直訴状 901〜1000


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直訴状1000  (10/15/99)  (患者)  (ともすけ)
僕は、あることから、分裂病と疑われ、科学的な診断を経ぬまま、暴れているわけでも、錯乱しているわけでもないのに、鉄格子に入れられ、強烈な薬物を投与されました。
幸い、病院側も、分裂病ではないことに気付いたらしく翌日は、保護室から出され、薬物投与も控えられ、その後は、ほとんど治療らしいことはされぬまま、退院になりました。
精神病院では、よくあるこかもしれませんが、僕にとっては、すさまじい恐怖体験でした。
HPに詳細を公開してます。
http://www.interq.or.jp/punk/gtd/BUNRETU.htm

直訴状999  (10/14/99)  (患者)  (ram)
987の方へ
同じ患者という立場で、さらにご家族が大変な目に合われているのに、厳しいことを書きますが率直に感想を言うと「先生がベテラン」「市会議員で有名」という名声にひかれて医師を信用したあなた方家族にも原因があるんじゃないですか。
日常生活でもすべて「有名」とか「お金持ち」とか肩書きで人を判断する人たちなのかなって、ここまで言うと、うがった見方でしょうか。
まあ、確かに日本で病院を選べといわれても情報がないし、「評判」とか「肩書」でしか判断できないのは仕方ないような気はするんだけど。
あとは「口コミ」くらい? それだって人のうわさ話レベルだし、自分にとっていい病院と人にとっていい病院は違うのに誰かが「あそこは最悪」って言うと、「あそこは行かない」ってのも、客観的な情報が不足しすぎてるんですよね。
医療改革ではその辺のことも焦点になってるみたいだし、十分配慮してくれたらなって思います。
アメリカでは保険会社が病院情報を一般公開してて、レストランの五つ星みたいな病院ミシュラン(技術からサ−ビスまできめ細かいらしい)があって、一般に有料開示してる州もあるとか聞いたけど、ホントかな。
そこまでじゃなくても、もっと病院のパ−ソナルな情報を知ってると「名声」だけで病院を選んで987の方みたいなこと言う人は減ると思うのに。
(でも申し訳ないけど、あなたの文面には、あなたとご家族の肩書き・名声至上主義が出てます。大変な目にあわれたのは同情しますけど、基本的に自業自得な部分もあると思ってます)
アメリカといえば、以前に少し書いた「向こうでナ−スの資格を取得しようとしている友人が日本に帰ってきてドクタ−にけむたがられるかどうかの真実」ですが、ドクタ−の方々、いかがでしょうか。彼女は別に小生意気なタイプではなく、親しみやすい普通の女性です。
「ナ−スはこっちの言うことを聞いていればいい、余計な知恵をつけたナ−スはけむたい」と思うか「向上心があり、知識に期待する」のか「別にこだわらない。他のナ−スと同じ」なのか。ホンネを聞かせてください。
>人気者の暴言医師さんへ
この方は実に人間的に思えてきました。
ひょっとして日常は患者さんに対して、とってもいいお医者さんしてて、そのストレスでもたまってるんでしょうか。
あなたが普段、言いたくても言えない本音をぶつけたいなら、どんどん暴言を言ってもらっていいと思います。
人それぞれ意見はあるのだし、それに反発することはあっても、人の意見は「正しい」とか「間違ってる」と同じ人間がエラそうに判断して否定のもおかしなものですので。
私は今後も暴言を期待しています。

直訴状998  (10/13/99)  (患者)  (atuko)
直訴状984の職業医師の方へ
あなたの発言に反論するつもりはありません。
もちろん全てに賛同もしません。ただ、とても気になる部分があります。
それはお布施のことです。私は病友に相談されたとき「その先生に感謝の気持ちから、どうしてもお礼がしたいのなら止めないけれど、自分だけよくしてもらいたいなんて下心でお金だすなんて、やめたほうがいいわ。患者の症状が重ければ、それだけ一生懸命でしょうし、症状がそれほどでもなかったら、あなたにばかりかかっていられないから、冷たく見える扱いをされるかもね。でも、先生に冷たくされたら症状落ち着いている証拠だと思って、喜びなさいよ。」と答えているのです。
この答え、もしかしたらその病友に悪いことしたことになる場合もあるのかなと気になるのです。昔、私があるDrにお礼したとき「患者は、そんなことに気を使ってはいけない。あなたがしたことがわかれば、ほかの患者さんもしなければと思うでしょう。やめてください。」ときつく叱られたことがあります。こんなDrばかりではないのですね。他の先生方でもよいのです。本音で答えていただけませんか。

直訴状997  (10/13/99)  (医師)  (sin)
直訴状988で、私のコメントに対して、いろいろと意見をいただきありがとうございます。確かに我々の扱っている内容は不確実のものが多く、絶対は保証できません。自分の考えを要領よく正しく伝えることが重要なことは分かりますが、本当に難しいです。以前訴訟であった内容ですが、ある薬を処方したところ、その薬のために重大な副作用が起こりました。患者さんとその家族はそれに対する説明が足りなかったとして、訴訟を起こしたそうです。結果医療側の責任となりましたが、薬の服用で考えられる副作用を0.1%のものまで丁寧に説明したらこの薬を服用する人はいるのだろうか?と思ってしまいます。うちの病院でもあったのですが、総合感冒薬でアレルギーショックを起こして死亡した人もいます。頻度は0.1%以下です。でもこんな説明を毎回していたら誰も感冒薬をのめなくなりませんか?風邪をひいて総合感冒薬を処方されて、これを飲んでアレルギーショックを起こして死亡する確率が0.1%位あるということを聞いた人は、多分だれもいないと思います。
直訴状969で確認させていただきました。やはり予約の外来を24時間やっている病院はありませんよね。私も確かにあったら便利と思いますが、実際は無理です。986でもいわれているように以前から調子が悪かったという人については、明日の外来で相談して下さいと説明させていただいています。984でもありましたが、当直で泊まっている医師は次の日も休みなく仕事なので、できれば急に具合が悪くなって我慢できない人以外は、仕事が忙しかったから夜に来たとか、明日から旅行に行くので薬が足りなくなったとか、そういう理由の方は昼間に来てほしいです。

直訴状996  (10/13/99)  (その他)  (けんめ)
984の職業医師さんのコメントに関して
 これを読んで,医師というのはつぶしのきかない職業なんだなあ,と思いました。そんな劣悪な労働条件で,しかも,不満たらたらを抱きながら,それでも転職しない(できない?)んですから。それと,あなたがおっしゃる「唯一違うのは、医師はいつでも経営者の立場になれる、ということ」がほんとうなら,職業医師さん,そりゃ,自分で自分は無能です,と発表しているようなものですよ。ま,オピニオントリガー(これ,正しい英語なんですか?ディベートでわざと反論されるような立場の意見を述べるdevil's advocateというのは聞いたことありますが)というのもわかりますが,なんというか,こういう“雰囲気”の意見のやりとりは,ガス抜きにはなるかもしれませんがあまり建設的でないのではないでしょうか。

直訴状995  (10/13/99)  (患者)  (mabo)
直訴状986のふくいさんへ
揚げ足取でもなんでも思われる事をどうぞ。
>『夜間の予約外来』を希望されています。
もちろんコメントするからには読んでますよ。
そういう病院が無いから、それでもつらいときのアドバイスです。
直にわかってもらえることだと思っておりましたがね。
本人がどのような疾病かわからないので想像になるだけですから何とも言えません。
ただ、そういう「急患を受け付けてくれる病院」がある事を知らないと自分勝手に我慢して重篤に陥るかもしれません。
夜間診察は救急車を呼ぶしか方策が無いと思ってる人は多いのです。
どんな事情かわかりませんが通常の時間に診察を受けられ無いなら慢性病であっても安定してるかどうか本人が自分を診察せずに時にはそういう病院に行くほうが良いと、再度お勧めします。

> ただ、夜間休日の、普通の診療を希望される方も多いのは事実です。
> 私がいま勤務する病院では、週に2回、夜間の診療(18時〜20時)を行っていま
>す。レントゲンやCT、心電図などの検査も、昼間と同じくフルに受けられる体制で>す。
私は週日は毎日やっているところに通院していますよ。
午前中はもちろん午後も夕方もやってくれます。
だから当然と思って読ませていただきました。
で、週2度に減らされたのは赤字だからですか、絶対殺してはならない患者が来れないかもしれないのにね。
なにもふくいさんを責めてるんじゃ無いので誤解なきように。
警告を受けたり、医師会にきらわれる病院って、患者も嫌うべき病院なんですか?
立場で利害関係が明確に別れるはずなのに、いつも争点がボケてくる医療問題ですから、まず賢い患者にならないとだめですね。
そのためにも、カルテなんか当然、他の情報も公開が進む必要があります。 カルテ公開をへ理屈つけて反対してる医師会の目的がなのか、もっとハッキリせいっ!と言いたい。
国民を教育せずに、程度が低いとか言えるわきゃない。
一人のDr.として一人でも多くたすげてあげて下さい>ふくいさん
私は治癒の見込みが亡くなれば安楽死させて欲しい部類です。
直訴状987について
そんな担当医は変えてもらいましょう。
民間なので議員と兼任が出来るんでしょうが、どっちかに専念せいっ!と言いましょう。
その医師がそこの内科部長なのか院長なのかわかりませんがソーシャルワーカーがいますからそこで相談したらいかがでしょう。
他に大きな病院が無くてお困りのようですが、やはり各科揃い深夜も当直医師の多いところが安心でしょ。
どうにも困ればそこの病院の事務長とか上部組織に相談するとか。
とにかく、後悔しないように。
医療過誤は大学病院であれ公的病院であれ、多く発生(表に出ただけ)しています。

直訴状994  (10/13/99)  (その他)  (被害者の友人)
ちょっと、酷い話を聞いてください。
友人が、知人の車に同乗していて、自損事故を起こされ、怪我をしました。
友人同士のこともあり、軽症だったため、自賠責の加害者請求にて、処理することで、お互いに納得しました。
友人は、京都府船井郡にある、**病院というところにかかっていたのですが、健康保険にて処理しようとすると、病院の事故処理担当者に、「健康保険は使えない。なんで、事故したやつなんかに、健康保険を利用しなくてはならないのか?」と言われ、友人はとにかく利用したい旨で押すと、「健康保険を使うのであれば、自賠責の診療報酬明細書は、一切記入しない。
病院窓口にも、その旨が張ってある。」
といわれたそうです。(確かに、張られていました)
「それでは、加害者請求も、被害者請求も出来ないので、病院の方針で勝手にされても困る」
と、友人が正当な理由を聞こうとしても、病院側は、「それが、**病院のやり方だ。ウチの方針だから、出せないものは出せない。
文句があるならば、医師会でも弁護士でも、好きなところへ行って、文句を言えばいいじゃあないか。どうせ、たいした事は出来ないだろうけど。
いずれにせよ、裁判所の要請が無い限り、強制力が無いから、病院側は一切何もしない。」
と、めちゃくちゃ言われたそうです。
とりあえず、保険会社を通じ、自算会へ書類は提出されたのですが、やはり「診療報酬明細書がないと、処理ができない」
と言われ、処理が止まってしまい、友人は困ってしまっています。
いくら、事故で健康保険を利用したとはいえ、はたして、ここまで病院が、自己の方針をたてに、都合の良いように処理し、患者が不当に不利益な立場に立たされて良いものだろうか?と思う。
病院側は単純に、自由診療をしたかったのではないのだろうか?という気がしてなりません。
今まで個人的に、10回程度事故に遭って来ましたが、本当に病院の対応がなっているところと、なっていないところは、雲泥の差があるように思います。
いくら利益を追求しているとはいえ、上記のようなことをされてしまっては、当事者は泣き寝入りになってしまいかねません。
事故で健康保険を利用したい旨を伝えた場合に、正当な理由も無く、「健康保険は使えない・通せない」と、平気で言って来るような病院は、十分に注意する必要があるように思います。
しかし、この**病院、なんとかならないものですかねぇ。
この直訴状に対するコメント その1

直訴状993  (10/12/99)  (患者)
訪問看護について
知り合いが、ある整形の病院の外来にお世話になっています。そこは訪問看護ステーションを始めたばかりらしく、患者がいなくて困っているようでした。
年寄りに、訪問看護を受ける事を薦め(本人は強制ととったようです)、申込書を記入させられた様です。元気な年寄りに看護婦が訪問する事になりました。交通費とか高価でもあり家族が困って支援センターに相談した様です。
また、治療はできないとい事で、経過観察のみの訪問になっているようです。
介護保険が来年4月より始まります。このようなことは、防げるのでしょうか?病院も利益を求めてしまうのでしょうか?

直訴状992  (10/12/99)  (医師)  (HS)
982の方へ。いやあお気持ちは痛いほどに良く分かります。私も平成2年に某市民病院に赴任したとき看護婦の平均年齢があまりに高いのに仰天しました。婦長よりはるかに年取った婆どもが威張り腐っておりました。働かないくせに文句だけは10人前。「あれはイヤだやりたくない。」「私走るのイヤだよ。」「入院が入る、ヤだねえ」等々。御多分にもれず組合が強く年休と給料だけはしっかりとっておりました。よくセンセイ方も我慢出来るもんだと感心したのも間違いでセンセイ方はとっくの昔に勤労意欲がなく無駄飯を食っておりました。しかし3年後に新病棟開設を控え私が赴任してわずか6ヶ月の間に医師の人事異動が頻繁となり、常識的に仕事をする先生方が増えたため婆どもに対する批判は日増しに強くなりました。医者同士の宴会では婆どもへの文句が後を立たず、またそれ以外の飲み会では病院の庶務課長等にも窮状を訴えました。その甲斐あってか新病棟開設に際し、婆の約8割が退職しました。982の先生への提言です。自分が考えることは他の人も考えてます。腹が立ったりイライラしても耐えるときには耐えてここぞといぁw)Δ箸C謀・塞・陲冒覆┐譴佗・左フ未・△蠅泙后7鯑・魑Г蠅泙后・・w)LLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLw)倆齡蜴・蓖齡込釶苡搖L温・・・鞦・絎褓w)專纈ソ艱銓込酪F跛甎堪・・闕鞜・碎綮ヒ喇・堪葦・怏鈔阯・控・

直訴状991  (10/12/99)  (臨床工学技士)  (副将軍)
967の方へ
労働基準監督署ではだめですね。まず、地裁に地位保全の仮処分の申請を行い、患者と施設に対して損害賠償請求を行う。問題は本当に無実なのか、やったのか?です。
だれもが無実と思いますが、実証しなければなりません。これから、患者、家族から訴えられるケースが多くなると思います。私も訴えられそうになった事があります。
それ以来、一対一の治療行為はするべきではないと確信しました。必ず、看護婦や看護士を配置するようにしています。医師も同様です。それと、組合発足ですが、老健施設での組合組織率は低いようです。これも誰かにばれたのか。組合発足は内密にて一気に旗揚げしなければつぶされます。当然就業規則どおり仕事上不的確として解雇されます。この件は絶対に勝てます。最高裁まで行く気持ちで頑張って下さい。

直訴状990  (10/12/99)  (看護婦(士))  (eri)
最近の医師の何割が御布施をもらうことを当たり前とし、実際にもらっているのでしょうか?人の命はみな平等、日本の医療制度は皆保険であるといいながらも、大学病院等では入院当日にお金のあるなしを問われ、金額によって治療をすすめると公言されると聞きました。
快適な環境のもとで入院生活を送れるか否かというのは、そりゃお金次第かもしれませんが、受けられる治療は平等であるべきだと思うのですが・・・・
しかし厚生省の締め付けが強く、質の高い理想の医療を施そうとすれば経営は赤字、それを回避するために人件費やコストの削減をい医療の質は低下。
当然医者のモラルも関連し、最終的には治療は金次第、人の命はお金のあるなしに左右されるという結論になってしまいます。
これが現実の医療現場と思い知らされた今、学校で教わるような理想の医療はありえないのだと痛感しました。それとともに今まで信じてがんばってきた私の仕事に対する意欲もなくなり、どうせがんばってもお金という現実にはばまれてしまうならがんばるだけ無駄とマイナス思考に陥っています。
他の医療者はこういう現実を垣間見たとき、どうやって気持ちを落ち着けて次につなげているのでしょうか?

直訴状989  (10/11/99)  (医師)  (calm)
先日、臨床眼科学会に出席してきました。
 最近は、患者さんサービスとか、患者さんのニーズという言葉が、以前より、頻繁に聞かれるようになったように、感じています。しかも、治療成績や新治療研究の水準の高い所が、言い始めているのが、新鮮です。
 例えば、眼内の硝子体手術などの麻酔の選択にしても、患者さんへのストレスや麻酔の危険度を比較考慮した議論がなされていました。

直訴状988  (10/10/99)  (医師)  (ふくい)
>医師は自分の考えを正しく全部、要領良く伝えれば
>良いのではと思います。
 その、『全部、要領良く』ってのが難しいわけですよ。
 突然の病気で不安に駆られた患者や家族は、『手術の成功率は2割しかありません』と聞かされると、2割イコール0%ととらえてしまうので、治療がうまくいかなくても、まあ諦めてくれます。
 ところが、『95%は治ります』と言われると、95%が100%に化けてしまうので、その結果が思わしくないと、非常に落胆して、やがて『医者がミスしたんじゃないか』って考えるわけですね。
1%しか起きない副作用、0.1%しか生じない合併症etc、そうした細々としたことが積み重なって、"うまくいかない"5%になります。多くの医師はそうしたことも警戒しながら治療にあたっているんですけど、あとになってモメるのは、不幸にしてこうした"細々としたこと"が起きたときなんですね。『要領良く』ってのは、普通、細かなことや例外的なことを省略するってことだと思うんですが、それは(医師にとって)極めて危険なことです。
 じつは、医療の世界では、95%もの有効率がある治療法なんて、滅多にないんじゃないかと思います。皆さんが普段服用している医薬品だって、有効率が9割もあればすごいものですよ。患者さんからすればちょっと信じがたいでしょうけど、医学・医療というのは、その理論や方法論は極めて難解複雑なくせに、その具体的な成果というのは、じつにあやふやでいい加減なものでしかないんです。
ところで、一般の商売の世界では、顧客の95%しか目的を満たせないサービスなんか、恐ろしくて商品にできないんじゃないですかね。普通の経営者なら、99.9%の顧客の目的を叶えられるノウハウが確立するまで、そのサービスは商品化しないと思いますよ。そして、不幸にして目的を叶えられなかった0.1%の顧客には、商品の代金+αをお返しして、丁寧に詫びます。
 ところが、医療の場合は、成功率70%でも、50%でも、場合によっては1%であっても商品にせざるを得ないんですね。なぜなら、祈祷やおまじないの類を除けば、人命や健康を守る手段は、たとえ不完全なものであっても医療しかないんですから。しかも、医療は、患者の当初の目的、つまり病気の完治を果たせようがそうでなかろうが、代金(医療費)を頂戴していいことになってるんです。
 乱暴な言い方をすると、医療サービスってのは、一般常識からみればとんでもない"欠陥商品"なんですよ。
以上のことは、患者・医者ともに十分留意する必要があります。
 患者は、病院に行きさえすれば病気が治るとは思ってはいけない。(ただし、それより確実に病気を治す方法は存在しない。)
 医者は、自分にかかればどんな病気でも治せるとゆめゆめ思ってはいけない。そして、そんな"欠陥商品"を患者に売る以上は、患者の闘病意欲をそがないよう留意しつつも、あらかじめ十分説明しておく必要がある.....んですけど、現実にはそんな時間の余裕はあまりないんですね。
 なお、ここに書いた医療サービスの商品としての不完全さについては、今後、恐らくもっともっと問題になってくると思います。

直訴状987  (10/10/99)  (患者)
埼玉県の徳○会の病院に父親が入院しました。はっきりいって、ここはひどいです。市会議員にもなったベテランの先生が担当してくれているということで母は喜んでいましたが、肺炎で入院したのにその医者はろくに聴診器もあててくれません。担当医は「ひどい肺炎を起しているので、最悪の事態もありえます」という入院の日の説明の後は、父に付添っていても一度も顔も見ていません。なんでも議員
さんなので政治の仕事とか忙しくて病院にはあまりいないそうなのです。呼吸が苦しくなって診察を頼んだら別の先生が丁寧に見てくれたのですが、担当医は現れませんでした。親戚の知り合いが看護婦をしているのできいてみたところ、この病院は医療過誤を起こすことで有名な病院だそうなのですが、訴えようとしてもその道のプロを雇っていて、患者の側は勝てないそうです。病院ぐるみで選挙運動もしていて、診察を受けた患者には選挙ビラが配られるそうです。(父ももらっていました。)父の担当医は誤診が多く、なんでもかんでも肺炎という病名にしてしまうと言うことです。よその病院に移りたいのですが、大きな病院は町に一つしかありません。できるなら、せめて、担当医を変えてもらいたいのですが、そういうことを
病院側に要求して、受け入れられるものでしょうか?

