直訴状601−700
直訴状700 (03/27/99) (?)
685の方へ
676の意見についてあなたの考えははっきりとよくわかりました。でも、万人
があなたと同じように考えているとは思いません。
たとえば、思春期の女の子だったらどう思うでしょう。私のように40を過ぎた
おばさんでも抵抗を感じる者もいるし、あなたのように20代なのに割り切って
考えられる人もいる。 要するに、人それぞれと言うことです。特に、メンタルな部分は、目に見えない
けれど、やはりもっと気を使うべきです。この世に完璧がないにしても、大多数
の人が不快感を感じないやり方で、もしくはそれに近いやり方で行うべきではな
いですか? ちょっとした一言があった後なら、「これは医療だ」と納得して脱衣できる人も
多いはずです。今や、7歳の子でも、裸にならず体操服を着て学校の身体測定を
する時代です。私が高校生時代は、浴衣を着て内科検診をしましたが、年頃の女
の子は、赤の他人の前で裸を見せることに対して、抵抗があって当然です。心な
い言動が元で、深く傷つく人もいるし、何も感じない人もいる。人を相手にする
職業の人は、プロに徹して、その点に気を使うべきです。
直訴状699 (03/27/99) (医療事務)
医療にも経営的感覚を導入して限られた資源を有効に活用しょう、そのお手本は米国の制度だと(特に
経済界の方は)強調されます。即ち医療費削を抑えるために減競争原理、規制緩和が方法論として推奨されています。しかし、医療経済学の文献には、むしろ規制が多い制度の先進国ほど国民一人あたりの医療費が少ないと、結果論として述べてあります。医療費の多い順に、米国、ドイツ、フランス、日本、英国となります。ご存知のように社会的弱者福祉医療を除き米国は医療民営の国です。逆に英国は医療アクセスにも厳格な規制がある医療公営(公社形式)の国です。驚くべきことに上記の先進国では、平均寿命、生活習慣病等の健康指標は逆に国民一人当たりの医療費と概ね負の相関があります。先般政府の審議会が医療における様様な規制の撤廃を提言いたしました。そのなかに、広告制限の大幅な緩和、会社組織としての医療機関開設の認可などが含まれています。広告規制の緩和については、情報公開の流れに沿ってという事由です。しかし、利用者(患者)が医療機関に関する正確かつ幅広い情報を入手することと宣伝広告とを医療法施行以来混同してきたこと自体が誤りだったのではないでしょうか。もし今後マスメデAに乗せて資金力のある医療機関がコマーシャルを痢w)・擦亶垢覆覦緡甜奥C魴,蟲・海薫緡堵颪魏,珪紊欧・佑泙擦鵝・霾鷂・・蝋X雉・・隆墨造箸いΨ舛任呂覆・・耄・ヾ悄複裡丕呂覆鼻砲任笋辰討發蕕い燭い發里任后・泙真А垢雰疎屬琉緡典ヾ悗梁減澆鯒Г瓩修隆屬龍チ茲砲茲螳緡堵駘淦・・椎修箸いΦ掴世眦・諒胴颪慮従・鮓・譴仭瓦・諺曚任△襪海箸・・・蠅泙后8・帖・鷄塚・・塚・∈眞帖・・芦饉辧⊇ゞ誼賃里覆匹・胴颪任楼緡典ヾ悗魴弍弔靴討い泙垢・・・弘緡堵颪倭・辰垢襪个・蠅任垢掘・駝碓貎妖・燭蠅琉緡堵颪發錣・颪裡嫁椣幣紊任后・修侶覯漫∈J胴颪任牢浜・緡鼎覆襪發里・・鰺・・靴修里△泙蠅砲盥田湘ア人・・・ぢ目的は医療費削減=健康保健会社の利益率増大)に対しては(多くの悲劇が生まれたために)批判が高まっています。そもそも米国が医療費削減に血眼になるのには、わが国とは異なる理由があります。雇用者の健康保険料を雇用主(企業)がその大部を負担しているからなのです。しかも政府、公的機関の援助は原則ありません。従って製造業であれば従業員の医療費が増せばその分製品価格に上乗せされ競争力が落ちる、あるいは配当が少なくなるなどの直接的に経営を悪化させる要因となり嫌われます。・uノ櫃辰討錣・颪任蓮・饉劼僚抄醗・紡个垢覦緡撤臀・亙胴颪裡・・・ぢ3位でしょう。また米国では税金対策もあるのですが、会社が教育、医療福祉に膨大な額の寄付を毎年行っています。わが国では会社名を冠したゴルフ大会やコンサート(有料)はよく見聞しますが、社会的に対する高額な寄付行為は稀でしょう。不況下でも世界的に競争力の企業はわが国には多いのですが、基本的にアンフェアーな競争の面もあるのです。そんな財界というか経済界というかの代表が提言した企業による病院経営解禁が医療費削減(=幻想)だけを意図したものではないのは明らかでしょう。
直訴状698 (03/27/99) (医師)
直訴状676・690の方へ。
私は678の医師で、冷静な意見をしたと自負しています。しかし職業を問
わず、まじめに仕事をしているのに、それを犯罪行為ととられては、しかもわいせつ犯という、
誤解されると男性としてわいせつ行為をうけた女性と同じ位恥と感じる(個人的にはそう思いま
す)言い方をされれば、感情的になろうというものです。誤解とわかったのなら、ひとことお詫
びの言葉があってしかるべきだと思います。看護婦さんの脱がせ方に不快を感じたのは、極端に
言えば、胸を少し前をあけるだけですませるやりかたが正しいと思わせた医師の責任で、あなた
の投稿に答えた医師には何の落ち度もないのですから。これは医師と患者さんという関係より以
前に、人間同士の常識として当然だと思いますが?。それとも看護婦さんの回答で答えの出ない
問題だと思ったという理由が、そうさせないのでしょうか?。そうでしたらどうぞその理由を述
べてください。うちの病院の看護婦さん達に話をしたら、私の意見に同意していましたし、その
看護婦さんが看護婦さんの代表的意見とはいえないと思います。ちなみに看護婦だから医師にさ
からった事は言えないのでは?というわけではありません。お互い批判するときは医師も看護婦
もないという立場で遠慮なくものが言える病院ですので。また診察室の盗撮の件ですが、私はそ
のようなサイトを知らないのですが、それは医師が設置したカメラによるのですか?。すきをみ
て診察室に第三者がカメラを設置するのは決して不可能ではありませんよ(模倣犯が出ると困る
ので理由は言えませんが)。病院の画像だから医師がやったとは限らないのです。もちろん678
で述べたように、医師がそういう事をやったのなら、それは”医療行為”ではなく”わいせつ行
為”ですから、医師の風上にもおけない輩なのでどんどん訴えて頂きたい(この件に対してこそ
私は感情的に訴えます!!)。ただ、この件は医療不信の問題として述べられるべきで、正当な
医療行為として上半身の診察の必要性がわかったのでしたら、その行為とは別個に述べて頂きた
いと思います。
直訴状697 (03/26/99) (医師)
684の方へ
医療訴訟を「すべし」とか「せざるべし」とか言っても解決しません。患者が不満を訴える場が法廷しかないことが問題なのです。医師ギルドの内部でなんとかしないから、法曹に処罰されることになるのです。ライバル同志で批判しあうのは、誇り高い職業ギルドなら避けるべきどころかむしろ健全なのではないですか。相互批判を避けると言う点で、日本の医師は職業倫理に悖ると思います。私自身も含めて。
医師なら誰でも、先輩や同僚に助けを乞わねばならない窮地に遭遇したことがあると思います。しかもそういう経験が医師の成長に欠かせません。先輩や同僚の瑕疵をあげつらうのは、そういう意味で「恩を仇で返す」行為で、後ろめたさがあります。それに加え「他の医師を糾弾して医療界で孤立無援にはなりたくない」という保身意識が働くのです。こうして相互批判を避ける生ぬるい空気が医師界を覆うわけです。だから医師に自浄能力はないのです。でもこの点は看護婦だって同じ。サラリーマンだって企業の不正を公然と告発したら会社には居づらいのではないですか?
和を尊ぶのは日本の美徳でもあり、仲間を告発しあう土壌は日本には馴染まないと思います。でも医師という職業でそれが許されるのか。どうすればいいか私にはわかりません。ですが医師側が患者の不満解消に積極的でない現状では、医療訴訟が増えるのは当然だし、残念ですがこれからも右肩上がりで増えると思います。
674の方も、暴論を承知で書き込まれたのではないでしょうか。
684の方こそ、医療訴訟を増やさずに日本の診療レベルを向上させるためにはどうすればよいか教えて下さい。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状696 (03/26/99) (その他)
675です。ご批判有難うございました。実は私も反論しようとして、2回ほど投稿
しましたがまたいろいろ誤解を受ける可能性があり、管理人様に削除して頂きまし
た。本来ならば一度投稿したものを引き下げるのはおかしいのだが・・。すみませ
んでした。ところで私の文章力の無さからか、「患者が不勉強でもいいと思ってい
る」と言われたのは誤解です。日本人ですので少しは謙遜したつもりでおりました
が。何の分野でも不勉強者はこれからの時代を生きいけません。本題ですが、先の
投稿で少々大袈裟に書いた理由は、患者にとっての「身体にメスを入れられる」と
いうことの重みが、近頃どうも軽んじられているような気がしてならなかった。
医師の方々に伺いたいが、ご自分が手術をされる立場になった場合にどうだろう・
・と考えてみてから治療して下さっているのだろうか?そんな暇はないとおっしゃ
るかも知れませんが。身体に受けた傷はいつか治るが、もしそのことによって心に
も傷を負った場合、誰が面倒をみてくれるの?そこまで責任を持って治療にあたっ
てくれる人はいないでしょう。だからそうならないよう願うのと同時に、患者の立
場からも勉強の必要性と情報の大切さを訴えたいですよ。例えば、女性が通常分娩
で出産できるかも知れないときに、陣痛促進剤を投与され挙げ句の果てにさっさと
帝王切開なんかされたくなかったら、少しずつ腹筋を鍛えるとか毎日歩くなどする
と良いかも知れないよ、と言ってあげるとかね・・・逆に嫌われるかも知れません
が(笑)、そんなところでしょうか。
直訴状695 (03/26/99) (その他)
直訴状690の方へ
>インターネット上で医師の診察室で盗撮された物が出回っているのも事実です
本当に事実ですか???是非、URLを教えて下さい。まさか、「噂だけ」ではないでしょうね。
当然、いわいる「盗撮」とか「のぞき」とかの類には「ヤラセ」が混入しているという事は
ご存じかとは思います。 また、万一、医師が自分の診察室の盗撮写真を公開しているとするならば明らかな犯罪行為ですから
直ちに通報すべきものと思われます。 しかし、第三者によって写真が撮られていた場合、「医者が悪い」ということにはならないでしょう?
あなたがお尋ねになった看護婦さんが何を言われたのかは知りませんが、看護婦さんにではなく、
あなたが信頼する医師に、診察の必要性を尋ねてみるべきでしょう。
直訴状694 (03/25/99) (その他)
患者の立場から投函させて頂きます。1歳1ヶ月の娘が風邪から胃腸炎をおこし小児科のクリニックに通院しました。症状は発熱、嘔吐、下痢でした。医師は母親である私に絶食と水分補給、そして
乳糖が分解してあるミルクをあげるよう指示をしました。発熱と嘔吐は1日半で治まりましたが、
発病して3日目にひどく不機嫌になってしまい、歩くことすらできなくなり、休日だったため
総合病院の救急外来を受診したところ、食べれるものならなんでもいいので与えてあげてよいと
言われたので娘の好物のバナナをあげました。(下痢にはあまりふさわしくないとはおもいましたが)
するとみるみるうちに娘は元気を取り戻し、私も一安心しました。
翌日、通院していたクリニックに出向き、すべてをお話したところ医師は私に「最悪」と言い放ち
元気になった娘の症状には耳もかさず、延々私を責めつづけました。最後に私が薬の有無をたずねると
医師は「あ、薬はいらないの。私の治療方針が気にくわないならもう来なくていいよ。」と言い、娘の
カルテにバツ印を書きました。仕方なくその足で総合病院の小児科を受診したところ、絶食やミルクは
必要ないとのこと。娘の下痢症状はその日のうちになくなりました。
今、最初に言ったクリニックの医師の指示を聞いていたらと思うとぞっとします。病気に関する説明もなく、薬を出す際にも娘の体重すら聞かない医師に憤りを感じます。一つの症状だけにとらわれず、
全身症状や機嫌なども総合的に判断すべきだと思います。最後に娘は鼻炎の症状はなかったのに
どうして鼻炎を押さえるくすりがだされたのかも不思議でなりません。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状693 (03/25/99) (患者)
私の家内が3月、***市**の産婦人科で、帝王切開にて出産いたしました。その後2.3日は母子共に元気だったのですが、4日ぐらいから
家内の方がダルイと言い出し、それに伴って尿の排泄も減少してきました。そこで医師に相談したところ漢方薬を処方したので、それを服用したのですが目立った
効果はなし。その後、顔や足が浮腫み出すという始末に。ようやく医師が検査をし、急性腎不全と診断しました。本を見ると急性腎不全の原因は手術、外傷、大出血等が
あるのですが、その医師は私に「非常に希なケースなのですが、妊娠中毒症による急性腎不全です」と説明。妊娠中毒症(妊娠腎)というのは医学書によると
分娩後に症状が消えるらしいのです。それなのに産後数日経過した患者に妊娠中毒症と判断したのは明らかに誤診ではないかと感じます。
実は私はこれを妊娠中毒症にするのには訳があるのでは、と考えております。何故なら帝王切開の時、かなりの時間がかかりました。局部麻酔だった家内
はこの時のことをこう語ってくれました。「血圧の下の方が20ぐらいまで下がり、医者や看護婦がそうとうバタバタしてた」そうなんです。この話を
聞いて察するところ、かなりの出血が有ったのではないだろうか?結局この手術ミスから、家内は急性心不全を併発し、それを隠匿するために
妊娠中毒症なるものをでっち上げた気がして仕方ありません。医師は「必ず治します」と私に宣言しておきながら、良くなるどころか悪化させて
今日大学病院に移送されました。 僕が行いたいのは、病気の原因と病院(医師)のミスの究明です。何をまずなすべきかをお教え下さい。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状692 (03/25/99) (医師)
683 の意見は「強者」の立場からの論理であり、これまでの日本の医療慣習により弱い立場に立たされている
675 のような患者さんへの配慮に欠けると考えます。つい最近まで「患者は医者の言う事を聞いていれば良いんだ」的な診療が多かったように聞きます。そのため患者さんは、特に高齢の方は我々医師に遠慮して、言いたいことを言えない事が多いのです。「手術しよう」と医師に言われて「手術適応の根拠は?手術した場合としない場合の経過の予想は?他に選択枝は?」と質問できる人は少数です。これを急に改めて「自分でも勉強しなさい。悪性疾患ならどうするんだ?自分が了解したんだから自分の責任だ」と言われても患者さんは当惑するだけです。日本において、患者さん自身がもう少し勉強し、そして上記の質問ができるような環境になるには少し時間がかかると思います。それまでは医師側から歩み寄るしかありません。先輩医師がそういう雰囲気にしてしまったという過去の悪い面(現在の価値基準で評価しての話ですが)を正していく(あるいは時代の変化に対応させていく)義務が、現役の我々後輩医師にあると考えます。ただ、こうした努力を診療報酬として認めて欲しいですよね。我々も仙人ではありませんから、霞を食って生きているわけではありません。現状のように、時間をかけて丁寧に説明すればするほど実質収入が減るのではやってられません。
我々も仙人ではありませんから、霞を食って生きているわけではありません。現状のように、時間をかけて丁寧に説明すればするほど実質収入が減るのではやってられません。
しかしながら「患者ももっと勉強すべき」には賛成です。アメリカで少し驚いたのは、一般市民が医療体制の事をよく知っていることです。例えば「レントゲン写真や
CT, MRI を読影する専門は放射線科医」「手術の後、摘出標本を顕微鏡で調べて疾患の種類・程度を最終診断するのは病理医」などをほとんどの人が知っています。そして手術前には放射線科医の読影報告書を自分で読んだりするそうです。こうやって自分の身を守るのですね。日本では医療従事者でさえ放射線科医・病理医の事を知らない人がかなりいますよね。
675 の妹さんの件ですが、帝王切開に至った経過は
683 の先生の言われる通りかも知れません。しかし私の友人の産婦人科医に聞くと「医者の都合で、本来不要な陣痛促進剤を投与したり、帝王切開してしまう病院は少なくない」と言います。完全に患者無視の医療です。675
の妹さんの場合がどちらであったかはわかりません。ちなみに後者であったとすると、その理由は「外科医は切りたがる」というだけではなく「土日に呼び出されたくない」「手術の方が儲かる」という事もあります。
直訴状691 (03/25/99) (医師)
641の方へ
随分と古くなりましたが、医師への道筋は現在は先ず
医学部に入学するのが前提となります。学士入学
を認めるとこもでてきていますが、余り現実的な
選択ではありません。医学部入学は医師の私が言うのも
なんですが、困難な路で特に不況が続く中、田舎の
公立大学でも東大に入れるぐらいの難易度があるようです。
よく、私立は金があればといいますが実際は余程の
コネ、金がないとそれだけでは無理です。また
バカ医大と思われがちですが、私立の医学部でも
一般の大学より入学は困難です。 ここで、例えば東大、東北、京都、九州などを無理
して入るか、早めに入れる医学部に入学するのが
いいのかは、医師13年の私にも何ともいえません。
世間知らずだった、20年前の私は一番難しいという医学部
の一つに入りましたが、結局、臨床が好きなのでほとんど
役に立っていません。 一つ言えるのは、医師としてより医学部の研究者
として出世するならできれば、7帝大がいいようです。
私の医局からは山のように教授が全国に飛んでいきます。
さて、医学部を卒業すると大きくわけて3つの道があります。
先ず、臨床(患者をみること)をやめて基礎の教室
に入ることです。医学部6年の間に基礎にめざめたか、
臨床に向いてないと早めに気がついた人はそちらに進みます。
彼等は大学の研究室からはでてきません。医師として
みるより医師免許をもった研究者とみるのが妥当でしょう。
臨床にすすむには多数の方は、大学の臨床、例えば
内科、眼科などの教室に入局します。 このときの身分は大学院生、無給の研究生、日雇い、
助手、などなどありますが、実際は大学院4年か無給の
研究生として6年すごすのが、主でしょう。
この間、臨床をメインか実験かは本人には選択権は無いのが
現状です。 あと、卒業してから、いわゆるレジデントとして2ー五年位
大学病院以外で臨床を中心にする方もいます。
問題は医学博士の制度で、レジデントをしたりしてから
大学で博士をとると、例えばレジデント4年に大学で日雇い
か無給で6年で10年かかるわけです。 医学部卒業が最低24歳ですから、やっと34にして立つという
感じになります。しかし、直接大学で大学院に入ると
今度は専門意外が全くという可能性もでてくるわけです。
この間、社会的な保証もほとんど無いですし、私個人としては
親が面倒をみてくれるか、余程体力がある人以外には
余り勧めたくない、職業です。結婚などしていると
家族のことも、しっかり就職するまで不安です。仕事は
命かかってますから当然不安です。ストレスのかたまり
の様な人生になるでしょう。サービス、またはビジネス
と割り切れる仕事では実際ありません。医学博士についてはその存在の是非は一言では
言えないと思います。日本の医学生は直接入学しており
臨床に進む人も研究を少しはした方が将来、くだらん
論文やら MRにだまされないでいいと思うのですが
時間がとられ過ぎると思うのです。 将来、医学研究者と目指すと決めた人以外は2年ぐらいの
研究が妥当なんじゃないかと思っています。
直訴状690 (03/25/99) (患者)
676で上半身を脱がせる必要性を直訴したものです。
「自意識過剰だ」だの「そんなこというなら病院に行くな」だの
感情的なご意見は今の医師の現状がわかって良かったです。
また冷静な意見を寄せてくださった方は有り難うございました。
よく考えていただきたいのですが、個室において、一個の人間に対し
服を強制的に脱がすという行為は、たとえそれが女性であろうが男性であろうが、
非日常的なことです。また、それは医師と看護婦でなければ犯罪行為です。
しかしそれが医師が国家試験という制度のもと、社会的に認められた
非常に高度な資格を持つ人であるという前提があるから許され患者を持ち診察ができるのです。
しかしその一方で、インターネット上で医師の診察室で盗撮された物が出回っているのも事実です。医師が大量生産され、一部の質が落ちた今となっては、どうやら自分で自衛するしかないようですね。
また、一番重要な上半身をみる必要性があるということはよくわかりました。
このことは看護婦さんに伺ったところまた別の回答をいただきました。
立場によって、いろいろな意見がある答えのでない問題のようです。
この直訴状に対するコメント その1 コメントその2
直訴状689 (03/24/99) (医師)
素朴な疑問です。 医療費は抑制しないと日本経済が破綻するそうですが、公共事業は抑制すると経済が失速するそうです。
どうしてでしょう??? もしかして日本には土木建築業界の方ばかりが住んでおられるのでしょうか?
