを訴えて受診しましたが、レントゲンを撮りそれにて、老化によるものと言われ、シップ、牽引、電気療法の治療を受けました。2,3ヶ月通ったと思いますが、よくもならずしびれは取れないと言われていたので通院はやめました。カイロプラクティス、整体、指圧、鍼灸などに頼っていました。その医師の”老化”なる不用意な一言が私の人生を変えたと言えるのです。
 ちなみに43歳のとしでした。そうか、しかたがないなとの思いが、真実を追究する気持ちを奪ったのです。頚椎の圧迫期間が長かったためにこのように障害が残る結果になって、私から色々なものを奪ってしまったのです。
 その医師に対し損害賠償を請求したい気持ちです、できないものでしょうか?
 ご覧になられた方のご意見をお聞きしたいと思います。

直訴状1677  (02/15/02)  (患者)  (石原 薫)
 診断書について
現在十三にある某精神科医院に通院中の神経症に悩む一患者です。 
一年近くその医院でお世話になっていますが、現在主治医と診断書をめぐって対立が!
11月の末に法的機関に提出するために主治医である女医さんに診断書を書いてもらいました。 
ところが年明け以降、急に診断書に書いた病名は“変わることもある”といいだしたり、他の医者に移ってくれと言うようになりました。 どうも上のほうから(関西のエライ精神科医で彼女の恩師)そんなことにかかわるなと言われたらしくて。
でもすでに自分のサインがある診断書を提出してしまったし、女医さんは大いに焦っている様子です。
年明けより私をやめさせようとあの手この手です。 なんで病院でこんな目にあわんといかんのでしょうか。
医師には勝手に患者を追い出す事も出来ないので、とにかく私から出て行くようにと仕向けられています。 医者を変われといいつつ『でも紹介状は書かないから、タウンページで調べて飛び込みで行ったら?』 『私の専門じゃないし』 そんなんやったらはじめから診なければ、診断書も書かなければええのに! 10ヶ月以上も時間の無駄をしたじゃないですか!!! 精神的にもボロボロです。
もし女医さんが診断書に嘘を書いていたら公文書虚偽罪(っていうかどうかしりませんが)、 しんりょうきょひも罪になりますよね!!!!  

直訴状1676  (02/08/02)  (その他)  (Mr・Y)
初めて投稿いたします。
私は、3歳の父親であります。
私の息子が、上腕骨顆上骨折である公的病院に入院いたしました。
指や手がパンパンに腫れ、動かさないことを再三訴えました。
しかし、診察というより見て終わり。。。
何の処置もしてもらえませんでした。
5日過ぎ、退院予定日を迎えました。
しかし、治療に不信感を覚え、別の公的病院に転院いたしました。
そこでの診断の結果は、二次的障害としてコンパートメント症候群になっており、緊急を要する手術が必要だと・・・
結果は、壊死した筋肉の摘出。当時2歳にして、上腕の数箇所の筋肉が摘出されました。計四回の手術を受け、現在も治療中です。
証拠保全を行った時、カルテには親の訴えは記されており、神経質な親という一言で片付けられておりました。
知ってか知らずか、コンパートメント症候群を疑うことはありませんでした。
転院先の病院では、診察中にほぼ間違いないと診断されました。
同じ公的病院なのに、こんなに医療の質に格差があってよいのでしょうか?
悔しすぎます。悲しすぎます。
医者の無知は、犯罪です。そう思いませんか?

直訴状1675  (02/04/02)  (その他)  (うさぎとかめ)
大きな疑問??
現在、市町村での保健婦採用となっていますが、助産婦の資格を有する保健婦を採用した場合、助産婦としての業務(分娩介助)は行ってもよいのか?公務員という立場上生じる問題はないのか?特に、離島や僻地の場合は専門職の不足でやむを得ない状況というのが生じると思うのだが・・・。その時の分娩介助料などはどうなるのか?市町村の歳入となるのか?
助産婦は正常分娩しか扱えないことになっているが、離島で分娩(早産)があり、分娩介助を求められた場合、どうするべきか?応召義務は生じるのか?

直訴状1674  (02/02/02〜02/08/02) (医師)  (calm/イガクサロン・C級医学慨論)
【1】(2月2日)今日の日経新聞の1面に【診療報酬・安全対策欠く病院減額】(厚生労働省案・医療の質向上)と出ていました。よく「アメとムチ」と言われますが、これは「ムチ(鞭)」を使った方でしょうね。
 ただ、病院経営が苦しい所が多い中で「鞭」を使うと、意図に反して安全性は低下する可能性もあります。そこの所の詰めの甘さが心配です。
 赤字の多い病院が多いのですから、ここは「アメ(飴)」を使って、「安全対策を行えば行うほど従来より診療報酬が増える」方式にすれば、安全対策への取り組みも力強いものになってくれると思います。
 「鞭」か「飴」か……****省さんの「無知」を曝け出さないようにお願いしたい所です。何となく、考え方が「アメー(甘い)」感じもしてますので・…・・・・
 ついでながら、同日の日経新聞「社会面」(医療再生・読者編下・医療従事者)からの引用です。…………(46歳男性、勤務医)・・院内の医師のまとめ役である医局長をしている。病院の経営は順調だが、それでも当直明けの医師は休めずに通常勤務を強いられている。ほとんど眠らずに32時間の連続勤務になることもあり、これは患者さんにとってもいいことではない。病院の医師の間では、昔から待遇改善を言い出しにくい雰囲気があり、みんな何とか踏ん張ってきたが、そろそろ限界にきていると感じる。
 医師にアンケートを実施するなど、何とか当直明けは一日か半日休みを実現しようと取り組んでいる。それでも、経営上、簡単には増員は出来ず、特に小児科など人数が少ない科では困難だ。診療報酬で医師の技術料が低く抑えられている現状では、医師にも患者にも望ましい労働環境を作るのは難しい。・・・・・・・・・・引用了…・・
 32時間連続勤務は、ひょっとして労働基準法違反ではないでしょうか?
 国は、週の労働時間を40時間にしようと頑張っています。公務員さんは流石に模範を見せてくれて、きっちり法律を遵守されています。医療従事者の中で、特に医師は「法律破り(違法行為)」をしているのではないでしょうか?でも、何故かこちらの「違法行為」には、司直の手が伸びて来ませんね。
 「労働基準法違反」の医師や病院を早く捕まえてください。……そうしないと医師が過労で死んじゃいますよ。過労による医療ミスで患者さんも危ないですよ。
 医師はスーパーマンでもロボットでもありません。やっぱし人間です。
【2】(2月8日投函)「長すぎる」というご批判、ありがとう御座います。
 いたく反省しております。
 「研修医の過労死」事件から少しムキになってしまいました。
 今後は、小生も自分のHPを開設してそちらに書き込んで参ろうかと考えております。 
 こちらのHPの管理人さんにも色々御世話になりました。
 有り難う御座いました。
 『医療の目安箱』の今後のご健闘を御祈り申し上げます。


直訴状1673  (01/28/02)  (患者)  (電電虫)
血圧測定も満足に行えない医者・・・・血圧が高いですねー 高血圧のレッテルを貼られてしまい・・・・・保健診療のためかナニが何でも病名を付けたがる、今や血圧計はプロの道具でもなく、誰でも自由に購入出来るオモチャみたいな存在、朝夕と欠かさず自分の血圧を測定し記録していたが、病院と言う公的機関で医師の免許を持つヤブ医者の決断が正しく市販されている血圧計が間違っているとでもいうのだろうか?
また他の病院では貴方は血圧が低いと言う・・・どちらが正しいのだろうか?
単に血圧だけの話であるが、年齢プラス90と言う公式を頑固なまでにも守ろうとする・・またマニュアル教本に沿った返答しか出来ない医者があまりにも多い
私の父は20年前 膵臓癌で亡くなりましたが、貴方のお父さんは、手術しないと助かりませんよ・・結局家族の同意のもとで手術・・死亡
これが現代の医療行為なのか
初歩的な事でさえ満足に行えず、すべて高度な医療機器に任せ己の不勉強を正当化せんがための発言内容我々が病気になったとき死ぬも生きるも先ずは病院選びから・・・
また貧乏人は病院にも行けなくなるご時世・・・なんとかなりませんか?

直訴状1672  (01/27/02)  (放射線技師)  (Xray)
私は公的病院に勤務する放射線技師です。
このたび当病院の血管撮影装置が更新されることになり、機種決定は入札で行なわれました。予算の都合で機器構成にはレーザーイメージャーは含まれていませんでした。
しかし血管撮影装置メーカーがレーザーイメージャーのメーカーに働きかけ明細にないイメージャーが無償で納入されることになりました。
イメージャーが入ればそのメーカーのフィルムしか使用できず、結局イメージャーを提供してもフィルム代で元は取れるという計算なのでしょうが、こういうやり方って、法律に触れることはないんでしょうか。
疑問に思っています。

直訴状1671  (01/27/02)  (患者)  (zen)
先日小学3年生の子供が高熱を出し国立滋賀病院に行ったことです。
待合いの廊下でさんざん待ったあげく、やっと順番が回ってきたら軽く診察するだけで薬を出しておくとのこと。
2〜3日様子を見てだめならまたきてくださいとの事でした。
薬を飲んでも全く熱の下がる気配すらなく、病院で言われたように2日待ちましたが前よりひどくなるばかり。。
また、同じ病院に行きました。違う先生でしたが、「何も知らない素人が口を出さずに医者を信用しろ」など散々言われ大して診察もせずに返されました。
採血どころか、レントゲンも撮らずに。。。
納得できずにそのまま違う病院に行きました。
そこで採血とレントゲンをしてもらい診察の結果は、、肺炎で即入院でした。。
5日ほど入院して元気に退院出来たからよかったものの、国立滋賀病院の対応は目に余るものがありました。
入院した次の日、抗議のため病院に行きました。
副院長と小児科の先生、総務課長らしき人の3人で応対したが、誤診ではないレントゲンや採血は必要最小限にするべきだ。と自分たちの非を認めようともしない。暴言に対しては、そんなことは言っていないと、しらを切る始末。。
最低最悪の公務員医師をゆるせません。
この直訴状に対するコメント

直訴状1670  (01/27/02)  (その他)  (Mr.X)
clam様
毎回の投稿についてですが、長すぎます。もう少し読む方のことも考えてもらわないと・・・。ただ場所をとるだけです。

直訴状1669  (01/24/02)  (患者)  (みこ)
私はどうしても分からない。ある総合病院で入院中頭の病気があることの気づいたとき(検査をして)先生が親だけを連れて行き私にはなんの説明もなし。私は入院するとき自分に病気があった場合医師に告知されたいとちゃんと言ったのになぜ私が未成年だからといって教えてももらえない。そのあと他の病院にかわったら先生があなたならちゃんと受け入れてくれると思うからといってちゃんと話してくれた。私が病気なんだからなにより先に私に言ってほしかった。そこの病院は手術を失敗したって謝るどころかなにか病気かもといって嘘をつくし・・・なんてひどいとこだって思った。

直訴状1668  (01/17/02)  (患者)
直訴状1661について 
  私も医者と患者の信頼関係があれば、一生懸命診ているという姿勢が感じられれば、少々間違っていても許せると思います。でも、ホントに些細なことまでですけど、命にかかわりますからね。ですが、正直に謝る医者はいるのでしょうか?私の祖父が死んだのは、明らかに医師のミスでした。その治療をした若い医師は、説明には来ましたが、謝りもせず、その後一度も顔を出しませんでした。その治療で回復するはずの祖父は、その後どんどん悪化し、いろいろな器具をつけられ、息を引き取りました。謝りずらいならその医師の上司が謝ることだってできるはずでしょう?治療した本人が謝るのが一番いいに決まっていますが。それに病院の方針もあるでしょう。それについては本質を忘れてます。とにかく医者は、謝ること、間違いを認めることがいやなのでは?プライドが少々高い人が多いように思います。確かに、自信を持って患者に接しないと、患者が離れていくことは確かだと思います。だからといって、自信過剰になっているのではないでしょうか?私は、子宮内膜症で、長く治療をしてきまし!た。いろいろな病院をまわって、最終的に決まるまではかなり時間がかかりました。いろいろなタイプの先生に出会いました。そのおかげで、いい先生にめぐり会えて本当に良かったと思います。今はその先生をとても信頼しています。手術の際の入院においても、看護婦さんもとても親切で、安心できました。まとまりがある産婦人科だと思いました。風邪などで違う病院に行きましたが、看護婦には呆れてしまいます。怖いときもあります。なかなかいい病院、自分に合った病院を見つけるのも大変です。
最後に、あなたはもっと自信を持って頑張ってください。