直訴状986  (10/07/99)  (医師)  (ふくい)
 937→944→947→969のやりとりを読んで
 他人の揚げ足をとろうというわけではないのですが、944のコメントは、937に対するアドバイスとしては少々的外れであると言わざるをえません。
 937の方は、『夜間の予約外来』を希望されています。予約した上で診療を受けたいというのですから、急な発熱とか腹痛ではない、慢性の疾患ですね。この種の疾患の治療を受けるために、24時間受付の救急外来を受診してもほとんど意味がありません。
 救急外来というのは、直ちに治療を開始しないと生命にかかわる患者さん(たとえば心筋梗塞)、あるいは急に堪え難い症状が出て、それを対症療法的に取り除いて欲しい患者さん(たとえば急な腹痛)のためにあるのであって、慢性の病気の診断や治療に関しては、大学病院の救急外来であっても、おそらくは平均的な開業医以下のことしかできないでしょう。
最近は、これを勘違いされている方が多く、夜間の救急外来に『1か月ほど前から身体がだるい』とか、『7日まえから足がむくんでいるように思う』といった訴えで来られる方がいらっしゃいます。正直言って、『明日の午前中、また来てください。』と言う以外、対処の方法がありません。
 ただ、夜間休日の、普通の診療を希望される方も多いのは事実です。
 私がいま勤務する病院では、週に2回、夜間の診療(18時〜20時)を行っています。レントゲンやCT、心電図などの検査も、昼間と同じくフルに受けられる体制です。
昼間は老人でいっぱいになる外来も、この時は中年のサラリーマンが主体です。糖尿病とか高血圧、狭心症などの生活習慣病を抱えた方が多いですね。きちんとした治療や生活指導をしないと、将来、脳卒中やら心筋梗塞、腎不全などに陥る可能性が高いわけで、患者も真剣、医者も真剣です。(→患者は一家の大黒柱。万一死亡したときの影響は、米寿を迎えたおばあちゃんの比ではありません。誤解を承知で言えば、こうした患者は、医者にとって絶対殺してはいけない患者なのです。)
 この夜間診療、以前は毎日やってたそうですが、病院の経営上の理由で、週2回になったそうです。なぜかというと、この時間帯は、看護婦さんが勤務を敬遠する(彼女たちの多くが家庭の主婦でもあるんですから、当然ですね。)ので、高い割り増し賃金(手当て)を支払わねばならず、大赤字になってしまうからです。
 中年サラリーマンは、医療保険に多額の保険料を納めているのに、現実の医療サービスはあまり受けない層ですよね。けれど、彼らの中には、気づかぬうちに生活習慣病になっている人が多くいるのです。もし、彼らに十分な受診の機会があれば、症状が軽いうちに的確な治療ができ、将来の心筋梗塞や脳卒中(これらは多額の医療費がかかる疾患です。)を減らすことができると思います。
 17時以降の通常診療にも、診療費の割り増しを認めてその普及をはかるべきではないかと思いますね。(更に言わせてもらえば、それが今後氷河期を迎えるという中小民間病院の生き残る道かも知れない。)
 なお、現行の医療保険制度でも、夜間休日の時間外診療には割り増しの診察料が支払われます。ただし、これは、あくまでも医療機関が告示している診療時間外の場合であって、たとえば『当院は1年365日、24時間診療を受け付けます。』と謳う病院は、たとえ深夜・休日であっても通常の診察料しか徴収できません。(日本でもっとも大きな、かつもっとも医師会に嫌われている(?)某特定医療法人が経営する病院は、かつてこの件で警告を受けました!)

直訴状985  (10/07/99)  (医師)  (内科医ロック)
 直訴上965の方へ
看護婦の静脈注射については法的に可能です。医師の監督の元であればよいという注釈がその法律に書き添えてあります。これはそもそも静脈注射が看護婦が全くだめになると現場では困るので、この注釈がついたということです。私が学生時代に法医学の講議で教授に聞いたので間違いないでしょう。
 直訴上966の方へ
お気持ちは分ります。私もかつてシートベルト着用が法的にきめられる時、個人の自由という意見に憤慨したものです。医学的にではなく、誰かが事故の加害者になった場合、被害者がシートベルトをしていなかったがために、本来軽傷ですむのに死亡してしまえば、加害者自身の人生も大きく狂わせます。個人の自由というなら、その際はシートベルトをしていないための損害は加害者に問わないという誓約書を免許証と一緒に携帯して欲しいものです。でも本来の話に戻りますが、それを言ったらきりがありません。しかし国民のみなさんも、とむさんの言うような方法で、自分自身で医療費を軽減することができることは自覚していただきたいという点では賛成です。他には例えば保険など、喫煙の有無で保険金が変わったりしますが、例えば自動車保険でチャイルドシートを買ったとう領収書がないと子供の保険金が高くなるとか、栄養士の栄養指導を受けた結果があれば病気があっても保険料が安くなるとか、生命保険会社の方でそのようになってくれるといいのですが。
 直訴上967の看護士?さんへ
悪く勘ぐると、その家族はその病院のトラブルに弱い体質を読んで金をとってやろうとしているのかもしれないし、良く考えると、老人を蔑んだ行為と本気で思ったのかもしれません。いずれにせよ、あなたの社会的・法的地位の回復の為に、ぶ告罪などで法的手段に訴えるのが一番ではないでしょうか?。
 直訴上964の方へ。5日間データをとったという事ですが、恐らく毎日血糖をとっていることをさしていると思われます。糖尿病で入院治療となったら、毎日数回の血糖をとって一日の血糖の変動をみることが基本ですが、これは糖尿病の患者さんにとっては発熱をおこす病気で熱を毎日数回はかるのと同じ事です。当然「血糖がこういう状況だからインスリンを始めました」という程度の説明はあったと思いますが、例えば肺炎で五日間発熱がひかなければ「熱がおさまらないので薬を変えます」という程度の説明で治療の変更があると思います(実際は胸の写真や血液検査の結果も説明するでしょうが、ここではもののたとえですので念のため)。それと同じ程度のことです。恐らくあなたは毎日血液検査をしているから、詳しい検査をしていると思っておられると察しますが、そういではないのです。もちろん詳しい検査をしますが、結果に数日かかるものもありますし、インスリンの適応を考えるというより病気の状態を詳しく知るためのものでしょうから、五日目ではもしかしたらその結果がでていなのかもしれません。いずれにせよ、「説明してほしいものです」とお考えでしたら、まずその点を主治医に説明を求めてみてからの話です。その上でもし主治医の説明でご不満がおありでしたら、またここへ投稿してください。

直訴状984  (10/06/99)  (医師)  (職業医師)
いつの間にか「人気者」になってしまった、件の「職業医師」です。私の投稿に対し、数々の反論や誹謗を頂き、ありがとうございました。まとめてコメントいたします。
 直訴状954,969の方、あなた方はやや独善的な傾向があると思います。医療の世界は共産主義だなんて、あなたたちが勝手に決めたことで、それこそ暴言です(もっとも、「そのような傾向に向かっている」というのなら事実だと思いますが)。 @ 日本は立派な法治国家ですから、医療の世界だけは共産主義もしくは社会主義であるなら、当然それを規定する法解釈または条文があるでしょうね。見せて下さい。 A また医療の世界だけは共産主義とするならば、資本や生産財、また教育・研修も当然公費負担ですよね(もちろん教育・研修期間中の生活・安全保障もふくめて、ですよ)。 B 業務中にうけた健康被害(患者からの感染など)も国家がちゃんと予防と治療をしてくれるんですよね。ーーーーどうですか?  都合のいいところだけ共産主義(社会主義を含めて)を使わないで下さい。因みに、〇〇党系の病院では、因みに、〇〇党系の病院では、 A に関しては学生への奨学金という形で負担をし、 Bの業務中にうけた健康被害に対してもちゃんと対処してくれるそうです。ずるい者が得をする、そんなシステムには明日はありません。 自分の発言に役人を名乗って権威をもたせるんでしたら、(虎の威を借る狐)もうすこし勉強されてはいかがでしょうか。この件に関しては969の方に同感です。
 957の方、ご要求のように、私の勤務時間と収入をおみせしましょう。 39歳、大卒、男子、大学病院勤務です。まず勤務時間ですが、週4日は朝7時20分に出勤し、カンファレンスや外来、病棟回診、研修医や学生の指導、手術などがほとんど休む間もなく夜8、9時まで続きます。昼食はカップラーメンか愛妻弁当またはホカ弁(もちろん冷めています)を5分位ですませます。もちろんこれ以外にも急変があれば、無限に延びていきます。あと一日は朝9時出勤ですが、帰る時間は同じです。さらに当直勤務が週に1,2回ありますが、これ、みなさんの認識とだいぶ違うと思います。なんと我々の当直には、「明け、公休、代休」がないんです。つまり1日通常勤務をしてそのまま当直をし、つまり1日通常勤務をしてそのまま当直をし、(ほとんど徹夜勤務)翌日そのまま続けて通常勤務に入ります。つまり40時間程度の連続勤務なのです。もちろん手当はなし。1週間の勤務時間は13*5+12で77時間(労働基準法では、1週間の労働時間は40時間以内でしたっけ?)、これに土、日の当直が月に1,2回、急変呼び出しが週1,2回で、1ヶ月の勤務時間は約420時間程度になります(ある過労死認定訴訟では、月200時間の超勤を、「異常に多い」としていましたよね、ね、ね、)。 これに対し収入は、月給が手取りで9月は27万7662円でした。時給に換算すると661円!!!(計算したのは初めてですので、自分でも驚いています。高校生の昼間のコンビニのバイトよりも安い!!!)もちろんこれでは妻子を養えませんから、アルバイトに精を出さざるを得ません。さて次に、「お布施」ですがこれは当然ながら一定しません。だいたい、手術の際には3万円から多いときでは30万円(過去最高は50万円)、手術がなければ入退院の際に1万円から3万円程度、もちろんゼロの場合もあります。だいたい、月平均30から40万円位でぁw)后文酋癲⊂ι雰堯・癖、垢戮憧校擦靴討任后・・w)LLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLw)倆齡蜴・蓖齡込韭旭庚釶鷄渦・瘤鈿・・鞦・絎褓w)專纈ソ艱銓込酪F跛甎堪・・闕鞜・碎綮ヒ喇・貴飴ユ蜴粹・キ技ラ瘉闖・柄仭璃帙鴦蜿迸怏鈔阯・控・圉団q詫テ粡・闔ッ・・ツ蜃祷・w)(現金、商品券、品物すべて換算してです。なんと、本給よりお布施の方が多い。もちろん申告はしていません)。したがっておのずからアルバイト収入やお布施が重要な収入源になってくるわけです。どうです? こんなこと発表する人いないでしょうね。ご意見をお待ちいたします。
 969の方、後半は同感です。前半に関してですが、救急を標榜する病院はみなどこもそうです。私が以前勤務していた病院もそうですし、私もその場合対処させられました(夜中に電話で呼び出され、交通費、駐車代は自己負担、手当はなし、酔っぱらっていても飲酒運転ででかけます。もちろんその場合は酔っぱらい診療?)。べつにそこだけが特別ではありません。
 974の方、医師が言い始めなければ、だれも言わないと思いますがいかがでしょうか。これまで医師は我慢しすぎたんです。昔の医者は偉くて、尊敬され、恵まれていましたので、文句のでる余地はありませんでした。しかし今は、医者なんてちっとも偉くなく、尊敬どころか悪者扱いされ、収入も同じ大卒のサラリーマンと大差ないか、むしろ福利・厚生・退職金を含めるとむしろ福利・厚生・退職金を含めると悪いほうです。医者はいまやただの専門的技術者であり、他の職業と完全に平等、平等、みな平等ですから、みんなと同じように文句はどんどん言い、要求はどんどん出すべきだと思っています。(他の職業の人達には、ストライキや労働基準法がありますが、医療関系には適用除外です。そのくせ保護はありません。したがって口頭かインターネットで文句を言うしかありません)いかがでしょうか。他からの反論も期待します。でも、基本的にあなたには結構共感しています。
 978の方、私は、ある意味で「オピニオントリガー」の役も期待して発言しています。今後もactiveに発言していくつもりです。
 979の方、いえいえ本音はまだまだこれからですよ。後が続きますので今後をお楽しみに!  また、「医師だけが大変なんじゃありませんよ」って、あたりまえじゃないですか。今更なにをおっしゃいますか?
 総括しますと、
1.金のことに関しては、開業医や病院経営者と、1.金のことに関しては、開業医や病院経営者と、勤務医は全く別の立場であ り、医療業界でも労働者と資本家の関係は他業種と全く同様である。唯一違 うのは、医師はいつでも経営者の立場になれる、ということ。
2.現代では医者は特別な職業ではない。その責任と業務内容、努力、不快さ などにより正当に評価して待遇すべきである。
3.現代日本は資本主義国家であることは議論の余地はなく、ずるい者が得を するシステムが諸悪の根源である。 ということです。
最後までこの長文にお付き合い頂き、誠にありがとうございます。
 967の方、 (私の発言とは無関係ですが) あなたの件は、組合活動をつぶすための口実として利用された、という感じがします。その「患者と家族」も案外グルかもしれません。いずれにせよこれは「不当労働行為」に当たる可能性があります。まず労働基準監督署に訴えでたらいかがでしょう。そうでなくとも、事実関係を明らかにすることにより、クビになったこと以上に、「性的いたずら」に関し、あなたの名誉回復をはかる必要があるように思えます。

直訴状983  (10/06/99)  (患者)  (不肖の娘)
 直訴状970の方へ
 レスをありがとうございます。プリントアウトを母にも見せました。同意書にかなり詳しいデータは出ていたのですが、プロドラッグについての説明が理解できていなかったようで、大変ありがたく助かりました。また、質問事項を整理していただいたことで、効率よく主治医から、説明を受けることができました。
 また、主治医も「質問や疑問があれば、家族からでも、いつでもお受けします」とのことで安心しました。
 本人としては何が何でも孫が成長するまでは生きたいし、治験そのものも本人の希望があれば、途中で止めれるものであり、その他の説明から納得したようです。

 肩の荷が少しですが、降りました。でも、家族内で納得していない者(説明を理論的に受け入れず、感情的にも母の気持ちを優先しようとしない。お医者さんの説明をまっすぐに受け止められない。等々)がいるのが個人的な心配で残っています。こういうのはお医者さんにとっても迷惑な存在でしょうね・・・溜息。

直訴状982  (10/05/99)  (医師)  (qwerty)
某市立病院に転勤して驚いたのは看護婦の年齢の高さ。還暦前の婦長が最高齢で、以下年功序列で50台の看護婦が6人、40台6人、、、。病棟では孫の話に花が咲く。新しい横文字の医学用語は覚えられず、また本を読むこともしない。これで最新の医学についていけるのかしらん。医師の平均年齢より看護婦の平均年齢が高く、学習意欲もまったくないこの老人集団。外来ではしわがれた声で患者をののしり、余分な仕事は決してやらないこの集団をどうしたらよいのでしょう。看護婦の世界も常に一定のレベルを保つ努力をしてほしい。能力のある看護婦を支援する体制を作るにはどうしたらいいでしょう。

直訴状981  (10/04/99)  (医師)  (mado)
965に対して
 15年前の私の研修医時代と同じですね。私はO市立大学で研修しましたが、ここの看護婦や検査技師は某国立医科大学と同じですね。医者に命令には徹底して抵抗します。やはり組合があるところは強いです。研修医の給料は看護婦よりもはるかに下ですから当然かもしれません。

直訴状980  (10/04/99)  (患者)  (H.K)
私は98年5月*****市にある****大学付属病院耳鼻咽喉科で慢性副鼻腔炎および鼻中隔湾曲症の矯正術を受けました。その結果私の鼻や顔に最悪の事態が起こりました。執刀医は**医師でした。
 97年11月頃に風邪を引き、右の鼻が完全につまってしまい、もよりの耳鼻咽喉科医院へ行くと、蓄膿症になっていて右側にポリープができている。との診断で、ポリープ切除を希望したところ、****大学を紹介されました。レントゲン検査、CT検査の結果、中程度の蓄膿症と診断され、要手術となりました。
その際鼻中隔も湾曲しているので、とのこと。
蓄膿症の手術に関しては、鼻腔内の骨を削るなどとは一言もいわず、また鼻中隔の矯正術(右が少し狭い)に関しても、手術をする際、障害になるので、奥のほうの一部を削るだけです。と言う説明だけでした。
 私の自覚症状は、風邪を引くと右側が少しつまりやすかったのですが、普段はコレと言った自覚症状はありませんでした。(11月頃からは少しつまりやすかったのせすが)。
手術が終ってみれば、鼻腔内の骨はバリバリ削られるは、特に鼻中隔に関しては後になってわかったのですが、奥のほうどころか先端から5mmほど切り落とされ、さらに残りの部分は、ごくごく薄く削られていました。そのため最初は、ヨコを無向いて寝ると鼻がだらりと下がるので、眠ることができず、上を向いても、上から押さえられる感覚があるため、眠ることができませんでした。普段おきていても、鼻に圧迫感を感じていました。
  **医師にそのことを訴えても、「奥のほうを削っただけで絶対そのようなことはない」と診ようともせず。放置されてしまいました。それからは顔全体がだらだらとした症状になり、常にいらいらした状態が続き、まともな日常生活が遅れなくなっていました。寝ているしかありませんでした。そして三ヶ月ほど経った時、鼻中隔軟骨がほとんどないのに気づきました。時すでに遅く、鼻はグニャグニャになり、著しく変形(小さくなり(脂肪が流れ落ちてしまっている))上を向き始め、上口元はダラリとはれたように垂れ下がり、そして顔全体が垂れ下がっていました。以前とは全然違う顔つきになってしまいました。自覚症状もきつく常にかお全体、特に鼻の下がだらだらしており、どうしようもない状態になってしまいました。何でこのようなことになってしまうのか。鼻内の症状もひどく、呼吸時にシューシューと異音がし、嗅覚も以前と比べてかなり鈍磨している。嗅覚については、「感性の問題」でかたずけられてしまった。
インフォームドコンセントがほとんど行われておらず。手術をしないと治らないと強く言われ、その結果半ば強引に手術を受けさされたような格好になり、その結果このようなひどい目に
会わされては、たまりません。**医師の態度は手術前と比べると手術後ははるかに威圧的になっており、説明を求めても、「おまえに何がわかる」と言ったような態度をとられ、話になりません。
弛み感や、だらだら感といった自覚症状をなくすため、合計4回も形成外科手術を受けていますが(全て自費)、鼻や顔の変形が止まりません(鼻及び上口元)。
このような状態ではではまともに外出もできず、仕事もろくにできない始末です。
死んでしまったほうがどれほど楽になるかわからないほどです。腹の底から憤慨しています。いったいどうしたら良いのでしょうか、鼻内の症状だけでも腹が立つのに、鼻や顔の変形までおこるとは思いませんでした。このような鼻中隔矯正術があるのでしょうか。一体どうしたら良いのでしょうか。どなたか教えてください。
 手術後の受診に行ったときのことです。待合室でまっていたときのこと。
別の患者さんで蓄膿症の手術を希望している人がいました。
患者さんと**医師の会話を聞いて愕然としました。
患者さんは手術を希望されていましたが、伊藤医師の言葉は「手術をしても完全には治らないですよ。手術を希望されるなら他の病院を紹介します」
・・・・・・・・いったいどういうことなんだ!!
何で俺だけおまえの執刀だったんだ。