直訴状688 (03/24/99) (医師)
669の先生へ
あなたがとんこつラーメンが食べたいと思ってラーメン屋にいきました。すると、ラーメン屋の主人が「いやいや、あなたのように肥満傾向のある人はカロリーの高いとんこつより
もあっさりとした醤油ラーメンがお勧めです」とか「当店の醤油ラーメンなら、秘伝のタレを
使っており、とんこつラーメンよりもはるかに美味で、しかも値段もお安くなっています」などと
いわれたらどうしますか?もしかしたら「おお、なんて親切で誠実なラーメン屋なんだ」と思う
人もいるかも知れませんが、私は「大きなお世話だ!おれはとんこつが食べたくてきたんだ!」と思います。
あなたが虫垂炎のムンテラをするときにどのように言われるかは知りませんが、「虫垂炎の手術」
についての説明は「是非とも手術が必要」な症例と「まず、手術の必要がないと思われる」症例に対し、
同じように説明しておられるのでしょうか?前者に対し安全性を強調したり、後者に対して危険性を
強調して説明することはないでしょうか? もしもそのようなことがあれば、「患者に選択させ同意を得るための説明をして納得させる」のではなく
「医者の方針に患者を従わせるための説得をして承服させる」でしょう。
直訴状687 (03/24/99) (医師)
668の先生へ
「患者のわがままに従うこと」ではなく、「手術すれば医療費は数倍になり、そうすれば病院が儲かる」ということが、保険機構破綻の
一因なのではないでしょうか。それは医者や患者ではなく、保険点数を決めておられるところの
問題でしょう。医者も患者も医療費節約のためにわがままを我慢しなければいけないとすれば、
「ほとんど助からない患者が助かりたいというわがまま」や「90や100になってもいきたい
というわがまま」も我慢しなくてはいけないのでしょうか?
この直訴状に対するコメント その1
直訴状686 (03/24/99) (その他)
667の先生へ
「善し悪しの判断」は簡単ですよ。患者自身が善いと思えば善い、悪いと思えば悪いんです。
簡単じゃないですか。 大人が子供に向かって「お前にはまだよく判らないかも知れないが、世の中というのは
難しいものなのだ。だから、子供は大人のいうとおりにしていればいいんだ。」という立場を
とることをPaternalismというそうですが、従来の医療者と患者の関係で、今後改善して
いかなければいけないとされているものがこれにあたります。
先生のご意見をおしすすめると「不勉強な素人は黙っていろ」ということになりませんか?
この直訴状に対するコメント その1
直訴状685 (03/23/99) (患者)
676の方へ
私は20代の女性ですが、診察時にドクターに身体を診せることは苦痛だとは思いません。多くのドクターが反論なさってましたが、患者の立場からでも、まったく、同感です。わざわざ病院に行ったのに、いい加減なな診察をされる方が、よっぽど馬鹿馬鹿しいと思います。余談ですが、以前海外旅行の後、ひどい下痢になり消化器内科を受診しました。問診後、触診のために、「上着を脱いで、ベッドに横になって下さい。」と言われ、私はただなんとなく全部脱ぐものだと思いとサッサと脱いでおりました。ブラジャーまで手を掛けた時、ドクターに「それは取らなくていいです。」と言われ、笑ったことがあります。要するに、必要無ければ、そう言いますよ!ということです。病院という所は忙しいのですから。一部に猥褻な人もいるかも知れませんが、多くのドクターは診るのが仕事ですから、特別な感情はないと思います。それにそんなことを一々気にしていたら気分が悪いし損ですよ。賢い患者になりましょう。
直訴状684 (03/23/99) (医師)
直訴状674の方へ
「医療訴訟を増やせば悪徳病院が駆逐され、日本の診療レベルが上がる」といわれているのでしょうか?
ずいぶんと短絡的な意見ではないかと思います。
まず第一に、医療訴訟が増えて最初に困るのは、人的、時間的に訴訟対策ができない
個人開業医ではないでしょうか?ふつうの開業医が複数の訴訟でもおこされようものなら、
死活問題だと思います。それとも個人開業医が減った方が診療レベルが上がるという意味なのかな?
第二に、何をもって悪徳とするかが問題です。先頃のリンパ球液事件のように、明らかな違法行為があっても、
それを求める人がいるならば訴えられるとは限らないでしょう。世間一般から見ればとんでもない
悪徳でも、当事者間で利害が一致している限りは訴訟にならないとは思いませんか(某真理教事件のように)?
最後に、訴訟ゴロの発生を心配する必要があると思います。医療訴訟のネタなんてその気になって探せば
見つけるのは容易でしょう(私の身の回りには訴訟になるようなことは絶対にないと断言できる
先生は尊敬に値すると思います)。訴訟をネタに病院にむちゃな要求をするとか、ライバル医療機関を
おとしめるために訴訟をおこすなんて事も考えておかなくてはいけないと思います。
どのような根拠で「ほぼ満足いく結果が得られる」と考えられたのか、教えていただきたいと思います。
この直訴状に対するコメント その1 コメントその2
直訴状683 (03/22/99) (医師)
675の方へ
こういう患者がいるから、日本の医療はいつまで立っても変わらないんだ!と思います。
契約書もよく読まずに、目先の利益だけにつられて悪質な金融商品を購入し、大損害をだしているのも
この手の人々なのでしょう。 自分の大事な、一つしかない身体のことでしょう?何で不勉強なままで平気なんですか?
自分が了解して手術されたのなら、当然自分にも責任があると思いませんか?
虫垂炎だから「内科的治療で治るかも知れないものを、わざわざ身体にメスを入れるなどは到底考え
られません」 といわれますが、悪性疾患ならどうでしょうか?内科的治療に固執しますか?
ところで、妹さんの話ですが納得していないのはあなたですか?妹さんですか?
ある程度以上予定日を過ぎた段階で陣痛誘発剤を使用することは、合理的だとは思いますが、昨今、陣痛誘発剤による
トラブルも多く報告されていますので、かならずしも帝王切開より安全と断言はできないのではないでしょうか?
また、陣痛誘発剤に反応せず、過期妊娠となった場合、帝王切開になっても普通なのではないでしょうか?
週末だから帝王切開されたのは、医師が休みたいからというより、人手の少ないときに緊急帝王切開になる危険性を
憂慮したものとは思えないでしょうか? 妹さんが納得していないのならば、産婦人科委の説明不足だと思いますが、あなたが納得していないのは大きなお世話です。
直訴状682 (03/22/99) (医師)
676の方へ
若干自意識過剰なのではないでしょうか?何について診察を受けられたのかは知りませんが
婦人科の診察台で下着を脱ぎたくないという人は普通おられないと思います。
ブラジャーまで、なんの断わりもなく脱がすというのは少し乱暴かとは思いますが、
心音、肺音を真面目に聞こうと思ったら、着衣はとっていただいたほうが良いと思います。
聴診器で聞くと、衣擦れは意外と大きく響き、肺雑音と紛らわし事もあります。
以上が一番肝心なことでして、これ以下は余談です。
「医師の診察を受けたにもかかわらず**の疾患(特に呼吸、循環器疾患)を診察しなかった
ために見のがした」という、おそろしい訴訟を避ける事を目的として、形だけ診察してカルテに
「heart and lung n.p.」と書くためだけならば服の上から聴診器をあてさせていただいても、
ホンの少し前をあけていただくだけでも結構です。
直訴状681 (03/22/99) (医師)
直訴状676の患者さんへ
全身を診させられたその病院が一番まともですよ。
診断はまず1)身体を良くみること。2)患者から
経過をよくきくこと。が一番でそれから-検査です。
私の研修医の時の上司は患者を常に顔から腹部まで
しっかりださせて、触っていました。当然大変
です。腹痛などでは積極的に直腸診まですぐすべき
と、教わりました。 ところが、実際忙しいので服をちょこっと開けて診察
したり、ひどいとこでは服の上から聴診したりしてますね。
それで検査は山だったり。 医師の診察室でビデオがとられれたりなんて考えていたら
受診しないでほしいですね。
直訴状680 (03/22/99) (医師)
直訴状 672 ( 医療事務 ) の方へ。
貴重な告発・指摘だと思います。 患者カルテの氏名、家族構成、年齢、病歴などの情報は大事なプライバシーです。それを医療従事者以外の人々に見られて(見せて)しまうのは、患者さんおよびその家族への重大な信義違反だと思います。 ご指摘の病院の選挙関係者の考えとしては、想像しますに、選挙で勝って政治権力の一端を握り、地域の医療行政の改革・改善をはかるつもりなのでしょう。 「 目的がよければ、手段に少々問題があっても許される 」 と考えているのかもしれませんが、やはりこういう考え方は危険だと思います。 或いは又、 政敵(他の候補者)のやり方が、あまりにも目に余る(汚い)やり方なので、 対抗上、 「 目には目を、歯には歯を 」 でやりかえそうと考えているのかも知れません。 ただ、これもやや危険な考え方だと思います。
以前、小生も選挙にコミットしたことがあるのですが、選挙は人をしてやや異常心理に駆り立てるところがあります。 普段は常識もあり善良な人でも、ひとたび選挙となると 「どうして?」という性格・行動になる方もいます。いはゆる集団心理もかかわってくるようです。 あなたにおかれましても、今後も、 巻き込まれないようにしながら、必要に応じて告発を続けてください。
将来の(真の)改善への一歩となってくれると思いま
直訴状679 (03/22/99) (医師)
676に対して
医師として外来診察を一番楽にこなす方法は患者を裸にすることもなく、視診や聴診、触診などもすることなく、簡単に話を聞いて適当なクスリを処方しておくことです。ハッキリ言ってたとえ20歳代の女性でも「私なら」ばいちいち裸にするのは面倒です。衣類の着脱にそれなりの時間もかかりますからね。でも、中途半端な診察をされて、結局割を食うのは患者です。診察が不十分で誤診などの結果を招いても、患者が文句さえ言わなければいいですが、現実には「きちんと(裸にして)診察をしなかったから医者が重大な病気を見落とした」ということになりかねません。私は皮ふ科の医師ですが、顔の皮膚病変を主訴に受診される患者さんでもしっかり化粧をしてくる人もいますし、下肢の皮膚病変ですらパンストをはいたまま受診する患者さんもいます。もちろん化粧を落としたり、パンストを脱ぐようには言いますが、「今日は急いでいるからこのままでいい。」という方もおられます。昔はそんな患者さんと喧嘩をしていましたが、いまでは「この人は手抜きの診察でいいのね。」と内心思いつつクスリを処方しています。
今は日本の医師でも訴訟を恐れています。インフォームド・コンセントにしても私個人は医師の訴訟対策だと思っています(患者に十分な説明が必要無いとは言っていません)。ついでに言うと私は大学で教育を受けたのは10年以上も前のことですが、アメリカの医学部学生教育用のビデオを見せられましたが、(内科)診察では患者を裸にして徹底的に異常がないのか確認することが強調されていました。もちろん国民性や医療制度の違いがあるからこれをそのまま日本の現状と比較することは妥当ではないでしょうが、高額なお金(診療費)を支払うのなら徹底的に診てもらう「権利」があると解するか、恥ずかしいから診療は程々でいいです、という方を選択するのかは患者だと思います。
直訴状678 (03/22/99) (医師)
直訴状676の方へ。
あなたは完全に誤解しておられます。まず教科書的な事を述べれば、胸
の聴診は肺や心臓などの音を聴く訳ですが、女性の下着は実は心臓の聴
診に重要な部分を隠す位置にもあるのです(走ってどきどきした時、心
臓の拍動がもっとも触れるところを触ってみてください。ここも心臓の
聴診に欠かせないところですが、ブラジャーが重なる位置にあるはずで
す)。また肺の音も教科書的には左右各々数カ所が書いてありますが、
これも下着が重なる場所も含まれます。肺はブラジャーのある位置から
更に下にあるのですから。また視診ですが、皮膚病変も患者さん自身が
気付かない、もしくは実は重要な所見なのに患者さんが自覚していない
病気だったという事もあり得ます。場合によっては手術の跡から現在の
病気との関連を考えます。従って、教科書的に診察すれば下着があって
は十分な診察ができません。私は中学生の校医もしていますが、検診時
はあらかじめ下着をはずして上着を着させ、座らせてから上着を開いて
診察します(あなたの中学・高校時代はどうだったでしょうか?)。例
えば漏斗胸という胸の中央の骨がへこむ病気がありますが、もし検診で
下着隠れて見逃して異常なしとした場合、”あの医師は見ればしろうと
でもわかる病気もわからなかった”と思われてしまいます。乳がんの所
見の一部には視診でわかるものもあります。法的な事をおっしゃいます
が、下着をつけていて見逃して裁判にでもなれば、下着をとって診察し
なかったのが悪いと敗訴するかもしれません。さて、ではなぜ今まであ
なたが診察をうけた医師は下着のままで聴診したのでしょう?。(1)
患者さんが多くてとてもいちいち下着をはずすのを待っていられない。
(2)いつもみている患者さんなので、上に書いたような事のたいてい
はわかっているので簡単な聴診でいいと判断している。(3)下着をは
ずす事に不快感を隠さない患者さんなので、無用な誤解を避けたい。
(4)よけいな病気なんかそうそう出会うもんじゃないからいいかげん
な聴診でいいと思っている。(5)はっきりと胸の診察自体を拒否する
(実際におられます)。このどれかでしょう。私はできるだけ下着をと
ってもらいたい旨を伝えて診察します。でも患者さんによって(1)
(2)(3)のどれか、もしくはいくつかの理由で下着をつけたままで
聴診します。しかしさすがに少し前をあけた程度ではだめです。せめて
ブラジャー一枚までにはなっていただきます。ブラジャーの隙間からな
らかろうじて(十分ではないですよ!)聴診ができるからです。そして
法律的な事ですが、医療行為であれば、わいせつになりません。理由は
上に書いた事でおわかりと存じます。もちろん診察は医療行為でも、そ
の場面の盗撮行為は診療とはなんの関係もありませんから、完全に違法
行為ですが、これは論点がまったく異なります。実は男性医師の方々は
多かれ少なかれこのような誤解をうける可能性を考えたことがあると思
います。ある医療雑誌に載っていた記事を思い出します。ある大学病院
で、誰もが技術・人格優秀と認める医師が、初診外来で発熱でこられた
若い女性を診察したときのことです。その先生は教科書的にまじめに診
察しました。私のようながさつものにはとうていできない懇切丁寧な診
察でした。聴診、視診、触診を体の隅々まで行いました。結局風邪との
ことで薬を処方。しかし後に弁護士から内容証明で”依頼人が診察時に
わいせつな行為をされたとのこと。明確な解答がなければ訴訟にもちこ
む”という内容だったそうです。例えば”足のつけねを局部近くまで触
られた”というのが問題にされていました。これはそけい部のリンパ節
を触診したので(ある種の感染症や白血病などではれる事があり、発熱
もありえます)、通常はあまりやりませんが、発熱で大学病院に来たと
なれば、単なる風邪以外の病気の心配が多少なりともあって来院される
方がおられますので、初診では特に(普通の医師よりも)診察に手間を
かけるという考えもありますので行ったのでしょう。確かにたびたび診
療行為と称してわいせつな行為をした医師が逮捕され、マスコミに登場
します。我々にとってはあなたのような誤解を生む元凶であり、まった
く迷惑な話です。
直訴状677 (03/21/99) (医師)
医師には医師法で診療義務があることになっています。
診療を要請されたら、適切な理由がない限り診療すべき
ということです。 しかし、適切な理由がはっきりしていません。
1)酔っていたら診るべきではないそうです。酔って
診察して間違ったら訴訟では負けるでしょう。
しかし、田舎の病院でそんなこといってたら
だれもみてくれませんねー。
2)専門でない時はどうか。 これは悩ましいですが、適切な初期治療をすべき、
となっていますが、そんなERにでてくるような医師は
日本にはいませんよね。アメリカにも大都市にしかいません。
そうなると、果たして診療拒否が良いのかどうかは
判りません。心筋梗塞などはへたに引き受けない方が
結局は時間が無駄にならないわけですから。
3)疲れているのは理由になるか。病気は。
これは難しいですね。大体疲れていますから。しかし
判断能力が低下している自覚があれば断るべきと思う
のですが。
行政でしっかり救急体制を整えていないから
いけないのであって、労働強化、高齢化のすすむ
看護婦に夜間の救急入院をいやがるのを責める
気も最近おきないし、診療をことわる眼科などの医師を
責めてもどうしようもない。
直訴状676 (03/20/99) (患者)
東京に住む20代の女性です。 些細ですが、気になることがあるので直訴します。
それは診察を受けるとき、なぜ上半身を裸にして医師に見せる必要性です。
今まで診察を受けていたところは、少し前をあけるぐらいで、聴診器で見てくれ、