直訴状1667  (01/13/02〜01/27/02)  (医師)  (calm/いがくさろん)
【1】(12日投稿)『悲しみよさようなら、ストレスもさような』(NHK出版、1999)からの引用です。著者のO氏は、都内の某大病院の精神科部長だそうです。
 O氏は、一般向けの本を多数出されています。
 『豊かさの精神病理』『やさしさの精神病理』『純愛時代』(以上岩波新書)『顔をなくした女』(岩波書店)『診察室にきた赤ずきん…物語療法の世界』(早川書房)などは小生も拝見しております。
 精神科は小生の専門では御座いませんが、関連分野の生涯学習という事で、勉強させて頂いております。
 症例ごとに元患者さん達の了解をとっておられるところが、当然の事とは言え、安心して読めるところです。
 それにしても、この方の本は読み易いというか、分かり易いというか、文才のある方だと常々敬服させて頂いております。
 さて、御世辞はこの位にして(笑)………引用です。
…………………………p16……尋ねてみると、(患者の)生活の仕方が滅茶苦茶でした。仕事は5時半に終るのですが、「たったひとつの楽しみ」でアパートの近くのショットバーで「ゆったりとした時間」を過ごす為、帰宅は12時。それからシャワーを浴び、深夜番組を見て床に就くのが3時とか4時。
 会社の遅刻は必ずしも「生理痛」のせいばかりではないようでしたが、その事は今は最重要ではありません。
 兎に角、うつ状態を改善する為にまず基本的な生活リズムを作る事、つまり早寝早起きが肝要、と私は説明しました。患者が嫌がると思いきや、「わかりました」と素直な返事が戻ってきました。
 ところが、それから半月経っても1ヶ月過ぎても患者の生活習慣は全く改まりません。それどころか、配送所なんか行きたくないから休職出来るように診断書を書いてくれと言い出す始末。私が「早寝早起きの生活をする為にも出社は必要」ともう一度、うつ状態を治す事の大切さを説明しかけますと、彼女は私の話を遮って叫びました。
 「早寝早起きなんて出来ませんよ!出来ないものは出来ない!大体、患者が出来ないものを出きるようにしてくれるのが精神科医じゃないですか」
 確かに患者にも一理あります。私の腕が良ければ、患者をうまく誘導して早寝早起きが出きる様にしてあげれるでしょう。しかし、あいにく私はそれ程の名医ではないので、多少は患者が努力してくれない事にはどうにもならないのです。そう私が言いますと、
 「大体ねえ、私は人に嫌われたくないからここに来たんですよっ。誰がうつ状態なんか治してくれって言いました?」
 私は手を替え品を替えて説明しましたが、彼女は理解してくれません。万策尽きて、【精神病の人だともっと物分かりがいいんだけどな】と思った時、患者が言いました。
 「私、早寝早起きなんかやる気ないですから」
 仕方ありません。私は患者に私の所ではこれ以上の治療が出来ないと話し、自分で他の医者を探すように言いました。普通ですと、自分の手に負えない病気の人は、それが治せそうな知人や医者を紹介するのですが、こういうケースだと扱える医者の心当たりがなかったのです。
 数日後、病院宛に無記名の投書がありました。**という医者が誠実ではないという主旨です。それを誰が書いたのかすぐ私には分かりました。思い当たるのは一人しかいなかったからです。…………………引用了………………………・・…
 こういう文章を読むと何故かホッとしてしまうのは、小生が三流医者だからでしょうか?「一流の先生方も苦労されておられるんだなー」と思うと、何となく元気が湧いてきます。なんか、屈折しているかなー(笑)
 ついでながら、引用の続きです。…………・・p204・……人生は長距離ドライブ。力半分とまでは言いませんが、そう力八分ぐらいで走って行くのがコツですよ。時にはパーキング・エリアで休息も取って。その方が結局は安全で、早く目的地にも着けます。・・……………引用了……………だそうです。
 「全力投球」ばかり続けていては、身体を壊しますので、気をつけたいものです。
【2】(13日投稿)p16からの引用続きです。・・…………・・p19・……さて、今回このような失敗例を紹介したのは、面接というものの性質を理解して頂こうと思ったからなのです。
 普通、面接というのは誰かがその主導権を握っています。従って、常に主導権争いの生じる危険をはらんでいるのです。しかし、それが顕著にならないのは、当事者間に一種のバランスが保たれているからです。
 精神科の面接では、当然、患者が主役です。医者は、患者がより平穏な生活を送れるように、という事だけを目標に面接をします。その主導権は医者にありますが、勿論主導権を握っていい気分になる為ではありません。
 その所を患者がわかってくれず、自分が主人公だから治療も自分の望むように進めるべきだと考えると、患者と医者の絶妙なバランスが崩れてしまうのです。
………………………引用了……………………………………・
 【主役】と【主導権】という考え方は、分かり易いと思います。
 「医療は患者が【主役】」という事だけが、誤解されて一人歩きすると、医療現場はスムーズに回って行きません・・……病気も遷延化しかねません………・他の真面目な【主役】さん達(患者さん達)のご迷惑にもなりかねません(笑)・・……
 ちなみに、ドラマや映画などでも、【主役】が居ないと成り立ちませんが、【原作者】【脚本家】【監督】【脇役】【映画スタッフ】などが、それぞれの分担を責任を持って担っているから成立している事を忘れてはなりませんね。
 ついでながら、義務教育の現場でも、子供が【主役】だなどとおだてて、【主導権】の存在を教えないと、学級崩壊に突き進みます。特に教室では、何十人も【主役】が居ますので(笑)、教師という【主導権】の存在は不可欠でしょうか……
 詰まる所、患者ー医療従事者関係もまた、当然ながら、人間関係なのですね。
 その関係を、【絶妙なバランス】で保たれていると表現されている所は、さすがはO先生です。感服致しました。
【3】(14日投函)今日の日経新聞(社会面)によれば……・……看護婦や看護士などの医療従事者は一般成人より喫煙率が高く、特に女性では4人に1人は喫煙習慣があることが13日、日本看護協会の調査で分かった。喫煙率は一般成人女性の2倍近い高さ。タバコを吸いたくなるのは「イライラした時」が60.5%と最多で、「緊張を和らげたいとき」「眠気を覚ましたいとき」もそれぞれ27.7%、18.8%あった。ハードな仕事によるストレスが喫煙につながっているとも言えそうだ。同協会は「ショッキングな結果。健康指導などを業務とする看護職が高いのは問題だ」と話している。……ちょっと残念な調査結果でしょうか。…・・
 話は違いますが、ある本を読んでいたら・……「仕事で徹夜をしていても、ある極限状態になるとやたらとハイになり、くだらないことでゲラゲラ大うけしたりする。あとで考えると何があんなに愉快だったのだろうと不思議なのだが」・……とありましたが、寝不足・疲労は「不機嫌な気分・表情」だけでなく「軽度躁状態」を招く時があり得ます。
 こういう時に、患者さんや御家族への「失言」「暴言」が起き易くなるので、大事な面談などは避けねばならないと自戒しています。また、ユーモアのつもりで軽口をたたくのも控えないと、誤解を受け易くなります。
 ちなみに、今ちょっと疲れているのですが、【1】【2】で自分は何を書いたのか・……ちょっと思い出せません(笑)。
4】(14日投函)『大病院の怪談』(梁瀬義男、講談社、1995)からの引用です。著者のY氏は小児科医で、出版当時は******夜間急病センターに勤務されておられたそうです。…………………p74…………今の世の中、どこの分野でも経営合理化が言われるが、医療の分野には極端な合理化を求めるべきではない。医療に手抜きは許されないのだ。少ないギリギリのスタッフでやっておれば、疲労から注意力の低下を招き、それこそケアレスミスを起こしかねない……・・・・……・
・・…………p239・・……病院職員数を見ても、(日本は)欧米医療先進国のそれに比べて著しく少ない。100ベッドあたりの職員数を比べると、ヨーロッパ諸国の平均は185人で、アメリカは350人であるのに対して、日本ではわずか80人である。欧州諸国の半分以下、米国の4分の1以下の数である。医療現場の主役を担う看護婦数も、ほぼ同様に欧米の半分から4分の1の少なさである。こういう少ないスタッフしかいないので、ボケた老人達を収容する老人病院では、患者にオシメをつけたまま、夜はベッドに縛り付けるなどという恐ろしい人権侵害的なことが日常的に行われるのだ。
 近頃では、インフォームド・コンセントの重要性や患者本位の医療がしきりに語られる。しかし、こういう少ないスタッフで、患者との対話を重視する心の通った医療が十分に出来るものか、読者の方々にも考えて頂きたい。(中略)
 しかし、高価な医療機器の普及率や薬剤投与量が世界でも断然トップの今日ですら、我が国の医療費は先進国の中では下位にランクされる。国民一人当たりの医療費の順位では、日本は先進国中16位、国内総生産(GDP)に占める医療費の割合では20位に甘んじている。
 どうしたらこのように安い医療が出来るのか、と米国でたずねられた厚生省の元高官はこう答えたという。
 「狭い病室で、少ない人手で世話をし、まずい食事でがまんしてもらっているからです」
 まさに、ゾーッとするような話である。厚生省の役人自身が、我が国の医療の本質をしっかり把握しているのである。
 すなわち日本の医療の実態は、世間で考えられているほど医師や病院は儲かっておらず、実際に設けているのは、医療機器メーカーや製薬メーカーなどの医療周辺産業であることは明らかである。こうした点に触れることなく、医療費の増加のみを大げさに言い立てるのは、わが国の医療のお粗末さを覆い隠し、現在国がすすめる低医療費政策を正当化するごまかしのキャンペーンだると著者は思わざるを得ない。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
………・p243・……我が国の医療現場では、ボクも含めて医師も看護婦もその他コ・メヂィカル・スタッフも、目一杯働いてきて何の不思議も感じなかった。
 日本人の勤勉さを非難するつもりはないのだが、ただただガムシャラに働いていると、物事の本質を見失ってしまいかねない。その忙しさに翻弄され疲れきって、自分のやっている医療がどういうものか、判断する余裕すらなくなってしまう。多分、医療従事者の多くはそうであろう。
 しかし、日本から外へ出て、実際に欧米先進国の医療を自分の眼でみると、いかに我が国の医療が歪んだものかがよく分かる。・…・…(中略)・…
 ヨーロッパ先進国では、医療で利益を上げるなどという考えはすでにない。病院の経営は、国や自治体が責任をもって担っているから、余計な検査や投薬などで利益を稼ぐ必要はないのだ。…・・(中略)…
 ところが、我が国ではそうではない。公的病院ですら独立採算を建前とし、低く設定された診療報酬体系のもとで、どこの病院も開業医も患者を奪い合い、収入を増やすのにやっきにならざるを得ない。・………
………………………………………………・・・・………引用了・……………・・…・・・
5】(15日投函)『大病院の怪談』の引用続きです。・…………・p106・…・・
・・・… ナースが増えない最大の理由は,言わずと知れた労働条件の劣悪にある。3Kと言われる、キツイ、キタナイ、キケンな労動条件が一向に改善されていない。準夜、深夜の夜間労働も多く、給与も一般で考えられているほど高くない。これでは、ナースが増える訳がない。
 現在我が国では、看護婦は1年に約5万5000名が新たに就労するが、約4万6000名が辞めていくという。これでは、1年間に1万名程度しか増えない。1年間で、4万名以上ものナースが辞めていくその理由は、冒頭に示した彼女達の言葉で明らかであろう。とにかく労働条件が悪過ぎるのだ。
 ボクも、**に勤務していた時には、患者からいろいろ苦情を聞かされたものであったが、意外な事にナースについての不満が多かった。・・…中略・……
 過酷かつ献身的な労働をこなして、これだけ不満をぶつけられては、ナースがやる気をなくすのも無理はない。
 我が国のナースの仕事は、本来担うべき看護業務に止まらない。朝の職場の掃除に始まり、簡単な検査や検体の輸送や受付業務さらに患者へのムンテラ(病状を説明すること)など、実に多岐にわたる。
 最近よく見かける、ナースが主役の軽薄な恋愛ドラマは別として、看護婦に関する真面目な著作を読めば、いかにナースが過酷な労働に耐えてきたかよく分かる。いい加減な気持ちで出きる仕事ではない。
 我が国の医療現場では、ナースとその看護に不満を持つ患者との、医療現場では力の弱い者同士がいがみあう構図が展開される。それを医師はどうすることも出来ないので、見て見ぬ振りをせざるをえないのだ。日本の医師達は、ナースにこれほどおぶさってきながら、ナースの為にはたいした事をしてこなかったのを、大いに反省すべきだろう。
 患者が今の医療に不満を持つのはもっともだが、このナース不足が誰のせいかをよく考えて欲しい。これは、ナース個人の責任ではないのだ。低医療政策による労働過剰に苦しむナースに理解を示し、労働条件の改善を支持して欲しいものだ。誰だって病気になり、ナースの世話になるではないか。ナースに不満をぶつけるだけでは、問題の根本的解決にはなり得ない。・………中略・……
………・・p109・……今すぐ出来る事は、給与を大幅に引き上げる事である。仕事がきつくて、しかもそれに見合う給与が貰えなければ、どんな職種であれ人が定着する筈がない。【白衣の天使】とか【ナイチンゲール精神】とかいう我が国でよく使う実質のない言葉で、ナースを縛るのはもうやめるべきであろう。こんな言葉より何より、ナースにとっては労働条件の実質的改善が急務なのだ。
 医療従事者や教職にある者を、聖職者と持ち上げて低賃金を強い、労働者の権利である労働運動を抑え込むやり方は、もはや時代錯誤であることを行政当局も我々国民も認識すべきである。ナースの給料を大幅にアップすれば、結婚後も仕事を続けようという意欲も湧くであろうし、過労や家族との板ばさみで辞めようとしている人も思い止まるかもかもしれない。少なくとも、1年間に4万人以上離職することはなくなる筈だ。そうすれば、今すぐに看護学校を増やさずとも、ナースは増えるに違いない。
 行政は、今までのような小手先のごまかし策でなく、実効のある政策を実行すべきである。ナースが増えなければ、我が国の医療のレベルアップはあり得ないのだ。・・………………………………………引用了・・………………………・・・……
 うーむ、この著者の方は、1947年の御生まれでいらっしゃいますので、インターン闘争や学園紛争時代の医学生だった方でしょうか?
 医療の問題を、社会全体から俯瞰して理解・解決しようとされる所が、この年代の医師達の特徴でしょうか? 尊敬すべき点であると思います。
 ところで、以前何気なく提案させて頂いた「6時間4交代制(給与は同じ)」と言う案も検討して頂けると有り難いです。多くの看護職の方にとって、より切実なものは、給与より時間と休息だと思われますので……・
6】(16日投函)医療ミスと家族への謝罪のケーススタヂィーです。続けて、Y先生の『大病院の怪談』からの引用です。
…………p75・…「先生、大変です。**ちゃんが、クベース(保育器)から落ちてしまいました。」…(中略)…今まで、先輩や同僚達が、必ずしも医師個人のミスとは思われないようなトラブルで責任を問われ、医療訴訟沙汰になったケースを見てきたので、そろそろ自分の番が来るのではと、日頃から漠然と思っていたからである。医療上でのミスは十分に気をつけてきたつもりだが、自分だけは縁がないという訳にも行くまい。人生には運不運がある。
 誰もが予想しなかった、まさかこんな事がという事が、現実に起こってしまった。(中略)しかし、ベビーにとってもボクにとっても幸運だったのは、頭蓋骨にわずかの亀裂骨折を認めたものの、脳出血や他のトラブルを認めなかった事である。(中略)
 原因が、クベースの扉のロックのし忘れなのは明らかだった。ナースか、あるいは毎晩面会に来ていた患者の家族のどちらかの筈だが、犯人探しはやめる事にした。それではかえって、事態はこじれるに違いない。たとえそれが、患者の家族がロックをし忘れたにせよ、病棟側のチェックミスに違いない。ひいては、病棟管理者の責任でもある。
 というわけで、当時部長でもあり病棟責任者でもあったボクが責任をとる事で、事件を収める事がベストだろうと考えた。家族に全面的に謝罪して、それで訴えられればそれは仕方がない。しかし問題は、家族への説明と謝罪のタイミングであった。
 この時、入院していたこのベビーの状態は快方に向かってはいたものの、まだ安定にはほど遠く、家族はその日の状態に一喜一憂していたからである。家族の、このイライラピリピリした不安定な精神状態では、トラブルの発生を切り出すのはまずい。タイミングを待つ事にした。
 それで婦長に、ボクの責任で事を収めるから、それまではこの事件を口外しないよう指示した。院長には、ボクにこの事件の解決をまかせてくれるよう頼んだ。院長も看護部長も、ボクを信頼して善後策をまかせてくれた事が、結果的にケースをこじらせずに済んだと思っている。
 幸いな事にベビーの病状も改善し、退院の日がやって来た。
 ボクは両親を呼んで、事件の顛末を説明し、ことの管理責任は部長であるボクに或る事を話し、全面的に謝罪した。母親は何も言わなかったが、当然の事ながら父親は憤慨した。しかし、約1時間にわたる謝罪で、一応両親は納得してくれた。
 しかし、それで済んだ訳ではなかった。ボクも、それでスンナリ済むと思うほど、甘くは考えていなかった。しばらくして家族は、これを新聞沙汰にして、病院を訴えると態度を硬化させた。説明が退院時だったのは、揉み消しを考えたのだろうと言うのである。
 実際に、こういう経緯はよくある。一度は納得しても、家へ帰れば怒りが高まったり、他人から「そんな程度で承知するなんて甘い」なんて言われて。態度を硬化させる事だってあるだろう。兎に角、相手側が怒りを鎮め納得してくれるまで、ここは何度でも謝罪を繰り返すしか、他に方法はない。それでボクは、何回か家族の家に出向いて、畳に頭を摩り付けて謝罪を繰り返した。いわゆる土下座というスタイルである。…中略・…
 それで、相手側の気が済むのなら、兎に角ここは、話しをこじらせず丸く収めなければならない。何回か謝罪を繰り返して、最も強硬だった父親と祖父もようやく納得してくれた。この際、ごねて病院から金をせしめようなどという考えのない、フェアな家族であったことがボクにとっては幸いした。時間はかかったが、今考えても、これがベストに近い解決方法であったと思う。それと、神様がボクを見放さなかったのだろう。……………………………・・引用了・……………・・・………
  @このケースでは、事故説明の時期をワザとずらした事も、問題を複雑にしているようです。事故があった場合、中立機関に届け出ておき「揉み消し」の意図はなかったという証明を取れれば、潔白を証明し易かったのではないでしょうか?ただ、現在の所、そういう中立の医療事故登録の機関は設立されていないようですガ・・…
  A何度か、誠心誠意謝罪してそれでも「被害者」側の怒りが収まらない場合は、仲裁機関(裁判所など)に仲裁を頼むという方法もあると思うのですが・…第三者を交えてルールにそった前後処置をとるのも人類の知恵だと思います。
 このY先生の場合、人格が優れておられたのでしょうが、何度も「土下座」をするという行為は、土下座をする人の人格を著しく傷つける恐れがあります。医療ミスに対する謝罪の方法としては、普遍性はなく、むしろ避けるべき手段かと思われます。
  B勿論、トラブルの当事者の一方からだけの言い分だけで、論評は出来ませんフで、以上の論評は単なる印象を述べただけに過ぎません。
  Cちなみに、同書からの引用です。…p66…**医療センター小児科のかってのボスのK博士も、定年間近にしみじみとこう言ったものだ。「ボクも臨床の医者をやって、40年以上経つけど、(患者から)訴えられる事もなく勤められたのは、幸運と言うしかないよ」独特の鋭い洞察力と比類無き集中力を備えた、臨床の達人とも称すべき大ベテランのK博士ですらこう言うのだ。・・…引用了・・…
  今後、医療業界を目指す人はこのような医療環境の状況も知った上で覚悟して入って来るべきかもしれません。
 米国では、医療訴訟が増え、心理的トラウマを抱えて定年前に引退する医師も増えているそうです。患者を救う為に辛い訓練を耐え長時間労働に耐えてきたけど、元患者・家族と法廷で争う状況には心理的に耐えられないのだそうです。
 しかも米国では、裁判に負ければ多大な賠償金を支払う事になります。老後に備えて蓄えてきた財産が吹っ飛ぶだけでなく、場合によっては借金も背負う可能性もあり得ます。また、高騰する医事賠償保険を払い切れずにヤムナク廃業する医師もおられるそうです。
 オーバーワークに訴訟リスクを考えると、医師になろうとする人も減少しつつあるそうです。……弁護士やCEO(企業経営者)・金融業などの方が、人気が出てきているそうです。
【7】(18日投函)続け様に失礼します。『大病院の怪談』(1995年)からです。著者のY先生は、この他にもひょうきんな題名の『ヘボ医だから言える事』『へぼ医のつぶやき』などを書かれた方なのですが、今回の本では、かなり批判的な見解を述べておられます。・・……………・p116・・…我が国のこうした劣悪な付添い介護の状況を、**新聞が94年6月から学芸部記者のルポで連載しているが、それはこの世の生き地獄ともいえる悲惨な有り様である。ボクは、小児科と救急医療以外にはさしたる臨床経験がないので、ここまで医療現場が恐ろしい所とは知らずにいた事を、恥じないわけにはいかない。
 厚生省は言う。「無資格者による付添いは欧米にはなく、日本の医療の恥じ」と。
 この認識は、概ね正しい。ただし、正直に言ってもらわなければこまる。【医療の恥】ではなく、【医療行政の恥】と。恥に感ずべきは、看護スタッフ不足に悩む病院でもなく、付添い婦を頼まざるを得ない患者側でもない。厚*省自身ではないだろうか。…………
…………・・p246・・…医療・福祉に金をかけると財政が破綻するというのは、我が国の*済界や*蔵省が繰り返し言ってきたごまかしである。我々は、繰り返しこうした文句を聞かされて来たので、国民自身が自分の医療・福祉に金を使うのが心配になっているのである。ウソも1000回聞かされれば、本当に思えてくるのだ。まさに、財界や官僚の宣伝が功を奏しているのだろう。
 医療亡国論とかいって、我が国の医師の増加と医療費の上昇が、国の経済を破綻させるという。しかし、実際に我が国の医療費は、欧米先進国に比べて著しく低いのである。これで、どうして医療が国を滅ぼすというのか。医療や福祉を悪者にする事で、他の分野の無駄な出費をカムフラージュしているのではないか。
 確かに、薬漬け検査漬けで大儲けした悪徳医者はかって少なからずいたし、いまだに診療報酬の不正請求なども報告されている。こうした歪んだ医療は、そのシステムから抜本的に改革しなければならない。これは、ボク達医師自身が責任を持つべき事である。しかし、こうした「ささやかな」不正が、我が国の財政を脅かす主因にはなり得ない。(中略)
 我々日本人は、どこからか聞こえてくる掛け声に盲目的に動かされるのではなく、まずこれから何を成すべきかを、自分の頭で考える時に来ているのだ。
……………………………………………・引用了………………………………………・
 確かに、政府側の宣伝を無批判に受け入れては間違いの元かも知れません。
 最近購入した『【構造改革】という幻想』(山科悠紀夫、岩波書店、2001)という本ではこう言っています。
 ………p116……利用できる最新の統計である99年末の数字を見ると、日本政府の抱える総債務(負債)残高は618兆円である。対して保有している金融資産(過半が預金)の残高は390兆円である。従って、日本政府の純債務残高は99年末で228兆円、その対国内総生産比は40%程度で、50%前後のアメリカ、ドイツ(その他多くのヨーロッパ諸国)より低い。98年度以降の財政状況の急速な悪化がここにも反映されていてその比率は急上昇中であるが、先進国中「最悪」ではない、「まだまし」といった状況にある。…中略・・…
 日本の資産・負債の状況を見ると、1999年末時点で259兆円の資産超過となっている。負債に見合うだけの資産(金融財産+固定資産等+土地)は十分にあるわけである。(この点を見ると、「日本政府は国民一人当たり500万円以上の借金を抱えている」という言い方はことの一面しか見ていない。「国民一人当たりにして300万円の金融資産を保有している」と補っても不十分である。「そうした借金は抱えているが、一方で、国民一人当たり700万円以上の資産を保有している」と補うべきであろう)。・……………………………………………………・引用了…………・・…
 なんだ、政府には金融資産や資産はまだ十分あるのではないか。隠すのはやめて欲しい。それをあたかも無いかのようにミスリードしていく世論操作には、我々も気をつけなくてはなりません。
 「医者は頭イイはずなのに、何故医療問題が解決出来ないのだ」と言うご批判もありますが、一流の医者達は皆さん医療に没頭されていて、残念ながら社会全体を俯瞰する余裕・時間・機会が少ないのかも知れません。分かっていてもそれを発言している時間もないのかも知れません。
 Y先生のような夜間救急専門の「へぼ医」とか、ド田舎の「三流・薮・ダメ医者」とか、主流から「落ちこぼれた」者の方が、既成概念に囚われないで、医療問題の核心に迫って行けるのかも知れません。
 勿論、小生のは、例え当たっているとしても、単なるマグレ当たりですが・……
 【8】(19日投函)【7】にて、Y先生までも。「落ちこぼれ」にしてしまい済みませんでした。Y先生は一流で、小生のみが落ちこぼれです。訂正と謝罪をさせて下さい。
 ついでながら、またも引用です。『日経ビジネス』の別冊付録『有訓無訓』からです。・……………p74・・……(JR東日本会長の談話から)1999年6月に会長になって一番楽になったのは、夜中に電話で叩き起こされる心配がなくなった事です。もし鉄道事故が起きた場合、最高責任者は社長ですから、たとえ酒を飲んでいても、休日であろうと、寝ていようと、電話がなったらすぐに対応しなくてはなりません。それこそ四六時中、家族も含めて緊張の糸が切れることはありませんでした。(中略)・…社長を務めた7年間、最大の誇りは、乗客の死亡事故を1件も起こさなかった事。それに尽きます。・………………引用了・・………………
 7年間もの激務は、本当にご苦労様でした。実際に夜中に叩き起こされずとも、その「心配」だけでも相当なストレスであったと御察し申し上げます。
 しかし、世の中には、7年間どころか生涯緊張の糸が切れない職業もあります。「心配」どころか実際に何度も「叩き起こされ」ます。そういう職業に就いておられる方も本当にご苦労様です。ご自身の健康にも十分留意なさってください。またご家族の心労にもご配慮下さい。
 勿論「四六時中、スタンバイするのが当然だ」という職種ですので、世間様が期待するのは十分根拠があります。しかし、それを組織的に補完するシステムが構築されていないが為に、多くの労働者に過重な負荷を掛けている事も大いに危惧されます。システムの欠陥を正さずに、精神論だけで乗り切らせようとする圧力には、抵抗しなくてはなりません。
 ちなみに、この会長さんの談話の中に「それで社長時代はほとんど休みを取ったことはありません。休日もあらゆる現場を回ったからです。」と自慢気にお話されてますが、これはやはり「日本の負の文化」でしょうか。人間には、【休息】【安息日】は必須である事を忘れてはなりません。日本人も「人間」です!
 過労で「戦死」していった多くの「企業戦士」「病院戦士」達の御霊が、今も成仏出来ずに、日本の空をさ迷っておられるかも知れません【合掌】。
 人間の生理に適合した労働条件の整備を急ぎ、これ以上の犠牲者を出さないようにするのが、御霊への供養になると思われます……・・・…
【8】(20日投函)『【適塾】の研究』(百瀬明治、PHP,1986)という本を古本ゲットしました。適塾はご存知のとおり、緒方洪庵が大坂に開いた蘭学塾です。蘭方の医者であった洪庵は、適塾を営むかたわら、医業にも力を入れ、ほとんど毎日のように往診に出かけたそうです。引用です。
………p27・・…(洪庵の)患者の評判は慨してよく、その手腕が高く評価されていた事は、大坂の医者番付によってうかがう事が出来る。天保十一年(1840)といえば、瓦町に開業して3年目にあたるが、その年早くも洪庵は東の前頭四枚目に顔を出し、弘化二年(1845)には東の関脇に昇進、ついで嘉永元年(1848)最高の大関にランクされる、といった具合なのである。・・………………引用了・・………………
 医者の評判は、やはり江戸時代からあれこれ詮索されていたんですね。「医者を選ぶのも寿命のウチ」と言う言葉は、はて?いつ頃から出てきた言葉なのでしょうか?
 ところで小生、今日は自動車事故に遭いそうになって本当に怖い思いをしました。歩いていて、狭い駐車場内を猛スピードで通り抜けようとする危険な車に危うく轢かれそうになりました。「あっ、やっぱり!」と思ったのは、「外車」さんでした・…外車乗っている人は、何となく交通ルールを無視する人が多いような印象です。そういう性格の人が「外車」に乗りたがるのか、「外車」に乗ると一種の特権意識がもたげてきて、勝手な振舞いに及ぶのか、不明ですが…………特権意識を持つ医師がいるとすれば、その意識が世間の非難を浴び易い行動を誘発しているのかも知れません・…
 …なんて、偉そうに能書き垂れている場合ではありません。
 本日・日曜日の救急医療は、医療スタッフも不足なうえ、寝不足・過労の医師も多い印象ですので、こんな日に交通事故にあったら大変です。平日の昼間なら助かる命も助からない場合があるでしょうか?平日の深夜も同様でしょうか?
 万一交通事故に遭うならば、時間と場所を選びたいものです(笑)。
 そんな事、勿論不可能ですから、御互いに普段から【交通安全】に心掛けたいモノですネ。
 こんな大事な救急医療なのに、一昔前までは、大学医学部内では冷遇されていたそうです。………『生と死のはざまでー救急医30年の軌跡ー』(杉本侃、永井書店、1995)をご参照下さい……・・
 世の中、中々理想・理屈通りにはいかないものですね・・・・・
【9】(21日投函)ちょっと書き過ぎで済みません…・。今日の日経新聞からの話題です。【医療再生シリーズ】第4部が今日から連載開始です。
 日本には、日刊の大新聞が何誌か存在し、このN新聞もその一つであると畏怖しております。つまり、小生が言う所の「巨大洗脳マシーン」としての存在を畏怖している訳です。「判官贔屓(びいき)」体質の我々日本人も、大新聞等のマスコミに対しては何故か大甘で、マスコミに対する批判者に対しては、「非国民」という誹謗中傷になりがちです。ですから、批判する場合は、慎重に論を進めなくてはなりません。時には、【狂言】の太郎冠者(かじゃ)・次郎冠者よろしく「狂言」を喚き散らす「うつけもの」の振りをしなくてはなりません。
 振りをしなくとも、天然の「うつけもの」の小生は、この点はクリアーしてますでしょうか?今後は「狂言師」カームとお呼び下さい(笑)
 ある週刊漫画雑誌に『C級サラリーマン講座』と言うヒョウキンな題名の4コマ漫画が連載中ですが、小生の書き込みも『C級医学【慨】論講座』復活になりそうです。 レベルはご覧の通りの低レベルですが、世におわします賢者の皆様には、何らかのご参考になるやも知れません。「賢者とは、全ての人から学び得る人」という定義だそうですので、「うつけもの」というオカズも上手に食べて頂けるかも知れません(笑)
 …………………・・「医療再生」引用……………病院ガ改革を迫られている.医療に対する患者のニーズが高まる一方で、収入源の診療報酬は今春から引き下げられ、手をこまぬいていれば経営基盤が揺らぎかねない。厳しさを増す環境下で、安全かつ患者に分かり易い良質な医療をいかに実現するか。生き残りをかけた現場の取り組みを追う。・……………中略・・…………組織が活性化すれば医療の質を高める効果が期待出来る。効率的な人材の活用は、増加を続ける医療費の歯止めにもつながる。病院が企業社会では「当たり前」の姿に変われるかどうかは、生き残りの最低条件だ。・・…………………………………引用了………………………………・
 如何にも弁舌さわやかな口調ですし、相も変らぬ「だめ医者」「だめ病院」の事例を探して来てのオンパレードですので、つい其のまま信じそうになりがちです。
 しかし、シンドイ作業ですが内容の吟味をして行かなければなりません。この時点で、優秀かつ献身的な医療従事者は医療に忙殺されてしまって「吟味」所ではありません。仕方なく、役者不足ですが、小生がまたもやデシャバリマス。
 @「手をこまぬいていれば経営基盤が揺らぎかねない」・…・・もう私立病院でさえ赤字で、十分揺らいでます。残るは「倒壊するかしないか」でしょう。
 A「病院が企業社会では【当たり前】の姿に変われるかどうかは、生き残りの最低条件だ」………企業では当たり前の「利益追求」が理念的にも実際的にも不可能な状況の病院に、何故企業と同じ「当たり前」を要求するのでしょうか?価格決定権は、企業存亡に関わる最重要権限ですが、日本の医療では、診療報酬は【価格統制】されています。
 「生き残りの条件だ」と簡単に突っぱねてますが、病院が生き残れなくて一番困るのは、地域の住民や患者さん達なのではないでしょうか?公共の利益と私企業の利益の混同は、社会に禍根を残します。
 第一、企業社会で【企業関連疾患】(労働関連傷害・疾病・過労死含む)に罹って逃げ込んでくる最後の砦(病院等)が、私企業のルールで運営されていたらどうなるでしょう。
 米国のように「医療難民」が多数発生して来る事でしょう。経済弱者は、医療弱者をも強制され、現代版の残酷物語です。
 B ついでながら引用です。『大病院の怪談』より……p227・・…今や日本の医師達は、患者の診断や治療の選択に頭を使うより、経費節減に頭を使わざるを獲ないのは不幸としか言いようがない。かってボクが、**の****センターに勤務していた頃、部長のK博士(医師)は、こう言っていたものだ。
 「ボク達、医療現場の人間が、朝から晩まで休みもせずに汗水たらして働いて、それでいてこの病院の経営が赤字にしかならないのは、それは今の医療のシステムそのものがおかしいということじゃないか。そうだろう、キミ」
 まったく、そうに違いない。それもこれも、極めて低く設定された我が国の診療報酬体系の為である。まともな医療をやっていては、病院経営が成り立たないのだ。
 ここまで来ると、病院側の経営努力を云々するより、現行の診療報酬体系を抜本的に改めるか、一般会計(我々が出した税金ではないか)から補填するしかないのは小中学生でも分かる理屈ではないか。……………引用了・………………・…
 Cさらに、言い難い事を言わせてもらいます。企業・自営業の不況時には、仕事が減って、返って暇になって、体力的には「楽になる」という現象も出てきています。今の新人類は、給料は上がらないけど、定時には帰れるし仕事中は暇だし、「不況の時代」の方が好ましいという人もいるくらいです。
 医療関係では、仕事はキツイは、病気でも休めないは、それでいて病院は大赤字。患者さんはマスコミにも煽られて権利意識を振りかざして「待たせるな」「患者の顔を見て話せ」「早く治せ」「何で治らないのだ」「治らないのは医者・病院のせいだ」「後遺症が残ったり、満足できない結果になったら訴えてやるぞ」では………一体、どうすればイイのでしょうね? 出来れば、N新聞社さんが、会社で病院を設立して見本を見せてくれるとイイですね。
 まずは、「志ある会社」に(本業の徹底調査をした上で)病院設立の認可を出し、もし上手くいくようでしたら、徐々に多くの企業にもお任せするとイイのかも知れません。
 そういった【臨床試験】もしないで、病院設立を企業に全面解放したら、危ない、と思うようになって来ました。
【10】(21日投函)過労死の話題は、悲しい話題で済みません。しかし、男性サラリーマンの6人に1人は年間3100時間を超す超・長時間労働の【過労死予備軍】(いつ過労死してもおかしくない人)だそうです.……・・…元・経済企画庁の『働き過ぎと健康傷害』による(孫引き引用)……・……………
 それへの対策もなく、いたずらに危機を叫んでも、片手落ちです。今回のご紹介本は、そういう危機への対策を提案しています。
 『会社をとるか、自分をとるか』(伊澤次男、はまの出版、1997)。著者は1936年生まれ、1959年に日本の某大商社に入社。フランス勤務中に日本の企業の働かせ方に疑問を持つ。以後30年近くを、会社に勤務しながら自分の時間を確保して来た実績を紹介しながら、新しい会社人間の生き方を提案しておられます。早期退職優遇制度を利用して定年前に退社(1993)。退職時の役職は部長代理だったそうです。以後、執筆活動に入る。そして、本の「はじめに」でこう言っておられます。
……・・………p4……………・・「会社が変われば」「組合が強ければ」「国がなんとかしてくれれば」…。会社中心に生きる【社生族】の淡い期待や他力本願では、個人の人生は一向に良くはなりません。契約労働時間(就業規則)などおかまいなしに働かせる会社!そしてまた、唯々諾々と働く社員!こうしたいびつな「会社と個人」の関係に疑問は深めていても、現実には多くのビジネスマンが【隷属状態】から抜け出せずにいます。いったい、どうしてでしょう。どうしたらよいのでしょう。
 この問題を考え、実態を分析し、「会社と個人」の関係を明らかにしながら解決へのヒントを見出そうとするのが本書のテーマです。本書では、会社中心に生きる人を【社生族】、会社組織に身を置きながらも自分の為に生きる人、つまりマイウェイを貫く人を【自生族】と呼んで、話を進めることとします。
 さて、職場の労働慣行に疑問を持った場合、個人が取れる選択肢はこれまで「会社に残って、会社の常識・慣行に従うか」、または「会社に残る事を諦めて脱サラ、転職をするか」の二者択一でしかありませんでした。
 しかし、これからは(本当は今までもそうだったのですが)、個人は次の第三の選択肢を取るべきです。「絶対に会社を辞めないで、自分の人生を大事にする」。つまり、会社の常識や慣習にとらわれずにマイウェイを貫き【自生族】となる。そして、万一の場合には会社と対決して戦っても自分を守る、くらいの意気込みを持つ事です。
 第三の選択肢は、日本では【異端児】のように思われがちですが、欧米社会では、だれ一人として疑問を持たない、あまりにも当たり前の生き方、考え方です。
 (中略)本書は、ビジネスマンとして大手企業の営業部門で30数年にわたってマイウェイを貫いた私の体験ーーいや【実験】といったほうが正しいかも知れませんーーおよび、その基礎となった生き方、考え方に基づいて、書いたものです。
 (中略)57歳で退社後、50代で始めた趣味の【社交ダンス】で本やビデオを出版。テレビやCMにも出演。さらに本書を執筆し楽しみながら第二の人生を送れるのは、すべて、長い会社生活を通じて崩さなかった【自生族】と【マイウェイ】のおかげです。……………………………………引用了・・…………………・・……
 探すとあるんですね、こういった本は。小生は、いつもの古本でゲットしました。
【11】(23日投稿)前回まで、重い話題でしたので、今度は少し軽いやつを書かせて下さい。
 ファミリー漫画(家族を主な主人公とする漫画の意味です)を読んでると、医者の出番のある漫画と出番の無い漫画があります。
 【さざえさん】【ちびまるこちゃん】などは、あまり医者は出て来ないような印象です。一方、【となりの山田くん】には、準レギュラーで「山岡先生」が出て来ます。医者を出して来る漫画の方が、何となく漫画家の懐の深さを感じさせます。
 「山岡先生」のキャラは、一種独特で、漫画全集の登場人物案内にも「ヤブか名医か、真偽はヤブの中」と出ています。医院の前に水撒きしている女性スタッフに「おい、水まくくらいならパチンコ玉でも撒け。ころんでケガすりゃもうけもんだ」と言ってスタッフから「アホなことを」とたしなめられたり(作品NO970)、待合室に掲げた標語に『なおらないものはなおせない、なおせないものはなおらない、ヒロオカ医院』と出していたり(NO971)・・……正体不明です(笑)。医院の外では、くわえ煙草というスタイルは益々不思議です。
 ユニークな医者と言えば、元医師で作家になった永井*氏もユニークです。
 代表作『僕が医者をやめた理由(わけ)』(平凡社)を初め沢山本を書かれています。作品の中の一つ『医者が尊敬されなくなった理由(わけ)』(飛鳥新社)の中でも、鋭い指摘をされています。・・……p151・……ぼくは、お医者さんと患者さんの相性の問題が無視できないような気がしている。・・……………了・・……・…
 なるほど、医師ー患者関係で、今後相性をテーマに研究が行われるようになると、もっと善い関係が構築出来るかも知れません・……また「同じ力量の医者ならば、相性がイイ医者に掛かった方が治りが早い」という事にもなるかも知れません…・・………
【12】(27日投函)重ね重ね失礼致します。日経新聞の【医療再生】シリーズの「粘り強さ」に敬意を表しながらも、「医療費抑制」の洗脳キャンペーンに対しては、やはり逆洗脳キャンペーンも必要かと思います。両方の情報が出揃って、初めて冷静な判断が可能となると思われます。
 それにしても、毎日何十万部(何百万部?)も発行される大新聞の一面特集【医療再生】に対抗するには、余りに貧弱な反論ですが………無いよりマシです。
 今回、御紹介の本は、以前にも御紹介の『【世界一】の医療費抑制政策を見直す時期』(二木 立、けい草書房、1994)です。著者は、元***病院リハビリテーション科科長、病棟医療部長。現在は****大学教授です。著書に『医療経済学』(1985)『90年代の医療』(1990)『90年代の医療と診療報酬』(1992)などがあるそうです。さて、引用です。
・………………「はしがき」より…・・本書の中心テーマは、我が国における「あるべき医療」と「ある医療」との相克である。国際的にみた我が国医療の改革課題(「あるべき医療」)は、何よりも「世界一」厳しい医療費抑制政策を見直し、公的医療費の総枠を拡大する事である。・・……中略……
・………p18………ここで誤解のないように。私は、ミクロレベルでは、我が国の医療費抑制政策の下でも、医療の質向上と健全経営の両立に努力・成功している医療機関が少なからず存在する事を良く知っている。しかし、そのような成果は、主として院長の傑出したリーダーシップとそれに応える職員の献身的労働(長時間・高密度労働。時には「サービス残業」も含む)によってもたらされている。大*由紀子氏が指摘しているように、我が国で、「世界のどこに出しても恥ずかしくない(医療・福祉を実践している)人々」は、「涙ぐましい努力で資金を集め、ずば抜けたアイデアや説得力で法律の解釈を変え、無償労働で資金不足を補」っている「すごい男」「すごい女」なのである。このような人々の実践を、「フツー」の男、女が行えるようにする為には、我が国の医療費・病院職員数の水準をヨーロッパ並みに引き上げる事が不可欠な事を、改めて強調したい。…………・・・引用了・・・
 福祉に関しては、偶然同日の日経に連載中の『私の履歴書』(小*昌男氏)にも指摘がありました。共同作業所(障害者の親達が子に仕事を与え、収入を得させる為に作った職場)の作業にあたる障害者の賃金があまりに低い、と。しかし、作業所の運営にあたる健常者の職員の給料もあまりに安い、と聞いた事があります。
 医療・福祉の予算を考え直さねばならない時期に来ているようです。