直訴状979  (10/02/99)  (患者)  (ram)
963の役人の方の直訴状を拝見して思ったことです。
平等がそんなにいいこととは思えない、という気持ちです。
個人的なことを申しますと、私自身はめったに医者にも行かないため、 「このまま大病もしなかったら、よそのおばあさんが娯楽代わりに毎日、 通う医療費の一部を負担してるんただなあ」と感じてしまうこともあります。
(医療ではありませんが、所得税や年金にしても 「共働き夫婦はよその専業主婦の面倒を見てるんだなあ」という感が否めませんが)
でも、これは制度であるわけだし、実際、私の母は足の手術をしているし、 私もいつ大病をするかわかりませんので、その時は心から制度に感謝するかもしれません。
その母の手術時のことに関係して
936のお医者さんへ
まず、暴言に対する理論的な対処の方法、意見の的確なまとめ方といい、 お医者さんだからというわけではなく、本当の意味で頭のよい知的な方とお見受けします。
ただしひとつだけ気になったのは「患者に専門知識がない以上、こちらの言うことを〜」という部分です。
私の母は自分の症状・治療について理解するための説明を求めましたが、 「どうせ言ってもわからないから従え」という言い方をされたそうです。
うちの母は学はありませんが、身内が言うのも何ですがかなり頭のよい人間で、 物事を理解した上で行動するタイプです。
ですから936さんが接して困るような愚痴をいうタイプの患者ではないと思っています。
困った客の相手をしなければいけないのは、医師に限らず、どんなビジネス・職業でもあるはず。
これはどちらかというと946さんの暴言医師さんに言いたいのですが、 医師だけが大変なんじゃありませんよ。
働いてお金をもらうということは、スキル料だけでなく、そういう労働も含めてのことでしょ。
936さんは前述した通り、本当の意味でインテリジェンスな方で人間らしい思いやりもあるお医者さんとお見受けします。
だから「患者に専門知識がない以上、こちらの〜」の言葉に、意識していなくても「患者を知性の面で見下していることが出ている」が残念でならないのです。
何も専門用語でも説明は求めません。
自分の病状がどうなのか、どんな治療をして、どんな効果を期待するのか、それはどれだけの確率なのかを知りたいのは当然です。
本当に賢い人であれば、どんな人にもわかりやすい説明ができるのではないでしょうか。
明らかにモラルの低い「困った患者」を一般の患者としない方がいいと思います。
もっとも患者も一部の「ひどい医師」を一般の医師としてはいけませんよね。
946さんの暴言医師さんは932ではまだ、まともだったのに946では人間性を欠いたホンネが出てしまったようですね。
思わず意地になってしまわれたのでしょうか。
この意見に関しては怒りというよりも「やっぱりなあ」というカンジです。
ごめんなさい。世代的に「医者」や「先生」ってだけでは、やみくもに尊敬できないので!
とにかく「患者は素人だからわからない」と思ってるお医者さんには建築家だって「設計のことわからない素人」に、建てる家のことはちゃんと説明してくれますよっ!て言いたいです。
 ところで私の友人の看護婦が「アメリカで看護の勉強したい」と言って、今、向こうのナ−スの資格取得を目指して勉強中ですが、「こっちに帰ってきても、敬遠されて就職ないよ。ナ−スが余分なこと知ってても煙たがられるだけだからね」と ずいぶん言われたそうです。
勉強してない方がいいなんて、ヘンな世の中!

直訴状978  (09/30/99)  (医師)  (calm)
直訴状946(職業医師)さんへのコメントの関して。
 いまや「暴言医師」として、このHPの「人気者」の方ですが、小生には、それ程ひどい方に思えないのですが・・・。これは小生が、いわゆる職業的偏見ないし悪にまみれた人間だからでしょうか?
 思いますに、ひどい医師とか、傲慢な医師とかは、こういうHPなどには「洟もひっかけない」のではないでしょうか?このHPを一応読み、増してや書き込みまでする人間が、全くの性悪人間なのでしょうか?「お前がそうだろうが」と言われると、反論のしようがないのですが・・・。
 色々、御怒りの方々も多数おられると思いますが、一応上記の事を、思い出して頂けると幸いです。

直訴状977  (09/29/99)  (医師)  (ふくい)
 964のかたへ
 奥様の担当主治医とコンタクトをおとりになりましたでしょうか?
 多くの医療現場では、入院時と退院時、それに、手術などの大きな処置を行うとき以外は、ご家族に来院していただき、治療方針等を説明するいとまがないのが実情です。でも、家族の希望があれば、大半の医師はちゃんと説明してくれるはずですが...。(ただし、『仕事の都合で、夜8時に説明してください』なんて言わないで下さいね。結構多いんです、こういう方。いちおー、医者だってサラリーマンで、17時には帰っていいことになってますので...。)
 958のかたへ
 ナースはどうかわかりませんけど、医者をしてると、人間のすばらしいところ、どうしようもなくイヤなところが見えてきます。残念ながら、その比は1:9位で、後者が多いですが。

『お布施』について
 国公立病院の医師が、患者から『いい治療をしてください。』と金品を貰う行為は、どう考えたって収賄だと思うんですけどね。
 個人的には、保険医療を行う医師(事実上、全部の臨床医ですね)は、たとえ私立の施設に所属するものでも、患者からの金品は受け取るべきではないと思います。なぜなら、医療保険には多くの国費=税金が投入されてるからで、その立場は"準公務員"に相当すると思うからです。
私は、この種の金品は、今は一切受け取らないことにしてます。もっとも、いま勤務してる病院は田舎の病院なので、『ウチの畑で朝採ったトマトですねん。』ってな贈り物を持って来られる方がおられます。これはさすがに断るわけにはいかず、看護婦さんともども、有り難く頂戴することにしてますが。
 954のかたへ
 『気軽に医療機関へ行ってしまう患者』と『(老人や長期入院患者等)』は、相当部分が重複するようにも思うのですが。
ただ、『気軽に医療機関へ行ってしまう患者』と非難するのは簡単なんですけど、彼らも病院に行きたくて行っているわけではないことに留意すべきだと思います。
 年齢をとれば誰でも身体機能が衰えます。病気のひとつやふたつ、必ず出てきます。そして、そういう状況を受容できず、やたら不安だけを抱いている人が少なからずいるんですね。多くの老人は、病気を治すことよりも、不安を少しでも和らげるために病院に通っているのです。
 こうした患者に対して、多忙な医師ができることは何でしょうか? 検査をし、おまじない程度の効き目しかない薬を処方するしか方法がないですよね。 医師である以上、治らない病気であることがわかっていながら『大丈夫ですよ。良くなります。』なんて言えないし、『貴方の病気は治りません。貴方に効く薬はないです。』とホントのことを言っても、彼らの不安は解消しないんですから。
極端な話が、ほとんど効かないクスリであっても、患者が『このクスリさえのめば元気になる』と思って服用し、その不安が解消すれば、それはそれで意味があることだと思います。去年でしたか、『脳代謝改善薬』と称するクスリが、『効果がない』として承認取り消しになりましたけど、臨床の現場では、ここに書いたような目的で繁用されてた面もあると思いますね。
 宗教、あるいはNGOなど、医療分野以外で、こうした人たちの不安を除去する方策を考えないと、今後も医療費は無限に増え続けることは間違いないと思います。

直訴状976  (09/28/99)  (医師)  (sin)
 直訴状950へ。
全く同感です。よく現場では「感染症は?」「マイナスです」といった会話がかわされますが、梅毒とB型、C型肝炎の検査しかしてないんですよね。
飛び込みで入院した患者さんが、調べてみたら開放性結核だったなんてこともあって、大騒ぎになったときもあります。血液、体液、痰などに接する我々は、どんな患者さんのものでも自分にさわることのないような注意が必要だと感じます。
救急や初診の風邪などの患者さんをマスクもしないで診るのはとても怖いです。

直訴状975  (09/27/99)  (患者)
和歌山の81才の男性が、9月13日の総胆管結石摘出手術の後、驚くほどの回復を見せ、歩行するまでになり、通常食摂取を翌日に控え、16日夜不穏状態に陥り、午後11時と翌17日午前1時に鎮静剤の筋肉注射を受け、効果がが見られず同日午前4時に点滴による鎮静剤の静脈注射を受けた。午前6時には異常は見られなかったが、午後7時に看護婦が呼吸停止、心臓停止を発見した。
以上の経過について、ご意見をお聞かせください。
                         
直訴状974  (09/27/99)  (医師)  (ふくい)
946のかた・患者の皆さんへ
 先生がおっしゃる『よりよいサービスを受けたければ、より多くお金をはらう』というのは、ある意味では真実であると思います(理由は後述)。けれども、それを医師個人が言い始めるのはちょっとどうかと思いますね。少なくとも、現に病気で困っている人に対して、『もっとカネを出したらいい治療ができるよ』というのは、倫理的に許されないと思います。医師の技術料なんてのは、売り手(医師)も買い手(患者)も、客観的な評価は困難ですから、政府など、しかるべき機関が公正な公定価格をつけることはやむをえないと思います。
それがどうしてもイヤなら、制度上は自由診療という方法も残されています。100%自由診療の医療機関を作れば、『保険の10倍の医療費を頂くかわり、100倍のサービスをします。』と宣言することだって可能でしょう。ただし、そんなことをやって経営が成り立っている医療機関はないですが。
 ただ、医療とお金の関係で患者の皆さんに知っておいていただきたいことがあります。それは、日本における医療サービスへの金銭的評価・医療スタッフの労働の対価は著しく低いということです。
日本のひとりあたり医療費は先進国中では比較的低く、その反面、(医療費に含まれる)薬剤費は異様に高いことはご承知のとおりです。では、そのシワ寄せがどこにくるかと言うと、人件費なんですね。要するに少数の医師や看護婦が、多数の患者を相手に安い給料で長時間働いているということです。
 たとえば、このWebでもしばしば話題となる医師の説明の問題。
 現場で働く私(病院勤務医)の感覚からすると、患者の皆さんに診断とか治療方針を十分に説明するには、私に与えられた時間はあまりに不足しています。
病棟回診(常時15〜20名の患者を受け持ってます)、外来診療(4時間で50人位診ます。ひとり5分です。)、検査、手術、症例検討会など、私が1日にやるべき仕事はあまりに多く、時間に追われる毎日です。こうした状況では、こちらの言っていることを患者さんに理解して貰えないと、つい乱暴な言葉や断定的な言い方をしてしまうのもやむを得ない面があるかと思います。
医師が余裕を持って患者に説明を行い、看護婦が笑顔で患者に対応するには、人件費に振り向けられるお金を増やす必要があると思います。(それは、スタッフ個人の給料を引き上げるという意味のほかに、スタッフの数そのものを増やすという意味も含まれます。)
 つまり、『よりよいサービスを受けたければ、より多くお金をはらう』必要があるのです。医療費を削減しつつ、現状よりもいい医療サービスを受けたいというのは、あまりに虫が良すぎるように思うのですが、いかがでしょうか?
 あと、946の方の投稿のなかで、いわゆる『お布施』のくだりについては、もっと書きたいことがあるのですが、これは次回にしたいと思います。

直訴状973  (09/26/99)  (医師)  (calm)
直訴状951(看護婦donatti)さんへのコメント
 『世の中の医療現場への不信感をあからさまに出されつづけると・・』『過酷な現場では、身どころか心も持ちません。最近、若いナースは何人か倒れ、中堅ナースは失望し、やめて行きます。このまま信頼関係が取りにくい事が続くならば、看護婦になる人はいなくなるでしょう。』を拝読いたしました。
 一時期は、仕事が大変でも、患者さんが治って退院されるときの笑顔と「有難う御座いました」の一言で、「これからも頑張ろう」という励みになったようです。しかし、おっしゃるような、昨今の不信感をあらわにした方々の増加は、故或る事とはいえ、現場で働く人々のモラールダウンと離職を加速する可能性も否定できず、危惧されます。
 看護学校で非常勤で教えていた時、現場の実態を理解するという目的で、別冊宝島社の『看護婦という生き方』『病院の不思議』等を参考文献として読んでもらったのですが、かえって「こんなに大変なのか」との印象を持たせてしまったみたいで、やる気をそいでしまった経験があります。
 医療従事者への「メンタルサポート」・「メンタルケア」も並行して考慮される時期にきているようです。これは「悪魔のささやき」かも知れませんが、患者さんからの贈り物を「ご苦労様です。御疲れの所、済みません」と解釈し、自分達の苦労を分かってくれる人々にサービス良くなってしまう、のは有る意味で人情かも知れません。理想論でいくと、厳しく非難されるでしょうね・・。時々、疲れます。


直訴状972  (09/25/99)  (臨床検査技師)  (スヌーピー)
いくつかの問題を抱えています。今日はその中の1つを書かせていただきます。
あなたを診察する立場の医師が「精神分裂病」だったらどうしますか?このケースは開業医です。現在病院は、代診の医師により診察されています。もちろん患者さんには病名を偽っています。分裂病で1ヶ月入院したあと1週間の自宅療養。その後、診察を始める予定です。恐ろしい限りですが、周囲からの情報によると「そういう医師もいる」というからまた恐ろしい・・・。
 この医師の病状が悪化したのは診察中でした。何度も同じことを聞いたり、自分の病状を薬で抑えようとして服薬しましたが、3秒前に飲んだことも忘れ、また服薬しようとするのです。ついには患者Aさんとしていた話を次の患者Bさんに話し掛けている始末。患者の区別がついてないのです。家に帰そうとしても一人で帰れず、タクシーにも乗れず、ポケットのお金も出せない。入院中に電話をかけてきたときの話では「自分が人間かわからない」「なぜ男と女がいるの?なぜ服を着なくちゃいけないの?」と通常では考えられない質問をしてきます。こんな医師に診察させる奥さんも医師ですが、何を考えているんでしょうか?

直訴状971  (09/25/99)  (医師)  (mado)
直訴状963に対して
前半部分はその通りだと思います。国民皆保険が貧しい日本を世界一の長寿国にすることに貢献したことは認めますが、それによってもたらされた高齢化社会、少子化国家(こんな言葉があるのかどうか知りませんが)で、従来の健康保険制度で高度な(かつ高額な)医療(医療費)を支えられるか、患者の満足を得られるような医療が提供されるかというと、大変疑問です。
 アメリカの医師・看護婦と日本の医師・看護婦の比較は一概には難しいですね。看護婦に関しては看護教育のバックボーンが全然違います。医師の場合も大学卒でMedical Collegeに入学するというアメリカと、ほとんどが高卒で医学部に入学する日本というように教育システムも異なります。責任の程度によって、給与・所得が異なるのは当然です。アメリカの企業経営者がとてつもなく高額な所得を得ているのは、それなりの責任をとらされているからで、日本の企業トップのように不祥事があれば退職するだけでは済みません。
直訴状961に対して
 出る杭は打たれる、というやつですね。このようなケースはまず内部告発です。きっと回りからも嫌がられている先生だったのでしょう。それ以外の先生はそれほどでもないので、回りも大目に見てくれているのでしょう。あとは税務署がらみで賄賂が発覚することがあります。
直訴状959に対して
 精神的に異常な状態になれば医師免許を交付される条件を欠きます(麻薬中毒など)。でも、それは当該医師が申告しなければ免許は所持したままです。医師免許は自動車運転免許と異なり「更新」という作業がありませんので、一度交付されたらよほどの悪事でも働かない限り取り上げられることはありません。
直訴状958に対して
 総合病院で今時手書きの処方箋を交付するところもあるのですね。特に常連の患者さんにはプリント・アウトした処方箋を交付するところがほとんどですが。医師を病院に採用する条件として「読める字を書く人間」を付け加えることを提案したいです。そうすると今の医師の半数は仕事が出来なくなります。勿論電子カルテが普及すれば別ですが。我々医師が見ていても、ほとんど判読できない文字を書く先生もおられます。私も昔は少しは上手な字を書いていましたが、医者になってから字は下手になりました。忙しいのでカルテに殴り書きするからです。時間的には丁寧な文字を書いても、殴り書きをしても大して変わらないのは思うのですが。

 患者にもいろいろな人があるように、看護婦にもいろいろな人がいます。
直訴状957に対して
 残念ながらあなたの提案は現在の法律では認められていません。おっしゃるように医療機関はある程度患者の判断の助けになる情報を提供するべきだとは思います。医療機関のホームページでは医師の卒業年度や出身大学などが記載されていることもあります。得意分野を強調したホームページを作っているところもあります。
直訴状953に対して
 このような病院は自治体立病院ではままあることだと思います。町長の金蔓になっているのではありません。いくら町長でも病院の金をかすめ取るわけはありません。つまり選挙対策です。有権者のご機嫌を取るのに福祉対策は重要なポイントです。特に革新系の町長では、地元の土建屋などとのつながりが薄いですから、どうしても福祉をセールスポイントにします。町長が病院に無理難題を押しつけてくることはあります。たとえば「午後も外来診療をせよ。」とか「夜診をせよ。」とか「救急外来を開設せよ。」とかです。これらは選挙の時に有効なセールスポイントになります。でも、病院が赤字になっては困りますので「人員増はなしで実施せよ。」となるわけです。当然病院職員は反対します。反対する職員は馘首されるというお話です。
直訴状950に対して
 こんにちは。日本の医療保険(健康保険)制度では「守るのは患者であって、医療従事者ではない」というのが鉄則だそうです。従って感染症の検査も患者のためにするのであって医療従事者のためではない、ということを言われています(保険の審査委員にです)。ウチの病院の保険審査をする審査員(診療科ごとに異なりますので、全科ではないですが)の中には術前検査で「HCV」すら査定する方もおられます。HIVはルーチンの術前検査では保険適応なしです。つまり病院負担でやることになります。それでもご指摘のように患者の承諾が必要ですが、ウチでは病院負担でやろうという方針です。感染症ではないですが、術前に血液型の検査をすると、レセプトが返戻されることがあります。この患者には輸血をしたのかと訊いてくるのです。つまり輸血をしない患者に(術前であっても)血液型を検査してはならない、ということだそうです。


直訴状970  (09/24/99)  (薬剤師)  (スナフキン)
直訴状960の方へ
 R009-1978 Capecitabine についてですが,これは現在ロッシュという外資系企業が開発中の抗悪性腫瘍剤(抗癌剤)です.本剤は5−FU(5フルオロウラシルと呼ばれる,メジャーな抗癌剤)のプロドラッグ(体内で分解して5−FUになるように調整した薬のことです)で,副作用を減らして相対的に効果をあげることを目的に開発されました.
 まず,5−Fuをプロドラッグにする理由というものを説明させてください.プロドラッグとは元の薬そのままでは体に対して作用が強すぎたり,目的とする場所へ行かなかったりする場合,薬に手を加えることで作用が徐々に出るようにして,弱い作用が長時間続くようにしたりとか,目的とする場所で始めて薬となり効果を発揮するようにした薬のことです.5−FUは効果も強いのですが副作用も強いという抗癌剤に良くあるタイプの薬であり,これのプロドラッグが現在までにいくつか開発されてきました.日本では5−FUのプロドラッグは4種類使用されております.これら4種類の5−FUプロドラッグは,各種体内での5FUの変化がさまざまであります.つまりその変化の度合いで薬の特徴を出しているといえます.
 さて,お尋ねのR009-1978 Capecitabine ですが,臨床試験中の薬ということもあり,その効果,副作用等,詳しいことはおそらく同意書に書かれている以上のことはわからないと思いますし、それを調べる為の臨床試験でもあります。
 さて、臨床試験ですが、現在の日本で新薬の臨床試験を受けるというのは,よほどのメリットがない限り,患者への負担が大きくなってしまいます.特に抗癌剤の新薬などは副作用も他の薬物に比べて強く出る傾向がありますし,効果があっても臨床試験期間が終了すると同時に既存の薬への転換をするケースもあります.しかし一方で現在までにない効果のある治療を受けられるまたとないチャンスであるとも言えます.現在癌がどのような状態にあり,どのような治療を受けているのか不明なので,この場でどうするのが良いということは言えません.そこで以下の点を担当の医者に説明してもらい,その上で御自身で決断することをお勧めします.また,以下の点を十分に説明することは当然のことであり,医師への遠慮はまったく必要がないと思います.そして臨床試験を行う病院というのは一般にハイレベルの病院であることも付け加えさせていただきます.
1,現在の癌の進行状況の説明と,既存薬,既存治療法を用いた今後の治療方針.
2,既存薬,既存治療方法に比べての,本剤を使用するメリット(治癒率、延命率等.判る範囲で)を確認する。そしてそのことに関してはきっちり文書で返事をもらう。
3,(予想できる,できないに関わらず)副作用が出た場合の保証はどうなっているのか.
4,臨床試験終了後の治療方針.
5,臨床試験に伴う負担(採血や検査の有無)の確認.
 できればその医院以外の病院の医師の説明も受けたうえで,臨床試験に参加するメリットがあるか否かを決めるのが良いと思われます.現在の主治医に遠慮は無用です。患者本人が最優先です。もっとわがままになってください。
 臨床試験を受けるという行為は,現在医師,メーカーの利益追求だけではなく,患者本人にメリットがある場合もあり,十分な説明を受けて悔いのない決断をされるようにされることをお勧めします.
 そしてここからはあくまで、何のデータも持たない、経験もない私個人の意見です。あなたのお母さんの抗がん剤を拒否している理由を聞いてあげてください。本当に良く聞いてあげてください。そしてどの程度の可能性、副作用の程度、延命率なら癌と副作用に耐えて治療を続けるのかをよく相談されてください。人生は何年生きたから良い人生だったという基準はありません。本人が満足し、納得できた人生こそが最良の人生であると思います。
この直訴状に対するコメント その1