さらに必要なときは上着を脱ぐと行った感じでした。それならば納得がいくのですが、
この前診察を受けたところは、いきなり、看護婦さんに「失礼します。」といわれて、
ブラジャーまで、一気に脱がされました。大変屈辱的で不快です。
もう二度とそこには行くまいと誓いましたが、こういった行為は医師だからといって許されるので
しょうか。確かに看護婦さんに脱がされてますし、診察の方法としてはその医師それぞれの方法があるのかもしれませんが、昨今は医師の診察の様子までが盗撮され(もしくは医師が行う)インターネット上で流される時代です。またそうでなくとも皮膚病といったよっぽど理由がない限りはなるべく体を見せたくないのがふつうです。
また私のようなケースは準わいせつ罪にあたるのではないかとも思います。
法律に詳しい方、また医師の方のご意見を聴かせていただきたいです。
この直訴状に対するコメント その1 コメントその2 コメントその3 コメントその4
コメントその5 コメントその6
直訴状675 (03/19/99) (その他)
「患者に選ばれた医療が良い医療」を読ませていただいて驚きました。自分としては、
内科的治療で治るかも知れないものを、わざわざ身体にメスを入れるなどは到底考え
られませんが。自分が虫垂炎になったら、と思うとなんとも恐ろしいことだろう。ど
んな方法をもってしても判断不可能ならやむを得ないでしょうが、しかし・・。「医
師の側に改革のモチベーションが無いから患者に任せる」ということは、本当に患者
のことを考えているのではなく、自分達の責任を軽くしたいだけなのか、と思います。
人の身体に勝手にメスを入れておいて「勉強していない患者さんが悪いんだよ。」と
言っているのと同じですからね。私の妹が、出産予定日を過ぎたからといって陣痛促
進剤を使用したにもかかわらず、週末は先生がいなくなるからと聞かされ、週末の前
に帝王切開の手術を受けたことに、どうしても納得がいきませんでした。しかし、妹
自身は自分が長時間痛みに耐えられなかったかも知れないから仕方ない、と自分なり
に納得しているようですが。たまたま不勉強な患者がいたとして、それでも納得がい
くまで説明し、説得する。それが医療だと思っていましたが、現実は違うようです。
あまり言いたくはありませんが、外科医はすぐ切りたがるという話に改めて納得させ
られてしまいます。この様なことが当たり前にならないようにする為に、カルテの全
面開示を求めるしかないでしょう。それが、自分を含めた不勉強な患者らの為でもあ
るような気がします。668と669の先生には基本的には賛成です。ここまで来た
ら、わがままな患者の追加負担については、いたし方ないというのが私の考えです。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状674 (03/18/99) (医師)
医療の評価が議論になっていますが、これを「日本全体の診療レベルを高くするため」と捉え、別の角度から意見します。医療訴訟を増やすしかありません。このため、患者が医療訴訟をしやすくするような法体系にすべきです。嫌な方法ですが、客観的にはほぼ納得のゆく結果が得られます。日本には数多くの悪徳病院があり、彼らが診療レベルを大きく引き下げています。彼らはゴキブリの如き生命力を持っています。法制度などで保険収入が変わるようにして彼らを淘汰しようとしても、彼らは必ず抜け穴を見つけます。残念ながら性善説では駆除はほぼ不可能です。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状673 (03/17/99) (その他)
大学教官としての立場から投稿します。 古い投稿に対するものですので元の文を再掲載します(『』内)
『直訴状548 (12/16/98) (患者) 大学病院は教育,研究機関でもあることは承知していますが,患者には治療の一環のよう
な顔をして,研究用に組織を切除したり採血したりレントゲンをとったりしても問題ない
ものなのでしようか. 大学病院の実態を教えてください.よろしくお願いします.』引用終わり
「大学病院は教育,研究機関“でも”ある」というよりも,もっと正確には
「大学病院は研究,教育機関“である”」です。
ご質問に対する回答は,そんなことをやっているところもあるのが現実でしょうが,
「患者の同意なくその様なことはするのは倫理的に認められない」です。
『直訴状591 (01/27/99) (医師) 暴言です。
多額の税金を使って運営されている国公立病院と、民間病院を同列に扱う
な! 国公立病院を利用する患者は、民間病院の利用者に比べて、物的/人的にはるかに
多くの拠出を税金から受けている。 豪華できれいな設備、広い駐車場、多数のスタッ
フ、最新の医療機器。 これらは、民間病院でものどから手が出るほど欲しいが、経営的
な制約から 断念せざるを得ないものばかりである。
これらのサービスを受けるからに は、医学教育の実習材料となっていただく
だけでなく、薬剤治験への参加や、新しい治
療法の実験台となっていただくことを 義務とし、それを断る場合には、保険給付を受け
られないなどのペナルティを 課してもらいたいものだ。』
御自身で暴言と自嘲していらっしゃるが,表現が乱暴であるが,その内容は,
大学病院に限定すると道理です。 研究目的や方法など情報の開示,倫理委員会等による審議と承認,その過程の
情報公開,真のインフォームドコンセントなどに基づいて,患者となる人々は
研究に協力しなくてはならない。卒前あるいは(および)卒後教育に協力して
いただく事は,改めて言うまでもない当然である。
『直訴状595 (01/28/99) 〈患者〉
投稿591に対して 前段というかお怒りのご趣旨がわかりませんので気がかりは気がかりなのですがあなたの
結論は 少し過激ではないでしょうか。他の良識的なお医者さんに迷惑でしょう。現在国
立の付属病院を退院したばかりの私は怖くなりました。あなたのご主張が決して実現しな
いことを祈ります。』 正論に対して恐れを抱かれるというのは,これまでのわが国の臨床医学研究のあ
り方に問題があったからです。 情報の公開,研究の必要性と安全性を患者サイドに理解してもらうための努力
(則ちインフォームドコンセント)がまず必要です。患者サイドには,冷静に理
解しようとする努力と,大学医学部および附属病院の設置目的(研究そして教育)
の理解が求められます。その気のない人,自分だけがよければあとはどうでもよい
というような人は,ペナルティはともかく,お引きとり願う。民間医療機関へ行か
れればよい。医学の進歩のためには,人間の患者での調査や研究が必要なのです。
#591 の医師の主張に近いものが実現されなくては,日本の医学の進歩はない。
直訴状672 (03/17/99) (医療事務)
また、選挙の時期です。統一地方選挙がこの4月にあります。そして、******連合会系列の病院は***勝利の為頑張り奮闘します。そのためには、業務上知り得た情報をフル活用します。患者カルテの氏名、家族構成、年齢、病歴などの情報を選挙事務所に配り、票獲得の手がかりにします。これって、守秘義務違反にならないのでしょうか。選挙違反には引っかからない。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状671 (03/15/99) (その他)
私は、昨年11月に女の子を出産しました。元気な産声を上げ生まれてきましたが、翌日心臓に雑音とミルクを飲むときにチアノーゼがあるという事で国立病院へ搬送されました。一週間後には大学病院で手術も決まっていると言われ、安心していましたが、二週間・三週間経っても大学病院への搬送はありませんでした。「今日、明日で急変する状態ではありません。」と言われ続けながら、毎日、母乳を届に行きました。我が子を双眼鏡で見るしかできず、惨めな思いをしました。そんな状態の中、(生まれて23日後)急変したと電話があり慌てて病院へ行くとそこには、娘を囲み3人の医師がおり、その中の一人は、生まれてまだ一ヶ月にもならない、赤ちゃんの心臓をこれでもかと言わんばかりに心臓マッサージをしていました。胸は膨れ上がり、押されるたびに口,鼻から血が噴出し真っ青になっていました。押されている胸は、背中にくっついた状態でした。医師の両手が娘の心臓をつぶしたも同然でした。
その後、病院へ預けていた母乳と、入院時、持ってくるように頼まれていたおしゃぶりを取りに行こうと連絡をしたところ、母乳は捨てられ、たった一つの遺品であるおしゃぶりも看護婦が捨てたということでした。国立病院は、大きな病院だから遺族にもきちんとした対応をしてくれるだろうと私共の考えが甘かったと思っています。娘の死因入院していた時の状態も詳しく聞かされてません。養育医療券も県から発行してもらっていましたが、使用期間以前に亡くなったにもかかわらず、死んだ後の期間の請求書も届きました。保健所に行き、尋ねたところ、死亡した場合は、病院側からきちんと連絡があるとのことでした。娘が入院している時も、死んだ後も杜撰な対応をされ、悲しみと怒りが、混じっています。
まだまだ、書きたいですが、上手くまとまりません。
また、投函したいと思います。 文章がむちゃくちゃで申し訳ありません。又、目安箱の趣旨と違う内容かもしれませんが・・・・・
直訴状670 (03/12/99) (?)
664の方へ
子どもを育てながら働くと言うことは、何につけても大変ですね。
病気でなくても、仕事を休んででも行ってやりたいと思うときははたくさんあり
ますよね。 忙しい時期に限って、そういうことも重なってしまうもの。非情な環境の中で、
おつらいことでしょう。 うちは、「子育ては夫婦の仕事」と夫婦が交互に休むようにしています。今日は
私、明日はあなた、というように。母親だけが子どもを育てるという考えは、私
は受け入れられません。だって、私の仕事も、夫の仕事もどちらもそれぞれ大事
に思うからです。この考えは、夫も同じです。また、職場の仲間も理解があり感
謝しています。 あなたのご主人はどうお考えですか?
普段から、夫婦の間で共通理解できるように話をしておくことが大切ですよ。
それでも、どうしても急な病気で、しかもどちらも休めない時だけは、義母の助
けを借りましたが、そんな環境にあった私たちは、とてもラッキーだと思います。
友達の中には、頼む人がいなくて、時間・・・円のヘルパーさんを頼んでいる人
もいました。惜しい出費だし、かわいい我が子が病気なのに人に託するのは心苦
しいけれど、仕事を続けていく以上、多少の妥協もしなくてはと、割り切って考
えていたようです。 それから、あなたの職場には、労働組合はないのですか?誰も我が子を病気にし
たい親なんているはずがないのに、そんな発言をするなんてひどい!我が職場は
組合が強いので、そんなこと言おうものなら、即申し入れをして、改善を求めま
す。そんな職場では、子を持つ者は働けないではありませんか!!!
どちらにせよ、看護婦という仕事は、社会に欠かせない大切な職業ですよ。頑張
ってください。
直訴状669 (03/11/99) (医師)
668の先生へ。
私も同じ意見です。651で私が述べて、655の先生が答えたように(そして
662で再度私が述べたように)、655の先生の例で言えば経営的に(3)を優先させる病院に
なってしまいます。ただ、668の先生のような事を十分に説明し、患者さんが理解し、なおかつ
後顧の愁いを断つためにやりたいという場合は、手術の許される範囲だとおもいますが、それは今
回の論点とは異なる話題だと思います。”あなたの虫垂炎は手術しなくてもいいのです”と納得さ
せ(つまり患者さんの希望と一致するようになるわけです)、内科的に完治させるのが”いい医療
”だと思います。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状668 (03/09/99) (医師)
660の意見に反対です。「患者の満足が医療の目標」は賛成しますが、現在の医療経済情勢はそれを許しません。基本的には、予想される結果が同等であれば安くできる治療法を選択すべきです。それ以外を患者が望むのであれば、それは患者のわがままです。高くつく分は患者が支払う、というのであれば話は別ですが。内科的処置で治癒するであろう虫垂炎の症例を手術すれば医療費は数倍になります。そうすれば病院は儲かり患者も喜ぶ、と一見良い事づくめですが、医療費の無駄遣いの可能性があります。これを許してきたのが保険機構破綻の一因ではないかと考えます。医師も患者も「権利」ともに「社会の一員としての義務(この場合医療費節約)」を考えるべきです。
この直訴状に対するコメント その1 コメントその2
直訴状667 (03/06/99) (医師)
660の先生へ。
議論されているのは善し悪しの判断は患者さんだという事ではありますが、その
為には簡単に評価できるとは思わないでほしい、表面的な部分だけではないことを患者さん自身も
よく勉強して欲しい、というのが私の考えです。(651の医師です)
この直訴状に対するコメント その1
直訴状666 (03/05/99) (医師)
664の看護婦さんへ
病児保育をしてくれる託児所が職場にあるというのは、非常に恵まれた環境だと思います。我が
政令指定都市では病児保育をしているところはほとんどありません。
うちの妻も看護婦で、去年の10月から育休あけで職場(市立病院)復帰しました(長男が7か月のとき)。
しかし冬になり長男がしょっちゅう発熱し、何度も早退して(私も時々)迎えに行きました。
これでは仕事にならないということで、結局今年1月いっぱいで妻は退職しました。私より妻のほうが
少し収入が多かったので今後生活は苦しくなりますが、仕方有りませんね。実はうちの職場
(大学病院)でも病児保育を望む職員が多いのですが、実現は難しいようです。結局現状では
祖父母など留守番してくれる人がいなければ共働きは難しいということになってしまいますね。
直訴状665 (03/05/99) (その他)
664の方へ
こどもの病気を理由に休むと、いろいろと後腐れがあるのはどこの職場にもあることではないでしょうか?
でもあなた自身が「夫に仕事を休ませるわけにも行かない」といっているのは納得できません。
まるで、あなたの仕事は休んでもかまわなくて、夫はそうではないようではないですか。
御主人のお仕事が何かは知りませんが、看護婦の仕事よりもそんなに大切な仕事なのでしょうか?
直訴状664 (03/03/99) (看護婦(士))
子供がいたら、看護婦をやってをいけないの???
なぜかといいますと、私の勤める杉並区の某総合病院なのですが、
経営不振を理由に、職員のためにあった、託児所を閉鎖してしまったのです。
私の子供は、普段は保育園に預けているのですが、病気の時などは、
保育園では預かってもらえず、かといって仕事を休むわけにもいかず、
熱のある子供を連れて勤務先まで行っていました。
職場が病院とゆうことで、託児所に安心して預けていたのですが、
去年突然、託児所を閉鎖されてしまいました。
その結果、こんなことが・・・・・。 託児所がなくなってから、もちろん子供が病気をしないわけがありません。
主人が仕事を休んで面倒を見るわけにもいきませんし、かといって
小さい子供を一人で留守番をさせるわけにもいきません。結果、私が病院を
休んで子供の面倒を見るわけですが、次の日に出勤すると、看護部長が
「子供が病気をするのは、あなたの管理不行き届きですっ!」と・・・・。
挙げ句の果てには「子供のいる看護婦は、あなただけではないのですっ!」
こんなことを言われて、私はただただ謝るばかり・・・。今では、どう考えても
子供のいる看護婦をやめさせようと、イジワル三昧。。。こんなことが
許されるんですかっ!(怒) 今勤めている病院は、子供のいる看護婦が、たくさんいたのですが、
もういまとなっては、私を含めて数える程度。。。。(涙)
そのうち、私にも魔の手が伸びるんだと思います。。。
少子化問題が叫ばれている今日この頃、こんなんじゃ〜解決しませんよっ。
子供がいたら、仕事はしちゃダメッて感じですものっ!
怒りが、憎しみに変わりそうで怖いです。。。(^^)
でも少しだけスッキリしました。でも、怒りは収まりませんが。。。
どうなんでしょうか?私の考えは、医療従事者として甘えているのでしょうか?
この直訴状に対するコメント その1 コメントその2 コメントその3
直訴状663 (03/03/99) (医師)
ややネガテブな主張で恐縮です。 弁護士を雇って、証拠保全、裁判所に訴え出れば、その後は 「 正義 」 が実現される ( 例えば、損害賠償がきちんとなされ、医師・病院がよくなる etc. )という希望をもたれている方が、 少なからずおられるようですが、 本当にそうでしょうか? そうなってほしいのはやまやまですが、 あまり弁護士や裁判に期待をし過ぎると、 医療で 「 裏切られた 」と感じたように、 またも、 法律の世界に 「裏切られた」 とはなりませんか? 弁護士費用の高さとか、裁判期間の長期化は、 弁護士・裁判官の少なさが原因とも考えられますが、 そういう職種の人数を人為的に減らしている ( 希少価値を高める為のカルテル? ) 人々がいるからなのでは?