直訴状1666  (01/11/02)  (患者)  (匿名希望)
昨日、熱があって、午後2時すぎ、調布市の撮影所の側にある、「A.F.病院」に飛び込みで行きました。その病院は木曜日が休診だとは知らず、緊急だったこともあり、すぐに対応して頂ました。そのときの女性の先生は、「水分をよく取ってゆっくり休んで、明日検査をして、詳しく調べた方がいいから、診療時間にいらっしゃい」と優しく対応していただきました。そして今日、検査の為、そのA.F.病院に行きました。受付を済ませて、暫くすると、看護婦さんに呼ばれ、尿検査のコップを受け取り、レントゲン室へ。その後、トイレに行き尿を取ってるときに看護婦さんが焦っている感じで、「OOさん先生がお待ちですので出なかったら結構ですよ」と言われ、少量ではありましたが取って出ました。それからすぐさま診察室に呼ばれて入っていきなり、強い口調で「君かね!昨日夜中の2時に来たのは!うちは、救急病院ではないから困るんだよ!宿直の先生が文句言っていたぞ!」と言い出し、それから「私だって一市民なんだ!お腹がペコペコだよ!こんなに遅くこられても困る!!」って言うんです。私は確かに、昨日は診察時間外に来たので、何も言える立場じゃ!
ないなと思ったのですが、その先生は、「夜中」って言っていたのでおかしいと思い「私が来たのは夕方ですよ」と言ったのですが、態度は変えず、レントゲン写真を見て、「胸は以上ない!」舌を押さえる道具を取り、ノドを見るなり、「はい、見えない」気管の音を聞くからって言ってちょこっと押さえただけで、「以上ない!ただの風邪だから、薬出すから」ですって!!その場に居た看護婦さんは、「人違い」って言ってるのにもかかわらず、酷い対応の診察だと思いませんか!?あまりにも頭にきたので、受付の方に「私を診察してくださった先生の名前を教えてください」と尋ねると、「院長先生です」と言われてビックリ!!院長自ら、あんなに「横柄」な態度で診察をしてるのかと!!
受付の方に、一部始終お話をし、その場に居た看護婦さんたちや、事務長さんも頭を下げてはいただいたのですが、どうも腹の虫が治まりません!!「院長本人からの謝罪はないんですか?」と言ったのですが、「只今、来客中ですので…」と言われました。どうせ、謝罪をしたくないからその場限りの嘘を言ってると思います。厚生労働省に問い合わせをしたのですが、患者の苦情は受け付けてはいただけなかったのですが、私のこの腹立たしい話を、清聴していただき、色々意見やアドバイスを頂いてとても心強かったです。
後から、判ったことなのですが、その、A.F.病院は、「救急指定病院」なんだそうです。でも、院長は強い口調で「うちは救急病院ではない!!」って言ってたのに!!でも、良く見たら、受付の所に、消防署からの「感謝状」が3枚も!しかも患者に見えるように堂々と飾っているではありませんか!!のどが見えなきゃ、ライトを照らせばいいことでしょ!!
それすらもしないで金を取るのか!!ほんとに最低、最悪な医者だよ!!みなさん、こんな医者どう思いますか??