直訴状969  (09/24/99)  (患者)  (mabo)
直訴状947 の方へ
24時間患者を受け付けてくれますが、予約などは出来ません。
あくまで急患は診察しますと言うことです。
もちろん救急指定病院なので、救急車も受け入れてくれます。
通常の時間帯でも、予約診療は極一部の診療科だし、少ないのです。
近隣にこういう病院があるのは心強いです。
膵炎の方のお話ですが、医師は自分の考えを正しく全部、要領良く伝えれば良いのではと思います。
自信過剰にならず、臆する事なく、それは人間の心に伝わります。
医療技術に劣り、自己が偉い人間だと錯覚している医師ほど、うまく言わなきゃ、なんて考えるんじゃないでしょうか。
真摯な態度、言動は伝わるものです。
直訴状963のこわっぱ役人の方へ
946の方もそうですが、あなたも横柄な人ですね
政治家−官僚−民間 へと、損得勘定で動く人間を大量生産させてきた
仲間として、自浄に精出してもらえませんか。
役人にかかる経費が多すぎるんですよ。
高齢化なんて早くから解っていることで、それにどう対処するか
早く手を打たないから、こんな現状なんです。
口だけで生きてる役人なんかより、多少下手でも患者を救おうという
意志のあるヤブ医者のほうがはるかに優れた人間です。

直訴状968  (09/24/99)  (医師)  (mado)
直訴状954に対して
医師です。反論なんてありません。全くその通りですね。戦後日本が貧しい頃は国民皆保険は素晴らしい制度でした。現在も運営の仕方によっては素晴らしい制度であり続けることは出来ると思いますが、残念ながらハーブさんのおっしゃるとおり国民皆保険という「パイ」に寄生虫がくっついていますので、どうにもなりません。厚生省も遅蒔きながら「介護保険」などを持ち出して、「パイ」を少し大きくしようとしています。結局国民負担が増えるだけですが。
直訴状964に対して
主治医に訊いてください。
直訴状962に対して
 たった約1名しかいませんか、そのような医師は。大部分の医者はホンネはそんなものです。もっとも病院によりけりですがね。「朱に交われば赤くなる」ということわざ通りです。回りに信頼できる上司がいなければ、部下は駄目になっていくのと同様です。特に研修医の時代にどのような上司、同僚と仕事をするのかがその医師の人生を決める上で重要な意味があります。これは看護婦(看護士)でも同様だと思います。大部分の医師は医療技術上でミスをしないように、うわべだけでもいいですから、患者に対して優しく接する、ということを心がけていると思います。

直訴状967  (09/24/99)  (看護婦(士))  (だんな&ポチより愛を込めて)
無実の罪に問われて
私は枚方市Y町のS病院が経営する老人保健施設Mに勤務する看護士ですが平成11年の6月29日に、同施設にショ−ト利用される入所者の家族より「性的嫌がらせを受けた!」とされ、病院法人として家族を納得させる為に不当な人事異動を余儀なくされ多大なる精神的苦痛を受け、経済的にも損害をこうむったものである、しかも8月31日には解雇されたのですその入所者は世間一般で言う所のいわゆる「痴呆老人」で年齢は私の母より年上の76才であり、家族もその事を知っていながら「処分しないと出る所に出て話ししますよ、母にも証言させます!」と医療法人に訴え出た所、その老人をクリア(正常)な老人として扱い現在の痴呆の程度を再確認せず、家族や本人の訴えを鵜呑みにして人事異動をしたものである、しかもにどと同じ境遇の人間を作らない為に組合発足の活動をしていた矢先に「職員として不適合」と解雇を突然言われたのです。

同じ入所者の世話をしている介護福祉士やスッタフの者に聞くと「被害妄想的な所もある」又「ショ−ト利用をする事を淋しがってた」とか「家族の手紙にも最近ボケてきてるし御願いします」等の証言もあるにもかかわらず、普段は普通に会話出来る事をクリア(正常)と判断していた!
私には今年の11月で70才になる病弱な母をかかえ、この病院で御世話になっているから地域の為に看護をしようと6年間病院の為、訪れる患者さんの為にいつも笑顔を絶やさずに病棟や外来そして訪問看護にと頑張ってきました。
でも、今回のこの「言われ無き行為」によって無実の罪に問われ一家の経済的支えになっている仕事を減収!そして異動へそして解雇とされたのです!。
病院側の意見では「法人として取るべき処置」として説明されましたが、今回の人事異動について私の母に話した所「なんで!?そんな馬鹿な!常識で考えても分かるのに?」と気も狂わんばかりに一晩中泣き崩れていました。
私にとっても看護士はまさに天職と思っており、この仕事が大好きです。でも仕事上の処置としてオムツ交換や陰部洗浄(便汚染した時の処置)や導尿(オシッコが出ない時の処置)、坐薬挿入など日常茶飯事に行っています、それらの行為が間違えられたらいざ知らず、口に出して言えない行為!との家族の説明を聞くと「性器に指を入れた!」との事、聞いた時にあき
れてものが言えませんでした。
そりゃ〜70や80なっても女性は女性ですが、今私は39才です、しかも母より年上で仕事中に、しかも好き好んでその様な行為をしますか?、ホントに常識で考えれば分かるはずです!
これからも同じように医療に携わろうとする若い世代の者達の人権や、現在同じ様な職場で働いておられる方々の為にも、この問題はS病院の内々の話で終わらせては行けないと思います!!

私は今回の人事異動と解雇によって精神的苦痛を私と年老いた病弱な母に負わされ、人権を侵され経済的にも毎月の給料が12万円減収し一時期は「私は無実だ−!!」と抗議文を残し自殺まで考えました、でもそれでは負け犬になってしまう無実は自分の手ではらさないといけない!と思い止まり、看護婦・看護士・介護福祉士・医療に携わる総ての人の為に戦います!
そして、心温まる医療を皆さんが安心して受けられる健全な職場をこの手に取り戻したいのです!

この文章を読まれて賛否両論があると思いますが、わたしも患者に老人になるのですその様な職場に大事な家族を預けたり、子供を働かせたいですか?
病院側は「あの人事異動は事件が原因」と言っておりますが、S病院は評判を神経質なほど気にします、私に対して強大な圧力があるかも知れません、ひょっとして今後看護士を続けて行けなくなるかも知れません、でも決して弱音を吐きません私を信じてくれた大勢のスタッフや同僚のためにも、そして涙して私の悔しさ無念を一番理解してくれる母の為にも・・・

1960年1月15日生まれ A型 39才
現在枚方市在住、11年前に父を病気で亡くし日産より苦学の末転職、母と同居中 看護を仕事とし12年、「病は気から」をモット−に日々患者さんの為に笑顔を絶やさ ず、時には母の様に優しく時には父の様に厳しく多くの患者さんから慕われ現在S病 病院老人保健施設Mに在籍のちに7月17日より同病院在宅医療部に異動、8月31 日解雇される。
この直訴状に対するコメント その1

直訴状966  (09/24/99)  (医師)  (とむ)
救急の現場で仕事をしていて思うことがあります。
交通事故で重症の患者さんは、多くの場合ノーヘルメットかノーシートベルトです。重症なので治療費は膨大なものになり何百万円とかかってしまいます。安全装置さえ使っていればしなくてもいい怪我なのに、この膨大な医療費にも健康保険が適用されてしまうのです。たばこや酒も同様ですが、まじめに体に気を使っている人たちが払っている保険が一部の体に気を使わないものに多額に支払われる仕組みっておかしいと思いませんか。ノーヘルメット、ノーシートベルト、飲酒運転などの事故は全額自費負担(言い過ぎかもしれませんが)などのようにしないとお金はいくらあってもたりません。
 ほかにもたばこ・肺がん、塩辛いもの・高血圧、脂っこいもの・動脈硬化、など予防できるものはいくらでもあります。患者が自分の楽しみを捨てない限り、医療費は膨れ上がる一方です。病気を治したいと思うなら、生活習慣を変える努力をするべきです。
 原因不明の病気に苦しんでいる人たちによりよい医療を提供するためには、自分の体に気をつかわない人の医療費を高くしてもいいのではないでしょうか。

直訴状965  (09/23/99)  (医師)  (やったぜジャイアンツ)
某国立医科大学病院に勤務して驚いたこと
なーんと看護婦が注射をしません。(法律の関係とのことらしいが)
尿沈査や髄液の細胞数も検査できません。(いや、しないんです彼らは。)
手術の途中で條脾と手洗いの看護婦が堂々と6時には、帰ります。また、帰った後は、無給の医員がボランチィア(無料)で酷使されています。当然緊急手術には、つくという発想すらありません。なにせ国家公務員ですから彼女らは
それどころか、輸血部は人員不足(怠けているとしか思えない内科のはぐれもの集団)を理由に時間外(予定手術でも午後5時を過ぎると)では、クロスマッチを断ります。一度もしたことのない私は本を片手に生食法、プロメリン法をしましたが、コントロールが凝集していてサー大変。(患者は膠原病でクームス陽性だったかも?)その後は、シバ神のみぞしることですが。ははははーーー
心臓欠陥外科も人工心配の担当者がかわりやたらと植物を生産していらっしゃるようでして心肺でたまりません。高圧酸素室が大忙しらしい。
この直訴状に対するコメント その1

直訴状964  (09/22/99)  (患者)
私の家内がある病院ヘ血糖値が高いため入院しました。血糖値298と高く入院5日めにインシュリンによる治療が始まりました、それはいいのですが入院して5日間血液を再々取りいろいろとデーターをまとめてインシュリン治療となったと思うのですがそのデーターの説明と今後の治療方法について全然説明がないのです、是非今後の治療方法について説明してほしいものです.
この直訴状に対するコメント その1  コメントその2

直訴状963  (09/21/99)  (その他)
直訴状946の方へ

こわっぱ役人です(^^)

 なかなか辛らつというかわがままな意見たいへん楽しく拝見させていただいております。さて、今回の書きこみで、日本は社会主義ではないと書いてましたが、この社会主義とは共産主義のことを意味するのでしょうか?もしそうであれば、現在の日本の医療は完全に共産主義形態を取っております。ひょっとしてご存知ないかも知れないのでお教えしますが、日本では国民皆保険制度という世界でもまれな制度を取っています。まあ、保険者は多数の保険組合の集合体でありますが、実質その支払い形態などは統一されており、その保険組合にほとんどすべての日本国民の加入が義務付けされております。すなわち、国民すべての保険料プラス一部負担金で医療関係者が国民に対して医療を行う制度です。すなわち医療に関する限り、完全な共産主義(社会主義)形態を取っています。このことは日本では割と知られている知識なのですが、知らなかったのですね。まあそれゆえの暴言であると思いますし、健康保険の寄生虫である自身を知ってこの発言をする人間(あっ 寄生人?)は、まさかいないでしょうから。
 そう、良く医者の方(特に日本医師会)はアメリカと日本の医療を比べておりますが、ひょっとして医療関係者のほとんどはこのことを知らないのではと最近心配になります。寄生虫にもいろいろいます。ホストと共生関係に近い関係を築くものもあれば、ホストに害を及ぼし殺してしまうものまでさまざまです。
  さて、現在の医療保険のゆがみはいったいどこから来ているのでしょうか?私の個人的なたわごとでありますが、この国民皆保険制度そのもののシステムのあらが出てきていると考えます。すなわち、資本主義社会の中で共産主義形態のシステムを並列で動かすことの無理が生じてきているのだと思います。そう、皆保険システムはまことにすばらしいシステムです。ただし、医者がコストを考えた治療を行い、患者がコストを考えた受診をし、メーカーがコストを考えた薬の供給をすれば…。現在の保険制度のゆがみは、儲けを考えて、最大利益を追求した診療を行う医師と、懐を気にせず受診する患者、儲けを優先して薬を作るメーカー、そして限られた保険の財源。
 そう、保険を食いつぶしてしまったのは皆保険制度そのものであると思います。
最後に一言。日本の医師の現状は米国と比較すれば悪いかも知れません。ただし社会主義制度化の日本の医師は、苛烈な競争社会であるアメリカの医師に比べればはるかに恵まれています。それが勤務医であっても。何しろ、医師のレベルにかかわらず報酬も安定してます。医師の隣の他の医療従事者、特に看護婦などの待遇はアメリカに比べれば比較にならないくらい過酷です。まあ、946を書いた人は、そんなことも見えてないんでしょうが。
この直訴状に対するコメント その1

直訴状962  (09/21/99)  (看護婦(士))  (きき)
直訴状946の方へ
心が腐り切っています。ご自分では気が付いていないのでしょうが医者の資格0(ゼロ)です。当院にも貴方のような医者が約1名います。
もしかしてその先生ではないかと一瞬思いました。悲しいかな、人間的に未熟なDrの多い事。情けないです。まだ10年程前はもう少しましな先生が居ました。最近ではそんな先生に会ったことがありません。
患者さんとお医者さんの間に挟まれ、いつも冷や冷やさせられ搭蛯Drの犯したミスまでNsのせいにされたり、共犯者にさせられたり、心身ともにもう限界です。
きっと、あなたなら「だったら 辞めてしまえ!」と言うのでしょうがрヘ負けません。あなたのようなダメな医者に断固として立ち向かって見せます。
この直訴状に対するコメント その1

直訴状961  (09/21/99)  (その他)  (S.H)
先日、広島市民病院の医師と業者の癒着についてテレビ等で賑わせた問題についてなのですが・・・ 私、以前広島の某会社に勤めておりました。今回、この様な問題が明るみに出て、テレビ等で大騒ぎするのを見ておりましてAどこのD.rもやりよるんじゃけー、何を今更言いよるんよー」と思ったのですが・・・確かに真面目に医療に取り組んでいるD.rもおられますが、市民病院の様なD.rもヨウケおってですよ。勿論、ほ・ん・の・い・ち・ぶ ですけどね・・・

直訴状960  (09/21/99)  (患者)  (不肖の娘)
はじめまして、患者の家族の立場でご相談いたしたく筆をとりました。
医療相談は受付しないとのことですが、実は母が現在、乳がん再発の治療中で、
その母についての相談です。母は現在、患部の痛みもなく、見た目にも元気です。仕事に行き、旅行も出来るほどQOLは高い状態です。その母に主治医にR009-1978 Capecitabineの臨床実験させて欲しいとの話がありました。
 同意者や説明書には副作用の比率や、効果についてもかかれてあり、趣旨や実験方法は自分自身なら納得できるきちんとしたものでした。ただ、母自身が抗がん剤や放射線治療について、恐怖を持ちながら治療を受けている面や、セカンドオピニオンを他の医師からうけるべきとのアドバイスにも、見てくださってる先生に申し訳無いとの姿勢がある為、今一つ娘としては不安が残ります。
  この薬や実験についてのプロのご意見や、家族としての処し方をアドバイスいただければ幸いです。
この直訴状に対するコメント その1

直訴状959  (09/21/99)  (その他)  (ぼけ28号)
今度介護保険が導入されますが、医療者、例えば医師のボケに関してはどうなっているのでしょうか?医師免許は医師本人が呆けた場合にどうなるのでしょうか?とても疑問です。

直訴状958  (09/21/99)  (患者)  (miki)
私は今現在ある総合病院に通っています。
3ヶ月に一度薬を処方してもらっているのですが薬の量を間違えられたんです。
私が気が付いて、「違う。」と言ったにもかかわらず書いてあるのでの一言。
結局は、先生の字が汚くて2が3に見えただけ・・・
「あーごめんごめん。字が汚いから。」
それでいいのでしょうか??

私の友達は看護婦をしています。
でも、私ははっきり言ってあんな看護婦に見てもらいたいと思いません。
愚痴ばかり言ってるし、あげくの果てに患者をナンパしてるし。おまけにホストクラブ。
どんなにストレスがたまっていても
愚痴ばかり言っているとこっちがイヤになる。
看護婦って好感が持てる人がいないです。
性格悪いのは、周りから見てもわかると思いますよ。

直訴状957  (09/21/99)  (患者)  (SK)
「どの先生がいいですか?」とたずねられた。「どの先生って言われてもゥv
患者の立場から、それぞれの医師についての情報が足りなすぎることを指摘したいと思います。これは、医師に医師としての不断の努力をさせることにもなると思います。医師といってもさまざまな方がおられるのは、このHPを少し読んでも分かります。それらすべてを”医師”あるいは”先生”でひとくくりにしてしまうのは問題ではないでしょうか?
少なくとも、引越ししたばかりの患者といった立場を想定した場合、地域の病院がいいか悪いかといった区別はすぐにはつきません。まして医師までは。まず、各医師のアカデミック・バックグラウンドや各種実績など医師としてのキャリアが分かりません。これを患者に対してもっとオープンにすべきと考えます(患者の目のつく場所への表示義務づけ、リストを作成して地域の広報などとして配布するなど)。加えて、医師になってからの継続的な評価が必要でしょう。この継続的な評価の結果、いくつかにランク分けしたらどうですか?項目は専門性や患者からの信頼度など複数について。これで、患者が医師を区別する一助になるのでは?
直訴状946について
共産主義国家であるかどうかの評価は別にして、中国では現在、まさに「よりよいサービスを受けたければ、より多くお金をはらう」必要があるようです。本当にごく一部の富裕層しか満足な医療が受けられません。最近、この相場がますます急騰していると聞きます。どういう社会状態(拝金社会)がこうした現実を引き起こしているのか、その影響はどんなものか?途上国として不可避な部分もあるでしょう。しかし、そのことがいいか悪いかを先進国日本の医師として再考願います。
医師になるために必要な努力、コスト、時間と人の命を預かる重要な職業として緊張が連続するなどの理由から、多くの報酬をうけるのはある程度当然だと思います。しかし、社会性から考えれば、これも程度の問題、比較の問題です。あなたの基準で少ないと感じ、その穴埋めとして付け届けをお受けしているようですが、素性を明かすお積もりがないのでしたら、勤務時間(状況)と収入を示してみたらいかがですか(付け届けも含めて)?同業の方も多く参加されているでしょうし、他の職業の方もおられるでしょう。なるほど付け届けを頂戴し、診察に差をつけなければならない切迫した状態かどうか、客観的に評価していただいたらいかがでしょうか?

直訴状956  (09/21/99)  (その他)  (てるてるぼうず)
某大学付属病院分院でリストラが実施されるそうです.医師が20人.医師以外が50人の予定だそうです.大変な時代になったものだ!