また、 訴訟自身にまつわる問題点はないのでしょうか? この問題点については、 弁護士の廣田尚久氏が 『 和解道 』 ( 朝日新聞社、1998,1600円 ) の中で 指摘しておられます。 よろしければ ご参考までに。
直訴状662 (03/02/99) (医師)
655の先生へ。651の内科医です。
誤解があるようなので、再度投稿します。先生の意見には私も全面的に賛成です。各々の順位、
その通りです。私は風邪で注射を希望する患者さんの例を挙げたのは、患者さんの為になる事をし
ても、誤解される場合があるというので、患者さんの評判でランク付けをしようとすると、まさに
先生の”経営的ランク付け”に従った医療になってしまう可能性があると述べたかっただけなので
す。(2)の、不可能ではないが(もっと安くて同じ効果があっても、顧客の注文と反するために
説明の手間がかかる方法より)、注文通りなので説明が楽で高価な方法をとろうという病院が評価
のいい病院になりかねないでしょう。そういう意味です。例示が悪かったかもしれませんが、そう
でしたら皆様にお詫び致します。評判で順位付けをするためには患者さん方もお考え頂きたいと思
ったのです。注射をしなかったからと言って怒らないでくださいね、その方が本当はいいことなの
ですよ、と解ってほしい、と言いたかっただけなのです。ただし、これは(2)より(1)をとっ
たのではなく、(4)をとろうとして説明したのに理解して頂けなかった場合という意味です。
(1)は”おれのやり方に文句あっか!”と言って、注射が不要な理由も説明しない場合でしょう
が、そういう意味ではありません。つまるところ、どんな制度でもそうですが、どのような医療評
価法を考えても、満点のものはありません。正確に評価される病院が9割の方法と8割の方法があ
れば、1割の病院には泣いてもらって、9割の方法をとるしかないでしょう。その際に、9割が9
割5分、6分になるには医療側だけではなく、患者さん方の理解も必要だという事です。
直訴状661 (03/01/99) (患者)
直訴状622・636の患者です。直訴状653と656の医師の方、RESをいただきありがとうございます。
>はっきり言ってズバリ本音です。私は10年内科医をしていますが、
>この患者さんを診た経験は研修医時代の1例だけです。
>すべての医師に10年に一度診るか診ないかの病気について、最新の知見を
>持てというのは現実問題として無理な話でしょうね。
653の先生にここまで、率直に言っていただくとつい「そりゃね」とうなずいてしまいそうになります。
>当院には常に200−300床の空床があります。
>緊急入院させるといえば、看護婦に露骨に嫌な顔をされ、
>翌日は婦長におこられ、ろくなことがありません。
656の先生のコメントが一番納得できます。なぜなら、「そんな馬鹿な!そのころ病院はガラ空きだったよ。」という他の病気の患者さんからの話を聞いているからです。
しかし、現実問題としてベーチェット病をよくご存じの医師にも拒否され、「経験が少ないので」という医師にも拒否されては、患者は泣きっ面に蜂。わずかな専門医の診察日を待って行くか、「ベーチェット病?ようわからんけど関係無い」と患者が詳しく聞こうとしても、問題にしてくれない大雑把な医師(私が以前実際に体験)、よく言えば鷹揚な先生の所に行くしかありません。たまに「ようわからんけど、何とかしてあげたい」と文献をさがしたり、専門医に教えを乞いにまで行って下さる医師もおられます。(会員で患者の親から感激の報告あり)こんな有り難い先生ごくごくまれですね。653の先生はこの中間の方で、根はやさしい方のように感じました。そのやさしい先生に
>その評価はあまりに悲しすぎます。 と書かせた老人病院の件ですが、結果だけ書きましたので、そこの医師を責めているようにとられましたが、むしろ老人病院というシステムのせいと思っています。
私が一番悲しかったのは2名の患者が、ベーチェット病をよくご存じの先生なのに「ここの看護婦はそれに対応する訓練が出来ていない、責任持てないからお断り」と断られて大阪の国立療養所に入院出来なかったことです。私が今回入院させていただいて、ここの看護婦さんなら、この病院のシステムなら、あんなことにはならなかったと強く感じたたからです。
この2名は他府県の国立療養所から転院または退院を迫られ(その時のいきさつは、書くと余計悲しく長くなるのでやめます。)大阪での入院先がその老人病院でした。先に亡くなった患者(この患者は全盲で、足が不自由でした。)が「お腹痛い」と看護婦に訴えていたのに、無視して報告しなかったからです。ベーチェット病には腸管型ベーチェット病というのがあって、重篤になる場合があると知らなかったようです。巡回した医師が診た時に(常勤医師がいなかったのでは?)「ここでは治療出来ない、すぐ本院へ」と系列病院に搬送したそうですが、時すでに遅しで手当の甲斐なく亡くなりました。もう一人の患者は、前日見舞った時には風邪気味だが、「まあ元気でしたよ。」と家族が言ってます。(この患者は言語障害があり手足も不自由でした。)その翌日痰が詰まって、ベッドの中で息絶えてから発見されたそうです。
人員不足で看護婦の巡回も極端に少なかったそうです。入院後まもなく私が見舞った時、先に亡くなった患者が「ともかく、病院と名の付くところを捜してほしいと、無理にお願いしたけど、僕の大きな勘違いだった。前の病院とは大違いだ。」と言っていたのが印象に残っています。
老人病院というのは、医師・看護婦が少ない人数で許可されるそうですね。その少ない定員をさえ満たしていなかったのではと思います。入院前に見学や打ち合わせをした時も、応対したのは事務長だけで医師の姿はありませんでした。
また、私たちの知らない間に別の会員が入院していたので、とばっちりで何か迷惑をかけるといけないと思うし、入院をお願いしたのはこちらで、何も言えませんでした。患者会はどこの病院でも、まるで人質を取られているような弱い立場です。10年以上前の話ですが、古い話だけではありません。今年になって、ある女性会員(享年55歳)の死亡報告がありました。先にあげた他府県の国立療養所で入退院を繰り返していたが、そのうち入院を拒否されて、この老人病院に転院したそうです。「亡くなった日の朝は起きて、雑誌をめくっていたよ」と同室の患者が話してくれたそうですが、病院からは「衰弱死」と報告があったそうです。
この会員は、患者会が関与しないほうが、追い出されたりしないのではと考えて、口を出さなかったので、病状の違いもあっかかも知れませんが、10数年長生きできたとも言えます。しかし、最後はこの老人病院しか受け入れてもらえなかったとは、悲しいです。いや、こんなこと言ってはいけないのでしょうね。その老人病院だけが最後を引き受けてくださったのだから、もっとお礼を言わなければならないのかも知れません。
患者会としては、厚生省に陳情したり、国会請願で各党をまわって紹介議員のお願いをしたり、時には寒中に座り込みまでしています。地方自治体に対しても同じように運動しています。しかし、病院そのものには、直接お世話になっているから、腰が引けて運動ができていません。
直訴状660 (03/01/99) (医師)
659の方へ
医師の常識としては承服しがたいこととは思いますが、「医療の善し悪し」と「患者の評価」は違います。
内科的に治療できる虫垂炎の手術をしても、それで患者が納得するならば、いいじゃないですか。
たとえ「手術して欲しい」という患者を「内科的に治療可能だから」といって、それで患者に不満が残れば
「医療としては正しい」かも知れませんが、「よい医療」とは言えないでしょう。
100%内科的に治療可能な虫垂炎ならばともかく(これを虫垂炎というかどうかは別にして)、
1%でも手術が必要になるかも知れず、手術の危険性が自分の成績等から考えて1%未満ならば、
99%内科的治療が可能でも、患者が納得さえすれば、手術することは適切なのではないでしょうか?
これまで議論されているのは、「善し悪し」を判断するのは医者ではなく患者であるべきだということではないでしょうか?
この直訴状に対するコメント その1 コメントその2
直訴状659 (02/27/99) (医師)
646の方へ。あなたのおっしゃるほど簡単なものではありません。たとえば腕の悪い外科医ほど虫垂炎の手術をよくします。そしておなかを開けてみれば手術は不要な程度の炎症ということがよくあります。でも手術後、あなたよかったねえ。もう少しであぶないところだったよ。と患者とその家族に言います。しかし誠実で実直な医者であれば、手術をしたけれど、実は手術は必要ではなかったと正直に伝えます。あなたはどちらの医者が人気がありもうかるか、またどちらがよい医者か、どのように思われますか。私自身よい医者の条件とは人間性も大事ですが、とにかく診療技術が確かであることと思っています。現状ではやはり治療実績の公表から始めざるを得ないのかなと思っています。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状658 (02/27/99) (医師)
611の方へ。
下痢はサイトメガロウイルスによるものかもしれませんね。注意が必要です。ロタウイルスのことですが、ロタはきわめて感染力が強く同室であればほぼまちがいなく感染します。以前私たちの病棟でも大流行したことがありました。ロタのこども達はひとつにまとめることがありますが、一人だけなら隔離が必要です。
直訴状657 (02/27/99) (医師)
老人近所の病院でなくなられた方、おそらくそれは院内感染か何かでしょう。たとえばMRSAとか。主治医が一度しかこなかったというのはあまりにもひどすぎます。いまだにこんな病院があるのかとあきれてしまいます。早速弁護士に相談して、できるだけ早くカルテの証拠保全をしてください。このような医療機関または医者は淘汰すべきです。
直訴状656 (02/27/99) (医師)
吹田市のたらいまわしの件ですが、私はたぶんその方が診療拒否された国立大学病院の医師です。当院には常に200-300床の空床があります。また医療技術の点で自信がなかったとも考えられません。原因は夜間の緊急入院というのは極めて大変なのです。緊急入院させるといえば看護婦に露骨に嫌な顔をされ、翌日は婦長におこられ、ろくなことがありません。昼間でもベッドが空いていてもちょっとやそこらでは、あらかじめ決まっている予定入院以外は入れてもらえません。いつも患者さんと看護婦の板挟みになりつらい思いをしています。もう内部の努力ではお恥ずかしい話ですが、どうにもなりません。患者さんからどんどん苦情を申し立てていただければと思っています。
直訴状655 (02/26/99) (医師)
: 651の直訴状の先生のご意見に首肯される医師は多いのではないでしょうか。
もっともな意見だし、医師として今まで培ってきた常識も「そのとおりだ」といっています。
しかし、それこそが648の直訴状で「改革されるべき」とされていることなのではないでしょうか?
一般の商売を考えてみましょう。 顧客の注文を、(1)店主の意見で断って客をおこらせるような店は最低だと思うでしょう?
それよりは、(2)不可能でないかぎり客の注文は受け店がよい店ではないでしょうか?
さらに、ビジネスとして考えると、(3)法に触れず、顧客が逃げないかぎり、多くの注文を出させる店が
優秀なのではないでしょうか??? しかし、(1)と同じように客の注文を断るのでも、(4)客を納得させ、喜ばせて注文を取り下げさせるのは、さらに優れた
店と言えないでしょうか? そのうえで(5)顧客に納得してもらえる最良の方法を提供し、利益も大きく得られる方法があればベストだけれど、
顧客の満足度と経済的恩恵とは比例しないのが現状でしょう。
現在の医療経済の問題は、客=患者にとってよい医療が(4)>(2)>(3)>(1)であるにもかかわらず
経営的には(3)>(2)>(4)>(1)の順番だということではないでしょうか。
そして医師も、気持ちの中では「(2)や(3)では、医師としての良心が許さない」とおもいつつ、
(4)にはなれず(1)になってしまうために、患者からは不満を持たれ、経営側からは認められない
といった状態になるのではないでしょうか?
そして、 >はいはいやりましょう、とやってしまえば簡単です。しかし必要無いからやらない、飲み薬で
十分ですから、と話して患者さんが怒って帰ってしまった
ら? というのは、(2)より(1)をとった結果でしょう。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状654 (02/25/99) (医師)
639の方へ
634にて大学院生の方が、「あなた本当に医者ですか?」と発言されたのは必ずしも人格攻撃とはおもえません。 628の方の発言が文体としても内容としても挑発的あるいは短絡的(失礼)、または医療現場を知らないようなので、つい相手方の身分(これは皆さん自称ですので)を確認したくなったのではないでしょうか?
直訴状653 (02/25/99) (医師)
Re 636)
吹田市内の某病院に勤務する内科医です。
お話の内容からすると、伏せ字にされた病院はいずれもだいたいどこの病院か、想像がつきますね。
>患者会の役員の中には「きっとその夜、どの病院の先生も、ベーチェット病?
>ウワーかなわんな、どこかよそへ行ってもろうてくれが本音やったんやで」と
>言う者もいます。
はっきり言ってズバリ本音です。私は10年内科医をしてますが、この患者さんを診た経験は研修医時代の1例だけです。滅多に診ない病気ですから、当然知識も乏しいです。最新の知見に基づく診療は正直言ってできません。
こういう場合、不完全な知識・技術のままでも、とにかく患者さんを診ることが正しいのか、あるいは『専門外』とあっさり断るべきなのか、いつも悩むところではあります。
私自身は、どちらかと言うと前者の立場でです。患者さんを何とかしてあげたいという気持ちは常に持っていますし、医師は正当な理由なくして診療を拒否してはいけませんから、どんな患者さんでも診察は断わりません。仮にベッドが満床であっても、『入院はできませんが』という条件つきで急患を受けるよう看護婦に指示しています。
けれども、知識や技術なし、気持ちだけで十分な医療ができないのも事実で、このようなスタンスで患者を診ていて最も恐れることは、まさしく、
>仕方なくある老人病院(40歳と41歳でしたが)に入院し、短い間に2名
>とも病院側の人員不足やベーチェット病にたいする知識不足から、死んでし
>まったことがあったからです。
という患者さんの評価なんですね。
この"老人病院"がどういう理由でベーチェット病の患者さんを入院させたのかは知る術がありませんが、もし、『ほかで入院を断られた患者さんがいる。困っているなら(十分な治療はできないかも知れないけれど、やれるだけやってみますから)、とにかく入院してください。』という考え方で入院させたのだとしたら、この評価はあまりに悲しすぎます。
自分は一生懸命やったつもりなのに、患者さんから評価を受けないとがっくりきてしまうのは当然で、こんなことになるなら、最初から『ヨソに行ってください。』と断ったほうがよかったのかなあとも思うでしょうね。
高血圧や糖尿病など、ごくありふれた病気の正しい診断・治療ができないというのは医師として失格ですが、すべての医師に10年に一度診るか診ないかの病気について、最新の知見を持てというのは現実問題として無理な話でしょう。
余談になりますが、いわゆる重症患者のたらい回し、エイズの診療拒否なども根は同じと思いますね。診療を断ればもちろん非難され、診療をしても非難される。結局誰にも感謝されない仕事は、いくらカネを積まれたってやりたくはないのがホンネです。
今後、医療訴訟が増えると、おそらく同様の診療拒否が増えると思いますね。ま、その頃には、『正当な理由なく診療を断った』と医療機関を訴える患者が出てくるでしょうけど。
直訴状652 (02/23/99) (看護婦(士))
DRの方々に質問です。 院内で多々に使用されている留置針(サーフロー)についてです。
持続点滴のときは問題にならないのですが、
点滴の日中消化でサーフローをヘパリンロックする場合
これによる感染率というのはどれくらいのものなのでしょうか?
以前働いていた病院ではあたりまえのように1週間くらい
毎日ヘパロックしていましたが、 今の病院はサーフロー留置そのものを高率な感染源とみなし
あまり使いたがりません。そのため一日何度も翼状針(トンボ針)で
さされます。他の病院では持続点滴以外の患者さんの点滴管理は
どのようにされているのでしょうか?ご意見をお聞かせください。
直訴状651 (02/22/99) (医師)
646の方へ。
私は644の方とは別人ですが。直訴状644のなラーメン屋の話を私なりに解釈
しますと、テレビで有名なラーメン屋もあってもいいが、わざわざ遠い店に行かなくても、近所に
小さな小汚いけれどもうまいラーメン屋があってよいと、
いう意味だと思います。従って、直訴 状633の競争による淘汰をラーメン屋の話に例えれば、テレビにも出ず、うまくもないラーメン
屋は潰れてもしかたないが、近所のちっぽけだけどうまいラーメン屋はあってもいいじゃないか、
という事でしょう。”「すぐ診てもらえて、ゆっくり話を聞いてくれるよい先生」は繁盛しないた
めに、 結局は淘汰されることになる”という皮肉な意味ではないと思いますが。”量ではなく医
療の質だけが経営に反映されるシステム”があれば苦労しません。確かに現在その方向で診療報酬
が見直されてはいますが、どうやって質を決めるかが難しいのです。たとえば手術の成功率でも、
難しい患者さんは大学に送ってしまえば、当然成功率は上がりますし。”「医療機関の規模によっ
て患者の数や治療内容に関らず報酬は定額”にすれば、患者さんが増えて経費が嵩めば経営は赤字
になります。”患者の評価によってその報酬基準が上下する」”のは”患者の評価”は何をもって
評価となすか、です。私は名もない民間病院(さしずめテレビには出ないがうまいラーメンを出す
近所の店、でありたいと思っています)の内科医ですが、よく風邪で点滴うってくれ、という患者
さんがいますが、ある程度必要な場合もありますが、普通の風邪では必要ありません。その場合
は、はいはいやりましょう、とやってしまえば簡単です。しかし必要無いからやらない、飲み薬で
十分ですから、と話して患者さんが怒って帰ってしまったら?。その患者さんにとって、点滴をや
ることなかれ主義の病院の評価が上がるでしょう。実際いろんな試みがなされ、外国でもいろんな
方法が行われていますが、なかなか一長一短です。実は私は直訴状630の医師ですが、そこにも
書いたように、人によって私の評価もいろいろです。ただ、国や現場の医療機関でも病院の評価を
どうやって行うかという行動は、実はすでに始まっています。しかし現在の日本では試行錯誤の最
中というのが正しいところでしょう。
直訴状650 (02/22/99) (医師)
639の方へ.