直訴状1665  (12/20/01〜01/02/02)         (医師)  (calm/いがくさろん)
【1】今回から、ペンネームのペアネームを【いがくさろん】とさせて下さいマセ。「慨論」では、ちょっと嘆き節が多くなりがちですので・・…(笑)。
 「さろん」は「サロン」のモジリですが、比較的穏健な考えを述べれそうな雰囲気を醸し出してくれてます。【「左」様な議「論」もあろうかのー】という感じでしょうか。
 「いがく」は「医学」のモジリですが、医学の持つ科学的イメージを少し和らげてみようと思いました。元々小生の話しはあんまし論理的ではありませんし・・…  それから、「異学」というニュアンスも含めてみました。
 医学以外の学問や思想・文化にも、ちょっと目配りをしながら、医療現場・医学研究・医学教育の問題を柔軟に捉えれたらイイナという願望があります。
 ついでながら、カミングアウト(笑)させて頂くと、小生は実は、再入学組の者です。・………そんな訳ですから、学士入学や再入学関係の方に肩入れしがちでした(謝・・…これって、謝っているつもりです・・…)・・…………
 元々小生は、比較文化論や哲学・思想関係の大学教師を目指していたのですが、落ちこぼれてしまいました……トホホホ・・…・・…
 それで、高校の教師の免許をとって高校教師しながら研究して行こうと思っていたのですが、・・…とある医学部が「医学研究者」養成の為の学生募集(某国立大・後期募集・若干名)をしてました。
 大学教師に若干の未練と、「医学部受験も高校での進学指導の役に立つ経験になるのでは」と思って受験した所、10数倍の難関を何故か突破してしまいました・……・…わっ、どうしよう!…・・……
 入学辞退も考えたのですが、小生が辞退しても繰り上げ合格者がでない状況でしたので、「医学研究者」の道もあろうかと再入学させて頂きました。
 入学後は、「医学概論」という研究分野があることが分かり、そちらで研究者になろうかと精進しておりましたが、・……・…ここでもまた「落ちこぼれ」てしまいました(涙)。
 幸い、医師国家試験には合格出来ましたので、医療の仕事をさせて頂いておりますです、はい・・…………
 こういうモンが、「医者やってていいのか!」とお怒りの方も大勢いらっしゃいますでしょうが・・…………・……
 片田舎ではまだ医者不足なのでしょうか?
 「ネコの手も借りたい」という診療所が、「ネコよりマシだ、来てくれ!」といってくれています(感謝)。
 幾らなんでも、ネコさんよりはマシだと思って、仕事してます。
 そしたら、ある本で、傷ついた子犬に寄り添って優しく「看護・介護」するネコの話を知り・・……「ああ、ネコにも負けてるなー」と更に落ちこんでしまっている今日この頃です………
 ああ、またしても嘆き節でした・……・・………失礼しました。
【2】(21日投函)健康法に関して、色々な書物が出版されています。時々読ませて頂きますが、医療従事者以外の方達の書物にも啓発されています。
 例えば、いわゆる健康食品・健康器具の普及・販売をされている方達です。
 健康に対する考え方、人生における健康の位置付けなど、色々勉強になります。
 今回は、『野本ニ士夫の手作り健康学』(実業之日本社、1994)からの引用です。
・……………………p11・…………そんな私が最近良く考えるのは、「健康」とはなんだろうかと言うことです。健康とはそれ自体で独立しているものではありません。もっとつきつめて言ってしまえば、人生の究極の目的は健康ではないはずです。健康とは人生を充実させる手段にすぎないのではないでしょうか。
 ガンの末期患者の方たちを何人か知っております。彼ら彼女らはガンという不運を背負いながらも、絶望ばかりではありません。それどころか、ある患者さんは「死ぬのは怖いけど、家族とりわけ妻とこんなに充実した日々を送れたことはうれしい。健康であったら、妻の本当の優しさ、たくましさを知ることは無かったでしょう。彼女を残して先に行くのはくやしくてくやしくてたまりませんが、彼女は、先に行って待っててねとあっさりと言うんです。こんな素晴らしい伴侶を得たんです。私の人生は間違っていなかったんですよ。」と、それはもう嬉々としておっしゃるわけです。
 彼は健康ではないでしょうが、決して不孝ではない。いいえ、健康で仲のよいご夫婦と同じか、それ以上の幸福を得たのです。
 ですから私は、
 「病気でないことが、健康ですか」
 と読者の皆様に問いかけたいのです。……中略・………
 人生は、「長生き」と言う事も大切ですが、その中身にも関心を持って欲しい。健康にいいものを食べ続け、酒もタバコもやらず、ひたすら規則正しい生活を送る。それが健康的である事は分かりますが、かけがえのない人生の中味がそれでいいのかと、考えて欲しいのです。
 なぜなら、人間の体は正直なもので、健康だけを追求する事は叶わないように出来ているからです。
 健康の為には夫婦、親子、友人関係が充実していなければならないし、やりがいのある仕事と経済的な余裕も必要です。ストレスも出来る限り抑え込まなければならないでしょう。それらのすべてが健康と長寿に影響を及ぼす事は、多くの医学者、科学者の研究でも明らかです。
 健康とは、つまり人生そのものなのです。人生を切り離した健康と言うものはありません。健康づくりとは「自分づくり」というわけです。
………………………引用了・…………………………………・
 色々な方の色々な健康観について、勉強させて頂いております。
 その方本人の人生観・健康観を知る事は、治療や健康の指導にとても役立ちます。
 医療者側の一方的な考えの押し付けでは、中々療養指導の実はあがりません。
 ただ、余りに健康の事をナオザリにされておられる患者さんを前にすると、さすがに説得が必要です。時間も掛かりますし、時には強く出なくてはならない場面もあります。
 そんな時は、忍耐と「役者の素質」も必要でしょうか?
【3】(22日投函)今朝の読売新聞によれば、某私立大学医学部で不明朗な寄付金の授受があったそうです。昨年までの3年間に、医学部の受験生の親計約180人から、合格発表前に総額60億円にのぼる寄付金を受け取ったうえ、簿外で運用していたそうです。
 この某大学医学部は、元副学長がエイズ疑惑で起訴された事のある所です。
 この大学は、拡張拡張で、大学全体を急速に大きくしている大学です。
 確か総長(学長)は、世襲のオーナー理事長で医師であったと記憶しています。
 エイズ疑惑であれほど社会的に批判されていても、体制内部では従来の体質が続いているのでしょうか?
 それにしても、入学金以外に、合格発表前に2000万円から5000万円も寄付する親もいると言う事は、どういう意味があるのでしょうか?
【4】(24日投稿)規制緩和のうねりを受けて、病院・医院経営も企業に徐々に解放される気運でしょうか。
 その論拠は、「企業的発想で、経費削減・サービス向上が期待される」と言うものです。それなりに説得力を持つものと評価される気運でしょうか・………。
 しかし、企業とは、本来「利益追求」が主目標ですから、公共の福祉を絡めるのは困難性が付き纏います。
 一部、企業立病院らしきものが出来て、上手く稼動していると評価されているようですが、これが大幅に規制緩和・拡大された時、思わぬ落とし穴が待ちうけている可能性もあります。
 今回、ご紹介の本は、『ソロスの資本主義改革論』(ジョージ・ソロス、日本経済新聞社、2001、2100円)という本です。
 著者の本は、以前『グローバル資本主義の危機』という本でご紹介させて頂いたと記憶しておりますが、この本はその続編です。
 著者のソロス氏は、資本主義社会の極限(申し子?)の一つである「ヘッジ・ファンド」の経営者兼投資家です。資本主義社会の長所と欠点を良く知るポジションにおられる方です。氏は同時に慈善事業家でもあり、哲学者(思想家)でもあります。含蓄のある本であると、落ちこぼれ思想家の小生は評価させて頂いております。
 ソロス氏が申すには、今の資本主義には一部急進的過ぎる考え方があり、それが世界中に蔓延しつつあり、人類の公共の福祉への重大な脅威になっているそうです。
 氏はその考え方を、【市場原理主義】と名付けて危険性を喚起しています。
 【市場原理主義】とは、一種の信仰(教義)であり、その信仰とは「市場が我々のニーズの全てに対応してくれる」「公共の利益が最も増進されるのは、人々が自分自身の利益の追求を許される時だ」etrだそうです。
 それに対して、著者が言うには、「市場は、私的な利益の追求にはこの上なく適しているが、共通の利益を図るようには出来ていない」と言っています。
 またも引用をさせて下さい。
・・………………………p24・・………・共*主義は、市場メカニズムを廃止し、全ての経済活動に集団的統制を加えようとした。市場原理主義は、集団的な意志決定を廃止し、市場価値に全ての政治的および社会的価値を上回る至高の地位を与えようとする。だがどちらも間違っている。我々は人間の構築物には全て欠陥がある事を認める必要がある。完璧さは我々の手の届かない所にある。我々は次善の状態で満足しなければならない。改善への道が開かれている不完全な社会がそれである。グローバル資本主義はいたく改善を必要としている。………………・・・……………
・……………………………p207……………しかしながら、社会的な関心事を企業の配慮に任せておくのは間違いである。株式を公開している会社の目的はただ一つ、すなわち金儲けである。競争が激しくなればなるほど、その目的から離れられなくなる。その責任者は善意の公正な市民かもしれないが、彼らの裁量の余地は、その地位に厳しく制限されてしまう。彼らは会社の利益を堅持することを義務付けられている。紙巻きたばこは健康に悪いとか、鉱山の権利を確保する為に内戦を画策するのは良心が許さないとか言うのであれば、その職を下りるべきである。彼らの後は、それを辞さないものが引き継ぐ事になる。これが既に述べた逆方向の自然淘汰の過程である。・……………………………………・・…………………・…・・……・・・・
 ・………………………………p194・・………市場の「非」道徳性は、社会が道徳無しにはやっていけないような分野においてさえも、道徳を浸食しているのである。生命に対する権利や選択の権利のような道徳的価値については、コンセンサスがない。通貨価値の方がずっと混乱は少ない。それは測定可能であるばかりでなく、周囲の人もそれを認めているという安心感がある。そこには社会価値が失ってしまった確実性がある。職業の価値が利益誘導に取って代わられ、法律や医学ー政治、学問、さらには慈善事業や非政府組織(NGO)の分野は言うまでも無くーのような職業がビジネスに変わったのは、まさにその為である。(しかし)社会価値は市場価値より曖昧かも知れないが、社会はそれなしにはやっていけない。
・・…………………………………・・引用了・・……………………………………・……
 なかなか難しい議論ですが、要するに「病院・医院を企業が設立・運営するのには危険性があり得る」という事でしょうか?
 日*医師会の「宣伝・思想」関係の部局の方には、必読書の一つかも知れません。医療への企業参入に関する防衛側の理論武装に成り得ますね。
【5】(27日投函)続けてご紹介本です。以前、『日本は幸福か』という本のご紹介をさせて頂きましたが、その続編です。
 『死ぬほど大切な仕事ってなんですかーリストラ、職場いじめ時代に過労死を考えるー』(全国過労死を考える家族の会、教育資料出版会、1997年)という本です。
・・……………………………引用・p5・・………………………・・『日本は幸福かー過労死五十人の妻たちの手記ー』を世に問うてから、六年がたちました。この間、大部分の遺族・家族たちは救済されずに、過労死はリストラ、職場いじめの中で増え続け、労働時間は相変わらず世界のトップを走り続けています。阪神・淡路大震災で運輸関係の管理職が過労死、ナホトカ号重油流出回収中にボランチアが過労死など、この六年間、過労死が社会問題の中で起きており、また「自殺過労死」の言葉が定着するほど、労働環境はますます苛酷です。(編集委員会)・・………
・・…………………p3・・……私たちは、1988年6月、「過労死110番」全国電話相談を実施しました。相談実施の予告が報道されるや、つぎつぎに相談の電話がかかり、相談日の電話は、開始時間から途切れることなく続き、相談日が終っても、電話は鳴り続けました。私たちは、ルール無き資本主義社会、日本の現実の姿をはっきりと確認しました。現代日本社会は、【過重労働ー疲労とストレスの蓄積ー慢性的過労状態ーストレス疾患の発症ー過労死】という社会システムが支配している「過労死社会」なのです。毎年、一万人を越える「過労死」が発生しており、その予備軍のストレス疾患は常時数十万人存在する事は確実です。したがって「過労死」問題は、日本社会の深刻な社会問題なのです。(過労死弁護団連絡会議代表幹事)・………………………………………………………・・引用了・…………・
 リストラで、職場から放り出されて仕事が無くなってしまった労働者がいる一方、職場に残った労働者は、減らされた人数で今まと同じ量の仕事を押しつけられているそうです。
 どこかが、間違っているのではないでしょうか?
【6】(28日投函)過労死・過労自殺に関してです。以前ご紹介の『過労自殺』(川人 博、岩波新書、1998)にもありましたが、・………・………
 ……p194・…多くの前途ある青年が過労自殺・過労死で亡くなっている事実を見るにつけ、私は、企業を疑い、十分な警戒心を持っ入社して行く事の大切さを痛感する。……p197・…若者が日本の企業の実態をあらかじめ知っていれば、真面目に、几帳面に、勤勉に働く事の危険な一面を理解することが出来るだろう。・……p199・…「一生懸命」という言葉は、教育現場からも労働の場からもなくした方がいい。「命を懸けて」ではなく、「いのちを大切にして」働く事が、今求められている.………・・……・…………………………………・引用了・………………・・・……
 ところで医療費削減が、現内閣の方針です。診療報酬も削減方向で決着のようです。こうなると医療現場では、更なる過重労働・「売上げ増加ノルマ」が課せられてくる事でしょう。
 医療に従事する人達は、一層、自衛せねばなりません。
 所で、対処法として興味深い本が出版されているようです。
 『【悪】トク社員のすすめー会社人間くそくらえ、管理社会をぶっとばせー』(小池 貴、あいであ・らいふ、1986年)と言う本です。100円ゲット本ですのでちょっと古いですね・・・・・・・・・………………
 ……………・・引用・p3・・………………この本には、当初「悪魔のサラリーマン処世訓」という題名をつける予定だった。最近、私の周りで、心身症、ウツ病、神経性胃潰瘍、かいよう、心臓病などなど、悪魔に魅入られたように心身の病に倒れる人が続出しているからだ。私の周辺だけでなく、サラリーマンやビジネスエリートの自殺が新聞紙上をにぎわす事もしばしばである。(中略)
 こうした状況下で、サラリーマンも、もはやキレイ事では生きられない。使う側が悪ならば、使われる側も悪になって図太く生きるしか手はない。趣味を持つなんて生易しいものではやっていけない。酒を飲んでグチを言っても、醒めれば虚しさが残るだけだ。体を壊してはモトも子もない。
 仕事一筋の「会社人間」ほど会社に裏切られ易い。「マジメ人間」ほど今日の厳しい変化についていけない。そして「期待される模範社員」ほど心身症に陥り易い。
 「企業戦士」とおだててはいても、戦死して行く人間の面倒をみるほど会社は甘くはない。同僚も味方ではない。労働組合だって頼りにならない。結局、頼れるのは自分自身と家族だけなのである。
 そう考えると、どうにもクラーくなりがちだが、落ちこんでいても始まらない。開き直って、めっぽう明るく立ち向かってみようではないか。その為には、現状を守ろうとする消極的生き方を捨てる事だ。管理社会のルールだとか、社会常識だとか、上下関係とか、周囲への気配りといった事に、あまりこだわらないことだ。肩の力を抜いて、自分のトクになることだけを考えていればいい。管理社会に毒された人は、それを悪と呼ぶかもしれない。それでもいいではないか。・・………………
・…………………………………………引用了………………………………・・・……
 うーむ、ここまで開き直ってしまっていいものか・……少しく悩みます、です。
【6】(29日投函)ご紹介本です。『なにわ商人道 ケチオロジーの経済講座』(吉本晴彦、七賢出版、1995)からの引用です。ちなみに、著者の吉本さんは、『ドケチ教』の自称・教祖様だそうです(笑)。
・………………………p200・……………これまで、「命とカネ」をケチって大切にせよ、と再三言うて来ましたが、もう一つ『時間』をケチらなあかん。
 これを案外忘れて粗末に扱っている人があまりに多すぎる。
 人の一生の時間は限られている。今、「高齢化社会」やかていうたかて、平均で男が76.7歳、女が82.3歳に過ぎない。二百年も三百年も生きられるもんやない。地球誕生以来50億年とか、人類誕生以来50万年なんて知ると、いかに人間の寿命が短いものかが分かりまんな。
 それを、いつまでも生きられる、と「錯覚」している人が多すぎる。
 ちょっと、いっぺん、振りかえってみる事や。
 あと、いくらも寿命が無くなって、やっと気づく・…
 人間は、ほんま、「愚かな生き物」やと思いまんな。
・・…………………………………………引用了・………………………………・…・・・・
 うーむ、確かに。
 病気になって、慌てて、健康の有難味を知る・・……
 幸い治っても、すぐまた健康の有難さを忘れる・……・……
 普段から健康に注意している人とそうでない人の国民健康保険料が同じである事に、疑問を持つ方の気持ちが分かる気もします。
 思えば(別に思わなくても・笑)毎日確実に寿命は減っています。
 貴方も私も、ご一緒に(笑)
 「今日より若い日はない」・・………・『【悪】トク社員のすすめ』からの引用です(p224)。……………………
 お互いに、「今日の命」「今日の健康」「今日の【一病息災】」を、ひとます(笑)感謝したいものですね。
【7】(2日投函)新年早々、暗い話題で済みませんが・・…過労死を少しでも少なく出来ればと思い、『死ぬほど大切な仕事って何ですか』から、またも引用させて下さい。・………………・………………p92・・……【1991年12月、**海上火災コンピューター技師の息子が心室細動で死亡。当時26歳】(ご母堂の手記より)競馬の馬はなんであんなに夢中になって、我先にと走り続けるのでしょうか。性格は優しく従順で、そのうえ姿形も美しいサラブレドたちも、ひとたびレース中に転んだりして骨折でもしようものなら、ただちに容赦無く処分されるという非情な世界なのに。日本のビジネスマン達も、彼らとなんら変わる事がないように私には見えるのです。(中略)
 思えば、息子が憧れぬいて入った会社でした。(中略)保険会社に残業は当たり前の事。仕事が猛烈に厳しいのも承知していました。朝は早くから出かけ、帰りはほとんど深夜でした。でも、それだけではなかったのです。(中略)
 どんなに仕事が忙しく遅くなっても、退社時刻として記録するのは21時00分。あとは全部サービス残業でした。勿論、夜中の電話対応も例外でなく、トラブル処理に何時間かかっても全くそれらの時間は正規の仕事とならないで、サービス残業ということになります。入社後に先輩から指導されて「変だな」と思いながら、そのようにして来たといいます。自分から希望して覚悟を決めて入った会社ですが、想像以上に大変な職場でした。4月の初めからフレッシュマン達には、入社時研修と言う名の缶詰状態の研修があります。その時に、彼らは会社によって都合の良いように教育をされ、マインドコントロールされた企業戦士の「ひな」として各職場に送り出されて行く仕組みになっています。事実、彼もそうでした。(中略)
 息子が無くなった1991年から1992年にかけて、**海上火災では現役の社員の突然死が続いていました。毎月のように、心臓発作やくも膜下出血で亡くなったというお知らせが、社内報に載っていました。そのため、その後はかなり厳しく残業規制が行われる様になり、同時に労基署対策も手抜かりなく、しっかりと行われていったようです。その元OB(元**省トップのお偉方だった人)さんが末端の労基署の署長に圧力をかけていたという訳です。ほんのはずみで、その事が暴露されてしまいました。・……………………………・・引用了………………・・・
 お気の毒な事でした(合掌)。
 この中で、「会社が新入社員をマインドコントロールする」という記述がありましたが、どんな会社でも大なり小なりやられているのでしょうね……新入社員教育という美名のもとで・……
 ついでながら、『カルト資本主義』(斎藤貴男、文芸春秋、1997)という本の中にも同じような警戒を呼びかける指摘がありました。
 ……………・p375……(日本のサラリーマンは)日増しに冷酷になっていく会社に対して、一方的に譲歩していく。どんな理不尽な命令を与えられようと、酷薄な処遇を受けようと、「我執を忘れて」、「前向きに」、「すべては必然必要ベストなのだ」と自ら暗示にかけて「生かされて」いこうとする。…………了・………・・
 昔、「止めてくれるな、おっかさん」という「息子の台詞」がありましたが、現代ではマインドコントロールされた息子・娘さんを「止めて下さい、おっかさん!」と言ってあげたいです。
 「会社教」に洗脳されすぎたお父さんならば、「止めて下さい、お母さん!」でしょうか。
 過労死のない日が来る事を願ってます。
【8】(2日投函)『死ぬほど大切な仕事ってなんですか』からの引用の続きです。・……………p267・………………【過労死予備軍のわが子を憂える】(母・62歳)「子供たちまで過労死させてなるものか」「愛する夫を過労で奪われたうえに、どうしてかけがえのない子供達まで、同じ轍を踏ませる事が出来よう」
 疲れきった体を引きずるように夜遅く帰宅し、夕食をとる元気もなく、泥のように眠り込む娘を見るにつけ、私は、あたかも山門の前で立ちはだかっている仁王の如く、働かせ過ぎ社会に向かってカッと目を見開き、両手を広げて子どもたちを守っている思いです。
 いや、そうありたいのだが、内心怯えている毎日なのです。突然倒れてしまうのではないか、ノイローゼにはならないか、病気になりはしないか、毎日が恐怖感でいっぱいなのです。「あんまり頑張らない様にしなさい」「いらいらしたら深呼吸するのよ」「適当にやってきなさいよ」こんな言葉で、子どもの出勤を送り出す母親がいるでしょうか?「いや、私は子どもを失いたくないのだもの」。こんな自問自答の毎日が続いているのです。
 愛する家族を過労で失った人達は、多かれ少なかれ同じような気持ちで、過労死予備軍である遺族を心配し続けているのではないでしょうか。
 娘は、市内の総合病院で事務の仕事をしています。看護婦さんではなく事務だから、忙しいのも月末と月初めだけで、保険の請求のときだけだろうと思っていましたが、世の中はそんなに甘いものではありませんでした。私達の胸算用は見事にはずれ、人手不足からくる忙しさは並大抵のものではありませんでした。毎日、帰宅するや不満を私にぶつけます。「今日は、入・退院合わせて十何人もいた。そのため手続きや計算で昼食をとる隙もなかった」「新米で仕事がよくわからないから、先輩に聞こうと思っても、あまり忙しそうで聞くことも出来ない」「今日は、昼食が2時過ぎに15分くらいでとってきた」という調子です。
 「あなた、ノイローゼにならないようにしてね」「それは大丈夫よ」とは言っていたものの、しだいに体に変調が起きてきました。生理が遅れてきた。便秘が一週間も続いた。帯状疱疹が出た。(中略)そして、体調不良で欠勤する事が多くなりました。以前の私だったら、職場を休む事は決して許さなかったでしょう。自分自身もそうして来たから。しかし、夫が過労死してから変わりました。自分の身は自分で守らなければならぬ。職場の仕事はだれかが代われても、家族の命は代われないのです。
 娘は言います。「同僚でノイローゼ気味になったり、病気になって入院している人もいる。病人を看る側の人間が、心身共に不健康でいて、どうしてよい医療ができようか?」「国の補助は打ち止めだし、よい医療をしようと思えば、赤字が増えるし・・…」「しかし・…」、自分の身を守るといっても、おのずと限界があります。周囲の人々の意識を変え、経営者の姿勢を変え、医療行政を変えていかなければなりません。それは、もっと大変な事です。ではどうすればいいのでしょうか?真面目に働き過ぎて、黙って死んで行くしかないのでしょうか?
 長男夫婦も同様です。「お姑さん、うちは母子家庭よ。(夫は)子どもと朝ちょっと顔を合わせるだけ。たまの日曜日は疲れて眠っていて子どもと遊ぶどころではない。私だって保育園で働いて疲れているのに。私に任せっきりですもの」(中略)
 時々、息子たちの働き方を見ていると、私が会社に苦情を言いに行きたい思いにかられますが、それは息子に止められています。しかし、以前、息子が会社からの帰途、電車の中で突然激しい頭痛に見舞われ、救急病院に運ばれた事があったり、軽いノイローゼのような症状が出たりした事もあることを思うと、遠く息子たち夫婦のいる空に向かって「あまり頑張るな。ほどほどにやりなさい。家庭を大事にしなさい」と、叫ばずにはいられません。世の母親達は、遺族は、「二度と同じ悲しい思いをしたくない」と恐怖におののきながら「わが子は絶対に奪われないぞ」と、まなじりを決して身構えているのです。そのために過労死しないための健康管理をし、過労死をなくす活動がどうしても必要と考え、出きることをやろうと思いを新たにしています。自分も、過労死しないために退職した母として、次の世代まで過労死を引きずらせない親の行動があるのだと信じています。
・・………………………………引用了………………………………………・

