ストロベリィ・ミルクタイム

ミルク本2冊目。前回の反省を元に、おきらくなエロまんがを描くことにしたのですがねぃ……。
テンション上がんなくて、押しに押してヒドいことになりました。

今回はすべて丸ペンE。場所によってペン先を換えるとゆ〜のは、めんどくてわたしはしないので、かなり便利。
Gペンのやわらかさと丸ペンの細さの二つの長所の融合……ではあるんですが、現在のGペンは昔より死亡率が高いので、それのカバーという意味合いも結構あります。あと、Gのときたまに起こる、ペン先にゴミがついて、不意に太い線が出る病がかなりの割合で防げるってのも大きいかな。
ただ、さすがに丸ペンで、紙にはキツイです。これつかったあと、Gペン使うと、すらすらと流れてビビりました。


pageimage解説,考察,反省,その他
表1 なんか赤が薄いな……とよく見ると、網になってる。ベタのつもりだったのだが……? とデータの方を確認してみると、濃さが100%になってない……。ガーソ。
う〜ん、そういうコトか。致命的なミスじゃなくて良かった。(^^;゚~

表題に合わせて苺をくわえてみました。

表1と表4は現物取り込みです。
さて、突然、エロシーンから。つかみはOK!?
サブタイは、そのまま、starshooting milk time。もちろん、女性がshootingstarと言えば意味はわかりますよね。
♪男は星屑に変わる〜♪女は流星になる〜
と、そんな感じで。(そんな世代なんですよ。)
歳は、まぁ、25,6ぐらいを念頭にしてます。Dxミルク止まった時間参照。
冒頭のシーンの役割としては、カニパンとミルクの「仲」を伝えるのが目的。
作画的には、2コマ目の後ろのカニパンがちょっとわかりにくいのと、あとは、細かい効果処理を後回しにして、結局時間が取れなかったのがね…。
1コマ目から、作画的な処理に困る。というか、ミルクの髪は、からむのに非常に困難が伴う……。助けて。
胸がけっこう豊かなのは、時間と年齢の経過の意味とあと、作画的な見栄えの為です。人によって好みはありましょうが。
ピアスは……めんどくさいだけでした。やめときゃよかった。シクシク。あと、アングル的に、ホントは遠い方の耳は見えないハズなのに見えるように描いてるのは、画面的な奥行きの為です。逆三角口の隅ベタなんかと一緒。
全体を通してずっとそうなんですが、4コマとか5コマとか、今イチ、ぬるぬる感が出てない……。難しいです。
シーン的には後の展開との関係上かなり微妙。ページ的にも微妙(笑)。出来ればお尻をいじられながら、前に挿入れられるというカットが欲しかったんですが、ページの構成上カット。
ネタ的には、別にお尻ネタじゃなくてもよくて、最初はもう一つ別のネタを考えていたのですが、なんだったか忘れました。
あたしってば…/しっかり/調教されてるなぁ」は、コンテ段階では、「あたしってば…/いつからこんな/ダメな女に/なったのかしら…」でした。後者の方が、気丈なミルクの片鱗を見せると云う意味ではいいんですが、ちょっとインパクト弱いということで改変。
結構、体的にカニパン依存なミルクが、個人的にグゥ。(^^;゚~
この辺りも役割的には、ミルクとカニパンとの距離の描写ですね。なんでも訊ける、なんでも話せる間柄ってのが伝わればいいかと。
次のページも含めて、意外にカニパンが役者なのが、なんてゆ〜か、ご都合主義ではあるんですが。

ミルクのチョーカーは、あんまり意味はないんですが、作画的には、唯一のベタなので、そういう意味では重要なのです。
1コマ目のミルクの髪右下はトーン忘れじゃなくて、ハイライト……なんだけど、紛らわしいな。
2コマに飛んでるホワイトは通称、「CLAMPホワイト」。今回は、このCLAMPホワイトを使うのが、新しい試みの一つだったのです。随所で意味もなく飛んでます。

今回のトーンは60ラインが基本。65ライン/600dpi出力はPowerToneだと今イチなんで。次回は処理の仕方を変えるつもりです。
時間が変わって、この見開きは、milk time in dawn airs。邦題は「暁の中で」。