直訴状955  (09/20/99)  (医師)  (Mack)
この掲示板を読んで思うことが、二つあります。一つは、教育のこと。医学生を医学教育で初期から、障害児(者)医療に従事させること。そういう現場では、医師の患者に対する傲慢さとか、金銭のやりとりとか、そういった世界とは無縁で、医療の原点があります。誰も医師だからといって敬語も使ってくれなければ、労をねぎらってもくれません。医師は患者に対する奉仕者です。医局にも製薬会社のセールスマンも来ません。若い頃から、患者さんやMRさんにちやほやされるとだめですね。そうなってから倫理とか言ってももう遅い。もうひとつは、不適格な医師を排除する仕組みを作ること。最近、不適格教員を排除するルールができつつありますが、これもマスコミをはじめ被害者の生徒や家族の運動の結果です。自浄能力のない世界では、外圧が必要なのです。人格に問題のある医師が私の周りにもいますが、そういう人は自分がおかしいとは思っていません。医師に限らず、10年後20年後の評価に耐えられる行動をとらねばなりません。国公立の病院の医師でありながら、患者から謝礼をもらうのも、時代を読める人ならしません。医師の世界は甘すぎまぁw)后・嬶蕕鬚發蕕Ω・・賊,琉綮佞鮓・・韻燭蕁・擬圓気鵑・貘里亮・B里箚篤直閉・墨⇒蹐靴討發いい噺朕妖、砲六廚辰討い泙后・・w)LLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLw)倆齡蜴・蓖齡込鞦荻・謌闢√鈬・閭隨鈬・闍uモ黼髷燥緕・ヒ陏蛹赱・・ヲ竢逅癆蛯跂・羊錨イ・・浴窰倆・鯰辿w)

*文字化けをしてしまいました再投函をお願いします。

直訴状954  (09/20/99)  (その他)  (ハ−ブ)
直訴状946の方へ
 何を目的にこのような発言をしているのかは判りません。まあよほど深遠な配慮がないのであれば、単なるおろかで独り善がりなわがままであると思います。
 ところであなたは共産主義社会と資本主義社会の区別はついているんでしょうか?946の書き込みには、「日本は共産主義社会ではなく、資本主義社会であるので良い医療を受けたければそれなりの対価が必要である」という趣旨のことを書いておられましたが、現在の(将来はどうかわかりませんが)日本の医療はどちらかと言えば共産主義的な趣が強いのでは?国民皆保険という制度は世界誇れるすばらしい制度であると思いますが、反面開業医を主とする医療機関や製薬メーカーを保険に群がる寄生虫にしてしまった感があります。なぜなら国家が運営する保険制度は実質(良い意味で)共産主義的な制度であると考えるからです。ただ残念なのは、医師(会)、製薬メーカーなど関連団体がそれに依存してしまう制度になってしまったことだと思います。国民皆保険を維持し、国民全部が必要な時に必要で最適な治療を受ける為には、患者、医療関係者ともにもっとレベルアップが必須です。
 昨今の医療費上昇や看護婦や勤務医の待遇悪化、開業医の儲け主義、簡単な疾患で病院へ行く患者の増加などは皆保険制度の失敗と言っていいのでは。
 反論を期待?して発言しますが、現状の根源は前&現日本医師会のトップと官民癒着をしてしまった厚生省、そして儲け主義へと走った開業医、やたらと病院で治療を受けてしまう患者であると考えます。 
医療費が自分の財布から出ていかないので、気軽に医療機関へ行ってしまう患者、抜け道を求めて儲けに走る病院とそれを保護する医師会と厚生省、たいしたことない薬(ゾロ新)をつくって儲けるメーカー。これらが重なり合って今の現状があるのだと思います。医者に崇高な考えを期待するのも間違い、その集合体的圧力団体である医師会もしかり、メーカーは営利企業でこれに何らかの期待をするのも無理、患者も直接自分の懐が痛まないと無条件で医療機関を利用する…。まさしく悪循環ですよね!(反論を期待してます。そのための本HPと思ってますので)その結果、必要な人間(老人や長期入院患者等)に適切な医療が出来ない現実があるし、最低な志の医者も出てくる(誰とはいわんけどねー)。
 こんな不景気な世の中やし、自分の能力と収入を考えると愚痴を言いたくなるのも確かやと思うけどね。でもお医者さんや製薬メーカーの人が忘れてることがあると思うんやけどね。そう責任と言う奴。日本の医療関係者は世界的な視点で見ても責任を取るのをいやがっている。特に医師会が良く言うアメリカと比べたら日本の医者はこんなに給料が安いってやつ(^^)。 最近の薬害多発や医者のレベル(専門的知識がないのに専門医みたいな仕事をする人もいますよね)の相対比較もせず、医療過誤裁判でも証拠の隠匿が慣例となってる状況で比較をするのが間違っている。高い報酬、高い地位には高い責任が必須です。日本の先生と呼ばれている方、もういちど よー考えて! 

 反論 めっちゃ期待してるで〜 (なんか 途中で関西弁になった(^^))
この直訴状に対するコメント その1

直訴状953  (9/20/99)  (患者)  (困窮)
北海道函館市のの外れにある****病院は年中医師が変わっており固定医がいません。現状としては1週間ごとにバイトのDrがきているだけで治療のフォローもありません。以前やめた先生にお話を伺ったところ病院は町の金ずるになっており町長のいう事を聞かないと脅かして首にするそうです。患者に関してはまったく考えていないとのことでした。地方行政を考えた場合、この病院は補助金(税金)で成り立っている病院という特性を考えると疑問に思えて仕方ありません。

直訴状952  (09/16/99)  (その他)  (星屑)
去年の11月に体癌が原因で、腸閉塞の結果食事ができなくなり入院。入院から数日後に40度の熱が続き、苦しみ悶え母は弱って行きました。原因の追求がかなり遅れ、血液検査の結果 黄色ぶどう球菌 (院内感染)による熱と分かり、即6人部屋から個室に移されました。その他の体力の落ちた患者さんも、なぜ熱が出るのか分からないと訴えていました。癌とはいえ、苦しみから救って下さいと、お願いいたしましたので、辛いながらも諦めておりましたが、バンコマイシンを打つしか方法がないのでしょうか?それから若い未経験の看護婦さんに任され、母は恐れていました。身内のものが側についていましても、薬の与えかたや点滴のいいかげんな投与の仕方に、何度か哀しい思いをしました。人手不足なのでしょうか伝達の不行き届きや数え上げればきりがないのですが。苦しまなくてもよいはずのぶどう球菌による犯されかたを見ていると、諦めが着きませんでした。クーラーの真下にいた為、誇りだらけの風を受けたのです。お世話になった事を考えると何も言える私では在りませんが1部の看護婦の怠惰や防げるべき事態も、癌患者だと見捨てら・u「譴襪里任靴腓Δ・・・ぢ院内感染が相当起こっているものと思います。

直訴状951  (09/16/99)  (看護婦(士))  (donatti)

私は、某大学病院に11年勤務している看護婦です。うちの病院は、以前より「患者中心の医療」をスローガンに 医療を展開してきました。私大ということも あり、上の先生方も あまり 横柄な態度の(患者様にです)いらっしゃらず、 よく 医師からも 患者様へ 説明があったり、医師が 忙しいことがあって も、日頃の接し方が 良いのでしょうか、それほど トラブルとなることはあり ませんでした。 患者様の 評判もいいこともあって、私は、ここの病院で働く ことを 誇りに思い、長いあいだ勤務してきましたが、 最近は もう看護婦 自体 やめたいと 思う毎日です。
 以前は、素直な気持ちで、患者様のために 頑張ろう!とか なにかしてあがられることはないかな?とか 頑張れていまし たが、世の中の 医療現場への不信感を あからさまに 出されつづけると・・
 過酷な現場では、身どころか心も 持ちません。最近、若いナースは 何人か倒 れ、中堅ナースは失望し、やめて行きます。 このまま 信頼関係が とりにく いことがつづくのならば、看護婦になる人は いなくなるでしょう。ちなみに、 病院も不況なので、人員不足の環境は 変わらないでしょう どこもね。
この直訴状に対するコメント その1

直訴状950  (09/16/99)  (その他)  (まりちゃん)
こんにちは。私は2年前まで業者として、手術室に出入りをしておりました。
米国の医療用品のメーカーに勤めておりました。
そこで思いましたが、なんで日本の手術室では、血液がポタポタ落ちるなか、みんな裸足につっかけサンダルで手術してるんですか?
感染症の検査っていったって、HIVはプライバシーだかの問題で検査しないでしょ、HBV,HCV、梅毒、結核くらいのもんしか検査しないのに!
いまWHOは新しい感染症が30種出現、とかなんとかを2年前の段階でやっていましたよ!
心臓血管系の手術では全米で6位だったか5位だったかの病院に見学に行ったときに、手術室婦長にその話をしたら、天を仰いで「オアーマイゴッド」と叫んでおりました。
だいたい、アイガードしないで手術するお医者さんはくびになるそーです。
日本のみなさん!もっと自身で身を守りましょう!
お歳を召した、えらいお医者が平気でやってるから、若手のお医者や看護婦はガードできないって雰囲気があるんだったら、その雰囲気をなんとかしないと、いつまでたってもよくならないですよー
この直訴状に対するコメント その1

直訴状949  (09/16/99)  (患者)  (ケン)
こんにちは、初めて投稿させていただきます。
 去年のことですが、私の母が入院して手術をしました。手術をしていただいた病院や担当していただいた医師については十分満足がいくものでした。ただし、そこに至るまでの(数年間にわたる)母の掛かり付けの医師(手術をしていただいた病院・医師とは無関係です)の対応が問題だったのです。
 それまで、母がは胃がもたれるということでその医師に数年間治療を受けていました。治療といっても胃がもたれるから胃薬を与えるだけで、何の検査をしていませんでした。ある日、おなかが痛いということでその医師にいったところ問題なしということで返されてしまいました、そこで別の医院にいったところ子宮のあたりに異常があるということで、近くの総合病院に行かされ、手術に至ったわけです。
 原因は、卵巣に脂肪がたまり、サッカーボール位の大きさになっていました。ここまでなるには数年かかるといわれました。
 つまり、最初にかかっていた医者はそれをしらず、胃薬を与えていたのです。「患者が胃がもたれるから胃薬を与える」では素人でもできます。最近このような医者が増えているような気がします。

直訴状948  (09/14/99)    (悪魔のナ−ス)
先ほど、広島市民病院の循環器科の医師が収賄で逮捕されましたが、私の勤務している北九州市の某病院の副院長に比べればたいした金額ではありません。この副院長もまた循環器科です。循環器科で使用する様々な器械は余程儲かるらしく、彼はそれらを取り扱う会社を自分で持っており、当地の長者番付のトップクラスにランクされています。医療器機会社のオーナーと医者が同一人物ならば合法的なんでしょうが、なんだか釈然としないのは私だけでしょうか。某病院は心臓病では有名ですが心臓カテーテル検査の数は尋常な数ではありません。やればやるほど副院長の懐に副収入がガッポリと入るのですから、ますますカテやPTCAetc.やりまくりで表に出てない医療事故もかなりの数あります。広島市民病院とは同系列の病院なのですが、この副院長のやっていることは合法的でまったく問題はないのでしょうか。

直訴状947  (09/13/99)  (医師)  (sin)
直訴状944について。
937の件で、24時間患者を受け付けるとありますが、これは予約の患者さんもうけつけるのでしょうか。私の知る範囲では、救急車を受け入れるか否かに関わらず、救急(突然具合が悪くなった等)の患者さんは基本的に受け入れます。しかし24時間体制で予約を受け付けている病院というのはあるのでしょうか。もし差し支えなければどんな組織の病院なのか教えてほしいですし、どんな体制でやっているのかも教えてほしいです。
私が知る限りの病院は、最小限の体制で、医師と看護婦と事務員くらいしかいなくて、X線の技師、臨床検査技師さんは自宅待機で必要なときに呼び出し(そのため呼び出しに時間がかかって気をもんでしまうこともあります)薬剤師もいないので、救急室に最小限の薬剤をおく程度という感じです。ですから夜間では昼間のような医療は提供できず、予約の患者さんを受け入れることはできない状況です。
直訴状922について
確かに膵炎は930で言われているように重症の疾患で命を失う危険が高いです。私も922を読む限り処置自体に問題があるとは指摘できません。しかし944で言われているように、担当医が大したことがないと取られるような説明をし、その後急激に悪化してしまったことで、御家族の方が不審に思ってしまい、医療過誤があったのではと思われるのは問題があるでしょう。
936で言われるように、なぜ膵炎と診断したのか、その根拠は?、その後の悪化した原因は何なのか?といった疑問を一つずつ聞いていくべきでしょう。
このような事例で考えるのは、こういった緊急事態の時に行う説明は本当に難しいということです。本で読んだことがあるのですが、説明が逆の意味に取られていた、一部分しか理解されなかった、患者にとって都合の良い(楽観的な見通しの)部分しか理解されなかったといったことは、あり得る事だということです。そうさせてしまうのも説明する医師の技量の問題かもしれませんが、注意を払わなければならない事と考えます。
この直訴状に対するコメント その1

直訴状946  (09/12/99)  (医師)  (職業医師)
暴言と断った上で暴言をはいたところ、予想通りのレスが
帰ってきました。
おそらく、医師たちからは「もっともな発言だが、しかしそれは言い過ぎだぞ」というレスが、患者と称する人たちからは愚痴か、「そんなこというなら、医者やめればいいでしょう」というレスが、帰ってくると予想しておりましたが、まさに予想的中でした。
「いやなら医者やめればいいでしょう」というのは、このページで以前話題になった、「文句があるなら自分で医者になれ」に対する反論と全く同レベルです。
 現代日本は共産主義国家ではありません。よりよいサービスを受けたければ、より多くお金をはらうのは当然です。正直な話、患者様から付け届けを頂くことはしばしばありますが、この時は当然サービスをよくします。逆に態度の悪い、タチの悪いいやな患者(交通事故や労災に多い。金を払う者と、実際にサービスを受ける者が別なのが原因か?)にはサービスを少なくしたり、目に見えないところで差をつけることもあります。(もちろん、建前として患者はみな平等、「お布施」はお気持ちだけです。
実際、差をつけるにしても手術の成否のような重大なところではなく、もっと細かな差ですけど) きれい事は別として、これらは現実です。
 患者の運命を握っているのはやはり医者です。文句を言うなら、もっと医者の待遇をよくしましょう。これ、本音。
もちろん暴言ですから、どんな嫌がらせがあるかわからないので、私の素性を明かすつもりはありません。
この直訴状に対するコメント その1  コメントその2  コメントその3  コメントその4

直訴状945  (09/12/99)  (医師)  (Smack)
最近の議論を読んで悲しくなります。人間色々いるように患者さんの性格にもいろいろあります。患者さんの信頼を得るというのは、それはそれは大変なことなのです。先生といわれる人は、相手が下手にいつもいますから思い上がってしまいがちですが、本当に信頼されるのはごく一部の医師だけです。医者だから信頼されるわけではないのです。人間として、その人格、技術、知識全てが他人に認められて初めて信頼されるのです。それには医師がその人格、知識、対人関係、精神的安定さ、全てを高める不断の努力が必要なのです。医療関係者以外の世界を持つこと、『先生』と呼ばれないつきあい仲間を持つことも重要です。内省的自己、謙虚さが必要です。予期せぬ出来事が起きて、患者の不信を招いたとしたら、予期せぬ事態を見抜けずにあらかじめその可能性について言及しなかった医師にも大きく反省すべき点があります。最近の議論の医者側の傲慢な発言を憂慮しています。(若い人や知識の少ない人ほどよく威張る)

直訴状944  (09/10/99)  (患者)  (mabo)
直訴状936のかたへ
ふくいさん、931のmaboです。
残念ながらやはり医療者の心理に浸かっておられますね。
>> 一時間ぐらいの手術で1・...
といわれた医師の軽はずみな言動から、膵炎の危険性を甘く見たと思われ
その結果、過誤があったからでは無いかと、患者の家族に不信を持たれたのです。
私はそのような医師であれば、過誤があったかもしれず、家族が後悔に苛まれ無い
ようにアドバイスしました。
カルテの差し押さえに20-30万かかりますし、審査も提訴もすべて家族が
負担します。その原因が軽はずみな言動です。
そういう言葉の一つ一つに命掛けの患者や家族が一喜一憂していることを
知らないはずが無いでしょう。
直訴状937の方へ
24時間患者を受け付けてくれる全国組織の病院もあります。
救急車を呼ぶほどで無いつらさの時など、ホントウに助かります。
それゆえに新しく病院を作ろうとすると、その地元医師会と行政とが
猛反対するわけです。
もっと広い地域に広がればあなたのように困らなくて良いのに。
この直訴状に対するコメント その1

直訴状943  (09/06/99)  (患者)  (患者という立場の者)
こちらは暴言を吐く患者です。
医師=強者、患者=弱者という、世間のおかしなものの見方はなんとかならないものか。
一部の身勝手でわがままな患者とお役所が、世間知らずの医者を開き直らせています。国の財政を気にしながら肩身の狭い思いをして医療を受けている我々患者のストレスは溜まるばかりだ。より良い医療を受けたいと思ったって大学病院では研究の邪魔にされるかさもなくば実験台だ。昔からわかっていたことなのに、ちゃんと言わないから、とうとう今頃になって開き直り出した。評判の病院に行ったって混むから三分診療。こちらだって、最初から時間をとらせちゃいけないと思い気にしながら診療を受けているんだ!薬の副作用に長年悩まされてきたから、その薬は使いたくないと断っても説教され無理矢理処方される。嫌なら仕方なく高額でも民間医療で自分に合ったものを探すしかないって事だ。心のケアなど全く考慮に入れていない現在の医療体制には、本当の癒やしなどあり得ないんだ。「軽い病気やケガでわざわざ病院に来るな!」とはっきり公言してくれ!「先生」には従うものだと教えられて育った世代に、理論武装して反論しろと言ったって何の疑問も持たずに黙って治療を受け、毎回大量の薬を持ち帰るだけ。それでボケが始まっても己を責めるしかないのか。ちゃんと考えろ!「病気は気から」と言っている連中の一部がストレスのはけ口として、真面目で気の弱い患者を利用しているっちゅうのに・・・。

直訴状942  (09/06/99)  (患者)  (piro)
消化器の病気で1週間ほど、国立の病院に入院しました。裏には研究機関もあるし、安心だと思ったのですが、結果的には目安箱に多くある意見のように実験台にされただけでした。
それに不思議だったのは、初診から見てもらっている先生は、入院中一度も顔を見せず、アメリカの学会に出席。ベッドの上に、担当医、主治医、あとなんとか医と三人の名前が貼ってあって、「いったい、誰が私の体を直してくれるんだ?」と思いました。小腸のレントゲンをとるために鼻からチューブを入れるのですが、若い先生なので、うまく入らず何度もやり直し、苦しいのなんの。終わった時は、酸素の吸いすぎで両手、両足がしびれて歩けない状態。
そして鼻にチューブをだらりと垂らしたまま、病室に戻り4時間そのまま。担当位がきて、チューブを抜こうとしたけど、抜けない。ほかの先生を呼びにいき、その先生が注射器をもってきて、チューブの先から空気を抜いたんですね、そしたらスッと抜けたんです。
そしたら失敗した先生がほかの先生に「いやあ、キミなら昇進できるよ」と言っていました。会社みたいに昇進があるのでしょうか。それに,基本的なことがわかっていない先生たち。ほんとに怖いです。
1週間入院して、治療は失敗。また外来できてください。と言われて退院するはめに。珍しい病気だったので、レントゲンなどで先生たちは「楽しませて頂きました」と言ったのにはびっくり。やっぱり大病院は病気を直すところでなく、医者の学校なんですね。入院費払って、実験台にされるのは困ります。
面白かったのは、1週間に一度だけ大先生が、数人の医師を連れて回診に来ること。水戸黄門じゃあるまいし、『おなーりー』ってくること。全員の患者の病状なんかわかりっこないのに、「どうですか?」なんていったりして。連れの先生たちはピリピリしていて。なんだかなぁ。という感じでした。
でも、町医者では医療機器がそろっていていし、大病院は学校だし、どこで病気を直してもらえばいのでしょう。
とにかく、医療ミスとまでいかない小さなミスはたくさんありましたね。どこに原因があるのでしょうか。システマチックになっているのに、中はアナログ。システムがしっかりしているのは治療費の支払い窓口だけか・・・。