直訴状1664  (12/19/01)  (患者)
**外科で捻挫の治療に行ったら湿布だけだったんですけど、それが研修の看護婦でほんとにただ貼って包帯巻いただけなのに5000円もかかった。やぶってかなり有名なんです。

直訴状1663  (12/19/01)  (患者)  (ss)
先日妊娠10週目で中絶手術を受けました。
不安は勿論ありましたが、術前に看護婦さんから丁寧な説明と注意事項やリラックスするためのアドバイスを受ける事ができ、少し落ち着く事ができました。
説明の大部分は麻酔についての事でした。
私は以前に避妊リングを使用していた事があり、年数経過の為に取り出す際、人工妊娠中絶時と同じ麻酔下で処置を受けた経験がありましたので、麻酔がどのようなものかおおよその見当は付いていました。
術前30分くらいになって、ブドウ糖の点滴と「麻酔の効きをよくするため」の注射をお尻に打たれ、かなり意識も朦朧としてきた頃に処置室へ移動し、手足を固定され、心電図や血圧計を付けられ、処置を受ける態勢で先生を待ちました。
最終的な麻酔はブドウ糖の点滴の所から注入する。とのことでした。
そして先生が器具を挿入し、処置を始める態勢が整った時点で麻酔が注入されたのですが、思っていたほど効くことはなく、朦朧としながらも周りの状況は理解できたので、薄目を開けて様子を見ていたのですが、私の意識があるか無いか確かめる事もなく処置が始まってしまい、あまりの痛さに大声を上げ、全身に力を入れて逃れようと身をよじりました。
当然処置は一旦中止され、麻酔を足されるのだろうと思っていたのですが、先生は暴れる私を片手で抑えつけ、周囲の看護婦さんにも抑えるよう指示を出し、処置を続行しました。
看護婦さんは「痛いの?麻酔効いてない?」と尋ねてくれるのですが、先生は「ん?そうか?」と誰にともつかないように呟くだけで、手を緩めようともしませんでした。、
自分でも少し暴れすぎだ。と思うほど暴れたと思います。勿論痛いのから逃れたくて身をよじるのですが、痛いとアピールしているのを無視する先生に対しての抗議の意味も兼ねて全身に力を入れ「痛いですー麻酔効いてないですー」と叫んでいました。
ここでやっと「麻酔効いてないねぇ」と言った先生ですが、看護婦産に「しょうき」という指示を出し、看護婦さんが私の口にマスクを押し当ててきたので、それが「笑気ガス」だと判りました。
しかし、意識は薄れることもなく、口にはマスクが押し付けられていて声も出せない状態でした。
結局最後まで麻酔は足される事なく、先生は半分私に乗りかかるように力を込めて抑えながら手術は終りました。
先生の様子には口に出して言わないけれど「あとちょっと、もう少しで終るんだから・・・」という雰囲気が終始うかがえました。数分間のことでしたが、とてつもなく恐ろしい経験でした。
当日は麻酔が覚めるまで休んでから帰宅し、翌日に診察を受けるため病院に出向くはずだったのですが、病院では眠れる事もなく、ベッドで横になっているだけだったら自宅の方が落ち着けると思い、早目に帰宅の許可をもらって自宅で安静にしていました。
翌日目が覚めてみると起き上がることも出来ないほど、全身が筋肉痛を起こしていました。
私には出産の経験もあり、自然分娩の難産でしたので、最後は看護婦さんが私のお腹に馬乗りになり、呼吸に合わせて赤ちゃんを押し出してくれた事もありました。
しかし、分娩とは違い、麻酔下で無意識の状態で受けるはずの手術を、麻酔が効いておらず、意識もはっきりしている患者を力ずくで抑えてまで処置をするものなのか?と医師に対する大きな疑問が残りました。
このような事はよくあることなのでしょうか?

直訴状1662  (12/18/01)  (医師)  (kobe)
看護婦さんに言いたいことは、生半可な知識で医者に異見する事は辞めて頂きたい、知識の無い人に限って偉そうに異見したりするからたちが悪い、アメリカでは看護婦さんと医者が協力して診療に携わるが、日本では医者は看護婦に命令し、看護婦の意見を聞かない、医者の言う事をよくきく看護婦が良い看護婦だと言うのはおかしいと言う意見がありますが、アメリカの看護婦は医者の読んでいる医学書をよく買って読んでいます、例えばセシルやハリソン内科学書など分厚い本を持っていますよ、日本の看護婦さんで朝倉の内科学書とか中山書店の内科学書を読んでいる方はいるのでしょうか?医学書専門店に行って店員に聞いてください「看護婦さんで朝倉の内科学書などを買っていく方いらっしゃりますか?」と、ホームページなどでハリソン内科書の評価など読んでみてください、アメリカの看護婦さんが評価を書いていますよ、結局レベルに差が在りすぎる事がわかっていないのですよ、看護婦さんはご自分と医者の知識レベルを同等の物と考えている方がいらっしゃるようです、努力もしないで努力しないのは医者がそうさせているのだと書いておられる方が居られます、医!者であれば、日本の医学書に書かれていることは実際の診療で役に立たない事が多い事を知っています、実際的な事が書かれていない場合も多く、例えば血液検査データの解釈など、そのような本では出来る様には成らない事が多い事は知っているはずです、醫學の奥は深いのです、そのような事を知らない看護婦さんに限ってガタガタ異見してきます、医者も腹がたちますよ、医者が全ての医学知識を持っているとは言いませんが、一通り理論を医学科で勉強しているので応用も効きますし、本を少し読めば思い出します、看護婦さんの中には一つの疾患には一つの治療法しかないと思っている方も結構居られます、在る医者の治療法を見よう見真似で覚えて、別の医者が違う処方を使用ものなら、その治療法は間違っているとばかりにガタガタ意見する方が結構多いことには閉口します、つまるところ全然本を読んで勉強する事なしに見よう見真似でしか物事を理解していない事の裏返しなのです。そのような看護婦さんに一から治療法の説明をするのも馬鹿馬鹿しいですし、時間の無駄です、話にならない、浮腫が在って脱水でタキっている患者にアルブミン点滴処方出したら、2〜3人の看護・wが束になって「もっとラシックスを使え、点適量を減らせ」といって言い張る看護婦には腹が立ったことがありました、一人の看護婦が横目で私をにらみながらしぶしぶアルブミン点滴しましたけど、「おまえら患者の責任取るのか!」と怒鳴りたくなりましたよ、処方の仕方も病院、出身大学によって違う事も在ります、先生によってスタイルがあるんです、最低限、内科学書の一つぐらいは理解できるまで通読してから意見してくださればまともに説明する気もしますが、意見する看護婦に説明しても理解できないのか聞こうともしないで「はいはい」と言いながらどこかに行ってしまう、全く困ったものです、在る病態に対しても如何解釈するかで対処法も違ってきますし、だからこそ迷って悩んで一つの決断をする事も多いのです、このような事も一生懸命勉強していない看護婦さんには(全ての看護婦さんがこのような方とは思っていません、尊敬できる看護婦さんも大勢いらっしゃります)理解できないでしょう、本当に医学を勉強したいなら医学科に入学してください、金が無くても医者になる方法はあります、国立なら入学金も数万円ですし、授業料も文学部や、経済学部と同じ金額!です(年間40万ぐらい?)、生活費が無いなら奨学金も簡単に貰えます、最近では奨学金貰っている学生がマンションに住み、自家用車を持っている事が問題になっているぐらいですから、自治医大に入学すれば学生でありながら公務員として給料が貰えますよ、もちろん卒業後10年ぐらい?過疎地医療をしなければならないらしいですけど。

直訴状1661  (12/16/01)  (医師)  (だめ医者)
医者の正直な呟き、、、
医療に対する批判が雑誌やテレビなどマスコミで盛んですね、医療費削減する事で現在の問題は解決するのでしょうか、批判の矛先は医者に向けられているようです。医者に誤診されない方法?良く診てもらう方法?、一番良い方法はご自分が医者になって考えればわかる事です、医者も人間です、医者に頼ることです、信頼する事でしょう、信頼を寄せてくる患者さんを放ってはおれません、医学書を開き「本当に診断は間違っていないだろうか、、、治療薬はこれがベストだろうか、、、、他の病気が潜んでいないだろうか、、、この病気が疑われるなあ、じゃあこの検査してみようか、、、1週間前に血液検査したけれど、今日の診察だとまた悪くなっているようだ、、、もう一度再検査して調べておかなければ、、」と良く考えてジックリ診療するでしょう、すると検査の数が増えます、医療費が高くなります、「医療費が高くなってしまった、、なぜこの検査が必要だったのか患者さんに説明しなくては、、、しかしある本に、悪い医者は患者に理解できない医学的な言葉で説明して、煙に巻いてしまうと書いてあったなあ、、、それでも医学的に説明しなくては説明にならないなあ、、理ciきるだろうか?、、、」と成るでしょう、するとこんな事が起こります「先生、また医療費削られて来てますよ、CT検査と治療薬のこれとこれは過剰として削られています、、、この血液検査も必要無いと削られてますよ、、、先生、この削られた分は病院が自腹を切ることになるのですよ、、、慈善事業じゃないんですから、」、「この患者さんは死にかけで、この薬がないと、すぐに死んでしまうよ、、、この薬とこの薬を使えば改善していく可能性があるんだけど、、、この薬を使う事を認めてもらうにはこの病名を書いておかなければ医療費削られるなあ、、、こんな病気じゃあないけど、、書いておこうか、、、、御上はもっとチャランポランに診療しろと言っている様だ、、まじめにやるのが馬鹿らしくなるなあ、、でも患者に訴えられたら最後だしなあ、、、、医者としてそんな事出来ないな、、」、私の知人で過労で死んだだろうと思われる医者(急死)は2人、自殺は2人いる、20才台から30才台前半だった、朝は7時から夜は午前2時ごろまで働いていた、、、医者の友人の愚痴は「収入は如何でも良いから自由な時間が欲しい、、、、薬品会社のセールスマンは高給取らし!
いぞ、従弟で製薬会社の奴がまだ30歳前だけど年収800万だからな、、俺より高給取だよ、、、製薬会社は厚生省からの天下り先だからな、、、医者辞めたいな、、、医者辞めたら仕事無くなるけど、、ニュースキャスターは好きなこと言うとるなあ、、、医者の批判をしていれば桁違いの給料貰えるんだろー、、何処の病院でも、過疎地域はもちろん、東京、大阪でも医者の求人数は多いのに医師過剰時代なんて情報操作だな−、、、医者が過剰なのに、何でこんなに忙しいんや、、、私生活が満たされていなければ、人に何か良い事をしようとは思わなくなるよー、、誰だってそんなものだろー、、、患者の状態が悪くなるのは、医者の責任だけでないんだけどなあ、、医者は何時も患者のそばにいる事は出来ないし、主に患者の世話をしているのは看護婦だから、患者の状態が今日は如何だったとか医者に伝えなければ、細かい事まではわからないし、、、看護婦も少ない人数で働いているし、すごく忙しいしそんな事出来ないよなあ、、、医者を減らして看護婦を増やそうとしているらしいけど、、、ある病院では看護婦が患者の投薬指示出しているらしいぞ、よく患者が急変するんだっ・ト、、、そんな病院が増えるんじゃないかなあ−、、県立;;;病院では老人は早く民間病院に送れと命令されるらしいぞ、、手術後お腹に膿が溜まってて、まだ治ってないのにその傷を閉じて他の病院に治りましたって送ったらしいぞ、、、老人は長く入院させてもなかなか良くならないし、医療費が高くなるだろ、、すると医療費削られて病院が赤字になるからなあ、、、病院の死亡者が増えるのも問題だからな、、公立病院の赤字はすごいらしいなあ、、、全国の国立病院は廃止または売却になるんだってナー、、、日本の病院の中では看護婦数は多いのに看護婦の待遇改善運動が激しくて、すごい赤字経営だったんだろー、、、アメリカでは患者一人あたり看護婦?人、日本は?人とか書いてある広告が国立病院にあったからな−、、アメリカは豊かな国だからナー、、日本は所詮貧乏国だから薬品会社に出す金は在っても医療従事者に出す金が無いんだよな−、、、テレビ報道番組のスポンサーも製薬会社だったりすし、、、、
先生と言われる職業はもう終わりだな、、、学校の先生と生徒、父兄の関係、医者と患者の関係、全て崩壊してきているなあ、、マスコミの報道が全国に流れるからだろー、、」 
問題は必要以上に警戒心を煽り立てていることだ。医療に必要な事は患者と医者との信頼関係であり、医者が一生懸命診療している事がわかれば患者も少々誤診が在っても許すと思うのですが、特殊な考えでしょうか。
この直訴状に対するコメント