反応が遅くなりましたが,ご意見ありがとうございます.ただ,あなたも他の方々も勘違いされているのかなと思いますが,私が自分で反論したのは3つ位(内容を読めばわかると思います)で後は他の方の意見です.念のため.
直訴状649 (02/22/99) (臨床工学技師)
参りました.赤字で消耗品の購入どころか機器の修理まで所属長(麻酔科医師)に制限されるようになってしまいました.現在2台の人工呼吸器が故障しています.予算が無いから出来る限り修理を来年度に回したいそうです.人命に関わる物でいつ使用するかわからないのに使用できない状態でこのまま
置いておかなければならないとは.トホホ.どうにかならないものか別の医師に相談したら「金がないのだから仕方がない.人工呼吸器が不足してそのために患者が亡くなったってそれは事務の責任だから良いんだ」とまで言われてしまいました.どうしたものでしょう?
直訴状648 (02/22/99) (医師)
646の方へ。
おっしゃるとおり、矛盾といえば矛盾です。医療機関の競争を煽れば、良心的な医療をしているが、経営が下手で淘汰される医院が出るでしょう。僕も淘汰されるかも知れません。しかしここまで膨らんだ医療への不満を解消するには、ビジネス界で有効性が証明された方法、つまりお客さんの前で競争するという流儀を採用するしかないでしょう。医療にビジネスの原理は馴染まない面が確かにあると思います。しかし医師の側に改革へのモチベーションはありません。だから「残念ながらこれしかない」と書いたのです。僕はマーケット至上主義が万能とは思ってません。商売だって品質の優れたもの、売れて欲しいものが一番よく売れるとは限らないでしょう。
でも、それが市場の選択なら、少なくとも市場の不満は解消される。そうしないと、患者さんの不満は永遠に続くように思います。他の医師には聞いてもらえない話だから、ここに書きました。
直訴状647 (02/21/99) (医師)
薬剤副作用発現時の製薬会社の対応に関して、非常に不安に思うことがありました。
製薬会社の売らんかなの精神の前では、副作用はできるだけ軽く扱い、患者の被った被害などについては、
全く意に介さないようです。一外科医が抗議しても、全然真剣には考えてくれませんでした。
最初は、こんな副作用はしれたものだからと、厚生省報告は不要としていたみたいです。
****薬品工業株式会社のリ**ンによる肝障害発現時にです。
処方医は、39日間の長期にわたり特に患者に副作用の注意なしに投与してしまったようです。総ビリルビン3.4
GOT 198 GPT 416 という速やかに治療、重篤にならないように厳重に経過を見なければいけない数値にもかかわらず、自宅で安静にして1週間後にどこかの医療機関で血液検査を受けてくださいとしてそのまま自宅に帰したようです。副作用の注意を与えなかったためか患者に不信感を持たれ
処方医のところでの治療を拒否されたようです。MRの副作用に関しての情報提供が不正確、不十分であったのが原因(販売を伸ばそうとした意図的)であったことが後に判明したのですが、逆に処方医にも同情してしまいました。この経過を知ったのは、この患者さんが、処方医に言われたことを守って、はきけ、食欲不振などで、ふらふらになって、当院に血液検査をするようにいわれたからと来院されたからです。
この時、総ビリルビンは5.7 GPTは462
と増悪しており、高度肝障害と診断して入院加療としました。
厚生省に報告要と判断し、MRの来院を待ち、事情を聞いたところ以下のことを****学術部より言われてしまいました。
肝障害は1ヶ月で治るのだから、特に自宅療養でも、問題ない
そんなにたいした肝障害ではないのだから、そんなに問題にしなくても良いだろう。
副作用報告書は30日以内に出しさえすれば、当社としては何の問題もない。厚生省も形式さえ整っていれば、お役所仕事で片づけるのだから。
私とすれば、加療が遅れたために、患者さんの治療期間が延びたと考えられ、患者さんの被った損害を考えると、納得がいかず、再度、学術部に説明を求めました。
すると、*** 学術部長が、説明に来られた。
何だやっぱり、この経過では、患者さんに迷惑をかけたと認識し、謝罪の一つでもあるのかと思った。
が、来て説明することは、1週間の自宅安静で良いとは言わなかった、自宅安静で治癒するとは言っていない、
等の前言を翻す弁明ばかりであった。 副作用の早期発見、早期治療が重要であることなど全く自覚していないようである。
また、他症例の説明を受けた時、タモキシフェン、テガフール等のそれ自体でも肝障害をおこす薬剤が併用されていた症例があったので、そのことについて説明を求めた。すると、なんということであろうか、学術部長はそれらの薬剤について全く何の薬であるのかさえ知らなかったのである。薬剤の副作用の説明に来た学術部長が併用薬剤、それも肝障害をおこすかもしれない薬剤について全く知識がないのはどんなものだろうか?
人命に関わることであるのだから、もっと真剣に勉強してもらわないと困るとは思われませんか?
直訴状646 (02/19/99) (その他)
644の方へ
先生のお考えはよくわかりました。しかし現実的には、
直訴状644の>私はテレビで有名なラーメン屋も繁盛しないラーメン屋もあってよいと思う と、
直訴状633の>競争による淘汰あるのみ。
という言葉は、矛盾していないでしょうか?
医療機関の経営が診療報酬によっているのならば、患者が少ないこと=経営が苦しいことになるでしょう。
ある患者さんにとっては「すぐ診てもらえて、ゆっくり話を聞いてくれるよい先生」は繁盛しないために、
結局は淘汰されることになるのでしょうか?
とりとめもない話になってしまいましたが、「医療において、他の商売のような競争原理がなじむかどうか?」
ということが問題なのではないでしょうか?
むしろ、量ではなく医療の質だけが経営に反映されるシステムなんてのはどうでしょうか?
思い付きですが、「医療機関の規模によって患者の数や治療内容に関らず報酬は定額、材料や薬品は現物支給、
患者の評価によってその報酬基準が上下する」
なんてのはどうでしょうか?
この直訴状に対するコメント その1 コメントその2 コメント その3
直訴状645 (02/19/99) (患者)
先日62歳で母が亡くなりました。 当初、糖尿病から来る一時的精神障害と以前の病院での放置が原因で
記憶障害を起こしまた、寝たきり、喋る事ができない等の病状でしたが
県立のセンター病院に移し手厚い加護と家族の看病(精神的支え)で
ほとんど普通に喋る事ができ、杖で一人で歩けるようにまで回復していました。
家の近くの病院にリハビリの為再度転院し、2週間程は、見る見る元気になって行ったのですが
かぜかその他の菌が体内に入りそれが原因で免疫力が低下していたためか
悪化5日後に死亡しました。 まず、病院の中が不衛生、男女混合部屋、他の部屋及び看護婦が1日中騒がしい。
文句を言うと他の患者も、看護婦も話はします、と逆に言われた。
この時点で病院は変える事は出来なかったのでそこに任せてしまったのですが
悪化してから医者は死ぬまで診にきたのは、1度だけ
後は看護婦のデータとモニターのみ。 亡くなった日も、最後、呼吸が止まってから慌ててきて寝ぼけて対応していた。
こういう対応だと本当は、こんなに早く逝かなかったのではないかと疑ってしまいます。
病院のレベルもあり、そこでは普通の事かもしれないが、家族としては納得いきません。
点滴の投薬が原因で腎不全→死亡等余計な事を考えたくなります。
何か、カルテ入手等で分かる方法、他ご助言頂きたく、お返事お待ちしています。
直訴状644 (02/17/99) (医師)
638の方に。
異なる問題をゴッチャに書いて誤解を招いたようです。(1)結果が大事という患者さんもいれば過程が大切という患者さんもいる。どんな医療がよい医療かは患者さん次第で違う。だから普遍的な基準は設けたくても設けられない。「患者さんに選ばれた医療がいい医療」とはそういう意味です。しかし医者サイドも患者サイドも、それを許さない方向に向かっているのが現状だと思ってます。私はテレビで有名なラーメン屋も繁盛しないラーメン屋もあってよいと思うし、有名なことが即実力を表すとも思いません。ですが有名イコール有能と評価する向きが現実に多い。そしてそのような人々は、有名店で食べたこと自体に満足するのだから、それで不満は生じない。それでいいのです。「患者さんに選ばれた医療がいい医療」とはそういう意味です。(2)「おれは他の医者より優秀だ!」と威張る医者が、本当に優秀で、本当に結果が違うのなら威張ってよいと思います。しかしうまく行ったケースだけを発表し、不首尾のケースは発表しないのでは、本当に優秀かどうかわかりません。だからスキルを売っている知的労働者だ、プロだと主張する医師は、よい亜w)Cご泙畫管瑤離如璽燭鮟个靴堂爾気い佑噺世い燭・辰燭里任后・峽覯未脳”蕕靴堂爾気ぁ廚箸呂修ΔいΠ嫐・任后・覆。∋篌・箸和召寮萓犬茲衢ソ┐世箸倭漢鎧廚辰討い泙擦鵝・・蕕量砧呂気鯆亡兇靴討い泙后・崚饌舛發笋爐覆掘廚箸いΔ・蕕砲蓮⊆・・世韻藁祿阿箸六廚辰討い泙擦鵑茵・・w)LLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLw)倆齡蜴・蓖齡込糒・絏患・辯・鰲瘤・絎褓w)專纈ソ艱銓込酪F跛甎荻・・闕鞜・碎綮ヒ喇・凱芦・寳籬・゚・怏鈔阯・控・
*後半部分が文字化けしてしまいました、再投函をお願い致します。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状643 (02/17/99) (患者)
昨年、妻が中絶手術を受けました。これは、別途投薬を受けていたため、そちらの
主治医より堕胎を薦められた為です。このとき、紹介状を受領しそれを元に産婦人科
医へ行きました。 さて、年度末を過ぎ、確定申告を行う為に、医療費の領収書の発行を依頼しました。
妻は受領した覚えは無く、今となってはその事実を確認する手段はありません。すると、
産婦人科医院の院長は、「医療費控除の対象とはならないはずであり、再発行の必要は
無い」と主張しました。税務署にも掛け合い、中絶手術であっても医療費であるため、
医療費控除の対象となる旨確認を取りました。妻は3往復しましたが(電話ですが)、
らちがあきません。 医療費控除の申請はしなくても良いのですが、(昨年度の妻の年収が低い為)釈然
としないので、実情の確認と、このような時に仲介していただける機関をご紹介頂き度。
直訴状642 (02/17/99) (患者)
直訴状633の医師の方へ。
患者の立場ではありますが、同感です。 医療も結局はサービス業だと思いますので、自由競争による淘汰は必要だと思います。どういう淘汰圧をかけるかは、患者それぞれによって十人十色でしょう。医者だから偉いわけではなくて、良い医療をしてくれたから良いお医者さんだ、となるわけです。
一般的なサービス業だと、サービスの質が悪ければ(例えば品揃えが悪い、クレームなどの対応が悪い、商品の質が悪いなど)、はやらなくなって左前になってしまうことでしょう。
それから、日本の患者は医者に対してクレームを付けなさ過ぎるのではないかとも思います。これって、患者は医者に体を預けて治療してもらう立場ですので、不用意なことを言っては痛い目を見るのではないかといった不安から来る部分が多いみたいな気がしますが…。しかし、質の悪い医療を存続させてしまう原因は患者側にもあるように思います。
昔、ある医者に「薬があわないみたいだ」と言ったら、まず薬品会社のせいにして、それから私の気のせいにして、最後に「私の診断に不満があるのか」と激怒した医者がいました。そのときには「ええ、そうです。そういう態度でよく医者をやってますね」とけんかをして帰りました。もちろん、二度とその病院には行っていませんし、その病院の事を聞かれたら「独断的な医者だから辞めたほうが良いよ」と言うことでしょう。もちろん、良い医療をしてくれたお医者さんにもたくさん出会いました。患者は「物」ではなく「人間」なのです。
直訴状641 (02/16/99) (臨床工学技師)
医師の道筋が良くわかりません。医大、医師国試、医師免状、大学院(学位:これがわからない)、
博士号とは?、研修医(昔のインタ−ンのこと?)、厚生省の見解は?、卒業後の大学の身分は?、
私大病院の就業規則は?国公立大病院の文部省規定は?医療従事者として恥ずかしいのですが教えて
下さい。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状640 (02/15/99) (医師)
直訴状637の方へ:
以下の HP が参考になるかと思います。 http://www2s.biglobe.ne.jp/~uso/MOKUGI-A.html
一度ご覧下さい。個人的には訴訟の準備(証拠保全)までは
するべきと考えます。
直訴状639 (02/15/99) (医師)
医師・コメディカル関係について(1):今の所いまいち議論がかみ合っていない印象を受けます。問題を提起された大学院生の先生は議論の焦点を絞るべきだと思います。「医師の給料は安い、就労環境はこんなに悪い」事も言いたい気持ちはわかります。しかしこれは別の機会にしておかないと議論の焦点がぼやけますし、揚げ足取り的な攻撃を受けます。先生が議論したい本題は「医療関係者がもっと協力し合うためにどうすれば良いか」ではないでしょうか?「人間性の問題ではない」とは「この手の問題は『個人個人の人間性による』という(当然ではあるが)何の解決にもならない結論になりがちだが、それでは事態の改善にはつながらない。問題解決へ積極的な提言ができるような議論をしよう」という事ではありませんか?これも説明不足のため誤解されて議論が変な方向へ進んでいますし、また先生がそれに乗ってしまっているように見えます。
医師・コメディカル関係について(2):子の問題はもっと深く議論して良い問題だと思います。「みっともないから、もうやめよう」という意見が出ていますが、私はこの一連の議論でコメディカルの方々の気持ちが少しはわかりましたし、その意味で有益でした。みっともなくても良い、むしろみっともない議論の中にこそ本音が表れていると思いますので、もっと意見を聞きたい。最期になりますが、問題提起された大学院生の先生に一言。直訴状634での「あなた本当に医者ですか?」は良くないと思います。議論においては相手の人格攻撃はルール違反です。先生もいくつか人格攻撃を受けていますが、それは相手にしないでおきましょう。
この直訴状に対するコメント その1 その2
直訴状638 (02/15/99) (その他)
633の直訴状に 「肩書きや能書きではなく結果で勝負して下さい」「患者さんに選ばれた医療がいい医療」
と書かれました。正論ですねえ。でも、一体何を競争するんでしょうか?
どんどん医療がマニュアル化されている中、結果よりも過程が大事という意見もあります。
名医は一子相伝という時代ならともかく、「おれは他の医者より優秀だ!」と大声で威張れる医者は、自意識過剰なのではないでしょうか?
まあ、この国は選挙民に選ばれたいい政治家によるいい政治が行われている国のはずですから、どんな競争かはおのずと知れますが...
あくまでたとえ話ですけど、私は、テレビで有名な行列のできるラーメン屋より、あまり繁盛していなくても自分の好みに合ったところで食べたいと思うのですが。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状637 (02/14/99) (患者)
初めて参加させて頂きます。28歳、女、昨年2月6日に、横浜市の******病院にて、
第2子出産(帝王切開)しましたが、その際の麻酔ミス(epidural-spinal-硬膜外カテーテル)により、
右下肢RSDとなってしまいました。激痛・しびれ・allodyniaで、こてんぱんです。
現在まで、麻酔科を転々とし、治療して頂いてきましたが、一向に快方に向かわず、現在は、殆ど
寝たきり&松葉杖で、子供の世話は、昼は母が、夜は主人が代行してくれています。
私が、言いたいのは、やはり、自分で産んだ子供達すら、自分の手で育てられない体にされてしまった
ことへの、悲しみ、でしょうか。母も、年ですし、いつ迄もつか、不安です。又、医師から、
ごめんなさいのコメントが得られなかったことも、心の傷です。医療費も、すさまじいです(昨年
だけで68万円)。 訴訟は、しないつもりでした。でも、迷っています。もう遅すぎますか?