1コマは復興しきったクワガタシティを思い起こして見てください。住んでるところは、ナゼか相変わらずビルの上のようで。
左下コマの写真は、ミルクのステージ写真…ですが、ミルクセーキ・ファンタジーのを流用。もそっと主線取り込みから起こしたかったんですが、バックアップCD-Rを探すヒマがなかったので、ロゴ入れ前の完成画から網化。
2コマ目のカニパンは、カケアミグラデを白で掛けたんですが…今イチですな。
3コマ、current Your Position is looked... ready...OK で、現座標固定完了ってな感じです。
別に、時空を移動するんじゃなくてあくまで、「写像」。あとの過去の時間のページで、実体化率を表示してるコマを入れようとは思ったんですが、そんな余裕ありませんでした。まぁ、本題に関係ないし。
もうちょっと、液晶表示で球面ガラスに映りこんでる効果にする予定だったんですが、時間がなくて敢え無く挫折。
集中線には、初めて集中線ジェネレーターを使ってみました。
10 一番、存在理由があいまいなページ。
なくても、あんまり構わないし、事実、このページに中表紙を入れようかとも思ったのです。ただ、最後のページのモノと掛かってるので、そういう意味では必要なのですが、最後のモノも必要かと言えば、それもなかなかに難しい……。
ただ、んけど節(自称)の一端ではありますな。(^^;゚~

ナナメにぶち抜いたミルクは下書き中に消すのがもったいなくなった為(笑)。服は無印から。
左下の細枠のホワイトが吹き出しを侵食してます。失敗。
11 一応、分類上、前ページから、sepiatone milk time。そのまま、過去の時間とゆ〜意味で。ただ、前のページは内容的には現在のミルクの意識なんで、そういう意味でも、あいまいなんですよね。
サブタイ枠が、カニパンの半ズボンに掛かってて、ちょっと失敗。

「!?」というフォントは存在しないので、これを多用するわたしは結構タイヘンなのですよ。あと、「?!」と云うのはバランスもカッコも悪いと思うのですがね…。
12 場所はコンペイ島(ダッケ?)の島端。カニパンの家のそんなに離れてないところ。まぁ田舎ですな。
作画的には夜で外なので、はっきりいってかなり画面バランスがタイヘンです。余計な気遣いばかり必要で。しかも、ハッキリした光源があるわけでもなくて、多分月も無い訳で。だからって、ベタな画面にする訳にもいかなくて……。

本来、カケアミは自分で描くべきだと思うのですが、画面構成を決めずにさっさと取り込んでから考える上に、差し戻す時間もなくて、結局、カケアミグラデのトーンも結構使いました。う〜ん。
13 出たっ! CLAMPホワイト。お手軽さのワリに効果がデカイ。
ミルクの備長毛(もみあげ?)の先は、別に今回やってるようにする気はぜ〜んぜんなかったのですが、たまたま表紙の下書き描いてるときに気の迷いでこういう描き方をしてみて、その流れで、カットによってやってみたりなかったりとかい〜加減です。意味がある訳ではないです。
お約束的に歳についてのやり取りをば。ミルクが歳を気にしてるとは思わないけど、まぁ、若いカニパンに訊かれると、そこまで穏やかではないだろうということで。
右下、何気にミルクが靴を脱いでるのは、一応ヒキなんだろか?(^^;゚~
14 10pを受けて、告白(しようとした)中に来るというのも考えたんですが、そのあとの展開が芳しくなかったのでボツに。

思わせぶりにカマ掛けてみるミルクに、何事もなく、「、」、「。」付きで答えるカニパン。積年のミルクの嘆きをちょっとばかり。
下中は、意外にも鈍いだけじゃなかった、ところを見せるカニパン。ミルクが本人から言わないことを訊いても逆に反発するだけってコトを読みきってたりするのですよ。ビックリ。
ミルクの方は意外にも、自分のことを気にかけてくれてたカニパンが可愛くて愛しいのです。
15 右上、このコマの為にわざわざ雲型定規を買ってきたんだけど、あとは使わなかったな。(^^;゚~ 昔かった自在定規はどこやったかな……。
ミルクの右腕につけた位相写像器は、よく忘れて、ペン入れ直前で気付くことしばし。こっちに来てる間は肉体的に着けてない、というのも考えたんですが、26pのヒキが困るのでどうにも。

かなり調子にのってるミルク。流石に体力差も余裕もあるしな。まだイタズラ半分。
16 オトナのヒト相手になすがままのカニパン。
3コマ目には、「くすっ/かわいい」とか、「もう生えてるのね」とかも考えたんですけど、どうでしょ?
エロまんが的には、ここで一回顔射なり、口内射精なりが入るトコですが、そんなページはないので止める。いやまぁ、ページ増やせばいいんですけど、単純に労働時間の問題で。