直訴状1660  (12/15/01)  (その他)  (菊地)
初めまして!医療に関して今とても疑問に思っている事があるのでメールさせて頂きました。どこから書けば良いのか分からないので思いつくままになりますが…。実は私は19歳で発病した病気によって車いすの生活をしています。初めの診断は腰部椎間板障害(俗に言う椎間板ヘルニア)で若いから手術した方がと言われ手術しましたが後遺症が残ったのです。
当時保母を目指していた私には子供にスキップや2ステップをみせて教えられなくなりました。「簡単な手術ですから…」と言われながら後遺症が出るかもと言う話はありませんでした。その二年後再発。同じ部位で椎間板内ステロイド注入しましたが良くならず寝たきりに近い状態でキモパパイン(?)の治験をしましたが松葉杖の生活です。でもリハビリもせずに退院させられました。そして二度目の再発。神経が3分の1位に圧迫されてるので手術すれば治ると言われながら実際は人に支えてもらって立つ事がやっと。そして夏になってベットが不足してるから退院しろと言われ退院せざるをえませんでした。しかしその後のリハビリがある訳でもなくただ家で寝たり起きたりだったので自分でリハビリテーションセンターを探し入所の手続きをしましたがなかなか診断書を書いてくれず書いてくれた物も封印されていると言う状態でした。身障手帳も書いてもらえずリハビリセンターで検査の結果訓練しても実用的な歩行は不能と宣告されました。
それから車いすを作り…あれから11年ほど経ちますがその当時治療に携わった医師は退職されカルテも5年保存と言う事で多分みせて頂けないと思いますが自分が受けた治療が納得いかないのです。現在痛みが激しいのでペインクリニックに通院してますが以前住んでいた所にはペインの専問医がいたのに現在の所には専門医が皆無に近い状態なのです。麻酔科を標榜していながら「こう言った治療をお願いしたいのですが」と電話すると「医師が非常勤なのでできません」と。仕方なく整形外科の個人病院へ行っても投薬のみで身体に触れる事も検査もせず…また総合病院の整形の医師も私の専門外なので大学病院から脊髄の医師がくる日に来て下さいと言われました。また容態が急変しても受け入れられる病院がなく手に負えない場合県外へ搬送だそうです。日本は医師過剰だと言われますがそんな地域もあるのです。どう思われますか?脊髄に圧迫がある事がMRIで分かる様になったのはまだ最近ですがMRIがあっても技師がいないから検査出来ないと言う病院もあります。また総合病院(市民病院)なのに非常勤でしか医師がいないのにその科を標榜している。以前に住んでいた所が整備されていたからそう思うのかもしれませんが県外や遠くの病院へ搬送され入院した場合家族の介護の負担も大きいです。
また癌などの疼痛患者のQOLを高められる薬が座薬と注射は認可されながら欧米では認可されている舌下錠が日本では認可されないそうです(薬名:レペタン)そう言った薬がまだ他にもあるのではないかと私は思うのですが…なぜ承認される物と承認されない物があるのでしょうか?承認されながらもヤコブ病やエイズの様な薬害の被害者もおり厚生省は何をしてるのでしょうか?
主人も心の病を抱えながら闘っています。しかし偏見に満ちた世間には病気の話もできず「怠け病だ」と決めつけられます。容態が悪くなっても救急病院がある訳でもなく…都会にはデイケアやナイトケアや生活支援センターと言う物があるそうですが…行政は縦割りの為手を差し伸べてくれません。病院も片道一時間かかり待ち時間や治療の時間も必要です。しかし移送サービスを利用すれば一回で五〜六千円かかります。
少ない障害年金でどうやってまかなえば良いのでしょうか?
インフォームコンセントとかセカンドオピニオンと世間で言われていますがそれを受けたくても受けられない人が大半を占めていると思います。また小泉内閣の改革ですか?本当に病院へ行きたい人が医療を受けれなくなってます!お金持ちは苦しまずに貧しい者を苦しめるのが構想改革ですか?医療問題・福祉問題…全国民の問題として国民が声をあげても聴かない総理なんて要らないと私は思います!

直訴状1659  (12/11/01)  (患者)  (杉本 平)
12月8日に目安箱に投函しましたが、改めて直訴状として投函します。
日本の医学、医療は進んでいると思いますが、それは病気と言う観点に置いてで、私の様に通常の血液の正常値を越える血の多さを持った先天性の多血に関して医者は知らず、それは血液の専門医である血液内科の医者でも同じ事です。医者は先天性の多血が在るのを知っているのに、しかもその多血は、病気とは無縁のものと知っていても先天性の多血を持った人間が、多血で無くなると言うのが、どんな悲惨な事になるのか想像さえしないのです。私がまだ元気な時は、この多血を見ても何も言わないでいたのに、この事を言って元の多血に戻すのに必要な事をして下さいと言ってもやれ多血は悪いとか言って相手にして貰えません。私が診察に行ったのは主に大学病院の血液内科で、血液専門の所です。でも専門であればあるほど、その専門分野しか見ないのです。私の様に血液では何の異常も出ない者には、行くだけ無駄な所でした。かと言って他の病院など行っても事は血液の事であり、しかも唯一身体の異常を示す検査が、病院なんかでしない毛髪分析なので、全く無駄でした。それではと思い毛髪分析など、体のミネラルの事に詳しい人のところにも行きましたが、各項目のミネラルの高い低いなどを言ってこれは食べてはいけないとか、これは多く取りなさいとか言うだけで、結局は、この分析結果を見て体がどう言う状態なのか、分析結果全体の事を言ってくれませんでした。そもそも私の言っている事は今までに前例が無い上に先天性多血の人間が、多血で無くなると言う事じたい普通では、考えられない事なのです。私の言っている事は高度の医学知識など必要なく、どちらかと言えば、詳しければ詳しいほどこの事を分かる為の障害に成るのです。極単純に考えてくれたら良いのです。私の多血は、体に害を及ぼす先天性異常とは違い何でもないものです。先天性という言葉を辞書で引くと生れ付き具わっていると出ています。そこで考えて欲しいのは人間の身体には、他の動物でも一緒ですが、不必要なものは無く、全てのものは何等かの役に立っていると言う事を思い出して欲しいのです。手や足の指が五本以上あると言うのと違い、事は血液なのですから、身体の根幹を成す重要な部分なのだと、なぜ考えてくれないのか、なぜ確め様とさえしないのか、なぜ自分が分からない検査を分かろうとする努力さえしないのか、医者は体を治すのが仕事であり、目の前にいる患者の言う事を聞いて分からなければ、調べて確かめればいいのです。然るに医者は、血液検査を最重要視していて血液検査に引っかかなければ、身体本体が悪くても、悪いと見なしてくれないのです。私は、なぜ血液検査に異常が出なく、毛髪分析に異常が出るのかを医者に言って来たのでが、駄目でした。毛髪分析では、身体の情報が解り得ない検査法だとでも言うのでしょうか、これに異常が有ると言う事は、取りも直さず悪いと言う事です。しかも大半が正常域から大きくずれているのですから、幾ら専門で無いと言っても可笑しい位の事は言えるはずです。なぜ私の訴えを医者は真剣に聞き、確め様とさえしないのか、私が会った医者は、そんな医者ばかりでした。この国の医者は、生命が関わる様な事とか、珍しい病気以外は真剣に成らないのか、知らない事を知ろうとしないのか、私は医者と言う職業を生業とする者に対して強い不信感を持ち、そして、その力の限界を見させて貰った思いです。この日本で、医者のせいで、例え様のない悪さにされたのを治す為に個人が、医療行為をしなければ成らないのは、どう考えても可笑しい事です。私が、なぜ悪くなったのか、どんなに悪いのか、どうしたら治るのか幾ら言っても医者も私の周りの人も所詮他人事で話半分位と思っているのでしょう。私は早く治り人間として復活して、私をこんな目に合わせた医者を医療過誤で訴え、今までの七年間の想像を絶する苦しみや辛さ、医者や人に解って貰えない、明日、いや今日、今この時さえも治ると言う希望が全く持てない底の無い深い暗闇の絶望感など、人に想像さえつかない苦しみの日々を、どんな気持ちで過したのか、辛くて、悔しくて、誰にも解って貰えない歯痒さ等、未来も将来も無い一筋の光さえ見えない絶望的な中での私が、医者や兄弟、知人に対してどの様に思っていたのか、その胸の内をさらけ出したい。いつかそんな日が来る事を私は願って止みません。どうしたら治るのか、どうしてこんな事になったのか、詳しい事はこちらのホームページを見て下さい。
 http://www.h2.dion.ne.jp/~y8nw それから管理人の方へ,私は、極簡単な事で人間として復活する事が出来るのです。だけど今の私の力では、まだまだゴールを見る事が出来ません。どうかお力を貸して頂けないでしょうか?

直訴状1658  (12/10/01)  (医師)  (大学臨床系教官)
直訴状1652について
産婦人科を受診して不快な目にあわれたとのこと、お察しいたします。他のどの科よりもデリケートな心遣いが必要なわれわれの業界で指導的立場にある者が、ご指摘にあったような患者さんを傷つけるような説明しか出来ないとすれば、情けない限りです。もし、どうしても御納得がいかないのであれば、その内容につき、ご自身の名前は伏せて、担当医については実名で記載して同様の内容を書面にして、院内の投書箱に投函することをお奨めいたします。最近は、殆どの大学病院はそのような投書箱を設置しており(なければ、「診療内容についての苦情在中」と書いて、病院長宛に郵送されれば良いと思います)、その内容は毎月、担当の事務員がそれぞれ内容別に仕分けして、部長会議、医局長会議で公表すると共に(公表の段階では医師の実名は伏せてあるのが普通)、関係部署の責任者には実名を出したうえで、実情調査をしています。あなたの担当の医師はひょっとしたら自分の説明がまさか患者さんを傷つけているとは思ってもみていない可能性があり、それを本人に自覚させるという意味でも、また、そのような投書が一通でもあれば、その医師にとり、不名誉きわまりないこと ですので、一種の警告にはなると思います。ただ、内診台の上で10分以上もお待たせしたことに対して、ひとつ弁護させていただきたいのは、おそらく、どの大学病院でも診察医に対して配属されている看護婦の数はとても少ないため、本来なら医師の内診のタイミングに合わせて内診台に患者さんを案内するというきめ細かな対応をうまくとれるところはとても少ないということです。本来は、内診台の上で患者さんをお待たせするよりも医師をまたせるべきだとお考えだと思いますし、患者本位の医療という立場からはそうあるべきでしょうが、何十人も内診しなければならない時は、一人一分待ったとしても、最後には30分以上のロスになり、これまた、説明待ちの患者さんをより長くお待たせすることになってしまうという事情を少しご理解下されば幸いです。

直訴状1657  (12/08/01)  (その他)
日本の医学、医療は進んでいると思いますが、それは病気と言う観点に置いてで、私の様に通常の血液の正常値を越える血の多さを持った先天性の多血に関して医者は知らず、それは血液の専門医である血液内科の医者でも同じ事です。医者は先天性の多血が在るのを知っているのに、しかもその多血は、病気とは無縁のものと知っていても先天性の多血を持った人間が、多血で無くなると言うのが、どんな悲惨な事になるのか想像さえしないのです。私がまだ元気な時は、この多血を見ても何も言わないでいたのに、この事を言って元の多血に戻すのに必要な事をして下さいと言ってもやれ、多血は悪いとか言って相手にして貰えません。私が診察に行ったのは主に大学病院の血液内科で、血液専門の所です。でも専門であればあるほど、その専門分野しか見ないのです。私の様に血液では何の異常も出ない者には、行くだけ無駄な所でした。かと言って他の病院など行っても事は血液の事であり、しかも唯一身体の異常を示す検査が、病院なんかでしない毛髪分析なので、全く無駄でした。それではと思い毛髪分析など、体のミネラルの事に詳しい人のところにも行きましたが、各項目のミネラルの高い低いなどを言ってこれは食べてはいけないとか、これは多く取りなさいとか言うだけで、結局は、この分析結果を見て体がどう言う状態なのか、分析結果全体の事を言ってくれませんでした。そもそも私の言っている事は今までに前例が無い上に先天性多血の人間が、多血で無くなると言う事じたい普通では、考えられない事なのです。私の言っている事は高度の医学知識など必要なく、どちらかと言えば、詳しければ詳しいほどこの事を分かる為の障害に成るのです。極単純に考えてくれたら良いのです。私の多血は、体に害を及ぼす先天性異常とは違い何でもないものです。
先天性という言葉を辞書で引くと生れ付き具わっていると出ています。そこで考えて欲しいのは人間の身体には、他の動物でも一緒ですが、不必要なものは無く、全てのものは何等かの役に立っていると言う事を思い出して欲しいのです。手や足の指が五本以上あると言うのと違い、事は血液なのですから、身体の根幹を成す重要な部分なのだと、なぜ考えてくれないのか、なぜ確め様とさえしないのか、なぜ自分が分からない検査を分かろうとする努力さえしないのか、医者は体を治すのが仕事であり、目の前にいる患者の言う事を聞いて分からなければ、調べて確かめればいいのです。然るに医者は、血液検査を最重要視していて血液検査に引っかかなければ、身体本体が悪くても、悪いと見なしてくれないのです。私は、なぜ血液検査に異常が出なく、毛髪分析に異常が出るのかを医者に言って来たのでが、駄目でした。毛髪分析では、身体の情報が解り得ない検査法だとでも言うのでしょうか、これに異常が有ると言う事は、取りも直さず悪いと言う事です。しかも大半が正常域から大きくずれているのですから、幾ら専門で無いと言っても可笑しい位の事は言えるはずです。なぜ私の訴えを医者は真剣に聞き、確め様とさえしないのか、私が会った医者は、そんな医者ばかりでした。この国の医者は、生命が関わる様な事とか、珍しい病気以外は真剣に成らないのか、知らない事を知ろうとしないのか、私は医者と言う職業を生業とする者に対して強い不信感を持ち、そして、その力の限界を見させて貰った思いです。この日本で、医者のせいで例え様のない悪さにされたのを治す為に個人が、医療行為をしなければ成らないのは、どう考えても可笑しい事です。私が、なぜ悪くなったのか、どんなに悪いのか、どうしたら治るのか幾ら言っても医者も私の周りの人も所詮他人事で話半分位と思っているのでしょう。私は早く治り人間として復活して、私をこんな目に合わせた医者を医療過誤で訴え、今までの七年間の想像を絶する苦しみや辛さ、医者や人に解って貰えない、明日いや今日、今この時さえも治ると言う希望が全く持てない底の無い深い暗闇の絶望感など、人に想像さえつかない苦しみの日々を、どんな気持ちで過したのか、辛くて、悔しくて、誰にも解って貰えない歯痒さ等、未来も将来も無い一筋の光さえ見えない絶望的な中での私が、医者や兄弟、知人に対してどんな風に思っていたのか、その胸の内をさらけ出したい。いつかそんな日が来る事を私は願って止みません。詳しい事は、こちらのホームページを見て下さい。
 http://www.h2.dion.ne.jp/~y8nw