あと、真剣に『治りたい』と思っていますが、いい麻酔科(pain
clinic)をご存じの方、教えては 頂けないでしょうか。ちなみに、関東逓信病院・昭和大学病院・昭和大学藤が丘病院は、通院済み
です。 何卒宜しくお願い致します。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状636 (02/13/99) (患者)
622で直訴した患者です。ダラダラと長い文をお読みくださり、その上コメントを下さった629及び630の医師の方にお礼申し上げます。
629の先生のコメントまことに耳痛い思いで読ませていただきました。後日主治医からも「あの時は危なかったんやでぇ」と注意を受けました。私の軽率な部分も一部みとめます。患者仲間が泣きの涙で電話してきたとき、ドジな私の失敗談を面白おかしく話して、「だから、あなたはこんなことしちゃダメ、こういう風に注意してね。」と話すことにしています。今回のこともネタの一つにしましょう。患者同士で出来る癒しと言えば大げさですが、時には「患者にそんなこと言われても出来るかいな。先生方は患者の弱さや悩み、わかってへん」と共感を持たせて、話に引き込み相手を笑わせます。「ア、私笑ってる。いつの間にか笑ってる。久しぶりで笑ったわ。」と自分で驚く人もいます。そのあたりから、やっと落ち着いて聞いてもらえるので、ごく真面目な話に入ります。
@市民病院が診察もしないうちに「入院出来ないけど」と言ったのは、2回目の電話で「大分すいてきたから来てもええ」と言った時です。市民病院では医師も看護婦も、処置後の注意は何も言ってくれませんでした。その場の雰囲気から私もそれ以上何か尋ねる気を無くしていました。そして12月24日に開催された市当局(病院事務局も出席していた)との懇談会で、私の一件を問いただしましたが、「救急車で運ばれた患者のうち、毎晩6人ぐらい入院の必要な患者がいるが、その全員を市民病院だけで引き受けるのは困難です。」というような回答で、その患者たちに対してどう対応するのかは答えてもらえませんでした。
あの夜付き添っていただいた奥さんのご夫君、すなわち、ある市会議員さんは「このごろ市民病院に対する苦情が多くて困ってんのや、今の院長来た頃は意欲的によくやってくれてたけど、このごろ歳とったからかやる気無くしとんのや。それが下の者にも蔓延してなぁ。患者の歳聞いて入院断ったりしよる。」とこぼしておられたから、61歳という私の歳でも断る対象だったのかとショックです。しかし、これが本当の理由かどうかわかりません。
A大学病院には「昼間のうちに受診すべきでした。」はその通りかとは思います。長くなるので前の直訴では書きませんでしたが、退院後あの時の騒ぎが嘘のように体調も検査値もよくなっていたのに、12月1日の午後2時過ぎ、突然またもや寒気がして手が震え、次に40℃の熱が出ました。前にこりていますから、すぐに大学病院に電話しました。しかし、あいにく主治医は学会で出張中とのこと、それでも「何とか診ていただけませんか」と頼んだのですが、「近所の開業医さんにでも行ってその熱だけは下げてもらいなさい。そして、明朝来て下さい」と受付が電話をまわした免疫内科の医師に言われました。以前近くの開業医に「ベーチェット病があるなら、大きな病院へ」と言われた話もしましたが、「あなたは、緊急の時に駆け込めるホームドクターも作ってないのか」と言われてしまいました。それを言われると患者は悲しくなります。ベーチェット病患者であることもよくご承知で引き受けて下さる近医に恵まれればよいのですが、それがうまくいかないのが難病患者の泣き所です。大学病院は近いので、いわば私にとってのホームドクターでした。病友は遠路(鼻w)榮發任癸音・岼幣紂△泙拭・別據・・囮・w)LLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLw)倆齡蜴・蓖齡込闖鼡臼糂官・鼡・纉莅痲・闍uモ黼髷燥緕・ヒ陏蛹赱・・ヲ竢逅癆蛯跂・羊錨イ・瓜ユ蜴粹・キ稀w)の日本海側、山口、九州)通院しているのです。結局12月の時は、国立療養所を退院するときに残っていたからともらっていた「ボルタレン座薬を使っていいですか」とその医師に聞くと「その薬なら使っていいですよ」と言われ、その座薬で熱が下がり気分も多少良くなったので、次の主治医の診察日まで大学病院には行きませんでした。予約日以外の日に大学病院で受診するのは、どんなに大変か。なるほど、このごろは朝11時までに行けば、機械にカードを入れると受付票はでてきます。しかし、受診する科の受付では「何故予約日外に来たのか、あなたの主治医はいませんよ。」とかいろいろ嫌みを言われて、その言い訳に疲れ、カルテが届くまで時間がかかり、ほとほと情けなくなります。受付嬢も忙しいので、とてもやさしい応対が出来ないのはわかります。だから気分の悪い日には、なかなか病院へ行く気になりません。
「主治医が引き受けないと」は「当直医 」の間違いではないかと書かれていますが、「主治医」です、間違いありません。以前に私の主治医が「この間、夜中に患者さんに電話で叩き起こされてなぁ。病院にかけつけたんや」と話された時、何故救急車で来たというその患者さんが、先に主治医の自宅まで電話して呼びつけたのか不思議に思っていました。(その人は主治医でないとダメということを知っていたのでしょう。)私は府外に住んでおられる主治医に電話するのは遠慮しようと思いました。大学病院ならカルテがあるから、当直の先生が診て下さると思い込んでいたのです。これも勝手な思い込みだったようです。
私は緩解状態が長年続いていたので、多少たかをくくっていました。それで、反省し、今は無理をしないよう気をつけています。しかし、時間を選ばず突然、発作のごとく症状のでるベーチェット病。まず近くの開業医に行けと言われたり、主治医を叩き起こさなくても診ていただけたら、どんなに安心でしょう。
患者会の役員の中には「きっとその夜、どの病院の先生も、ベーチェット病?ウワーかなわんな、どこかよそへ行ってもろうてくれが本音やったんやで」と言う者もいます。こんなひがみが出るほど、私たちは診療拒否、入院拒否をたくさん体験しています。入院させていただいた国立療養所のことを「あそこだけはいやや」と言っていたのは、19年前に神経ベーチェット病で重症の会員2名が国立療養所の医師に入院拒否されて、仕方なくある老人病院(40歳と41歳でしたが)に入院し、短い間に2名とも病院側の人員不足やベーチェット病にたいする知識不足から、死んでしまったことがあったからです。介護に手のかかる患者
を入院させてくれる病院を友の会の力だけでは見つけられず、府の保健予防課の課長(医師)に頼んで、国立療養所にも頼んでもらったのですが、「神経ベーチェット病は難しいので、責任を持って引き受けられない。ここの看護婦はそれに対応するだけの訓練ができていない。私も大学病院にいたころ神経ベーチェット病の患者さんを担当して大変辛い思いをした。筋無力症やパーキンソン病なら引き受けるが、ベーチェット病だけはお断りする」と言われてしまったのです。この医師はダメ医師ではありません。休日を利用して、あちこちでいろいろな神経難病の無料相談会に行かれるほど、ベーチェット病以外の患者にとってはとてもいい医師です。しかし、拒否された側としては感情的にならざるをえません。2名の会員のお葬式には相次いで出席しました。霊前で「ごめんね、ごめんね。友の会に力が無くて、こんなことになって」と私は泣き続けていました。19年たった今も涙が出てきます。
このたび、私が入院して(その医師の科とは違いますが)看護婦さんたちの対応をみていて、ここに入院させてもらえていたら、あんな死に方はしなかっただろ
うと余計感じました。いずれ、亡くなったとしても、少なくとも私たちが納得し、心からお礼の言える対応をしてもらえたのではないかと思いました。その老人病院にも課長を通じて、お願いして入院させてもらっていたので、何も言えず「お世話になりました。」と挨拶しました。この2名のほかに、その後も、他の病院でも入院拒否や診療拒否された重症患者が何名もいます。厚生省に重症難病患者入院施設確保事業というのがあるにもかかわらず……
また、長くなって申し訳ありません。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状635 (02/13/99) (医師)
直訴状631の方へ。
急な容態の変化でしかも植物状態とのこと。お気の毒です。さて、この投稿
内容を私なりに解釈してみました。お母さまの経過は、正月に水の飲み過ぎによる呼吸困難で入院
し、すぐに軽快。CCUの外に歩いて出てもよい程の状態であった(CCUから3m外のトイレと
のことですので)。ところが8日に突然そのトイレで倒れ、現在植物状態である。現在の悩みは看
護婦や当直医の対応に問題があったか、呼吸器をはずして安楽死をさせるかどうかである。以上で
よろしいでしょうか?。さて、お母さまは80歳の時に心臓病のカテーテルの手術(心臓の狭くな
った血管を広げる治療のこと?)をなさったとのこと。それから3年と言えば、年齢的にも新たに
血管が狭くなっていたことは考えられます。もっとも通常の通院で何か兆候がなければ新たにカテ
ーテルはしないでしょうし、83歳ともなればなおさらでしょう。水の飲み過ぎによる呼吸困難と
は、心不全と解釈しますが、恐らく薬で尿量を増やして体の水を減らしてよくなったのでしょう。
急変したのは当然心臓が急にトラブルを起こした事が考えられます。もちろん脳梗塞も考えられま
す。CTではわからないほどの小さな脳梗塞は臨床的に判断するしかなく、MRIなどの方法もあ
るにはありますが、容態を考えるといろいろ動かすのは得策ではないかもしれませんので、そこは
主治医の判断にまかせるよりありません。脳梗塞としてもそれほど新たに有効な治療ができるわけ
でもありませんし。さて、以上のような事として、3年前にカテーテルをやった83歳の心臓が、
まっとうな治療をしていても急に悪化する、しかも心不全で入院数日であればありえなくはありま
せん。入院した日にそうなっていても不思議ではないでしょう。トイレまで歩いた時の状態を看護
婦が見ていなかったのが不満なのでしょうか?。まさかいくらCCUの患者さんとはいえ、CCU
内にテレビカメラを付けるところはあっても、トイレの中までテレビカメラを付けておく訳にはい
きません。モニターの状態と、患者さんの訴え(トイレにはナースステーションに通じる緊急ボタ
ンがあると思いますが、ボタンに気がつかなかったのか、それが押せない程の急変だったのかもし
れません)で判断するしかありません。モニターに異常を発見したか、実は緊急ボタンが鳴ったか
で、トイレに駆け付けたら倒れていたのかもしれません。その時のモニターの所見や発見時の容態
から状況を推察はできますが、どの程度容態が把握できるかはケース・バイ・ケースです。苦しい
と思ったらすっと意識がなくなったのなら、直前の状況は誰にもわかりません。CCUの設備があ
ればなんでも解る訳ではありません。また、当直医のミスとは倒れた後の処置に何か疑問がおあり
なのでしょうか?。それがこの文面ではわからないので、お答えのしようがありません。呼吸器を
はずすかどうかお悩みのようですが、通常はできませんよ。安楽死に裁判所の一定の判断がありま
すが、それに従っての事でしょうか?。
直訴状634 (02/13/99) (医師)
628の方へ.
あまり有用ではないゴミレスですが解説しておきます.好きで大学に残っている,学位が欲しいについては当たっていません(笑).前に書いたように現在全国の大学では大学院大学としてサバイバルが図られており,大学院生確保は大学としての方針であり強制です(これは大学によるでしょう).これについては脳外科・麻酔科等の専門医制度の確立した部門ではかなり反発があるものと思います.初期研修のローテート化した現在卒後数年の者を院生として呼び戻していますが,人事権が医局に握られている現状では拒否できません.まあ確かにいやなら医局と絶縁すればよいのですが.命令したのは医局長で教授ではありません.また,私は卒後半年で一般病院に出て臨床に専念しておりました.また大学に帰ってきてからも同じですので,臨床の腕を磨けというのは,いまさら言われても?ね.当然でしょう.研修医と違うというのはそのとうりです.一応十年目目前ですから(笑).しつこいですが,私の言いたいのは医療現場ではいろいろな状況があり得るということです.私の言うことが唯一の真実とは言っていません.これは注意深く稔押ししたはずです.・uク埜紊忙・崙癲覆泙気・・キ?・ですか?)に仕事を終えろって,あなた本当に医者ですか?
直訴状633 (02/13/99) (医師)
自分は医療労働者だと言われる医師の方、医療のプロフェッショナルと自認されている医師の方、肩書きや能書きではなく結果で勝負して下さいね。患者の皆さん、どんどん結果にクレームをつけましょう。それが医療の不満を改善する唯一の道です。医師サイドには自浄能力はありません。競争による淘汰あるのみ。患者さんに選ばれた医療がいい医療。残念ながらこれしかない。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状632 (02/12/99) (その他)
613ですが、医師への不満が多いねと書いてしまいました。社会は人と人との関係で成り
立っているものですから一部だけを正せばそれで済むというものでもありませんよね。
要は他人の言動や考え方をどういう風に自分が受け止められるか、という事でしょう。その為
にもこの様な相互間の情報交換はこれからますます重要な意味を持つだろうと思われます。
直訴状631 (02/12/99) (その他)
患者の立場かも知れませんが、北九州の権威ある病院にて、次の事があり、私の実母が植物状態になりました。今年の正月に呼吸困難になり、その病院に入院し、14日には退院と聞きました。
ところが、8日に突然、病院から電話があり、病院内のトイレで倒れ、無酸素状態になったとの事です。呼吸困難の症状は直ぐ良くなり、水の飲みすぎとの事で、本人は至って元気で、隣の患者さんと当日、文通の約束するぐらい元気でした。病院内のccuとトイレは3mしかなく、看護婦が気がつかなったかも知れませんが、その状態は明確に説明してくれません。
確かに本人は心臓病にかかっており、カテーテルの手術を3年前に行っていました。
83歳の年齢で、寿命と言えばそれまででありますが、息子の立場で言えば、なんとやるせない気持ちです。現在、脳幹は正常に働いておりますが、大脳機能はありません。
倒れた後、CTを測定したところ、脳梗塞でないとの診断です。
だけど、高熱が出ていたので、脳細胞の死のための熱だろうと直接の医師は言っております。
ただ、当直医のミスも考えられます。直接の医師がかばっているようです。
尚、この後の措置について、空気管を外すかどうか、迷っています。脳波は3回はかりOです。
但し、本人は時々、瞬きをし、あくびもします。管を筈時の苦しみを考えれば、何とも言えません。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状630 (02/12/99) (医師)
いろいろ医師とその他の医療従事者との関係が言われていますが、投稿文の内容は、それぞれ少な
くとも私の知る限りではあたっているところもあれば見当違いのところもありです。私は大学に十
年いて、民間病院に2回派遣され、今は実家の親の診療所を手伝いながら、民間病院に勤務してい
ます。ようするに直訴状626の方の言われるように人それぞれです。直訴状622の方が言われ
たように、”あそこだけはいやや”と思ったら”概ねよくしていただいた”のは何か個人的に以前
関わったその病院の職員が悪かったのでしょう。それは医師か事務員か看護婦さんか技師さんか知
りませんが。ダメ医師がいると言われたところで立派な医師もいれば、ここはいいよ、と言われた
ところにダメ医師もいます。また同じ人間の評価も人によって全く異なることもあります。私自身
も、ある看護婦さんに”私が入院したら是非先生に見てほしい”と言われたり、別の看護婦さんに
は性格的にあわなかったのか悪口を言われたりしました。前者がここに投稿したら、”大学病院に
こんなにいい医師がいます”と言うし、後者であれば”大学にもこんなダメ医師がいます”と言う
でしょう。上の文の”医師”を”看護婦さん”や”技師さん”に変えても同じことです。医師と他
の医療従事者との関係がいいとか悪いとかおっしゃいますが、例えば一般の企業でもどこそこの課
は楽をしているのになんでおれたちはこんな大変な目に合うんだという話はありうると思います。
まして、資格も業務内容も一般企業と比べて異なる職種があまりに多い職場ですので、お互いがお
互いの立場を理解しないとこういう話が起こりがちです。ダメな人間も優秀な人間も、医師にも看
護婦さんにも技師さんにも事務員にもいます。病院にはそれでは困ると言われても、残念ながらあ
る程度の数が揃えばどんなに注意してもダメ人間は出てきてしまいます。その人が優秀かそうでな
いか完全に就職前に解れ、というのもどだい無理な話ですし、簡単にやめてくれ、とも言えません
。病院も人気商売ですから、へたにやめさせるとありもしない評判をたてられたら死活問題ですし。
直訴状629 (02/12/99) (医師)
直訴状622の方へ。
大変な思いをされて、誠にお気の毒です。しかし質問に答える前に、あなた
自身も軽率であったと言わざるをえません。インフルエンザがはやっている今の時期ではないとは
いえ、40度の熱でたかをくくってはいけません。特に一人暮らしでひどくなったら病院に連れて
いってくれる人もいないのですし、ベーチェット病という特別な病気であればなおさら早めに受診
すべきです。そしてあなたは病気を発症して二日めの、しかも夜になって救急車で受診されていま
す。”こんなに悪くなるまで何で辛抱してはったんですか”と言った救急隊員の言葉をよく考えて
ください(彼等も限られた人数と設備で頑張っているのです)。昼間のうちに受診すべきでした。
これはあなたの質問に対するお答えにも関わってきます。(1)市民病院の件:”患者を診察もし
ないうちから入院出来ないと言った”というのは、最初に急病人が多いと断わった事でしょうか。
いくら新病棟ができようとも、ベッドは無限にある訳ではありませんから、満床であれば入院でき
ません。しかも急病人で多忙であれば、その時点であなたを受け入れたとしても、あなたを診察す
るまでにかなりの時間を要するので、他の手が空いている病院の方が早くみてもらえると判断した
のでしょう。そしてこれが前に述べたことと関わるのですが、昼間でしたらスタッフがそろってい
ますから、多数の急病人が来てもすぐに診てもらえたかもしれません。2回目に受診したときの対
応ですが、あなたは医師を追いかけられなくとも、看護婦さんなどに”帰る前に先生に病状を詳し
く聞きたい”と言えばいいことです。おそらくあなたはそんな気がまわるような状態ではなかった
のでしょうから、誰のせいというものではありませんが、投稿文の限りでは私もその数値がわから