直訴状941  (09/06/99)  (患者)  (医療被害者)
医者から受けた軽はずみな行為により、苦痛にモガキながら生活している人間が
存在していることを、頭に入れておいてください。
後、何年生きられるか解かりませんが満足に眠ることすら出来ずに死ぬまで苦痛
が続きます、涙も枯れました。

直訴状940  (09/04/99)  (その他)
医師・患者に限らず一般的な話しですが、インテリジェンスの高い人(偏差値が高い人…ではなく)は、自分のインテリジェンスを自慢したり、話しを、相手のインテリジェンスの問題にすりかえたりはしないものですよね。

直訴状939  (09/02/99)  (医師)  (sin)
先日当病院で、厚生省による指導が行われました。内容はカルテ、治療内容とレセプトの整合性についてのものでした。当日に対照となる患者が決まり、その主治医が呼び出されるとのことで、その日は全員出張(バイト)は禁止、医局に待機せよとのこと。呼び出しが決まると、厚生省の方と面談となります。「この薬剤の使用は保険上認められない」「なぜこの治療を行ったのか」といったことを言われるそうですが、その際一切の反論は禁止、分からない、不明といったことも禁止だそうです(これは医局長から言われた)。呼び出しを受けた医師はかなりきつい指摘を受けたそうですが、ひたすらすみません だったそうです。
以前これでかなり反論した医師がいて、その人の治療についてはかなりの額が払い戻し(病院から厚生省へ)を受けたそうです。だから反論してはまずいという事になっているそうです。
医療のチェックのために指導が入るのは良いことだと思います。我々も常日頃患者の治療を行なう際、その治療の根拠となる病名をレセプトに記載します。それがないと保険診療にならないのですから。しかしそれが抜けてしまうこと、保険認定外の治療を行ってしまうことがあるために指導が入るのは当然と考えます。
しかしどんな医学的根拠のある反論の余地もなし、謝れば認定されるかもしれないが、反論するとだめ、おまけに外来の最中であっても患者を待たせておいて、その指導のために行かなくてはいけないんだそうです。
当病院では以前の指導で一億円近い差し戻しの請求を受けているそうなので、結構厳しいかもしれませんが、他の病院ではどうなのでしょうか。

直訴状938  (08/31/99)  (医師)  (calm)
直訴状932(医師を職業とする者)の方へ 
 中々言いづらい事柄を、「暴言」と断った上で、良くぞ言って下さったと思います。ただ、このようなHP上では、些細な表現が思わぬ誤解を生んでいます。特に、ハンドルネーム(ペンネーム)から拝察するに、初登場の方のようですので、以前からの発言の流れ(文脈、人柄、etc)が分からず思わぬ誤解・反発を受けられるであろうと想像されます。勿論その事自身が、活発で忌憚のない議論を引き出させるという効果もあるのですが・・・・。小生も未熟ながら、議論の取りかかりとして一・ニ指摘させて下さい。
 1.「文句を言う患者に限ってインテリジェンスが低いように思います」に対して。確かに、一部の方の申し出(文句)は、一般常識に外れるところもあり、対応に苦慮する場面に遭遇します。時間を十分にとれば、ある程度、相手の「常識」なりを見当つけられ、それなりの対応可能ですが、時間に追われる身では、そういう余裕は中々取れません。ですから、仕方のない事ですが、様々な「文句」に対して、マニュアルを自分なりに作成しておき、「誠実」かつ「事務的に」対応するのが、現実的ではないでしょうか?いつもマトモニ対応していたら、神経がもちません。それから、例え相手方が、インテリジェンスが低いと客観的に判明したとしても、こちらも同様に立腹していては、こちらもインテリジェンス未熟とはなりませんか?そこをなんとか穏便に切り抜ける能力を、インテリジェンスというのかも知れません。ここ幸いと、インテリジェンス向上の「練習相手」になっていただいたら、いかがでしょうか?  恐惶謹言。
2.「大学病院では、患者は練習台に決まっているじゃないですか」に対して。 多くの医学生・研修医を抱え一定期間内に一定量の臨床医学・医術を伝授する役割を担い、かつ先進医療の開拓研究を期待される大学病院は、不可避的に「実地練習」を患者さんにお願いせざるを得ないのは事実ですが、このようにクリアーカットに言われては、患者さんも心配に成らざるを得ないのではないでしょうか?患者さんが、退院後漏らす言葉「モルモットにされた」は、『人間扱いされなかった』という怒りを含んでいるように思います。その点での配慮がないと、ご理解は戴けないと思うのですが、いかがでしょう。
 3.「しょうもない患者が大学病院に大量に来て、混んで困ります」に対して。
 誤解を受けやすい表現です。「コモン・ヂィジースの患者さんが多いため、真に大学病院の医療を必要とされる患者さんに十分な時間が取れずに困っています。」の方が,御真意に近いのではないでしょうか。
 以上、三点失礼な指摘をさせて頂きました。小生の「直訴状」も御存分に、御批判下さいませ。

直訴状937  (08/29/99)  (患者)  (muku)
20代会社員(女)です。夜間の予約制の外来などあるとありがたいのですが。なかなか診察にはいけず,相談する相手もいなく。難しいでしょうね。
この直訴状に対するコメント その1

直訴状936  (08/28/99)  (医師)  (ふくい)
932の先生へ
 まさしく"暴言"ですね。けど、"だいたい、文句を言う患者に限ってインテリジェンスが低い"という部分を除けば(?)、多くの臨床医が、『そうだ、そうだ、その通り』と思わず頷いてしまう内容だと思います。
 どんな業種でも、『できること』と『できないこと』がありますが、医療の場合は、その専門性ゆえ、『できること』と『できないこと』の区別が一般の方には非常にわかりづらく、いわゆる常識が通用しないんですね。
脳死心臓移植みたいな、まるで夢のようなことが日常的に行われる(米国では、心臓移植は年間3000例を超える、ごくあたりまえの医療です)反面、素人目には一見軽症の患者が、あっという間に悪化することも少なくないです。主治医はそういう事態を予想しつつも、現代医学ではどうしようもない、ということもたくさんあります。
 これに関しては、患者に専門知識がない以上、こちら(医師)の言うことを信じていただくしかないんですけど、それが信用できないと言うんですから、事態は深刻です。
 患者の立場にたって考えるのがいい医師とされてますから、私も患者の一方的かつ不合理な訴えにもできるだけ丁寧に耳を傾けますが、正直言って苦痛以外の何ものでもありません。
931のかたへ
 医療機関が患者に訴えられ、かつ、やましいことがあった場合には、正直言ってカルテの改ざんなどの不正が行われることがままあるみたいです。そういう悪しき習慣(?)があることを認めた上で、私の考えを書きます。
 まず、922の方がお書きになっている経過からは、少なくとも医療機関に明らかなミスがあったことは読み取れません。繰り返し書きますが、急性膵炎時の多臓器不全は、もっとも警戒すべき、けれども、確実な予防方法はいまだに分からない合併症です。病院側が正当な治療を行っているのであれば、たとえ多臓器不全で患者が死亡してもカルテを改ざんする必然性はまったくありません。
ご指摘の、
>ともかくも、カルテの改ざんや捏造、破棄等はあたりまえと思って
>間違い無いと確信しています
 というのは、あくまでも医療側に明らかなミスがあった場合のことであって、治療の結果が思い通りにならないことが、すなわち医療機関のミスと決めつけるがごときアドバイスは、少々偏見が過ぎるのではないでしょうか?
 まずなすべきことは、この疾患について、多少の予備知識を持った上で、再度主治医に納得のいく説明を求めることではないでしょうか?
初診時、膵炎と診断した根拠は何でしょう? vital signはどうでしたか? 白血球数、CRP、アミラーゼ(尿・血清)、腹部単純写真、腹部エコー、腹部CTの所見はどうだったのでしょうか? 最初に行われた手術の術式は何ですか? 再手術は、なぜ行われたのですか?
 身体にチューブが何本入っていたとか、けいれん時の対応がどうだったというようなことは、本質的なことではないです。
 922のかたのお父様が、予想に反して、悲惨な姿で世を去られたことには同情しますが、正当な医療が行われた上でのことであれば、その怒りを病院や担当医にぶつけるのは間違いです。
 一生懸命治療したにもかかわらず、患者を救命しえず、おまけに家族から医療ミスの疑いまでかけられた主治医があまりに可哀想です。
この直訴状に対するコメント その1

直訴状935  (08/26/99)  (患者)  (mabo)
直訴状932 について
暴言と認めての発言ですか、愚痴としか読み取れません。
でも勤務環境への不平を患者に向けてもらっては困りますよ。
そりゃ医師であれだれであっても不平不満があってあたりまえ。
特別なことはありません。
いくらでも愚痴っていただいて、少しでも患者にあたらないように
お願いします。

>>だいたい、文句を言う患者に限ってインテリジェンスが低いように思えます。

そりゃあなた、たまたま扱っただけでその人がインテリジェンスが
低いとか解るわけ無いじゃないですか。
どんな仕事もしんどいしいやな事もあります。 

直訴状934  (08/24/99)  (患者)  (BOIL)
直訴状932について
この発言を読んで、ほんとうに暴言だなとおもいました。そして悲しく思いました。そして先生を信頼されて受診されていらっしゃると思われる多くの患者さんがかわいそうに感じました。いろいろなご不満があるのかもしれませんが、こちらの先生は人の痛み、苦しみ、悲しみがわからないお方なのでしょう。そしてとても健康なのでしょう。どうか早く、退職されるか、お気持ちや考えを変える事ができますように・・・。

直訴状933  (08/24/99)  (医師)  (HS)
先回私の直訴状に対して丁寧なレスを戴き御礼申し上げます。
>そんな医局におさらばして、民間組織の病院に応募されたらいかがですか。
これも大変な問題を孕んでいることを後々お話致します。
この病院でのよもやま話は先が長いですのでまあ気長に見ていただければと。
この日初めての午前中外来が午後2時ごろ終了しました。前述のS先生と昼食をとり、歓談しましたがS先生曰く、「ここの病院は腐ってるぞ。」「俺は降りた。」との事。実は前の病院で私は売店のおばちゃんに「M病院へ行く。」と行ったところ「あんなところへ行くのー?。」といわれ、半ば覚悟はしてました。食事後病棟回診をしようにも病棟の場所がわからず廊下ですれ違った事務の兄ちゃんに尋ねる有り様でした。そして入院患者のカルテを見てから回診しようと思った矢先、当時第○内科部長のT先生が高圧的な態度で近寄り、「おい、この患者はああでこうで・・・・・。」と重症であるというニュアンスで押し付けてゆきました。そしてカルテを開くと一応サマリーがY先生の字で書いてありました。
何とも読みづらいサマリーではありました。
大学病院は、悪くいえば患者さんが実験台になるところです。(悪く言えばです)。
医者になりたてのぺーぺーに注射をされ、学生にまで問診や診察をされ、他の病院ではされないようないろいろな検査をされ。
患者さんは不満かもしれませんが、大学病院は治療の場だけではありません。学生や研修医の勉強の場でもあるのです。
しかし、こういった勉強の場がなければ新しい医師は誕生しません。研修医や学生のすることはすべて指導医師の責任の元に行われているのです。
(そうではない大学病院があるのであればそれは問題です。)数ある病院の中でも大学病院はこういうところだということを患者さんサイドも分かって下さい。
誰もが偉い先生に見てもらいたいという気持ちも分かりますが、大学病院では他の病院ではやらないようなカンファランスでみんなで考えを出し合って治療しているということも忘れてはいけませんよ。

直訴状932  (08/23/99)  (医師)  (医師を職業とする者)
暴言を吐きます。
 患者と証する人たちのほんの一部の人なのでしょうけれども、いい気になりすぎの感があります。
 現代の科学では、医療行為はどうしても不完全なものであり、「できること」と「できないこと」がはっきりとあります。
急病や外傷など時間的制約があり、また医療従事者の安全保障もない環境で(目の前の患者がHIVかもしれない。万一感染しても、なんの補償もない。)医者が自分で金を払って(急患で病院から呼び出されて緊急登院しても、時間外手当どころか交通費すらも支給されない施設が大半。それどころか病院の駐車場に車を止めると、病院に駐車料金をとられる。)自分と家族を犠牲にして急患の対処をし、その結果医者には何の過失もなかったけれど、患者にとって不満足な結果になった場合、かなりの確率で文句をいわれます。
 患者は言いたいことを言ってきますが、医師は患者の立場を考えてあげなければなりませんので、言いたいことを言えません。
 その結果理不尽な患者の言い分が通ってしまうのです。
 だいたい、文句を言う患者に限ってインテリジェンスが低いように思えます。
 (直訴状912のかたへ。)
 大学病院では、患者は練習台に決まってるじゃないですか。
町医者も大学病院も同じ値段なのですから、大学病院で最高水準の医療を受けようと思うなら、その分すすんで練習台になりましょう。それがいやなら厚生省がいうようにまず町医者にかかり、最高水準の医療が必要なら大学を紹介してもらうようにしましょう。そうすれば露骨な練習台になることは避けら、せめて治験ぐらいですみます。
しょうもない患者が大学病院に大量に来て、混んで困ります。
 この直訴状に対するコメント その1  コメントその2 コメントその3 コメントその4 

直訴状931  (08/23/99)  (患者)  (mabo)
直訴状922の方へ
以外な結末を迎えられお気の毒です。
いろいろお勧めしたいとろがありますので以下に書いておきます。
納得がいかずに後で後悔するほど愚かな事はありません。
事後も得心出来るまでやりたいようにやられると良いでしょう。
私もいろいろためらって後悔を引きずっています。
ともかくも、カルテの改ざんや捏造、破棄等はあたりまえと思って
間違い無いと確信していますので、まずはカルテの差し押さえをして
それからジックリと医療過誤があったかどうか調べることです。
http://www.reference.co.jp/jikocho/ 医療事故調査会
http://www.asahi-net.or.jp/~wu5t-kmnu/coml.htm COML
経験者の意見に耳を傾けられるよう強くお勧めします。
この直訴状に対するコメント その1

直訴状930  (08/23/99)  (医師) (ふくい)
922のかたへ
 直訴の内容だけでは正確な判断はできませんが、私の頭に思い浮かんだことを書きます。
>私の父は、福岡県の某大学病院で膵炎と診断され4/28に手術を受けました。

 まず、基本的に膵炎、特に急性膵炎という病気は、現代医学をもってしても致死率がかなり高い重い疾患でであることを念頭に置いてください。私は、急性膵炎の患者を受け持ったときは、家族に対して『死亡する可能性もかなりある』旨の説明をします。

>死亡したときには、人工呼吸機、人工透析機、点滴8本以上と体中に、穴をあ
>けられ(人工呼吸機→喉切開、尿の銑位Aその他)無残なものでした。
大学病院ですから、ありったけの医療資源を投入して治療にあたります。
 その結果、一般病院では手の施しようのない患者が助かることもあります。けれども、それ以外の患者さんは、一般の方が想像する"死"とはほど遠い姿で、臨終の時を迎えます。現代医学が敗北した瞬間ほど悲惨なものはありません。

>なぜ病院に入院しているのに、病状がこれほど悪化したのかどうしても納得で
>きません。

 大学病院に入院すれば助かるというのは幻想です。現代医学をもってしても、救命しえない疾患は無数にあります。

>今回のような結果になった原因を先生に、お聞きしたところ、父の体力
>が思っていたよりなかったとのでことです。

 これは明らかに患者さん向けの説明ですね。
 当初、何を目的に、何と呼ばれる手術を行ったのか、その結果、何が起こったのかが問題です。

>@ 床ずれ→痛みで苦しんでいました。2週間なんの治療もせずに痛み止めのみ

この行以下にお書きになっていることは、膵炎の治療が思った程の効果をもたらさず、多臓器不全を併発してしまってからの現象とそれに対する治療の内容です。はっきりいって、この時期になると、膵炎に対する直接的な治療はすべてし尽くしていると思います。主治医も、この時点で、おそらくは救命し得ないことを悟っているのではないでしょうか? この症例の勝負の分かれ目は、これより遥か以前にあったはずです。

>今回のようなことに対して、相談できるところをご存知でしたら、
>教えて頂けないでしょうか。
もし、近所のかかりつけの先生の紹介で大学病院を受診されたのなら、その先生に相談されてみてはいかがでしょうか?
 一家が代々診もらっているような先生ならば、きっと相談にのってくれると思います。
 そうでなければ....、これはなかなか難しいでしょうねえ、現実的には。

直訴状929  (08/23/99)  (医師)  (ふくい)
924のかたへ
>医師という職業はprofessionなんじゃないでしょうか。オレはこれでメシ
>を食ってるからこの道のプロだ,なんていう俗な意味じゃないですよ。

 論旨はよくわかりますし、私も医師としてそうありたいと思っています。
 けれども、現代の医療は医師だけで成立している訳ではありません。日本の国民医療費は30兆円を超え、これはもはや、立派な"(サービス)産業"です。事実、政府は医療福祉分野で新たな雇用を創出しようとしているし、現在は医療法人その他営利を目的としない者にしか許されない医療機関の経営に、営利を目的とする株式会社の参入を許す方向で検討が進められています。
医師に対する社会的・経済的評価も、もはや"profession"と呼ぶにふさわしいものからはほど遠い現状になっているのではないでしょうか? (この話をつきつめていくと、タマゴが先か、ニワトリが先かの議論になってしまいますが。)

>なんか事があると「法律には違反していない云々」みたいなことを言う人々
>が。これも昔どかかで習ったことですが,法律というのは最低限のレベルの
>道徳あるいは倫理,だそうですね。

私も、医学部教養課程の法学の講義でそう教わりました。
 けれど、昨今のように、人々の価値観・倫理観が著しく多様化すると、すべての人が容認する基準は、明文化された法律のみになるのは当然のことではないでしょうか?
 同様に、万人が認める価値の基準は、ドルや円の単位で示される数値だけになってしまうのは仕方のないことではないでしょうか?
 今はやりの情報公開とか、透明化などというのは、結局、従来"profession"と呼ばれた職種の、誇りとか、プライドとかを見事に打ち砕く側面を持っていることを見落としてはいけないと思います。

直訴状928  (08/21/99)  (医師)  (calm)
日本の医療事情を弁護する意見です。フランス・パリにて日本人の精神科医療に携わっておられる精神科医・太田博昭氏の書かれた『パリ症候群』(1991年)からの引用です。・・・・このような(フランスの)外来受診と医療費払い戻しのプロセスは、外国人にとっては無論、フランス人にとってもひどく複雑で大変な作業に違いない。日本では、開業医の診療所だけで全て済んでしまう事柄だ。それは、外国では患者自ら行っている事柄を、日本では「医療サービス」の名のもとに、医療機関が一括して<代行してくれる>からである。つまり、日本の開業医は、診療や投薬だけでなく、心電図、尿・血液検査。X線検査など各種検査、保険点数計算や審査請求などの雑用を患者に代わって行っていることになる。「三分間診療」を批判する前に、受益者である私たちは、医療のプロセスをめぐる「わずらわしさ」をどれほど分担しているか、よく知らねばならないだろう。海外の先進国で生活してはじめて、高額医療費や複雑な各種手続きをめぐる<自己負担の重さ>を思い知らされるが、これは、私たちが日常、いかに安価な経費で良質な「日本的サービス」を享受しているかということでもある。このようなサービスにどっぷり漬かっていると、世界のマジョリチィの現実に直面したとき、ショックのあまり精神的・心理的トラブルに発展しかねない。
 小生は、海外で仕事したり、医療機関にかかったりしたことはありませんが、色々大変ときいています。「角を矯めて、牛を殺す」ような愚を犯さない為にも、海外の様々な国の医療事情は、今後とも勉強していきたいと思います。

直訴状927  (08/21/99)  (看護婦(士))  (eri)
直訴状921の看護婦です。誤字の多さに自分ながら驚いてしまいました。
読みにくい内容で申し訳ありません。