直訴状1656  (11/21/01〜12/10/01))  (医師)  (calm/医学「慨」論)
【1】(21日投稿)おはようございます。といっても、読まれる方は夜かもしれませんね。・・…朝からボケてる小生は一体なんなんだ(笑)。
 暖かき広い御心で99%の方々が、小生の直訴状を無視して下さっている事と、感謝しております(笑)。いや、本当ですよ。こういう真面目な掲示板には相応しくない「軽い」話題や独り善がりの冗談も多く書かせて頂いているので、ジツの所、恐縮しておるのです。
 ただ、残り1%前後の「更にココロの広い方」や「蓼(たで)食う虫も好き好き」(笑)の方々には、お忙しい中、お読み頂き有り難う御座います。そうだ「蓼食い虫さん」からは今後は配信料を頂戴しようかな?タダで読ませちゃうのは勿体無いので(笑)。「医も算術」、なーんちゃって・・…。
 冗談はさておきまして、1%はかなりの人数ですよ。毎回10000人の方にアクセスして頂いてるとしても、1%なら100人の大人数です。1000人と少なく見積もっても、10人でしょうか。うーんと100人だったら1人ですかね。・・…自分で書いて自分しか読んでなかったりして……・…ホラーな世界ですなー(笑)。おーっと、失礼。管理人さんが嫌々ながらも読んでおられますかね、義務として(笑)。ご苦労様です。
 ともかく、一応10人の常連読者の皆様(不特定少数・笑)を想定して、これからもビシバシ情報発信させて頂きたいと思いますので、ココロしてくださいね(笑)。
 えっ? 「もういい加減にせい!」ですって?・…・…まあ、そんなことおっしゃらずに、宜しく頼みますよ。
 えっ? 「もうcalmの思考パターン・冗談パターン・企みは全て読めた」ですって? 凄い、凄すぎますぜ、ダンナ(笑)。例のDNA解析ってヤツですか?(笑)
 読めた方は、小生の代わりにcalm(カーム)のペンネームで書き込んで頂いて結構ですよ。そうして頂ければ、小生は遊んでられますので、ハイ。
 そうなると、小生マスマス暇になってしまいます(笑)。仕事場で、パソコン向かって仕事している振りが出来なくなってしまいます(トホホホ・・…)。
 そうなのです。仕事している振りを装う為に、いつも書きこませて頂いておるのです。
 今回は、懺悔になってしまいました……・。
【2】(21日投函)「病は気から」とも申します。『人を動かす人になれ』(永守重信、三笠書房、1998)からの引用です。…………・・p4・………・
 …・・これは、創業(73年・引用者注)間もない頃に出張先のアメリカで、体調を崩して病院に運ばれた時のエピソードである。現地のドクターから「調子はどうだ」と聞かれて、私は全身にじん麻疹を出しながら、力の無い声で「ノット・ファイン」と答えた。すると、そのドクターから「あなたはどんな仕事をしているのか」と再度質問があった。「小さな会社を経営している」と私が応じると、「経営者がそんな弱気では会社は危ない。いつも『ファイン』と答えなさい」とアドバイスを受けた。
 そして、そのドクターの言う通り「ファイン、ファイン」と口の中で繰り返していると力が湧いてきた。「病は気から」とは良く言ったものである.……………・・
・・………………………………………………・・・……………了……………・・……・・
 アメリカのドクターも、意外とやるモンですなー。
 禅問答のような遣り取りは、安心させる為の方便なのか、アメリカ人らしい冗句(ジョーク)なのか、はたまた藪医者なのか…・・…結果的に患者さんを安心させ、かつ見事に「ファイン」な状況に戻したのですから、これぞ究極の「ムンテラ」ですね(笑)
 小生も、診察室に入ってきた患者さんに「いやあ、お元気そうですが、今日はドウされました」といって、初っ端から「ムンテラ暗示療法」です。
 患者さんは、「またそんな事言って。実はですね…・・」と反発されれば、3分診療。元気無く辛そうにされていたら時間をとってよく診る様にしています。
【3】(23日投函)23日付けの読売新聞に、医道審議会(厚生労働省)の処分決定の記事が出ていました。
 医師・歯科医師合わせて18人の名前と年齢、勤務先と勤務先住所が公開されていました。ここまでの情報公開は今までなかったのではないでしょうか?
 医師・歯科医師は合わせると、全国で20数万人以上いると思いますが、仮に30万人として、処分を受けた人の割合は、0.006%でしょうか。免許取り消しは2人でしたから、0.0007%でしょうか。
 法曹の世界(弁護士など)では、司法試験合格だけでなく、地域弁護士会登録が弁護士業の開業条件になっているそうです。司法試験と言う国家認定資格で国が入り口を管理し、弁護士会登録というハードルで弁護士同士の内部チャックを働かせているのだそうです。
 こうする事で、資格取得後の弁護士の言動に対して、同業のプロ達の相互チェックを効かせる事が可能となるのだそうです。
 弁護士資格剥奪には物凄いエネルギーが必要かと思いますが、弁護士会登録抹消にはそれほどのエネルギーは必要ありません。そのようにして柔軟に、弁護士同士の内部チャックを働かせて、弁護士業界全体の信用と権威を保っているそうです。 弁護士登録抹消されても、反省の情が厚いと認められたり、相応の報いを受けたと判断されたら、再登録という形で弁護士として再び働けるそうです。
 医業の世界でも、法曹界ような内部チェック機構を設ければ、多分0.006%以上の割合で処分が出されると思います。なにも、新聞史上で名前を公表する所まで行かなくても、それ以前に改善・改悛させることが可能と思われます。
 勿論、今のまま医道審議会は存続させた上での、ダブルチャック機構として新たに設ければいいと思います。
 ついでながら、この直訴状で訴えられている事も、受けつけてくれるような窓口も公的な機関で設けてもいいのかも知れません。出来れば、地域医師会が自腹で受付機関を作るのが、自分達の専門職の信用と権威を守る最良の手段かと思われます。
【4】(23日投函)続け様に失礼します。今日は祝日ですが、セミナーが大都会(笑)でありましたので行って来ました。学術講演と手術のライブ放送が拝見出来ました。
 実りあるセミナーでしたが、ライブで手術をされる方には、敬意と感謝を捧げたいと存じます。(患者さん達にもご協力感謝致します。でもお手本になるような名医の執刀を受けれたのですから、結局ラッキーだったのかも?)
 3人の術者がそれぞれ3名の患者さんの手術をされたのですが、その内御二人は、自分の病院でないところで、ひょっとして始めてお会いした患者さんの手術をされていたのでしょうか?
 だとしたら大変なストレスだったと思います。しかも、全国の同じ専門の医師が大勢見学する中での手術ですから、一層ストレスがあった事でしょう。
 同業の医師の勉強の為に、骨身を惜しまぬ姿にはいつもながら感動しました。
 よくマスコミでは、学閥・学閥と批判がありますが、現場では同じ専門にある者同士が、御互いに教え合い・学び合っている姿がよく見られます。
 日本の医療はそう言った部分ではイイ方向に向かっているようにも思われます。
 ついでながら、教え方の物凄く上手な方がいらっしゃったのですが、民間病院の医師でおられました。こう言う方が、大学で教授をやってくだされば素晴らしいのにと、ふと思いました。
 勿論、こういう「名医」はどこの大学も放っておかず、複数の医学部で非常勤の講師にお呼びしています。しかし日本の大学が「非常勤講師」という肩書きしか進呈していない一方、海外の複数の大学は「客員教授」の肩書きを用意しています。
 良い教師を遇するのに海外の方が礼儀をわきまえているようです。将来、大学間で専任の教員として引き抜き合戦になったら、海外にまたもや人材を取られてしまいそうでちょっと心配です。
 まあ、海外の医療水準の向上に役立ってくれるのですから、良い海外協力にはなるとは思うのですが・・……なんか残念です。
 【4】(29日投稿)今朝の新聞に拠れば、政府・与党間で医療費関係の合意が出来たようです。(1)診療報酬は引き下げ、(2)高齢者自己負担は定率1割(月額上限撤廃)(3)サラリマンの保険料徴収を年収ベースにする総報酬制にする(4)医療法人の理事長を医師以外にも認める要件緩和、などだそうです。
 この景気低迷の時期に、更なる景気悪化の原因にならなければ良いと思います。
 話しは飛びますが、先日学会でお会いした卒後7年目の女医さんの話しです。
 勤務があまりに過酷で、体調不良が続いたので、思いきって医局関係の病院を辞めたそうです。そして今は、自分で探した開業医の診療所へ週3日位手伝いに行っているそうです。
 半年くらいで、体調も戻って来て、やる気も戻って来たそうです。
 でも、もうハードな勤務の所は懲り懲りだそうです。
 医療の職場環境は、医療費削減もあり、改良の兆しは見当たりません。
 ここは、自分の「命を大切に」サバイバルして行くしかありませんね…・。
 医療従事者が命を削って働いても、「何もいい事は無い時代」なのかも知れません。過労で注意散漫になって医療事故でも起こせば、それこそ一大事。訴訟に損害賠償、病院だって守ってくれない時代かも知れません。無理して働くとトンでもない事に巻き込まれます……。
 ちなみに、看護職の方々の増員数は、(はっきりは覚えていませんが)毎年1万人位だったでしょうか?ただ、毎年5万人位が養成されても毎年4万人位が辞めて行かれているのでは?…………なんか使い捨てにされているような気がして、残念です・………。
【5】(2日投函)何度も繰り返し投函させて頂き、失礼します。しかし、もし真面目に医療の改善をして行こうとすれば、この位の「しつこさ」「粘り強さ」も場合によっては必要か、とも思いましたので・…………………
 日本の医療を憂える皆さんも、ご一緒に考え勉強して参りましょうか。一面それは、地味で忍耐が必要とされる長い道のりかも知れませんが、誰かに任せ切る訳には行きません。自分だけ楽をして面倒な苦労は他人に押し付けよう、では残念ながら解決には繋がらないでしょう。出来れば、小生も「楽をしたい」のはヤマヤマですが(笑)・…… 問題を感じた人がそれぞれの立場で、相応の努力をして行かないと問題の解決にはなりません。
 病院関係の方で無くとも、「選挙する」と言う方法で、より正しい政策を標榜する政治家・政党を選択するという行動もあり得ます。その為には、やはり一定の勉強と言うか、時間と労力・お金をかけなければならないと思います。新聞・書籍を購読して読む事、新聞・著者の言っている事が果たして妥当なのかどうかを自分なりに検討してみるという結構シンドイ作業も必要です。
 おまけに冷静な自己批判も同時に必要でしょうか?
 ナースコールを押して看護者が駈け付ける時間を記録して病院サービスの向上に役立たせようとする「奇特」な方もおられる様ですが、今の病院の人員不足・過重勤務の状態でそういった調査をやっても看護職の皆さんに余計な心労をかけるだけかも知れません。
 勿論そのデーターを持って行政に働きかけ、人員の補充を働きかかるというのは前向きで改善に繋がるかも知れませんが・・……でもそういう場合は、病院スタッフと協力して調査する方が、より正確な調査が可能となるかも知れません。姑・小姑が嫁の粗捜しをやるような態度では、改善にはつながり得ないと思います。
 えっ?「じゃあ、お前は今何を勉強しているのか?」ですって? ご質問有り難う御座います。御待ちしておりました、そのご質問(笑)。そう聞いて頂けると御本の紹介もし易いです。具体的には「【6】に続く」とさせて下さいマセ。
 【6】100円ゲット本です。『「豊かさ」の貧困ー消費社会を超えてー』(ポール・L・ワクテル、TBSブリタニカ、1985年)と言う本を見付けました(ちょっと古いかな?)。著者は、米国の大学の心理学教授です。心理学の専門書の他になんと経済学(マクロ経済学)の本まで書いておられるそうです。
 著者の主張によれば、今の米国(1983年当時)は、経済成長礼賛・個人至上主義・競争礼賛・市場原理主義という神話にとり憑かれており、物に溢れる社会であってもけっして充実感・満足感が得られている訳ではない。物を作る過程で、環境汚染・資源の浪費・人間疎外などの「公害」も生んでいる。ここは一つ意識の転換と社会制度の変更で、「経済人間」から「心理人間」への移行を提案しています。
 具体的には、共同体の尊重・「足るを知る」思想・他人への配慮社会・協力関係を重視する社会などを提案しています。また、ジョブ・シェアリングの思想や従来の仕事観の変更なのども提案しています。
 ここまで提案する為に、心理学者なのに経済の勉強・研究もして、現在主流の経済学理論に異議申立てをし、更には代替案も提出している所が凄いです。
【7】(6日投函)いつも長々と書かせて頂き、申し訳ありません。実は田舎者で楽しみも少ないもので、ついついネット掲示板に「ひとこと」書きたくなってしまうのです。一応、掲示板の趣旨は尊重させて頂いているつもりですが、ついつい「道を踏み外す」事もあるかと存じますが、御寛恕頂きまして、さくっと無視して下さいマセ・……・……
 本当は、「患者の立場」から書きたいのですが(自分の診察券は沢山持ってますよ。診察券で「カード遊び」が出来ちゃうかも・笑。また患者の立場からの方が色々書きやすそうです)、最初に「医師の立場」から書いてしまったので、変更がききません(笑)。「変身の術」もここでは禁止されてますので、出来ません(笑)。
 さて、100円ゲット本です。以前にも御紹介の『「人を動かす人」になれ』(永守重信、三笠書房、1998年)からの引用です。著者は1973年に四人で会社をスタートさせ、今では上場企業となり海外や関連企業の従業員・約3500人の会社の社長さんだそうです。
・・………………………p174・……われわれ(昭和19年生まれ)は小学校の時に、「日本は天然資源の乏しい国で、海外と競争をして勝てるのは勤勉で優秀な労働力だけだ」という風に学んだ。事実、わが国がアメリカと肩を並べる経済大国にのし上がることが出来たのは、かつての日本人がそれこそ寝食を忘れて働いた結果である………中略・・………いかなる時代であっても、経営者には社員に対して「もっと働こう」と胸を張って言える信念と自信が不可欠である。社員にこう訴える限りは、経営者は社員の2倍、3倍働かなくてはいけない。わたしは創業以来、365日フル出動、正月もなければ、夏休みもない。朝七時には一番乗りで出勤し、夜は九時、十時まで働くのが当たり前になっている。・
・・………………・………引用了・……・・………・……………………………………・・
 こういう思想が、日本の経済成長を支えてきたのですね……。しかし、この思想では、過労死を防いだり、個人のこころ豊かな生活は実現出来ないことが、知れ渡るようになって来ています。経済的豊かさが必ずしも我々を幸せにしてくれる訳ではない、という事が知れ渡ってきています。諸外国からも「不公平な競争だ」と非難され続けても来ました。(某国などでは、労働者の福利の為、また生産過剰を防ぐ為=資源の無駄使いを防ぐ為、数週間の連続夏季休暇をとる事を法律で制定しています)スピード違反は、危険であることは交通事故の悲惨さでもアキラカです。
 新しい思想が求められている所以でしょう。
 ついでながら、くどいですが「人に命令して働かせる経営者」の労働時間と、「人に命令されて働かされる労働者」の労働時間は、時計で計った時間では比較できません。自己の裁量で自由に使える時間が多い仕事ほどストレスは少ないと言われています。そこを考慮しない経営者が社会で持て囃されると、社員は悲惨です。
 某大手スーパー(デパート)は、以前は経営者の「独裁」政権で、多くの幹部社員が若いうちに過労死させられるので有名でした。その経営者は、幹部社員達に向かって「お前たちの骨は拾ってやるから、安心しろ!」などと発破(はっぱ)をかけていたそうです。ここまで来ると、日本の「会社教」も危ない新興宗教とかわりません。確かこのスーパーが、年末年始の開店営業を先駆けて、他社も追随せざるを得なくなったようです。
 昔は正月は「聖なる月」として労働を休み、新年を家族や親戚で祝ったものです。古くからの風習・風俗に攻撃を加えるのは「危ない新興宗教」の戦略です。
 日本人の健康は、誰が守ってくれるのでしょう。自分達で守るしかないのです。そして、大事なことは安易に「洗脳」されない事、でしかありません。
 21世紀は「宗教競争」「洗脳競争」の時代かも知れません。「戦争」にまでならないように、努力する必要が出て来ました。
 そうそう、「経済競争」はまだまだ続くでしょう。この競争で「勝ち組み」になっている連中が、自分達で自分達に有利なルールを巧妙に作っているという事を、忘れてはなりませんよね。
 こんな事言っているからと言って、小生は**党員ではありませんよ。また「反*宣伝」とか言う面倒な事も嫌いです。
 単なる怠け者です(恥)。
【8】(7日投函)何度も何度も済みません…・面白くて為になるマンガ本を見付けました。
 『 白衣の男子 第1巻 』(岸香里、芳文社、2001、571円)というマンガです。
 大学卒業後、看護士を目指して看護専門学校に入学した「ずっこけ男子」が主人公です。
 笑いあり、涙あり、ペーソスありで、中々のマンガです。
 看護学校の授業・実習・試験・運動会・オリエンテーリングなど、著者の実話も交えながら面白く描かれています。
 ひょっとして看護士を目指す方達の参考になってくれるのではないでしょうか?
 きっとこれを読んだら、多くの男子が看護士を目指されるようになるかも知れませんよ・…・……
 小生は、この本を家族で回し読みした後で、看護学校に寄付しちゃいますよ(笑)
【9】(10日投函)【特定非営利活動法人】「国*無き医*団」様から、またも寄付の依頼がありました。
 手紙の書き出しは「謹啓 突然のお便りを差し上げる失礼をどうぞお許しください。」とありました。
 でも、小生は少額とはいえ、前回寄付した者なのですが・………継続的に自動引き落としではなく、初回のみ一回だけの寄付でしたが・………
 医療関係者に、当てずっぽうに寄付依頼の手紙を送りまくっているんでしょうか?
 こう言う場合、一度寄付した人は続けて寄付し易い人(言わば「カモ」・笑)なのですから、もう少し配慮した方が、寄付は集まると思うのですが・……
 例えば、「拝復、前回はご寄付を賜り誠に有り難う御座いました。あなた様のお陰で、助かった方々が……」と書いてくれば、「よっしゃ、今回はもう少し多めに寄付しちゃうぞ!」と成り易いのではないでしょうか?
 寄付する人って、意外と単純な人も多いのですから、そこは上手く「付け込んで」欲しいですね(笑)。
 とはいえ今回も、前回と同じ位は寄付するつもりです。
 ちなみに、このようなボランチア団体は立派なモンだと敬意を表しますが、事務経費などの情報公開が遅れている様に感じます。
 寄付したお金の何割が事務経費に費やされ、正味の援助金は幾らになるのかが、何故か分かりません……・
 極端な例として、事務経費が50%かかる団体があったとすれば、正味の寄付はたったの50%です。1000円の寄付が500円に目減りしてしまいます。
 小生としては、間接費(事務経費)が相対的に少ない団体に寄付をしたいと思っていますので、情報公開を期待しています。
 ところで小生は、医療・福祉系の学校に本や教材ビデオを寄贈させて頂いてますが、大抵は古本や中古ビデオです。何故なら、良い本でも100円コーナーで買える事があるからです。例えば一冊2000円の定価で買うよりも、古本で買えば、色々見繕って(笑)20冊買える場合もあります。折角買って寄贈しても読まれずに朽ち果てる(笑)本も多数あるかと思われますので、コスト・パフォーマンスを考えるとこの方が合理的とも思えます。
 そして図書館に多数の本があれば、学生さんが気に入った本に巡り合える確率も上がります。そんな風に考えてます。
 頑張れ!「国*無き*師団」さん!

直訴状1655  (11/20/01)  (医師)  (小児科医)
困った患者
1.生活保護は医療費がただ。そのため必要以上に病院にくる。入院期間を延ばしたがる。入院したら、あとはほったらかし。時間外診療もただ。だから昼夜問わず、好きな時間にくる。社会的地位が低い人が多いから、文句があると「こっちは病気できてるんじゃ」と怒鳴る。生活保護でありながら個室希望。治療費先に払え。お前らに楽させるための公費負担と違うぞ。金がないんやったら体壊すまで働け。こっちは睡眠時間けずってまで仕事してるんじゃ。
2.保険証は母子家庭。なんで父親がついてんねん。なんで新しい子供ができるねん。
3.慢性疾患の適応をしきりと望む。治療費がただだから。わが子を難病にしたいのか。
 官僚の天下り問題とか外務省問題とか、世間は権力者と金持ちがいじめられるのを喜ぶ。いわゆる庶民にいいたい。あんたらは生活すべてにおいて潔白なのか。不正は程度の問題ではない。不正は不正。不正するやつに批判する資格などない。

直訴状1654  (11/20/01)  (患者)  (chew)
昨年、37週で死産しました。ポッター症候群です。羊水はほとんどなかったといっていました。
医師は検診のときにまったく気づかなかったようです。
誤診といえるのではないか?と思えてきました。腹囲はあきらかにちいさく、羊水がないため胎児の形がおなかのそとからわかるほどでした。
しかし、初めての妊娠だったので、それが異常かどうか私にわかるはずもありませんでした。
現在の担当医がみてもエコーはあきらかに14Wごろからすでに羊水がないことがわかるものでした。
逆子だったので帝王切開したのですが、産後の対応は最低でした。
取り出して「マズイ」とすぐに気づいたのでしょう。
医師も看護婦も全く声をかけませんでした。
胎児がオナカからとりだされ、処置台に向かう姿が見えたのですが、その直後、私の頭のまわりについたてが運ばれてきました。
周りが見えないようにしたのです。で、「ちょっと休もうか」と言われ、全身麻酔を打たれました。
気が付いたときにはもう火葬場に行った後でした。
そして、近所の大学病院に解剖を頼んだらしいのですが、解剖費を全額払えといってきました。
これに関しては有識者の協力により、すぐに「請求取り消します」と言ってきました。
胎児は取り出された瞬間は生きていたはずです。
産声はあがらなくとも、心臓は正常に動いていたはずです。
にもかかわらず、死胎証明一枚で済まされました。
同じ病気でコドモを亡くされた方数人に話をききましたが、普通は出産証明と死亡証明をもらうそうです。
一度戸籍にのせることができ、保険も利くようになるし、なにより、子供を産んだことがしょうめいできます。
病院は↑の方法もあるけど、めんどうだからね。と言っていたのを覚えています。めんどうって・・・?
私は子供の顔をみることも抱くことも臍の緒さえもらえず、おまけにめんどうのひとことで、私の子供は生まれたことにならなかったのです。
最近まで、精神的に壊れていたのですが、落ち着いた今、いろいろと記録を残し始めたりしていて、そのうちにおさえきれない怒りが湧いてきました。
カルテの提示を要求しようかとも思っています。

直訴状1653  (11/17/01)  (その他)  (mikippe)
友人の子供で、11ヶ月・男児・完全性心内膜床欠損で、弁置換術を進められています。体重が思うように増えず、5キロ前後しかなく、手術の成功率もわからないと、Drからいわれたそうです。今年、4月に某病院で1回目の手術を受けているのでですが、そのときの最初のMTと、術後の説明がちがい(手術の説明をした医師と術者も違い)このまま、同じ病院で手術をうけていいのか、不安に思っているようです。 出来れば、小児の心臓外科のスペシャリストか、実績のある病院を教えていただけると、嬉しいのですが・・・。また、北大では、どうなのか・・・
、どこの病院を選んでいいのか、判断するための情報がほしいのですが・・・。