ないので、その時の対応がどうかは評価できません。”検査値が非常に悪い患者を、入院ないし他
院に紹介を”と言われても、肝臓や腎臓や胆嚢の状態がその時どうだったのかもわかりませんし、
そこまでの検査はその病院では夜間はできないので、その時点では(症状から肝臓も腎臓も胆嚢も
悪いということが予測できなかった、もしくはそのような状態ではなかった時期では)わからなか
ったのかもしれません。そして一日分しか出ないというのは、夜間は昼間程十分な体制ではなく、
薬剤師もいないので、必要最低限の薬品しか置いてなく、翌日はその病院を含めたどこかの病院に
改めてかかる事を意味します。そういう意味を知らなかったと言っても、おそらく熱でうなされた
状態では、そういう注意をそこの看護婦さんなり医師なりにうけていたのを聞き漏らしたのかもし
れません。仮に一切そういう注意をうけなかったとしても、そんなにひどい状態で一日分しか薬が
ないのに翌日どこにも受診しなかったあなたの気持ちがわかりません。最初に救急隊員に言われた
ように、翌日の昼間にタクシーで(だめならそれこそ救急車で)どこかに受診(この場合、夜間に
受診し、検査もしている市民病院がいいでしょう)していれば、あらためてくわしく検査して、も
っと早く手をうてたかもしれません。しかも薬もきれて下痢もはじまっても主治医の診察日を待つ
のもいけません。市民病院にいくのがいやなら、主治医の診察日であろうがなかろうが、**大病院
に受診すべきでした。主治医がいなくても、カルテには最低限の情報が書いてありますし、研究班
に入っていた先生がいるのなら、そうでない医師もベーチェット病の患者さんを診た経験があるか
もしれません。もしくは昼間ならその先生の居場所を探して連絡をつけてもらい、今回のような対
応がもっと早くできたかもしれません。(2)**大学病院は何故、長年通院している患者を救急で
は拒否したのか、ですが、あなたも直接理由をお聞きになった訳ではないようですので、拒否した
理由が不当かどうかはわかりません。それこそ市民病院のように、すでに他の急病人で手一杯だっ
たのかもしれませんし、12年ほど前にすぐ診てもらえた時はそうでなかったのかもしれません。
主治医が直接引き受けない限り、ダメというのは主治医ではなくて当直医の間違いではないでしょ
うか?。また、仮にそうだとしても、主治医が連絡をとれなかったら放置ということはないでしょ
う。24日のように救急車を呼んで探してもらうことができます。最後に。きつい言い方かもしれ
ませんが、あなたが患者会の役員とのことですので、一般の方よりももう少し患者さんとしての常
識的なことを知り得るかただと思い、失礼ながらそのような言い方になりましたことをお詫びして
おきます。
直訴状628 (02/12/98) (医師)
だからそこの院生の人、好きで残っているんだからがたがた言わない。
週150時間労働、大変だと思うよ。だけど本当にきついんだったら、はっきりと上に言えばいいんだよ。
「僕にはできません。研究だけに集中させて下さい」って。
でも言えないんでしょ。学位が欲しいためにわざわざ大学院に行っているんだから、教授にいい顔していたいもんね。
ことばの端々に「俺達と研修医は違うんだ」って言う差別意識がにじみでているよ。
医療労働者だ何とかかんとか言ってるひまがあったら、きちんと勤務時間内で仕事を終える訓練をしなさい。
自分が遅くまで仕事をやっているんだから、みんなも残ってくれて当然なんて考えているのなら、
本当におめでたい人と言わざるを得ないですね。
学位を取ったからと言って、まわりのスタッフの受けとめ方は、全然変わりませんよ。
それよりもせっかく臨床系にすすんだんだったら、自分の腕を磨きなさい。
普段言うことを聞いてくれない看護婦さん達だって、心の中では、優秀な医者と仕事がしてみたい
と思っているはずです。 まだまだ将来のあるみなんだから、もっともっと広い視野で、世間を見て下さい。
医学部や、同業者の概念の中に閉じこっもっていてはこれからの時代は絶対に乗り切れませんよ。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状627 (02/11/99) (医師)
医師が職場の人間関係に無神経だと誤解されたままではいけないと思い一言。気を使ってますよ。個人差はあるでしょうが。
直訴状626 (02/10/99) (看護婦(士))
私は高校を卒業して東京の大学病院付属看護学校を卒業、そのままその大学病院に勤務、その後結婚などで地方のベット数100床の個人病院、訳あり現在は老人関係の施設に勤務していますが、仕事上と家庭の事情とでこの市に一つしかない総合病院の内部をかいま見る状況にあります。
最近このページで医療従事者の有りようについて論議されていますが、結論で言ってしまえば月並みですが、人によるとしか言えないと思います。ただ私の過ごしてきた各現場を見て嫌な人と思うのは自分を省みる事がなくおもいあがっていると思われる人、自己の有りように対し疑問を持たずまたそれに対する気づきのない人ですね。それは医者とか看護婦とかに限りません。例えば今住んでいる所の総合病院はこの辺りで一つしかなく公務員的な存在の所ですが、そこに勤めているだけで偉くなったように思っているのではないかと言いたくなるような事務職員・看護婦(もちろん中には優しい人も居ますよ)。インフォームドコンセントなんて何語か分からない田舎のおばさんに「これはインフォームドコンセントです」と専門的な事を説明するお医者さん。でもね、この医者さん休みもなく動き続けている事も私は知っています。だってその科で一人しかいないんですもの。
大学病院にいたときだっていろんな人がいました。いかにも良いところのお坊っちゃん育ちと言うような人から自分の受け持ちの患者さんが亡くなったと食事も喉に通らない人まで様々でした。
大学病院しか知らない看護婦は温室育ちだとその当時言われムッとした覚えがありますが、今振り返ると、そういわれても仕方ない面もあったようにも思われます。
とりとめもなく書いてしまいましたが、せめて一人になったときだけでも、自分はこれで良いのかな?と立ち止まれる人間で有りたいと思います。これは何も医療従事者だけに限ったことではありませんが
人の命やプライベートに深く関わる仕事である以上、余計に要求されても仕方がない事と思います。
この手の問題はあらゆる要素が入り交じっていて一言で解決するような物じゃないとは思いますが、感情的になることだけは避けたいものです。
直訴状625 (02/09/99) (医師)
直訴状569の方へ。
ステロイドの内服や点滴等を長期間にわたって行うと、早産になったり
赤ちゃんの体重が少なかったりすることがあるといわれています。しかしその可能性は
非常に少なく、通常の使用に関しては産婦人科の先生と話しても問題ないといわれます。
つまり全く薬を服用していない妊婦さんの場合と同じと考えられています。
喘息の妊婦さんの治療は第一に吸入ステロイドを中心とした局所投与です。その次に
テオドールなどのキサンチン製剤といわれるもの、それでも発作が続くときステロイドを
使います。現在他の薬を使っているということですが、その薬は大丈夫ですか?
妊娠の後期であれば奇形が発生することは通常ありませんが、中には毒性のあるものもあります。
内服よりは吸入薬の方が胎児への影響をほとんど考えなくて良いですし、治療効果も高いです。
また、ピークフローメーターを使って状態の把握をしていますか?是非ご自分の状態を
把握して治療すべきと思います。 あとは産婦人科の医者ともよく相談して、呼吸器科の医者と共同して治療を
してもらった方が良いと思います。
直訴状624 (02/08/99) (医師)
そろそろこの話題もお開きにしないと愚痴とひがみの掛け合いみたいで
みっともないですね。 だいたい病院勤務の医師はいくつになっても基本的にはぼんぼんばっかりです。
口ではへりくだったことを言いながらも変にプライドが高くて
周囲のスタッフや患者さんに何か言われたらすぐにカッとなってしまう人の方が多いですね。
はっきり言って「みんなが僕の言うことを聞いてくれないんだよ〜」とごねてるだだっ子と一緒です。
患者さんは病院の看板に頭を下げているのに自分が偉くなったと勘違いしているんですね。
まわりのスタッフがついてきてくれなかったりするのは自分に実力がないことを思い知るべきです。
開業したら嫌と言うほど自分の力のなさを思い知らされています。
これからは研修医は病院とかにアルバイトに行くよりも開業医の夜診を手伝ったりして、
医療経済と社会性を身につけていかないと本当に時代に取り残されてしまうよ
収入に関しては科によってまちまちなので何とも言えないでしょう。
時給換算すれば安いとか文句言ってるけど、それでも水商売に次ぐぐらいのいいペイだと思うよ。
好きで大学院にのこったんなら文句を言う権利はありません
アルバイトの口もないような科だってあるんだから。
直訴状623 (02/08/99) (医師)
621の方へ.
しつこいですが,私がこれまでうだうだと愚痴を言ってきたように医師にもそれぞれの立場があるのです.このHPを見られて,やはり医師の人格・識見が足りないのだというステレオタイプの結論ならば私は悲しいです.人格・識見を磨くべきなのは全ての人であり,別に医師に限ったことではないでしょう.医師の人格・識見が高いとは言いませんが,別に特に低いとも思いません.個人的には医師は単なる医療労働者であり,nobleなどではないと思います.医療問題を全て医師の責任にしてしまえばいいのでしょうか?医師強者論に立って勧善懲悪の態度で全て解決するのですか?一週間に120時間労働なんて想像できますか?しかも,それについては無給なのですよ.臨床系の院生なので患者さんを受け持つことには異議ありませんが,本来は医員(日雇い非常勤扱いの医師.大学での医師の最多数派)の仕事なのです.あ,これは医局内の問題ですね.とにかくもう少し,広い視野で医療問題を見て頂けませんか?
直訴状622 (02/08/99) (患者)
病歴ウン?十年のベーチェット病患者です。初めて書かせていただきます。
病歴は長いのですが、昨年7月に23年ぶりに緊急入院するような症状が出て自分でも驚きました。その入院する5日前に救急車を頼んで、いくつかの病院で診療拒否されたことで、みなさまにご意見をお伺いしたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。
7月22日夕方、突然寒気がして暖かいお茶を飲もうとしたのですが、手が震えて湯飲みもまともに持てませんでした。私にとってこれは全く初めての経験です。そのうち熱が出てきました。平熱は35.5℃ぐらいなのに40℃をこえていました。しかし、寝ていれば良くなるだろうとおとなしく寝ていました。最近は高熱出してないが幼少から熱には強く、大したことにはなるまいとたかをくくっていたのですが、食欲も無くなり同じようなことがその後何度も起きて、さすがの私もこれはただ事ではないと、心細くなってきていました。(一人暮らしなので)
24日夜9時ごろ、たまたま新聞代の集金に来られた近所の市会議員の奥様に、お願いして救急車を呼んでいただきました。救急車はすぐに来てくれました。
救急隊の方が「我々は**市のものですから、まず市民病院に連絡します」と市民病院に連絡してくれましたが、「今急病人がたくさんきているから、他の病院へ連絡するように」と返事があったらしく「どうしますか」と聞かれたので、「私は、**大学病院内科に通院していますから」と診察券を渡しました。
「ベーチェット病患者さんで、熱は40.4℃、脈拍は124……。診察券番号は……」と連絡してくれている声を聞いて安心していました。ところが、あちらへかけろ、こちらへかけろと**大病院に振り回されて、3度目にも拒否されたらしく、また「どうします」と聞かれたので、「南千里の救急象整に頼んで下さい。」と言いました。そこも拒否、理由は不明。私の住んでいる千里地区は車で10〜15分以内に行ける大病院がたくさんあります。その次頼んだ病院も拒否。「もうこうなったら小さいけど一番近い病院に頼んでみましょう」と民間の**病院に連絡してくれたのですが、そこも「ベッドがないから」(理由がはっきりしていたのはここだけ)と断られました。その間も救急隊の人は「奥さん、こんなに悪くなるまで何で辛抱してはったんですか。遠慮せんともっと早く僕らを呼んでくれはっ
たらよかったんですよ」と励ましてくれていました。「もういっぺん市民病院にかけます」と言って連絡してくれました。「さっきは混んでたけど、今は大分すいたから来てもええ、入院出来へんけどと言うてます。ともかく行きましょう」と言って救急車はやっと走り出しました。この間約30分救急車は方向が決まらないので全く走り出せなかったのです。
市民病院に着くと、「熱が高いから、熱を下げる注射をしましょう。それから、そんな様子では2,3日ろくすっぽ食べていないだろうから、それを補う点滴をしましょう」と言われ、その点滴を受けている間に若い医師がベッドのそばに来て「検査したら炎症反応が非常に強くでている。ここは1日分しか薬出せないからロキソニンを3錠だけ出しておきます。」とだけ言って、その医師はどこかへ行ってしまいました。炎症反応が強いとはどのくらいなのか、他の検査値はどうなのか、聞きたかったのですが、こちらは点滴中で医師を追いかけることは出来ません。点滴を終わったところで、ただ一人その部屋にいた看護婦さんは「はい、帰っていいですよ」と私を追い出しました。救急車を呼んで、そのまま付き添って下さっていた奥さんが薬を受け取り、タクシーを呼んで自宅まで送って下さい
ました。私は親切な奥さんに礼をのべて、何がなんだかわからない思いを抱いたまま、寝床にはいりました。
翌日になってロキソニンを飲んでも、一向に良くなりません。しかも、翌々日には下痢さえしだしました。でも近所の開業医に行く気にもならず(以前受診した時、ベーチェット病があるなら大きな病院へ行って下さいと言われたため)、**大病院の主治医の週に一度しかない診察日を待つことにしました。私の主治医はベーチェット病の研究班に入っていますが、今は医学部ではなく別の部の教授で、他の病気の研究班班長も兼ねていて超多忙です。その主治医を電話で捜しだして、症状を伝えると「それは大変だ、すぐ入院して点滴せなあかんが、**大病院には部屋が空いてないので、病院探すから明日必ずおいでや」と言われました。28日に**大病院へ行って診察と検査を受けました。検査値はその2週間前に「検査値めちゃくちゃええがな、しかし、あんまり良すぎてかえって気持ち悪いな」「そうですね、まさか誰かのと間違った訳でも無いでしょ」と笑い合っていたのとは大違い。岬勿愽姐渺300→856、crp浪貼→25、そのほか肝臓も腎臓も胆嚢も大変悪いという検査値がでていました。その上、主治医が入院を依頼する電話をかけてもいくつか断られ、私が事情があって「あの病院だけはいや」と言っていた国立療養所***病院に「いやや言うても、よそに断られたらしようないやろ。僕のよく知ってる先生がいるから」と頼んで下さり、ようやく入院先が決まりました。
翌29日***病院の玄関に着いた頃には、精も根もつきはてていて「病室教えますから行って下さい」と言われた時には「もう自分で歩けません」と言って病棟の看護婦さんに車椅子で迎えに来てもらったほどでした。***病院では「あそこだけはいやや」と言ったのが申し訳ないほど、「**大病院からの預かり者やから」という言葉も若い担当医から漏れましたが、概ねよくしていただきました。
終わりよければすべて良し。何が文句あるのかと言われそうですが、私は患者会の役員もしていますので、この一連の出来事は友の会の病友に少なからぬ衝撃を与えました。「いつも通院してるのに*大病院が救急で断るなんて、私ら入院も出来へんのやったら、どないしたらええのんやろ」と何人かに言われました。
@**市民病院が何故、患者を診察もしないうちから入院出来ないと言ったのか。
検査値が非常に悪い患者を、入院させられないとしても、どこかに手配する事 は出来なかったのか。以前から他の難病患者の方と一緒に**市に、毎年病院 に対してもいくつか要望を出してきていたが、いずれの要望も今は手狭、いず れ新病院が出来たらと言われつづけていたのに、新病院でこの有様です。
A**大学病院は何故、長年通院している患者を救急では拒否したのか。12年 ほど前に一度だけ、夜遅く救急車で行った時には、到着すると私のカルテも出 して玄関に医師(主治医ではない)が待ちかまえていてくれたので、拒否され るとは夢にも思わなかった。(だから、主治医にその夜連絡もしなかった。)
**市へ新築移転してからシステムが変わったのか。最近、看護婦さんに聞い た話では、主治医が直接引き受けない限り、ダメとのこと。主治医が連絡の取 れない場所にいたら、患者は治療も受けられず放置されるのですか。
*普段の私なら、誰が拒否したのか、どんな理由なのか、しっかり確認するのですが、かなり弱っていたのでそれが出来ていません。誰に責任があるのか、私が抜かっているのか。ご意見およびアドバイスをお願いします。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状621 (02/07/99) (医師)
618の方へ.
この問題は本筋から離れるのであまりつっこんだ議論はしたくないのですが(前に言ってることと違うか?笑!).確かに現在はっきり独立行政法人化される方向にあるのは郵便事業等で,国立学校の独立行政法人化は「決定」はしていません.しかし,約13万人の職員を抱える国立学校は行政改革の大きな柱と目されています.昨年も話題になっていましたね.また,その主たる対象は「国立大学」で,「大学附属病院」どころではありません.また,これとは別に国立病院(特に療養所),一部の新設国立医科大学の廃止も検討されています.採算性についても既に増収の試みが具体的になされています.例えば病床稼働率ですが,満床にしたら重症患者が受け入れられなくなるのにね.恩給というのは冗談ですが,正規職員が国家公務員共済組合に加入しているのと異なり,大学院生は学生であり国民年金への任意加入ですね.つまり加入していない人もいるわけです.ここのところが,おわかりではないようですね.お願いですが,もう少し私の立場も理解して下さい(本気ですよ).全国の医学研究科博士課程の学生の年金加入率をご存じですか?また,医療災害についてですが,看護婦等が針刺事故を起こせば労災扱い(当然ですが)なのに,私がしたら国保の3割負担です.将来肝炎・肝癌になったらと思うと..ね(労災には当然なりません).厚生年金・公務員共済と国民年金・国保の給付の違いについては言うまでもないですよね.当たり前ですが,まだ25年の払込には道のりが遠いです(笑).数人の院生に聞いてみましたが,一人も国民年金に加入していませんでした.また,あなたが公立病院の事務の方なら卒後3年目以上の研修医扱いの医師がいるのは変だと思うはずですが,これがいるのですよ.私の後輩には大学近くの国立療養所に5年目の研修医扱いの者がいます.県立病院にも同様の者がいます.予算の関係上でしょうが.