今回は、枠間が原寸5mmだったのですが、ちょびっと広すぎでした。いつもは1.2倍拡大で5mmなんで、4.5mmぐらいにすべきでしたかね。太さはイイ感じ。
17 服を脱ぐ…のだけど、上着(?)は着用のまま。全裸にならない意味があるのかと言えば、それはなかなかに難しい。絵的な面とか、フェチ的な面とか。もちろん、無い方が作画的には楽なんですが。

カニパン家に行くのも考えました。今後のプレイ(体位)的な面で言えばそっちの方が作画的にも、楽なんですが、ページ的を説明や、キッドの処理に使いたくないので、天秤に掛けて、そのまま野外プレイに。
最後のコマ下もナナメ割りなのはわたしにしては珍しいです。
18 デジタルで枠線を引く上で、一定な間隔のナナメな枠線は実はかなりタイヘンなのです。今回はナナメ枠がえらく多用されてるので、パスのコピーペースト変形を利用しました。大体、ページあたり、枠とセリフを入れるだけで、1時間みる必要があります。セリフは兎も角、枠はアナログ作業の10倍以上の時間が掛かります。もちろん、いいかげんでいいなら、もっと早く出来ますが、600dpiの1ドット(約0.04mm)単位でコントロールされてます。
5コマと6コマの間は意図的な幅です。通常よりは狭く、横間隔よりはやや広く。
5コマの縄は……上手くない。昔の方が上手かったんだけど、描いてないと下手になる。(;_;゚~
19 さて、何故にカニパンは服を着たままなのか!? それもまた難しい(笑)。別に男(のコ)の裸を描いてもわたしが楽しくないってのもあるんですが、画面的な華やかさが更になくなるってのも理由です。ただでさえ砂浜なんで。
あと、せっかく(?)の半ズボンを脱がすのもなんだな〜とも思いまして。
他には、ミルクがそういう趣味ってのも、まぁ受け取り方によっては楽しいかもしれません。精神的にみれば、ミルクがカニパンを犯してるわけだし。(ミル×カニ) そういう意味でレディスです。ハイ。
あっ、最後のコマ、カニパンの「うっ」ってのが抜けてる……。しかもあんまり問題ないぞ(笑)。
20 カニパンに開発された満足できない体のミルク…と、冒頭のヒキをここから受ける。

下の大ゴマはこれと、23pの大ゴマと合わせて見せゴマだったんですが、18時間で9枚上げなくちゃならなくて、時間が掛けられなかったんです。両方、せめてあと1時間ずつ欲しかった……。(;_;゚~ これだけはどうにも悔いが残ります…。上の方のコマの区切りもそのためかなりやっつけ仕事で見苦しい…。
ミルク的にもかなり大サービスなのにサ……。(T_T゚~セッカク
21 むむ、急いでたので、トーン抜けが何ヶ所かあるな……。

とゆ〜ことで、勢い(?)でアナルセックスを決心してしまうところが、まぁ、見所的には一番大きいかな。
そこそこ開発されてるんで、いっぺんに入ってしまうトコとか。
あとは、「カニパンくん」だったミルクが、「あなた」と呼ぶとことかは、結構重要ポインツ。
22 1コマ目、アングル的にはかなり謎ですな。なにかを示したかった記憶はあるんですがすでによく分からない……。(^^;゚~ モノは下書き中に追加。
3コマ目、位相写像器をすっかり忘れててかなりヤバかった。ややヘンなのは、このコマの存在理由である、腕を噛んでるところを隠さずに無理矢理追加した為。(;_;゚~

23 この、「呼び捨てにしてっ」ってのも、前述の「あなた」と同じく、ある意味、カニパンに対する愛の形の種類を表してます。これもかなり賛否も好みも分かれるところだと思いますが、マイナージャンルではあんまり関係ないか。
ま、兎も角、ミルクはカニパンにしてもらってるだけでたまらんのですよ。

本来、エロまんが的にクライマックスな部分だけど、作画的にはちょっと……。残念。
なんか、カニパンの叫びのミルクのルがバグってるな…。直したつもりだったんだけど。原因不明。
24 ど〜にも、わたしのギャグのセンスはこんなもんが限界で。どこがギャグかわかんないかも知れませんが。
セリフ回しとかはかなりベタに好みが出てて、わたし的には面白い。(^^;゚~
最後のセリフは、一応冒頭と掛かってて、カニパンがお尻を責めるけどまだ、挿入れたことはないってのを説明してます。(んで、オチに掛かる)
25 とゆ〜ことで、カニパンの童貞もらって、勝手にすっきりサッパリ納得してるミルク。ひどいっちゃ〜ひどいかも。(^^;゚~