直訴状926  (08/20/99)  (医師)  (smack)
某医大のこどもの脳に割りばし事故に思う、、、、、乳幼児の意識状態を30歳の耳鼻科医が正確に判断できるかな、、、、、、夜間救急外来に発熱だけで受診する子どもの患者はいつも邪魔者扱い、、、、、、、、小児患者の9割は本当の救急患者ではない事実、、、、、もっと啓蒙しなくちゃ、、、、、そういう何でもない子どもの患者のなかに紛れ込んでいる重症患者、、、、、を見つけられるようになるのに10年かかる小児科医、、、、、は不足しています、、、、、、、収入が少ないから?、、、、、子どもは病気にならないし、、、、、子供の親はまだ低所得、、、、、、、子どもを食い物にした医療はないし、、、、、いえ、アメリカの移植医療、、、、、金持ちの日本人の子どもの移植に数千万円、、、、、、、足元を見て、、、、、、金持ちだけが良い医療を受けられる米国、、、、、アメリカナイズされてゆく日本、、、、、3歳まで医療費無料の日本、、、、国民保険で心臓手術が受けられるる日本、、、、、、、、、は自慢すべきこと。


直訴状925  (08/20/99)  (医師)  (pippi)
直訴状921について
○○連病院に限らず、民間の個人病院が全部とは言いませんが、救急指定と表示して、何でもかんでも受け入れて守備範囲を越えたことをして患者を増やしている病院って少なくないですね。独立採算ではそのくらいしないとやっていけないのも事実。交通事故でも子どもの発熱でも何でも受け入れる。子どもに出す薬はどんな患者でも皆同じ。921の投稿の病院と同じです。でも、いつでも診てくれるので患者の評判は悪くはないわけです。救急隊も困った患者はそこが引き受けるので幸いしています。医療関係者の考える良い病院と患者からみた良い病院が異なることの現れでしょう。
 いま私が当直している病院は、担当医の専門の科しか救急患者を受け付けないです。でも、このほうが、患者に対して正しい医療が提供できるのではないかとも感じています。今後の医療のキーワードはネットワークではないでしょうか。自己の能力を正確に知り、他の良質な医療関係者とのネットワークの持てる医師と病院が生き残れるのでしょう。

直訴状924  (08/19/99)  (その他)  (けんめ)
840,851などに関して
すでに同じようなコメントも出ていたので短く書きますが,医師という職業はprofessionなんじゃないでしょうか。オレはこれでメシを食ってるからこの道のプロだ,なんていう俗な意味じゃないですよ。professionという言葉の意味を十分理解されていればこのような発言は恥ずかしくてできないんじゃないでしょうか。
英語にはstatesman(政治家)とpolitician(政治屋)という言葉の違いがあると中学の頃英語の授業で習った記憶がありますが,医者を区別するそのような言葉はあるんでしょうか?
それにしても,近頃は政治家にしろ経営者にしろ,尊敬できる人が少なくなりましたねえ。なんか事があると「法律には違反していない云々」みたいなことを言う人々が。これも昔どかかで習ったことですが,法律というのは最低限のレベルの道徳あるいは倫理,だそうですね。
この直訴状に対するコメント その1

直訴状923  (08/17/99)  (患者)  (mabo)
直訴状917のかたへ
我が耳を疑うような酷さです。
すでにその病院に勤務してる医師は、いい加減にしてても咎められない
とかに、慣れきってるのでは無いでしょうか。
そんな病院に回されたのは、もしかすると医局でYESMANにならなかったのか
あるいは...と、いろいろ憶測してしまいます。
そんな医局におさらばして、民間組織の病院に応募されたらいかがですか。
学閥やら教授の独断やらに見切りをつけた医師がたくさんおられます。
そこの気楽さに甘んじて堕落しないでと願っています。

訴状918 のかたへ
「レス」というのは、人の書き込みにコメントを書くことであり、「横レス」
とは、人と人の会話にあなたも口を出すという意味でつかわれます。
ニフティーとかのフォーラムなどでの発言に良く使われています。
略語で知らない人には全く意味不明かもしれませんね。
他に適当な単語がわかりませんが、一般に広まっていますので
おいおい覚えていただくほうが今後も役に立ちそうです。

直訴状912のかたへ
私も外来で待っていると「....さん」と、とても早口で小さい声で聞き取り
にくい医師がいます。
しかし私のPTCAをやってもらい、いろいろ説明も良くわかり、信頼
しています。
ささいな事と思われる医師も多いかもしれませんが、こんな事で信頼を
失うのは愚かです。
もっとも、お口が達者な医師が、診療技術も達者かどうかは、全く別物と
認識しています。

直訴状922  (08/16/99)  (その他)  (れいくん)
私の父は、福岡県の某大学病院で膵炎と診断され4/28に手術を受けました。
手術は1時間ほどのもので1が月もすれば退院できるとのことで、家族みんな安心していましたが、手術後、5時間位して出血したということで2度目の手術をされました。その後、以下の症状が次々に起こり3ヶ月後、急性心肺不全で死亡しました。死亡したときには、人工呼吸機、人工透析機、点滴8本以上と体中に、穴をあけられ(人工呼吸機→喉切開、尿の銑位Aその他)無残なものでした。
何ヶ月前まで仕事をしていたのにと、親戚、会社関係者の人も信じられないという気持ちでいっぱいです。
なぜ病院に入院しているのに、病状がこれほど悪化したのかどうしても納得できません。今回のような結果になった原因を先生に、お聞きしたところ、父の体力が思っていたよりなかったとのでことです。
担当の先生からの病状の説明も不充分で納得できるものでなかったですし、看護婦さんの対応を見ていましたが、交代時の引継ぎが、よく行なわれていないため、機械の操作ミス等が多く見られました。
今回のようなことに対して、相談できるところをご存知でしたら、教えて頂けないでしょうか。
病状の流れ(ほぼ時系列です)
@ 床ずれ→痛みで苦しんでいました。2週間なんの治療もせずに痛み止めのみ
A 高熱が下がらず →原因不明で体力を消耗した。
B 下腹部の動脈硬化→足の感覚がなくなり、血行不良
C 肺に水が溜まる →体中のむくみ
D 心不全   →人工呼吸機
E 腎不全   →人工透析機
F けいれん  →脳を休める注射をうたれる
G 瞳孔が開く →脳障害の可能性ありとの説明あり
H 血圧低下  →昇降剤の点滴
I 足の先が炭化→腐れる寸前で包帯をされて見れなくされた。
J 急性心肺不全→死亡(8/1)
この直訴状に対するコメント その1  コメントその2 コメントその3


直訴状921  (08/14/99)  (看護婦(士))  (eri)
以前に民○連病院の医療内容のお粗末さについて書かれた直訴状がありました。
その時はそんなことはないと反論しましたが、横浜の民○連で働き始めて約1年。
あの時の意見を素直に納得させられる数々の出来事にであい、あきれて今転職を
考えている看護婦です。内容の例を述べてみます。

うちの病院は100症ほどの病院で救急病院指定とされてはいますが、
夜間の検査技師はおらず、緊急であっても明日まで待ってから検査します。
それが土日などに重なると最悪で月曜日まで医者は表面上しか見ません。
検査が遅れることによる治療の遅れで亡くなる方も数名おられ、
もっと早く詳しく見てくれれば・・という家族のつぶやきを何回か耳にしました。
設備もCTどまりで心カテ・様々なアンギオ・MRIなどの高度なものは
一切ありません。医者の技術も未熟でERCPすらまともにできたことがないのです。
他院での研修制度はなく(あっても行かない)ここの医者はここでしか学んだ事が
ないという胃の中の蛙状態で治療を個々に進めていきます。

入院中にボケ症状や精神疾患患者の行動に類似した異常行動をとるようになった
80才の患者にCTをとったが異常なしとのことで原因不明のまま入院1ヶ月たった
いまも治療らしき治療もせず経過観察するのみの医者。
なぜMRIやアンギオ設備の揃った脳血管専門病院などに紹介しようとしないのか。
看護婦の方からつっつくと怒り出します。
また、腎不全がつよく透析対象寸前であっても他院紹介せず亡くなるまで当病院に
いるのです。まさに治療放棄としか考えられません。
当院の治療設備を考え、自分のできる範囲を超えたと判断したら患者にとって何を
なすべきかを行動に移すべきだと思うのですが決断力に乏しく、
いつまでもわからない・原因不明だとコメントを残したまま放置。
こういう病棟で働いている自分が情けなくなり今、また病院を探しています。
この直訴状に対するコメント その1

直訴状920  (08/12/99)  (患者)  (ひろ)
私の父は(58歳)、昨年6月肺がんの手術をしました。
発見が早く手術だけで済み現在は一見して健康そのものといった感じをうけます。
しかし、疑問に思っていることは術後、突発性難聴になり、(右75P15)ほとんど会話も成り立たない状況です。
肺と耳は関係がないとのことですが、突発性難聴の定義は健康な人があるとき突然聞こえなくなる、とあります。そう言う意味では、突発性難聴とはいいずらいと・・・肺ガン術後の治療と耳の治療、難しいとは思いますが、なぜこういう事になるのか・・・
術後は大変苦しく痛みもひどかったようですが、年齢が若いとのことで、鎮痛剤は打ってもらえなかったそうです。
鎮痛剤は打ってやるべきではなかったのはないでしょうか?

直訴状919  (08/09/99)  (その他) (sanitize)
直訴状900について
MRSA消毒とホルマリンについて、遅くなりましたが、私の見解を書きます
まず、ホルマリンについての毒性はご承知の通りで、医学部の解剖検査室など、中和剤の使用も含めて外部に漏れないような設備は、病棟にはありません。無理に使用すると、たとえドアのマスキングをしても外部に漏れます。もし、漏れた外気が気にならないようでは、ホルマリン濃度が薄く、消毒効果は期待できません。また、ホルマリンを含めた消毒剤の噴霧効果は否定されていないでしょうか?しかしながら実際消毒剤の噴霧を行う病院はいまだに多いようですが、効果は疑問です。環境における消毒は清拭が基本だと思いますがいかがでしょうか?(私は医療従事者ではありませんので・・)

直訴状918  (08/09/99)  (医師)  (sin)
私が出張(アルバイト)で行っている病院の話です。そこでは主に外来を担当しているのですが、外来の最中に別枠でカルテが何冊か運ばれてきます。病院の職員のカルテなのですが、挟んであるメモに「咳と痰が出るので、○○(薬の名前)を下さい」と書いてあるのです。カルテを見ると以前にも同じ感じで薬を出されているので、話を聞こうとすると仕事中で忙しくて来れないから、とにかく薬を出してほしいとのこと。説得してせめて胸のX線写真だけでもと、何とか写真を撮りました。仕事中に抜けていくのが大変なことは分かりますが、他人の健康を守っていく立場の方がこういう態度では困ってしまいます。自分の健康を管理することが大事なのはいうまでもありませんが、それ以上に自分の病気を患者さんにうつしてしまったらどうするのでしょうか。自分は医療従事者だから自分の体のことは分かっている、という認識は結構ですが、患者の健康のためにも、自分の健康には注意しなければならないという認識が足りないような気がします。

最近の直訴状を読むと、たまに略語が出てきて分からなくなってしまうことがあります。医療用語もそうですが、コンピューター用語もできれば略語ではなく、初学者にもわかりやすい用語で書いていただけるとありがたいと思います。
最近では「レス」、「横レス」、これは医療用語ではなくコンピューター用語でしょうか?何のことか分からないので、教えて下さい。
今後ともこのホームページがどのような立場の人にも意見しやすい環境であればいいですね。

直訴状851で、”このコーナーでとやかくいう人は自分が医師になればいいんじゃないですか。医師になることの大変さを自覚すればいいと思います。文句を言うだけは簡単ですよ。”とありますが、これでは医師になれない人には文句が言えなくなってしまいませんか?これは能力の問題ではなく、時間的、経済的、年齢的な問題も考えてほしいです。例えば私の父はもう60歳を越えて定年していますが、彼がこのコーナーで文句を言ったらやはり医者になるべく努力させるべきなのでしょうか?文句があるなら自分でやれ、というのは、このコーナーの自由な発現を阻害してしまうことになってしまうとまずいのでやめましょう。
この直訴状に対するコメント その1

直訴状917  (08/09/99)  (医師)  (HS)
先回イントロダクションで終わりましたがその続きです。
平成2年4月1日よりM病院着任となりました。8時45分より院長室にて辞令がありますので約15分前に医局の机に出向きました所上の引き出しが半開きになっており
約10×5cmの紙切れがありました。そこには以下の内容の文章でした(月日が経っており大まかな内容だけです。)
HS先生。入院患者御願いします。
1.(患者名)○○○○ 病棟名 疾患名
2.(患者名)○○○○ 病棟名 疾患名


5.
唖然として見ていると内科のS先生が出勤してきて「おお、こういう訳で患者頼むわな」と一言。初出勤で何と紙切れ一枚でまともな申し送りらしきものはただの一度もなく転勤したばかりで右も左も分からない状態で患者を押し付けられたのです。初日から外来診療にはいりました。すべて初診と同じ。まともにサマリーもかいてなければ病名、治療方針もろくにわからないものが多い始末。急性肝炎、消化管出血が入院しました。午前中緊急内視鏡を施行しましたが内視鏡室が何とも粗末に見えました。おまけにファイバーが古くてまともな観察に支障を来たしています。幸いひどい出血はありませんでしたがまともな止血装置がありません(この時期すでに内視鏡的止血術は常識)。
この直訴状に対するコメント その1

直訴状916  (08/09/99)  (患者)  (Pooh)
この前出産したのですが、そこの病院での事です。生後5日にやる先天性異常チェックの為の血液検査を病院がやってなかった事が1ヶ月検診を終えた翌日に判明。病院からの連絡に対して、私の出産時は出産ラッシュだったし人手も少ない所だったのでそういう事も有るだろうし仕方ないか、と思って別にその事を怒る気持ちはありませんでした。結局、色々経緯も有り45日目にその検査の為に病院へ行く事になったんだけど、その前日に産院の先生から電話があり今から検査やっても生後5日でやっても変わりはないから、との話がありました。それなら安心、と思い翌日検査に行って、帰り際にドアをあけて病院から出て行こうとしたその時に先生が出て来て、前日の電話の内容と同じ事を駄目押しのように言われたんだけど、それ聞いて何だかとても悲しくなりました。出産時に病気が見つかった為その手術でお世話になった事を感謝してるし、今回の検査の件については仕方の無い事と思ってるのに、まるで予防線を張るみたいな感じだったのが嫌でした。
元々謝って欲しいとか何とか思ってもなかったけど、それ言われて、手間かけて悪かったね位言ってくれたって悪かないのにね、と思ったのですがお医者さんに対してそんな事を望んではいけないのでしょうか・・・・
そこの病院で入院中には看護主任の人から、すごく心無い事を色々言われました。
人はそれぞれ体の状態も違うし、元々抱えている不調が有る場合もあります。それを全く無視して、何かにつけてこの前手術した人はこうだったんだから、あなたも云々などと『この前手術した人』と比較してその人の経過に当てはまらない事を私のわがままか錯覚のように切り捨てられて何だか惨めな気持ちがしました。経験に即した判断も大切だけれど、個々の抱える持病なんかもちゃんと考慮して欲しかったです。それだって大切な事だと思います。この人との件書き出すと一杯有るけど、思い出さないようにしてそこでお世話になった事だけ感謝しとくように考えていたのに、今回の検査に行った日のいきさつで嫌だった事も思い出されてすっかり滅入ってしまいました。言葉一つの事なんだけれど寂しい気持ちになりました。
出産時に見つかった病気の治療の為にまたそこの病院へ通院しなくてはならないけれど、何だか行き辛いです。別に私が遠慮しなければならない事じゃないんだけれど・・・・

直訴状915  (08/08/99)  (医師)  (SIN)
直訴状903について
内服薬の内容、胸部陰影の状態などについて詳しいことが分からないのですが、まず主治医や保健婦に相談されたのでしょうか?
結核の治療を行っていくには、内服指導、生活指導は必須です。
納得のいかない内服薬を半年以上も欠かさずに飲んでいくことは大変困難です。自己判断で中止してしまい、結果治療は失敗、結核菌は耐性化してしまったという事例は現在非常に問題となっています。
また就業規制を受けているということですが、通院時などの生活指導は受けていますか?咳が続いているのに対策を取らずに外来の待合いにいるのでは、他の外来患者さんに結核菌をうつしてしまう原因になってしまいます。
こういったことは医療サイドから働きかけることが必要ですが、御自身のため、周囲の方々のためにも是非納得のいく治療を受けていただきたいと思います。


直訴状914  (08/08/99)  (医師)  (calm)
僭越ながら、今回も、ある著書を紹介させて下さい。普段、インフォームド・コンセントに疑問点がある、とお考えの方にご参考になると存じます。
 『インフォームド・コンセントは患者を救わない』(名取晴彦、医師、羊泉社、1998年、1800円)です。章立ては、以下の通りです。
 第一章、がん論争が始まった。
 第二章、権威者たちとメヂィアの反応 
 第三章、患者は『患者よ、がんと闘うな』を素直に受け入れられない。
 第四章、医療不信とインフォームド・コンセント。
 第五章、インフォームド・コンセントとは。
 第六章、なぜインフォームド・コンセントに反対するのか。
 第七章、医療はサービス業ではない。
 第八章、パターナリズムを本当に否定できるのか?
 第九章、アメリカ至上主義にまどわされるな。
 第十章、臨床試験の問題。
 第十一章、セカンド・オピニオンに期待する。
やや過激な指摘も散見されますが、今流行のインフォームド・コンセントにきちんと反論する著書が少ないなか、貴重な著書であると存じます。

直訴状913  (08/08/99)  (医師)
直訴状898の方へ
医師が何科を標榜するかは、医療法に記載されている科の範囲内であれば、何科を標榜しても問題ないことになっています。法律上では医師が何科であるかということは自己申告制です。
そして「専門」であるという基準は法律上ないと思います。医師が作る学会で独自に専門医の制度があり、その内規で専門医となることはできます。また専門医であってもなくても、診察を受けたときの診察料は同じです。
また、医師法という法律の中には、医師は診療の求めがあった場合に拒否してはならないというものがあります。ですから診察を受けに来た人に「私は専門外だから」と断るのは問題があります。もちろん他の医師に診てもらった方がいい、またはその時間的余裕があれば、他の病院または他の医師に紹介する方がいいに決まっていますが。専門の先生に診てもらった方が良いとお考えであれば、それを標榜している病院、医師のところに行く、または紹介してもらう方がいいかと考えます。

直訴状912  (08/07/99)  (患者)
私は腰痛で****大学病院に通っています。あるs医師に受診しました。簡単に診察を済まされ、薬をだされました。その医師は何語を喋っているのかわからず、ぶつぶつとだけ言って、診察をすまされました。あの医者はいったい何者だろうかと思いました。いろいろな人に聞いてみると何を喋っているのか、皆さん解らないそうで不満を持たれていました。医者としてはさておき、一般人としてもおかしいく思います。きちんとした日本語で喋って欲しいものです。失礼です。この医者とは二度と会いたくありません。内々にも評判が悪いようで、他人を平気で傷つけるそうです。人をあなどり、患者を人間として見ず、患者は単なる手術の練習台、皆さんこの医者だけはさけましょう。火曜と木曜が診察日でした。
この直訴状に対するコメント その1

直訴状911  (08/05/99)  (医師)  (HS)
はじめまして。三年前より開業医をしています。消化器内科が専門です。
それまではある市民病院で勤務していました。同じ市内に市民病院がいくつかあり
そのうち最も小さいM病院です。平成2年4月よりそれまで在籍していた最も大きな市民病院から転勤となりました。転勤後数多くの口に出せない不平不満がありました。年数もたち当時の人もいなくなりましたのでボツボツよもやま話にしたいと思いますがまず転勤に至る経緯を述べたいと思います。
平成2年2月大学医局より転勤の話がありました。平成5年にM病院は新病棟を作りそれに伴い人的改造も図るとの事。内科医師全部で6人。内訳は循環器1,消化器2(大学2つ相乗り)、神経1,呼吸器1。新病棟開設に伴い消化器3で医局は1つに統一して消化器部長にするとの事でした(特に望んだ訳ではないですが実際この年に部長になりました)。前任の消化器のY先生が漢方薬を勉強したいので病院を変わるのでその後釜の形になりました。引継ぎらしい事といえば、3月にM病院に挨拶にゆく日の前日一度電話をもらって事務的な話をしたくらいで、直接あって突っ込んだ話もきけませんでした。実はこの時何か妙な雰囲気を感じてはいたんですが平成2年4月より転勤となりました。
・・・・実はここから話は始まるのですが文字化けしそうですので次に続きます