直訴状1652  (11/15/01)  (患者)  (mizu)
私は19歳の学生です。11/14にとてもつらい思いをし投函しました。
3ヶ月前から下腹部の右に痛みを感じるようになり、長く続くようだったので地元の産婦人科で見てもらいました。結果は右の卵巣が腫れており通常親指の先の大きさがなのが、小さな鶏の卵くらいまでに腫れてしまっているそうです。もしかしたら手術しなくてはならないくらい悪かったら大変だといわれ、大きな病院でのCTスキャン、MRIなどを薦められました。
その地元の産婦人科の先生は**大出身で、**大の友人に名医がいると言い紹介状を渡してくれ、**大で検査することを薦めました。
予約が取れなかったので2週間くらいしてから**大に行きました。
3時間ほどまって診察の順番が回ってきました。****という医者が担当です。最初の診察では大まかな症状を聞かれました。しかし気になっている箇所や、痛いところを話そうとしても聞いてくれません。ものの5分で診察室を追い出され次の触診のために待っていてくれといわれました。
またしばらく待っていると名前が呼ばれました。次は触診なので服を脱ぎます。私の患っているところは女性器なので下半身を裸にしなくてはなりません。とても恥かしいです。それなのに台に乗せられたまま10分以上先生は来ませんでした。
やっと先生が来て触診が始まりました。いきなり冷たいタオルで股を拭かれ、乱暴に膣口に指を入れられました。これじゃどこが痛いのかも分からないです。それから下腹部を手のひらでぐいぐい強く押されました。これも痛くて吐きそうになりました。
とにかく乱暴でした。
最後に音波か電波か何かの機器を突然入れられびっくりしました。
患者に何をするか一言も言わないのです。しかもその機器の扱いもぞんざいで自分の見たい方向に無理やり動かすので、今は右以外に真ん中も鈍い痛みがあります。真ん中の痛みはその時に作られたものです。
しかし私が特筆したいのは最後の診察の事です。触診が終わったあとに説明すると言われ診察室に入ったのですが、とてもいやなことを言われました。
「君、昨晩男性とベッドで仲良くしただろう、膣の中に白いものが残っていたよ」というのです。私は今年は性行為をしていませんしお腹が痛いのにそんな事できる余裕だってありません。深く傷つきました。
なのに****医師は何度も、君の年頃だと赤ちゃんができやすいから等と執拗に性行為の話をし、気分が悪くなりました。説明図にさえ陰毛を書くのです。それに水銀の体温計の事すらも私に伝えられずに、買わされそうになりました。また生理痛と排卵痛の区別もつかない若い子はどうしようもないというような事を言って来ます。また下り物のことを相談すると君のは異常だと断言しました。あげくのはてには私が30年以上かけて勉強してきたことを素人が理解出来るように説明するのはとても難しいと言ってきます。素人に合わせられなくて何がプロでしょうか。少なくとも理解しようとしている患者には大体の状況を教えられないといけないと思います。
結果は卵巣の腫れは排卵の際に出血したものらしいのですがだったら性行為の話はまったく関係ないではありませんか。
**大の***医師はセクハラをする医師です。患者への配慮すらありません。私はとても傷ついています。
どうしたらいいのか悩んでいます。患部が患部だけに人に言えません。なので投函しました。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
この直訴状に対するコメント

直訴状1651  (11/07/01)  (医師)  (calm/医学慨論)
【1】直訴状1645(ラインハルト)さんへ……・小生は読解力が弱いのできっと誤解していると思いますが…………厳しいご発言だと思います。また、そうおっしゃりたい気持ちも少しですが理解できる様な気もします。
 ただ、このような想像を絶するリアクションは医療界では昔からあった事ではないでしょうか?頻度が増えているのは感じられますが・………・・・・…。
 これへの対処の仕方が難しいと思うのですが、「歯には歯を、目には目を」の報復では逆効果のような気もします。勿論、著しい名誉毀損などがあった場合には必要な措置かと存じますが……。
 小生の尊敬するH教授も訴えられてテレビでも晒し者にされました。H教授は医学教育学会の理事や大会長などもされる立派な方です。今はもう、どんな名医も人格者も医事訴訟から免れないと腹を括って置くべき時代なのかも知れません。
 これも、あなたの言われた「医療が不確実性のある分野である」という範囲を広げて考えれば、「医事訴訟を浴びせ掛けられる」という「不確実性」もひょっとして御納得頂けるのではないでしょうか?
 そこで、予めそう言う事態に至った場合の対処法を考えて置くのは無駄ではないかと思われます。「患者さんとそのご家族がパニックになっていたとしても医師は冷静な態度でいなくてはイケナイ」という黄金律を、拡大応用すれば比較的順応し易いかも知れません。訴状というのはイタダケナイ代物ですが……
 その上で、「よし、1回目の御迎えが来たな」(笑)てな具合に受けとめれたら大物ですよ。周りの看護婦さん達からも「さすがは**先生だわ」なんて尊敬されちゃうかも(てなわけないか・笑)・……。少なくとも「まただわ」と言われ無い様にしたいものです、ハイ。
 それから「鉄槌をくらわす」理論ですが、それは我々医師の仕事ではありません。もし原告側が間違っているのなら裁判が決着をつけてくれるでしょう。もし誤判と信じるなら控訴していくという手段があります。最高裁でも「誤判」を受けたら……・・…うーむ、諦めが肝心でしょうか(笑)。「敵ながらあっ晴れじゃ」なーんちゃって。
 それにもし鉄槌が必要ならば、きっと神様仏様が「食らわして」くださるでしょう。誤り易いのが人間の性(さが)というものです。
 それから「歯には歯を・…」という迷台詞ですが、本来「歯には歯で、目には目で償う」という意味であったようですよ。加害者が被害者と同じ被害を受け入れればそれで罪は免除される、という意味でしょうか?ですから、人生いつか何処かで辻褄が合うように出来ているのかも知れません・・・・・・・・。
 それにもし間違って「鉄槌」を食らわしたら、それこそ一大事、医師の信用の「失墜」です。これ以上失墜したら「商売」やりにくうおまっせ(笑)。
 最後に「正義」論についてです。
 正義を口にする人って「なんとなくお友達になりたくなーい」そんな感じもありますが、ちょっと真面目に書かせてください。
 以前引用した本『日本教について』からの引用です.ちょっと長いですが・・…・・p230………………………………それはとりもなおさず「自分の言葉は正義だ、私は正義を口にしているのだから・…」という事になります。しかし、そう考えた時に、その人が穢(けが)れるのだとイザヤは申しました。彼は非常に面白い言葉を使っています。「われわれの正しい行ないは、ことごとく穢れた衣のようである」と。(中略)英訳は「All our righteousness are filty rags」(すべてわれわれの義は穢れた布切れの如し)で、ほぼこの意味ですが、原語はさらに強烈であって、この「穢れた布切れ」とは、実は、月経時のあてぎれの意味です。従って、今の日本人の最も適切と思われる表現になおせば「人間の正義は使用ずみのアンネ・ナプキンに等し」となります。しかし意味はこの語感よりはるかに強い。というのは、古代にはいずれの民族にも、経血は人を穢す という迷信があったからです。この穢れは、それにふれた人を穢し、さらにその人にふれた人を穢す、というようにまるで伝染病のように広まると言う迷信です。
 (中略)正そうとする事がゆがめ、清めようとする事が穢す、この「穢れ」の最初の兆候は罵詈讒謗であり、ついで叫喚になり暴行になり、流血で終る。正義を口にすれば必ずそうなる、正義を口にする事ですべてが正されるのなら、人類は数千年前に正されたはず、という分かりきった事まで分からなくしてしまう。
 (中略)では一体どうしろというのだ、われわれにどんな不義不正を見ても沈黙していというのかという反論が当然かえってくるでしょう。(中略)
 元来日本教徒には「争いはそれ自体悪である」という断固とした哲学がありました。これは非常に面白い思想です。正義と不義の争いなどという考えは一切受け入れないーー何はともあれ「争うこと」が不義なのだ、という考えです。「喧嘩両成敗」と言う考え方はこれに起因し、また「勝てば官軍」も、この事への非常にアイロニカルな表現であり、義軍は存在しないと言う事でしょう。「争いはそれ自体悪である」という考え方からは、聖戦(ジハード)とか義戦とかいった考え方ーーいわば十字軍的な考え方は一切出てきません。(中略)そして「争うこと自体」が罪悪なら争う両者が成敗を受けるのは当然であって、一方だけが処罰されることには、日本人は承服できないー赤穂浪士が義士となるゆえんでしょう。・・………引用了・…………………………………………………………………・・……………………・
 うーむ、長い、長過ぎるー。読み疲れて「争う」気力も無くなります(笑)。 
 やっぱし「話し合い」が大切って意味かな?よく分からんです(トホホホ…)。
【2】(16日投函)過労死認定基準の拡大が、厚生労働省の専門検討会で決まったそうです。来月上旬にも新基準を全国の労基署に通達し、実施する方針だそうです。新判定基準は、直前1ヶ月の残業時間100時間以上だそうです。(16日付け読売新聞より)
 これで制度の方が、より「人間らしく」なって来ました。救われる遺族も多いと思われますし、何より過労死で亡くなる方が激減してくれる事を祈ります。
 出典は不明ですが、心身の疲労度を血中の物質(抗ストレスホルモンである副腎皮質ホルモンの代謝産物?)を計測する事で推し量れるとか・……客観的な測定法が開発されれば、「怠けている」とかいう不当な周囲の批判や自己欺瞞(笑)から解放されると思われます。
 疲労予防の方法としては、『100歳まで生きる!「不労」の方法』(坪田一男、宝島社、2001,1500円)の中で・………p88・・……僕自信、この話しを聞いてからいろいろと考えて納得して、一日に500ミリリットル入りのミネラルウオーターを5−6本飲むようにしたら、とても調子がいい.外来診察の時もミネラルウオーターを机に並べてガンガン飲みながらやるようにしたら、以前は外来の最後の方(朝9時から始まり、終るのがだいたい3時か4時ころ)になるとかなり疲れを感じていたのだが、この水作戦を開始してから疲れ知らずで外来が出来るようになった。・・……了・・…のように紹介されています。ちなみに著者の坪田氏は、某大学眼科教授です。
 小生も、水分摂取健康法は少しですが日常生活に採り入れてます。他にはやはり民間療法の域内だと思いますが、ビタミンC摂取です。『ポーリング博士のビタミンC健康法』(平凡社)では……p214・…ストレスの多い状態ではビタミンCが破壊されるので、ビタミンCを大量摂取して補わなければ、その血中濃度が低下する事が知られている。…(中略)…特に副腎のビタミンCが減るのは、ストレス・ホルモンであるアドレナリンの産生にビタミンCが余分に使われるからである。・・了・・・・
 勿論、過労を避けるには休息・睡眠が一番だと思いますが、それが不十分に成りがちなのを補完する手段として各自がそれぞれご自分なりの方法を採用される方がいいと思います。
 過労を過労と意識しないで労働を続けるのがやはり一番危険ですので……
【3】(16日投函)医療系の雑誌を見ていると、医師の写真も良く拝見します。でも髪の毛がボサボサだったり、暫く床屋さんに行って無いのが垣間見れます。お忙しいのでしょう。ご苦労様です。
 でも、そういう髪型はご自分が鬱陶しいだけでなく患者さんや周囲のスタッフにもいい気分はもたらさないかも……そこで提案です。忙しくて理容室・美容室に行けなければ、自分で髪を切っては如何でしょう?
 セルフカット(SCと略)はそんなに難しくありません。髪の毛をわざとボサボサっと逆立て「ちょっと伸び過ぎてるかなー」と思える個所をトリミング(少しだけカット)するだけで大丈夫です。それで1−2cm位カットするだけで随分サッパリしますよ。見た目もベターです(笑)。
 気に入らなければもう少しカットして下さい。切り過ぎちゃっても心配ご無用!暫くすれば生えてきます(笑)
 「デザインが可笑しくないか」ですって?心配ご無用!今の髪型の流行は「スズメの巣ヘアー」「起きたばっかしヘアー」だったり信じられない位のカオス状況です。少々失敗したって流行に隠れてわかりゃしません(笑)。
 毎回自分でSCやっている内に段々上手になってきますよ。ラーニングカーブってありますよね。やっぱり外科系の医師の方が上手かな?(笑)
 「ハサミはどうするか」ですって?心配ご無用!100円ショップのハサミで十分用が足ります。カットするときのジョリジョリという手応えが気分良いですよ。切った髪は襟首に入らないように気をつけて下さいネ。
 以上、小生はSCで「時間と毎月カット代1500円」を節約してます。しかも楽しい趣味が増えました(笑)……全国の理容師さん、美容師さんゴメンナサイ、です。
 貧乏暇無しの研修医の皆さん、お試し下さいネ。
 チープ(安く)でシンプル(質素)なライフスタイル(通称チンプルライフ・笑)もいいモンです。フル*ンで走り回った子供の頃の自由で爽快な快感(笑)ですかね?
【4】100円ゲット本です。『大人の友達を作ろう』(PHP研究所)からの引用です。・……………p162・……・・…………………………
 【タイトル】「あなたがグチをぶつけている相手は、あなたの最大の協力者だ」
 電機製品が壊れると、誰でもムッとして、修理をしに来てくれた人に穏やかに接することが出来ません。
 壊れている状態のイライラを、直しに来てくれた人にぶつけてしまいます。
 勿論仕事なのですが、サービスで直しに来てくれたいい人です。
 にもかかわらず「おまえのせいだ」という姿勢で、たまたま復旧に来てくれた人に怒りの感情をぶつけてしまう事がよくあります。
 これは気をつけなければなりません。
 直しに来てくれたら、すぐに来てくれた事に、まず感謝しなければなりません。「直してもらってありがたい」と思わなければなりません。
 それが、もとの状態に戻って当たり前だという勘違いを起こしてしまいがちです。
 帰りがけに「どうも有り難う御座いました」と言う時、「助かりました」という一言が足りないのです。
 保証書がついているから当たり前だ、という姿勢だったりする。
 「もう壊れないだろうな?」と駄目押しで言われたら、誰でもイヤでしょう。
 日常生活に置きかえると、「修理に来てくれた人には丁寧に接すること」と言われたら誰でも分かります。
 修理に来てくれた人が壊した訳でもないし、その人が作ったのではないのです。
 たまたまその会社にいただけです。
 あなたが陥っている不幸な状態の復旧に来てくれた人に対して、自分が不幸な事の憤りをぶつけてはいけません。
 ところが、大抵これをやってしまいます。
 これでは、折角あなたを助けようと思って来てくれた人を失う事になります。
 友達を作って行くには、味方を失わない事です。
 敵と戦っていると、味方が助けに来てくれても、自分に向かって来る人は、みんな敵のような感じがしてしまいます。
 助けに来てくれた人に対しても「なんで、もっと早く助けに来てくれなかったの?」とグチります。
 それでは友達は出来ません。
 実は、助けに来てくれる人はいるのですが、あなた自身でその人を失っていることが圧倒的に多いのです。
 ・・…………………了・…………………………・・・……………
 はて、小生はこの引用で一体何を言いたいのでしょう?
 引用しているうちに忘れてしまいました。どうも済みません。
 ドナタ様も御察し下さいマセ。
【6】(17日投稿)続け様に失礼します。『老人を殺すな!』(和田秀樹、KKロングセラーズ、1996)からの引用です。
・・………p220・・……最近日本を震撼させた薬害エイズの問題にしても、マスコミはあまり取り上げないが、血液製剤が発売されていた当時、日本には何千人という血液内科の医者(その多くが大学病院に勤務している)がいた。私が勤務していた頃の経験で言うと、大学病院の医師は、自分の専門分野に関する新しい論文には一通り目を通す。エイズの原因となった血液製剤の危険性を指摘した論文は当時からいくつか発表されていて、おそらく彼らの何割かはそれらの論文に目を通していたはずである。だが残念な事に、多くの大学病院では下っ端の医師が薬の危険性を指摘できるような雰囲気はない。その結果が、2千人以上の患者のエイズ感染につながっている。
 医師の臆病から知っている事を公開せず、エイズ感染のような問題を二度と起こしてはならないと私は痛感した。その点、**会(著者の勤務されている病院;引用者注)には医師が自らの良心に従って物を言える自由な雰囲気がある。例えば、院長の****先生が多くの脳代謝賦活剤の開発責任者であるにもかかわらず、その副作用を真っ先に報告する医師たちもいる。そして驚いたことに、院長はそのような医師たちに学問的な反論はしても報復人事などは一切せず、それどころか、報告した医師の一人を副院長に引き上げているのだ。これが懐柔策ではない証拠に、その医師は副院長になっても副作用の事を書き続けている。
・・……………………………………………引用了……………………・・・………・
 なかなかイイ話しですね。どこの病院もこうあって欲しいと思います。
 これこそ、医学的に真摯な態度であると言えると思います。
 この事に関連してもう一つ引用です。
 『推測と反駁ー科学的知識の発展ー』(K.R.ポッパー、法政大学出版、1980)からです。・・…………………………………………・…………p244………………・…・・
 初期ギリシア哲学史、とくにタレスからプラトンまでの歴史は壮大な物語である。それは立派過ぎてほとんど信じられない位である。そのどの世代にも、人をたじろがせるほどの独創性と深みをもった、少なくとも一つの、新しい哲学、新しい宇宙論が見られる。いかにしてこれが可能だったのか。(中略)古代人の秘密は何だったのか。それは「伝統」−「批判的討論の伝統」−であった、とわたくしは言いたい。
 (中略)ここには、独特の現象があり、それはギリシャ哲学の驚くほどの自由と創造性に密接に結びついている。いかにしたらこの現象を説明できるだろうか。説明しなければならないことは、一つの伝統の出現である。それは、様々な学派の間の批判的討論を助長し、もっと驚くべき事には、同一の学派内においての批判的討論を助長している一つの伝統なのである。
 (中略)タレスが自由の新しい伝統をー(新しい師弟関係の基礎の上に)ー創造したこと(略)であると思われる。彼は、批判を許す事が出来たように思われる。それ以上に重要な事は、かれが、批判は許されるべきであるとする伝統を作ったと思われることである。
 (中略)とにかく、タレスが積極的に弟子達に批判を鼓吹した、と仮定すれば、師の説教に対する批判的態度がイオニア学派の伝統の一部になった事実が説明されるだろう。タレスは弟子達に「これが事物に対するわたくしの見方である。わたくしの説を改良するように努めよ」と言った最初の教師であった、、とわたくしは考えたい。
 (中略)それは重大な革新であった。それは一つの学派的教説のみを許す独断的伝統を破壊し、またその伝統のかわりに、批判的討論によって真理に近づこうとする複数の教説を認める伝統の導入を意味した。
 こうしてそれは必然的に次の事柄の自覚を生み出す。つまり、真理を見出そうとする我々の試みは、最終的なものではなく修正を免れないという事、我々の知識・教説は推測的であるということ、知識は最終的な確かな真理からなるのではなくて、むしろ推測から、仮説からなると言う事、さらに批判と批判的討論が真理に近づく唯一の手段であるということ、これらの事柄の自覚である。こうしてそれはまた、大胆な推測と自由な批判の伝統、合理的ないし科学的態度を生み出した伝統につらなり、科学に基礎をおく(勿論科学のみにではないが)唯一の文明、西欧文明を生み出した伝統に連なるのである。
 この合理主義的伝統において、教説の大胆な変更は禁止されない。逆に革新は鼓吹され、これが先行者を批判的に議論した結果に基づくならば、成功と見なされ進歩と見なされる。まさに革新の大胆さが賛美される。何故ならそれは厳しい批判的吟味によって統御する事ができるからである。
・・………………………………………………・・・…………………・引用了………・・・
 いやあ、ついついムキになって引用してしまいました。ここまで読んでくださった方のご努力と深い知性に、敬意を表させて頂きます。
 御疲れ様でした。

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