ミルクの髪、形もさることながら、トーン張るとき、髪の部分とヌキの部分の判別がこれまた簡単じゃなくて、結構タイヘン。なんかいい方法ないかねぇ…。
ページ末に小さくカットインするコマ割りは今回は特に多用。ページが厳しいとどうしても使っちゃうんですよね。
26 1コマ目、ココで、写像器のディスプレイのアップを入れようかとも思ったんですが、前述の通り、本題に影響しないのでわかりやすさ(視認性)重視。
2コマ目、ちょっと、汚い感じになってしまいました。う〜ん、半分失敗。従来工法ではもともと出来ない効果ではあるんですが。あと、光に包まれる理由は、全然ないです。たんなる見栄え。(^^;゚~
まぁ、これがカニパンがクワガタシティに出る理由になったとは、言わないけど、そんな若気の至りな理由がちょっとはあっても、いいのではないかと……ね。
27 で、何故か中表紙。全然「表紙」じゃないが。
まぁ、内容的には、この前までで終わりで、残りはサービスということで、ここで区切ってあります。

表紙にペンネーム入れるのはヤだし、だからと言って、サブタイ出るごとにペンネーム書くのもなんか違うし、ってんで、ここにペンネームが入ってます。
体だけ新造。頭は表紙の使いまわし。
今回、ノンブルは全ページ同じ高さに入るようにしてみました。そうじゃないと、裁ち切りばかりで、ノンブルが踊るので。
28 あとがきと、奥付と、あと、検印が押してあるはずです。
あとがきっても、これがまた全然後書きじゃない。どっちかとゆ〜と前書き。(^^;゚~
中表紙と前書きを作って、最後のred moonを3pにする(総36p)ってのも考えたんですけどね、実際。

ちなみに洋題はbittersweet MILK time。ストロベリィという言葉の甘くて酸っぱいと云う意味が、ここでわかるようになってます。bittersweetは甘苦いじゃないか、と云う的外れなツッコミはなしね。
29 おまけその1。milk time in new and bright。邦題、「何か違う、どこか眩しく」。まぁ、これもミルクの心情そのまま。明確に言葉になってるわけではないと思いますが。

2コマ、カニパン界が箸でモノを食べてたどうかは不明。(^^;゚~
キスカットは、ミルクが仕事に出かける直前ですが、ちょっと背伸びしてるのが伝われば、わたしがちょっとうれしいかな。15pと対比的。
30 おまけその2。red moon milk time。「月」自体は気違いとか、本能とかの例え。さらに「赤」で強調。つまりは、ここでは、激しく性的な例えでプレイの暗示をして終わるわけです。(エロまんがならちゃんと描け!)

モノについてはコンテ段階から全然決まらずに二転三転。最初のヤツを見ると、「−あれ以来/あの夢を見なくなった…/そーゆーコトでいいのかも知れない…」とか、かなりサッパリなネーム切ってますな。(^^;゚~
表4 ミルク瓶……ってのも基本的には縁がないんで、実際のところイメージ優先な形は難しい。
小学校の頃はテトラな紙パックで、飲み終わったらちゃんとたたんでたもんだった。中学頃では、普通の紙パックになっちゃったケド。
ちなみに、いちご牛乳とか、フルーツ牛乳とかは、不許可。


最初コンテ切ったときは、かなりサッパリでど〜なることかと思ったけど、下書きしてみると、意外にまっとうで結構、びっくりしました。んけど節もこれまた意外に効いてて、面白かったです。相変わらずベタなんですが。
ま〜、自分が悪いんですが、作画……とゆ〜か、主線を取り込んで以降のデジタル作業の時間がど〜にも少なくて、画面的に厚みとか、動きとかが欠けたのが残念でした。恐怖の進行表。データ保存上、2値化後、完全データのフォルダに入れるんですが、特に最後のギリギリになってしまった16p〜24pは不完全データのフォルダに入ってます。それでも、最低限のことはしたつもりですが。

構成的には、コマ割りのパターンが少ないです。読みやすくてメリハリもそこそこついてはいるんですが、基本的なパターンが決まってます。話が進むところ、見せるところ、というのを繰り返すと自ずとあんまり突拍子もないことにはならないんですが、今回のはちょっと問題アリですかねぃ。

内容については、前作ミルクセーキ・ファンタジーが、ちとミルクが不憫すぎたので、今回は、がばっとミルク側に倒しきりました。他は全く考慮されてません。(^^;゚~


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