直訴状910  (08/02/99)  (医師)  (calm)
直訴状904(さえこ様)へ
 お辛い状況、お察し申し上げます。
 ただ、少しく疑問に思う所がありましたので、質問させて下さい。「小さい頃から身体が弱く、しょっちゅう病院へ行」かれるそうですが、かかりつけの医師はおられないのでしょうか。あなたの小さい頃から診察されておられた医師に相談される事をお勧めしたいのですが・・・・。きっと親身になって下さるのではないでしょうか。
 それから、「なぜ医師は間違っていてもあやまらないのか」という御疑問なのですが、医師の側は、そもそも、間違っていた(る)と思ってない可能性があります。あるいは、御自分としては精一杯やった以上、許されるもの・仕方ないもの、と勝手に納得されておられるのかもしれません。
 所で、謝る訓練は、小生も一度こっぴどく練習させられた覚えがあります。ある酒席の場で、他大学の教授を怒らせてしまい、しかも謝り方が拙かったため、一層激怒され、「謝るってのはこうするんだ」と教授自ら床に跪いて、土下座の見本を見せて下さいました。あまりの展開に、小生も跪きましたが、頭を床につける事まではできませんでした。立派な教授はおられても、小生のような未熟な学生(当時研修医)がおるので、ご不快をおかけしています。申し訳ありません。

直訴状909  (08/01/99)  (医師)  (calm)
いつも目安箱に掲載させて頂き、有難う御座います。「医療現場の不平不満をぶちまける」のが本来のご趣旨だとは承知しているのですが、やはり、医療現場の裏方では、誠実で地道な御努力も成されている(小生は至らない者ですが)事を知って戴くのも大事なことと存じますので、書かせてください。
 先日、東京・中野で開催されました日本医学教育学会に行って参りました。(ご参加された方もおられると思いますが、お疲れ様でした。)それを少し紹介させて下さい。学会の第一印象は、やはり感銘でした。9時受け付け開始(学会開始は9時半)と同時にずらっと列が出来たのには、いつもながらその熱心さに圧倒されます。まるで、村の健康診断で、受け付け30分前に、お爺さんお婆さん方が順番待ちに並ばれるような真面目さです。次に、発表される先生方もついつい制限時間(5分間。というのも、発表数が多いので、どうしても持ち時間が短くなります)を、早口で喋ってもオーバーしてしまい、座長に注意されることがよく見うけられました。第三に、お忙しい中、医学部教授・病院長・研修医担当指導教官などの先生方もお見えになっていた事です。第四に、講師、助教授クラスの先生方も熱心に発表・討論をされていた事です。大学の世界は不思議なもので、教育が業績に中々反映されない世界なのですが、そんな不利な状況の元、教育に力を注ぐ姿には、やはり感銘を受けます。      
第六に、全国津々浦々から、手弁当(学会費・旅費・宿泊費など)で参加される先生方が多いという事です。例えば、大阪から参加されると、5万円以上かかります。普通、学会主張費は、一・ニ回学会に出れば、公費の分はなくなります。それ以上は、手弁当です。
 ところで、こういう立派な学会で、役員をやっておられる先生(元医学部教授、元付属病院長、現・大病院院長)なのですが(小生も大変尊敬しております)、医事訴訟で訴えられた事があるようです。何らかの誤解が原因のようですが、こういう立派な先生も巻き込まれる(?)となると、小生のような者は、いつ何時、訴えられる立場になるか、気掛かりです。ついつい消極的な治療、他院への紹介が増えてしまいがちです。これではいけない、と自戒はしているのですが・・・・。

直訴状908  (07/28/99)  (その他)  (ひどすぎる)
はじめまして私は福岡の遠賀郡に住んでいるものです、私の家族の者が膠原病(全身エリテマトーデス)を患っています。今入院している病院の医療体制があまりにもずさんなので直訴させて頂きます。遠賀郡遠賀町にある**病院の院長の患者、家族に対する態度や一部看護婦の方(中には素晴らしいい医師や看護婦の方もいます)の姿勢にいらだちを感じています。
入院は2度目です、初めは高血圧だったのですがいきなり低血圧になりポリープから出血していると言われ入院(その時も全身の痛みを訴えていた)家であまりの痛みの為倒れ入院する。
初めは医師の言う事は正しいと思っていましたが素人目にもこれはおかしいと感じることが多くなりました、次に書いているのはすべて事実です。
1、院長がまともな医療説明が出来ない(患者、家族に対して専門用語を連発しさぞ私は院長だから素人は素直に従えば言いと取れる態度や暴言と取れることを言われた)
2、患者、家族の話をまともに聞かない(通院時手や顔に痺れがあると何回も言っても聞き入れられず、数回通院したときにやっと聞き入れられ緊急入院し脳に出血していると言われる始末である)
3、連絡ミスが多い(入院から約2週間後やっと病名が膠原病と診断されるがその時も膠原病の何ですかと質問しても看護婦の連絡ミスが多々あり教えてもらったのが5日後である)
4、看護婦の患者に対する医療姿勢がでたらめ(患者が痛いと言って痛み止めの座薬を入れる時看護婦がいやな顔をし痛みを我慢する羽目になった)
5、カルテをまともに見ず何度もレントゲンを取られたりした(首のレントゲンを何度も毎日の様に撮るからおかしいと思い質問して見た所、撮る必要が有りませんでしたと言われる、完全な連絡ミス、カルテを見ていない!)
6、膠原病の患者などに支払われるべき難病医療公費負担制度の説明がまともにされていない(院長は膠原病と繰り返すだけで公費負担制度の話をせずこちらから言わなければさぞ話さないで良いような態度をした、毎月20万円を払う事がどれだけ厳しい事かわかりますか?)
*他の患者も同じような不快なことが多々あり病院の医療姿勢、特に院長の医療に対するあまりにもずさんな態度に腹立ちを感じている。これは事実ですこのままだと殺されかねません、特別な事をしてほしいといっているわけではないんです、ただ紳士な態度で患者や家族に接するのが医者の本来あるべき姿ではないでしょうか?今度病院を替わりますが関連の病院なので多少不安です、ここよりましだといいのですが。

直訴状907  (07/28/99)  (患者)  (mabo)
直訴状902へのコメント
常々、医療の世界も世俗の接待やワイロに染まってるだろうと思っていましたが現役の公的病院のDr.にお話を伺って、やはりと確信しました。
とある医大の若い医師に聞いた時も、教授は医療業界との付き合いに忙しく教授本人の論文まで書かされると嘆いていました。
医師の派遣先は昔のように一般病院から頼みこまれる状況ではなく、逆に派遣先を捜すために、大学の系列病院の開拓にやっきになってるそうです。
これはDr.過剰を如実に現している現実でもあります。
そのため肩書きや専門分野での地位を高めるためとか、諸々の事情に追われ本来の教授の仕事は助手や講師に依存してるようです。
現役の若いDr.がいずれはそういう跡をたどるのかもしれません。
いつまでもプライドと思いやりを忘れないで欲しいものです。

直訴状906  (07/27/99)  (医師)  (KKK)
直訴状899の方へ。
私は脳梗塞専門病院といっても過言ではない病院に、先日までいた一神経内科医です。
 この症例ですが、「血のたまる速度」というのが、どういう表現かわかりませんが、脳梗塞であると言う前提で、お話します。
 脳梗塞には、大きく分けて 脳塞栓(embolism)と脳血栓(thrombosis)の2種類あります。
 前者は、心臓や、頚動脈などから、血栓などが飛んで脳血管を塞栓してしまうタイプのもので、発症形式は日中活動中に突然発症するのが特徴で、リスクファクターとしては、心臓の弁膜症や不整脈(心房細動など)が多いです。頭の比較的太い血管(ほとんどは、中大脳動脈とよばれる脳の大部分を栄養する血管)に起こることが多いです。太い血管が障害されるため、塞栓より末梢のかなり広範囲の脳組織の死亡のため、脳がむくんできて(脳ヘルニア)生命予後はあまりよくないです。
 後者は、動脈硬化などが基礎にある方の血管が、そのため徐々に閉塞し、発症するタイプのものです。朝起きるとそうなっていたことに気づいて受診されることが多いです。
後者の特徴は、階段状に症状が進行することで、今回の症例のようなことは往々にしておこることです。これについては、比較的細い血管(上記の中大脳動脈の枝など)に起こることが多く、点滴・注射以外には効果的な治療がないのが現状です。

直訴状905  (07/26/99) (医師)
直訴状867890について
副鼻腔手術(主に蓄膿症の手術)では眼窩での合併症は生じ得ますが、鼻中隔矯正術・下甲介切除は鼻腔手術ですので、通常であれば眼窩内合併症はまず生じないと思いますし、生じても鼻涙管損傷(涙目)か複視(物が二重に見える)かと思います。(眼球内の障害が生じるとすれば注射針を眼球に刺した場合くらいでしょうか)
また、鼻中隔矯正術・下甲介切除で、ノミを使うこと、タンポンの挿入により術後涙目になることは一般的なことと思います。
また、直訴状890の方ですが、私は手術合併症とは「手術に伴い一定の確率で生じる副損傷」と考え、手術ミスとは別物と考えますが、いかがでしょうか。

直訴状904  (07/26/99)  (患者)  (さえこ)
はじめまして。私は小さい頃から身体が弱く、しょっちゅう病院へ行くのですが・・。不思議なことがあります。
 1 なぜ医者は間違っていてもあやまらないのか(看護婦さんなら、「ごめんなさいね」って言うのに)
 2 なぜ医者はわからなくても「わからない」と言わないのか(別の医師に紹介するなりなんなりしてほしい) 
 3 なぜ医者は弱っている病人に対して高圧的な態度をとるのか。病人を救うために医者になったんじゃないの?

私は、何時間も待たされたあげくに、ぐさっとくるようなことを何度も言われました。どの医者もおなじ。大きな病院ほどひどいです。医者は信用できない。
今、微熱が毎日続いて困っています。検査の結果は異常なしでしたが、じゃあなぜ熱が出るのか、どの医者も教えてはくれません。わからないならわからないで、あやまるくらいしてほしいです。  
この直訴状に対するコメント その1

直訴状903  (07/23/99)  (その他)
LCR(+)と肺の陰影から肺結核と診断され内服治療(三種)開始より一ヶ月になります。(症状はほとんどありません。)喀痰検査で塗沫(-)四週間培養で(-)なのですが医療関係者(訪問看護婦)のため今就業制限を受けています。薬効と就業安全の目安を聞きたいと思いましてメールします。よろしくお願いします。
この直訴状に対するコメント その1

直訴状902  (07/23/99)  (医師)  (ぴーた)
都合6年間、某県県立病院に勤務していた内科医です。以下の内容は、過去に私が経験したことであって、すべての公立病院に共通の実態であるとは言えないことを念頭に置いてお読みください。
ご指摘の製薬業者からの"接待"ですけど、"勉強会"と称してこっそり行われてました。だいたい、1〜2か月に1回程度だったと思います。
 先輩医師から、"今度○○製薬とメシを喰いにいくから、どう?"なんてかたちで誘われるパターンが多かったようです。逆に、私が医局の机で本を読んでたら、製薬会社のMRさんから、"先生、今度いっぺんぱあーっといきませんか?"なんて囁かれることも少なくなkかったです。私の場合、自分から接待を要求したことは神に誓っても"ない"と断言しますが、先輩の誘いはむげに断るわけにもいかず、結果的にはこうした接待を受けたということになります。
場所は市内の料理屋の一室。時間はだいたい7〜8時開始ということが多かったです。
 全員が揃うと、まずは"勉強会"があります。要するに製薬会社の"いち押し"のクスリの売り込みです。封筒に入った資料が配られ、MRさん(多少のムリを承知で言えば、製薬会社のセールスマン)はOHPを使ってプレゼンをします。医者からは作用機序や副作用について、結構厳しい質問が出るので、MRさんも真剣勝負です。
 15〜20分程度で"勉強会"が終わると、とりあえずビールで乾杯。料理をつつきながら酒を呑み、MRさんと歓談するわけです。
 ここでは、『先生、是非とも我が社の新製品を処方してください。』なんて露骨な話はしません。ホスト役のMRさんが我々とほぼ同じ年代(20代後半〜30代)ということもあり、クルマや旅行、パソコンなどの話題が多かったようです。あ、そうそう、最近は女性のMRさんも多いのですが、この種の(若い独身医者がいるような)宴席には絶対参加させないという話も聞きました。顧客である医者といい仲になると、いろいろメンドウだからだそうです。(いえ、不倫とか、ましてカラダで薬を使わせるとかいう意味じゃないです。30代でも独身の医者はいっぱいいますから、恋愛関係になると、まともに商売ができないんだそうです。以前、私の友人の医者が女性MRと結婚、披露宴では"新婦の職場の上司"が"新郎の職場の同僚"にアタマを下げっぱなしで一種異様な雰囲気でした。)
MRさんは複数の医療機関をまわっているので、医者にしてみれば『市内の××病院では、患者減を補うために必ず2週おきに受診させてる』というような同業他社(?)の情報を得ることもあります。逆に、医者のほうから『オタクの○○ってクスリ、データの上ではいい成績なんだけど、実際にはあんまり効いた気がしませんねえ。』ってな話も出ます。要するに、売り込みというより、医者とMRの情報交換会って感じでした。
 これが大学教授や院長クラスになると、それなりのお店で、製薬会社の支店長クラスがホストとなって宴席が設けられますが、我々駆け出し〜中堅クラスの場合は、ひとり1〜1.5万円程度が相場なんだそうです。(なんでそんなことを知ってるかというと、MRさんに聞いたからです。接待を受けながらその予算を聞くなんてとんでもなく失礼な話ですけど、先方にすれば医者がそんなことを聞くくらい親密な関係になれれば、1万5千円は安いものということなんでしょう。)
 2〜3時間程度で一次会はおひらき。当然、二次会のお誘いがあります。
 希望すれば、(超高級ではないけど)それなりのクラブなんかに行けるのですが、昼間仕事でくたくたになってる我々は、一刻も早く寝たい一心で、MRさんが呼んだタクシーで帰宅してました。(MRさんの中には、会社のカネでお気に入りの女性に会いに行けず、本気で落胆してた人もいたみたいですけどね。)

 で、これが肝心なんですけど、こうした接待を受けたからと言って、恩を感じてその製薬会社のクスリを意図的に処方するようなことはなかったです。逆に、製薬会社だって、目先の売り上げ増を狙ってこうした宴席を設けているようには思えませんでした。それより、医者とより親密な関係を持とうとするために交際費を支出してる印象でした。
 県立病院の医師は立派な地方公務員であり、こうした接待を受けることはちょっとマズイですよね。でも、当時の私の同僚は、"自分は公務員である前に医師である。"という思いがあって、こうした接待を受けることにあまり抵抗はなかったようです。
 ご存知のように、30代半ばまでの臨床医は、その多くが大学医局に属していて、医局の人事異動で数年ごとに病院を渡り歩きます。国立大学病院→県立病院→民間病院→国立病院→市民病院てな異動は日常茶飯事なんですが、医師の法的な身分は、国家公務員(文部省)→地方公務員(県)→民間のサラリーマン→国家公務員(厚生省)→地方公務員(市)とコロコロかわります。(ついでにいうと、こうした異動があるたびに、医師は形式的に病院に辞表を書き、新しい病院で新規採用されます。だから、勤務医の退職金は事実上ありません。)
 けれど、職場や身分がどうあろうとも、仕事の内容は同じだし、患者に対するスタンスも同じです。だから、公務員として"接待"(民間病院の医師なら、少なくとも法的には何ら問題はない)を受けることにそう抵抗がなかったのかも知れません。
 諸外国と較べ、"交際費"が異常に多い日本ですから、普通の会社員でも、40代以上で多少の部下と権限を持つ立場になれば、この種の接待を受けることは結構あるんじゃないかと思います。けど、医者というだけで、弱冠30代でこの種の接待を受ける側にまわるというのは、社会常識で考えればやはりちょっと異常な感じがしますよね、正直言って。
 その宴会のコストは、クスリの値段に上乗せされ、結局患者と納税者が支払ってるわけですよね。また、諸外国と較べて、日本の薬剤費は異常に高く、医師の診察料・技術料は異常に低いのはご存知のとおりです。
 接待を受けておきながらこんなことを言うのも何ですが、当時から、個人的にはこんな風習は早くなくして、そのぶんを医者の診察料に上乗せしていただいて、給料を上げてくれたほうがよっぽどいいと思ってましたね。
 医者は、こんな多少うしろめたいことをしてるから、『医者の技術料は低い!!、もっと値上げしろ!!』というごくごくあたりまえの主張ができないのです。『そんなこと言ったって、クスリ屋の接待だの患者からの謝礼などで、医者は結稼いでるでしょ。』という患者の意見に反論できないんです。
 患者のために一生懸命仕事をした結果として得た金で呑む酒が、いちばん旨いと思う私です。
 なお、"MRの名刺でツケにする"という話ですけど、少なくとも私の周囲にはそんな豪傑はいませんでした。まあ、何だかんだいっても、皆、それなりの常識と良識はありますから。正直言うと、MRさんの名刺は、年末の大掃除で一括して捨ててしまうことが多いです。
 あ、そうそう、MRさんの名刺と言えば、一度だけ、夜の街でチンピラから一方的に因縁をつけられたときに使ったことはあります。
 『私、○○製薬の××です。本当に申し訳けありません。後日会社に連絡していただければ、しかるべき謝罪はしますから、今日は許してください。』ってね。いかにもその筋のオニイサンは、受け取った名刺を見ると『お、わかった。あとで貰うものは貰うからな。覚えとけよ!!』と言って、去っていきました。
 ○○製薬の××さん、ゴメンナサイ。ちなみに、勤務医なんてのは、院長とか部長とかにならない限り、名刺なんてのは持ってないのが普通です。
この直訴状に対するコメント その1

901  (07/23/99)  (医師)  (ちょり)
娘が小学校に通うようになって、教師の質に大きな個人差があること、問題のある教師にいくら直訴しても、校長に伝えても何ら解決にならないことを実感しました。でもこれは医師の世界と同じです。卒業したときから『先生』と言われる職業人は、自らを常に省みて他人の意見を聞き自分を成長させなければ、人間として成長してゆかないのです。会社勤めの人のように、上司からの評価によって役職が変わるという環境にはありません。上司の命令で仕事をしているわけではありません。それがまた自由度の高い専門職の魅力でもあるのです。
 自分の同僚を見ても、問題を起こす医師は決まっています。行く先々の病院で患者とトラブルを起こし、職員とトラブルを起こす医師が必ずいます。数としては多くはないですが、人格的に問題のあるそういう人を排除できる仕組みがないのですね。病院をくびにしても、次に行く病院で同じことを起こすだけです。最悪開業すれば、もうやりたい放題、だれも注意する人はいません。
どんな集団でも、数パーセントは人格的に問題のある人がいるものですが、教師や医師はそれを排除する仕組みがありません。病院や学校を変われば同じことです。弁護士にも変わり者が多いと聞きました。どうすればいいのでしょうか。やはり不適格者を排除する仕組みが無いことが、病院、学校などにないことが問題です。病院は変わればいいけれど、学校の担任は選べないから子どもはかわいそう。
 患者さんの防衛としては、とにかく医師にとことん疑問を投げつけてとことん話をするといいと思います。それで逃げたり、ごまかしたり、怒ったりするようなら、そんな程度の人間です。患者さんの質問 が医師を成長させるのです。医師を成長させると思って、いろいろ聞いて下さい。
 娘の学校の先生に疑問を投げつけたら、次の日のクラスで娘の前で●●さんのお母さんからこんな文句が先生にありましたけれどどっちが変だと思いますか。と、やられてしまった。また電話すると、怒ってがちゃん!話にならない。自分の世界と思って反省しています。