この直訴状に対するコメント その1
直訴状620 (02/07/99) (その他)
患者(一般人)から見てやっぱり医者と看護婦さんたちは中が悪いというのが確認できました。医者は最近は医療訴訟とかで患者との信頼関係も無い様なので人格と見識技術を練磨してください。
直訴状619 (02/06/99) (医師)
直訴状590の看護婦さんへ
指事書に書いてあったら、プロからみてとんでもない
間違いでない限り、それを遂行するのが看護婦の仕事です。
それが医師が楽だとかそういう意味でとらえるのは、
どのように貴方は指示をだして欲しいのでしょう。
プロの仕事というのは仕事はプロとしてその領域
においてしっかりやるべきで、今後医療訴訟も
増えそうな時代には医師は診断、治療方針の決定。
できれば、しっかり論文などを読む時間も仕事に
すべきです。 あと、もう一人の方。人間性はそれぞれの感覚
ですので仕事にはもちこまなきゃいいのですよ。
直訴状618 (02/06/99) (その他)
行政改革の大綱でも、国立大学病院の独立行政法人化は謳われていなかったような気がしますが。
たとえそうなっても職員の身分は国家公務員だし、年金(恩給はちと古い。今は下賜されるんじゃないのよ)は当然もらえます。もっとも、日本国民なら原則として皆年金がもらえます(あなたも含めて)。こういう些細なことが議論の信憑性を左右することもあります。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状617 (02/05/99) (医師)
研修医と言う制度はあっても「研修看護婦」と言う制度はありません。この両者の
関係は一般の企業にある「正社員」と「アルバイト」あるいは「派遣職員」
というのとよく似た関係にあると思います。正社員がアルバイトや派遣職員を一段低
く見るのと同じですね。看護婦は正規職員ですが、研修医は「日雇い」です。給料も
身分保証も天と地の差があります。経営者(病院当局)も研修医や大学院生は安価な
医療労働力として考えていますので、看護婦の仕事までも研修医にさせようとします
。私が病院経営者であってもそうします。この傾向は特に大学病院で顕著です。
研修医を一番多く抱えているのも大学病院ですから当然です。
しかし、医師がいなくては病院経営は成り立ちません。その医師がたとえ研修医
であってもです。日本の医療制度ではほとんどが医師の指示によってのみ医療機関に
収入が入ることになっています。検査技師がいくら頑張っても、医師の指示なしに
患者に検査をすることはできません。そのあたりがco-medicalの不満なのだと思
います。診療内容によっては、看護婦や検査技師などが独自の判断で行なえる
診療行為や患者指導があってもいいようにも思います。
このようなco-medicalの不満のはけ口か研修医や大学院生に向くのは当然です。例
えば看護婦への指示は3時半までにしろとかですね(病棟の受け持ち医はほとんど
研修医です)。大学病院のことは知りませんが、一般病院では医師が外来診療担当日
の場合には、診療が終了する時刻が5時、6時になることもあります。それを見越して
外来診療前に病棟回診を済ますことが多いのですが、それでも患者の状態
によってはどうしてもそれ以降に指示を出さねばならないこともあります。もちろん
看護婦サイドの事情も分かっています。しかし、一律に指示受けの制限を設けて患者
よりも自分の仕事を早く切り上げることだけを考えるような態度は問題があります。
この傾向は大学病院で顕著ですね。私が一時在籍した大学病院では午後3時半
になると看護婦は指示簿を隠していました。もちろん医師と看護婦の関係
はぎすぎすしたものです。アフターファイブといっても5時には医師の仕事は終
わりませんから、看護婦とプライベートで話
をするということもまずありませんでした。そんな状況で本当に「患者本位」の医療
が行われるのかというと、ひじょうに疑問に思います。
直訴状616 (02/04/99) 〈医師〉
610の方へ.
私も町立病院(人口7千人位)に勤務していましたが,卒後4年目なのに研修医扱いで(つまり非常勤職員.ボーナスもなし),月給(本当は日払い)は30万円弱でした.失礼ながら,事務の方の倍以上の勤務時間と思います.これで優遇されていたとおっしゃるのでしょうか.十分僻地といえる所でしたが(地元のみなさん,すみません).法規の問題は,もし現状で問題があるならば改正すべきであり,議論を避けるべきではありません.このことは准看問題でよくわかると思います.また,医師が
noble などとするべきではありません.むしろ医師も単なる医療労働者として労働条件の適正化に努めるべきと思います.これまで私が何回も説明してきたように,一元的に医師が強者だ,優遇されているというのは,あまりに一方的な見方です.最近よく節税にマンションを投資目的に買いませんかという電話がありますが(爆笑!),これも医者=開業医=金持ちという短絡化した誤りです.そもそも医師が一枚岩なわけはないでしょう.いろいろな立場がありうるのです.一般的に医師は優遇されているから,おまえも我慢しろって本気で言ってるんですか?開業医の脱税は医師全体の責任なのでしょうか?そんなことはないと思いますが.繰り返しますが,私の言いたいのは医療現場でもいろいろな状況があり得るということです.大学病院は医療現場のなかでは明らかに例外的なところです.その中での一例を提起しているのです.だいたい国立大学病院のなかでは医師以外の職員が文部技官サマで,将来は恩給付きのご身分です(これはかなり感情的かな?でも将来は独立法人化は必至で,そうなれば採算性から考えてco-medical業務の一般病院なみの集約化は避けられない).自分からすすんで一般病院に再就職する人はいないでしょう.過去の発言をみると医師からの発言が多いようですが,私としては大学病院のco-medical(この用語は使いたくないが)の意見が聞きたいですね.また,私の過去の発言を一般病院の看護婦さんが聞いたら違和感を覚えるのが当たり前と思いますが.何度も言いますが,反論はあって当然なのです.
直訴状615 (02/04/99) 〈その他)
医師とco-medicalの関係,いろいろありますよね.私は別に医師に荷担するわけでも,co-medicalの主張を指示するわけでもありませんが,やはり医学を学んできた方々ですし,患者さんを抱えていらっしゃいますよね.その患者さんに対して医師以外は責任をとれる立場ではありません.医師の指示に従わなければそれが原因で患者さんが死亡することだってありますよね.要はoutcomeなのです.そのためにco-medicalは協力しなければならない立場であることを常々思っています.でもその患者さんに対する医師の責任も先日の手術患者取り違え事故や,数年前の二酸化炭素ボンベ事故の責任が看護婦にあるようなコメントは許せませんでしたね.確かに原因を作ったのは看護婦だったかもしれませんが,術前訪問に行っているはずの麻酔医が患者さんの顔を知らない? 通常酸素ボンベしか置いて無いはずの場所に,動物実験で使用した二酸化炭素ボンベを運び込んだのは医師だったでしょう.看護婦をクビにしてそれで終わり?
直訴状614 (02/03/99) 〈医師〉
直訴状610の方へ
たしかに、医師の側からこれでもかとばかりに投書されていますが、それは、おそらく
あなた方が思っているほどには、医師が優遇されているとは思っていないからでしょう。
医師の経済的、社会的優位性なるものは、年をおうごとに奪われているのが現状です。
それにもかかわらず、医師にかけられる期待は過大なままで、義務と不自由さは
増していくことへの不満がこのような場所で噴出しているのではないでしょうか?
直訴状613 (02/03/99) 〈その他〉
いや、医師に対する不平不満が多いですね。これだけ多いと、やはり医師と医療スタッフの
方々の関係が尋常ではない、と我々は思いますね。一般企業では上下関係において互いの不平
不満はごく自然のことですが、部下を力で押さえつけることなど決してできません。まずいな、
と思ったら、アフターファイブでちょっと話をきいてみるとか、仕事以外でコミュニケーショ
ンをとってお互いに理解を深めるなどしますが。お医者さん達はどうなんでしょう?
直訴状612 (02/03/99) 〈医師〉
610の方へ
593の医師です。医師は社会的、経済的に恵まれており何が気にさわるのか知らないとの事ですが、
それはあなたが大学病院の医療現場を知らないからではないでしょうか?今はあなたの勤務してい
る町立病院ではなく、主に大学病院での医療について議論しているのです。また今回の議論に関
して、医師は社会的、経済的に恵まれているという事は関係ないと思われます。しかも大学病院
の医師はこれまでの投稿にある様に経済的に恵まれているとは思えず、また一般病院でも多くの
医師は、ポッケトベルを持っているので、基本的に24時間勤務といえるでしょう。単純にはいきま
せんが、時給で考えるとそう恵まれているわけではありません。社会的に恵まれているという点
については、そう思う人がいるのであれば、あえて否定はしませんが、それは過去のものとなっ
ていくでしょう。 医師と看護婦の仕事関係について、大学病院でしか勤務したことのない看護婦さんは大学のシス
テムが普通と考え、一般病院の看護婦さんはその病院のシステムが普通と考えられる方が多いの
ではないかと思います。私自身は、593に書いてある様に一般病院の様な医師と看護婦の仕事関係
であるべきだと考えていますが、もし大学病院と一般病院との両方に勤務したことのある看護婦
さんがいれば、ぜひ意見を聞かせてください。
直訴状611 (02/03/99) 〈その他〉
直訴状606 小児科医師さま コメントありがとうございました。お目にとめていただいて、感謝してます。
ところで、わたしのほうで説明不足だったようです。
実は、息子はダウン症なのですが、穴の小さい心房中隔欠損以外は重い合併症はありません。
下痢が長く続いたのもベースに染色体異常がからんで腸が弱いのではないかといわれています。
先生が教えてくださった「感染部屋」というものが公にあれば、私も少しは安心です。
でも、息子がいる部屋と言うのは、心臓の悪い子が結構多く、これから手術を控えている子も
いるのです。先日も、先生から「春くらいまで入院」と言われていた子が突然退院しました。
「たちの悪いかぜが病室内で流行っているから」との説明をうけたそうです。でも、どの親も「たちの悪いかぜ」から自分の子を守りたい、そう思っているのに、私達には先生、看護婦さんから一切そのことへの注意はありませんでした。(結局その子は1週間もしないで再入院し、手術の検討を始めたようです。「内科病棟」と言われてますが、一種の感染部屋でもあるのでしょうね。)うちの次男は、サイトメガロウィルスの感染から今は肝機能の値が上昇しています。主治医からはどこにでもいるウィルスで、健康な人には悪さをしないときいていますが、次男はそれにも悪さをされてしまうほど弱いのです。
先生、入院しているほうにしてみれば、どこか悪いから、弱くなっているから病院にお世話になっているのです。部屋をつくっていただけないまでも、もう少し医療従事者から注意を促すなどの配慮がほしいと思います。今の状態は親たちの情報交換「あの子は○○に感染しているみたい」が頼りです。他の患者の病状を他人へ伝えることはプライバシーの問題もあるのでしょうが、伝染性のものであれば、同室の人には注意を促すべきではないでしょうか。今わかっている病気を治せば、それでいいのでしょうか。流行っているのだから感染するのも仕方ないと思っているのでしょうか。ただし、院内のあちこちに”感染防止のため、15歳以下の入室はご遠慮ください”との張り紙が見受けられます。ちなみに、ここは公立です。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状610 (02/02/99) 〈医療事務〉
直訴状600と最近の「医者が一番偉い」の議論に関して
まあ、あれほどじゃないにしても私の勤務する町立病院でも色々と優遇されています。数字をあげなくてもお医者さんは社会的にも経済的にも恵まれています。教育もあります。何が気に障るのか知りませんが今更、殊更に看護婦等(事務員も含む)は医者の指示命令をきくように法律で定まっているとまで、しつこく言わなくてもいいじゃないですか。noble
obligeという言葉もあるじゃないですか。権限を持ちヒトの上に立つヒトはある種の不自由さとか義務を甘受しなさいということでしょう。医者は他のスタッフに命令するんだ!という調子で物言うお医者さんよ、読んでて品がないですよ。
この直訴状に対するコメント その1 コメントその2 コメントその3
直訴状609 (02/01/99) 〈その他〉
588です。誤解があるようなので一言だけ。投稿中でわたくしは仕事に人間性がいらないとか、
非人間的な上司でも良いなどとは一言も書いておりません。職場内の争い事よりも、職務遂行
が先決だという意味です(特に医療現場においては)。
直訴状608 (02/01/99) 〈医師〉
直訴状600方へ.
御配慮ありがとうございます(笑).無「休」は当然とおしゃるのは無「給」の間違いでしょうね.まさか2年半無休はしょうがないといわれるのではないでしょうね?私としては無給よりも無休の方がヒドイと思っていますが.有給で無休ならともかくね.それから,忘れていましたが昨年の10月から今年の3月まで教務補助員として半年で19万円!の給料が出ていました.文部省さんありがとう.でも半年の授業料は23万円位なんだけど.院修了後はおそらく国・公立病院あるいは日赤病院に行くことになるでしょうが,100万円の給料ということはないでしょう.それでも金融系の同級生よりは少ないですね.高校の同級生と比較して給与水準はメーカーとほぼ同じですが,問題は時間的拘束が異様に長く,短期間で勤務先がからり,福利厚生条件が悪く,退職金がほとんどないことです.
直訴状607 (02/01/99) 〈その他〉
594の方へ
戦時中に軍部の命令でアメリカ兵を射殺したのは医者ではありませんし、
スパイやいわいる非国民を処刑したのも医者ではありません。
仕事するときに人間性を理由にして、一々上司に文句を付けていたら
あなたはまもなく職を失うことになるでしょう。
直訴状606 (01/31/99) 〈医師〉
599の親御さんへ
小児科医です。生後まもなくから続く難治性下痢ということだけでは、詳しいことは
わかりませんが、感染性のものだけの可能性は低いように思います。
もちろん、先天代謝異常や免疫不全症候群の可能性を含めて、懸命に検査が行われて
いることと思います。しかし、投書の内容からすると、いわいる感染部屋に入っておられる
様にも思います。 一度、主治医の先生に「下痢の原因は何が考えられて、何が否定されたのか?」「新たな感染症
に対する特別の注意が必要か」などをゆっくり聞いてみられてはいかがでしょうか?
感染症対策として、はしか等の感染力の強いものは隔離が原則ですが、普通は飛沫感染しない
ロタ等は、隔離しなくても管理可能だと思います。(もちろん手洗や汚物の始末に注意は必要)
一般の病院では、重症の部類に属する感染症も、子供病院などで血液疾患や免疫不全などがいる
ようなところでは、むしろ、感染室にまとめて収容される可能性もあると思います。
この直訴状に対するコメント その1
直訴状605 (01/31/99) 〈その他〉
594の方へ
医師に対して、なにか憤りを感じておられるようですが、現在展開されている議論は
そもそもの発端からずいぶんと離れてしまっているように思います。
もう少し冷静かつ論理的にお願いできないでしょうか?
「人間性」という言葉も、皆さんが独自の解釈で使用されているようなので、
議論の際には、わかりやすく定義していただければ幸いです。
私の意見としては、職場の上下関係にかかわらず、人と接する時には、出きるだけお互いの気分を害さないような
気配りは必要である。しかし、お願いされるか、命令されるかにかかわらず、従う必要があるのが
上下関係というものである。しかし、法の規制は、職場の内部関係の上位にあるので、法の禁ずるところであれば
職場の上司の命令に従う必要はない。と考えます。
直訴状604 (01/31/99) 〈看護婦〈士〉〉
595を含めた患者様たちへ
国立病院を退院されたそうで、おめでとうございます。
あなたはなぜ、国立病院に入院されたのでしょうか?
お近くに、他に病院がなかったのならすみません。
でも、近くの病院と比べて、立派だから、専門に医師がいるから、優秀な設備があるから
といった理由で紹介されたり、受診されたのならば、考えてみて下さい。
その設備や、専門医や、診療器具は皆さんの税金で購われているのです。
もちろんどんな病院でも、建物を立派にしたり、多くの医師やスタッフを雇ったり、
新しい診療機器を購入したりしたくないところはありません。
しかし、昨今の医療情勢を考えると、採算が合わなくなることは必至なので、やむなく
老朽化した建物、少ないスタッフ、時代遅れの診療機器でやっているのです。
皆さんだって、同じように受診して、同じようにお金を払うなら、いいところへ行きたいでしょう?
国公立病院で働く良識あるお医者さんに恨みはありませんが、国立病院を受診している人と
そうでない人の間の、負担を変える必要はあると思います。
直訴状603 (01/31/99) 〈医師〉
医師とco-medicalの関係についてですが、co-medicalの方が医師の手足ではないという気持ちは
わかります。院長でもないヒラの医師に横柄な態度はとられたくないでしょう。しかし、基本的に
co-medicalの業務は医師の指示により発生するので法規とのかねあいが問題になります。保健婦、
正看護婦は必ずしも医師の指示がなくても業務が発生する場合はありえますが、病医院では医師の
「監督下」にあります。診療と看護は同等というのとは矛盾します(多くの医師はこんなことは知
りません)が。また、大学の医師の外勤病院での態度が非難されていましたが、言い訳させていた
だけば大学の医師は大学からきて大学へ帰るので(外勤日でも大学にいる時間の方が長い)、家から
きて家へ帰る人はいないでしょう。週に1回行く外勤病院で細かいことせよと言われても無理です。
コストと収入を勘案すれば、雇用者側もそんなことよりも多くの患者を診察・検査してくれという
態度でしょう。ちなみは私は早朝に大学の受け持ち患者の診察をしてから出かけ、まず腹部エコー2名
して、午前中外来患者30人、午後は心エコー4-5人、外来患者10人弱、病棟回診30人をみています。
それから大学へ行き、いつも帰るのは深夜1-2時です。それでも点滴せよと言われますか?
直訴状602 (01/31/99) (医師)
公的病院に以前勤めていた医師です。 内部はなんとやる気のない職員の多いこと、
9時から5時まで病院にいて、できるだけ仕事をしないで一日が終われば良いと考えている人の
多いこと。そりゃあ、楽な一日です。 少々、退屈はしますがそこは給料をもらうためがまんがまん。 なかには真面目に働いている人
もいますが少数派です。こんな所にいてはいい医師になれないと飛び出てしまいました。
税金の無駄使いです。公的病院を廃止しても立派な病院はいっぱいあります。 医療費のむだ
使いも少なくなるでしょう。
直訴状601 (01/30/99) 〈医師〉
590の方へ。
私も大学院生で、大学病院始め、市立病院、私立病院などで臨床に携わっています。
大学病院では点滴から検査の機械出しなどすべて医師がやることになっています。しかし他の病院では
殆どがパラメディカルの人がそういったことをしています。思うにそういった仕事を誰がやるのかということはその病院で決まったことであり、それに従うのが皆の決まりだと思うのです。
ある私立病院では点滴は看護婦がやるという決まりになっているのだったら、それに我々も従うし、
大学で点滴は医師の仕事と決まっているならそれに従います。そういったことがスタッフの合意の上で成り立っていれば、大学では看護婦は点滴もやらないとか、外の病院から戻ってきた医者は点滴をやろうとしないといった不満もないと思うのですが。