page | image | 解説,考察,反省,その他 |
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中表紙もなく、まんがが始まるので、遊び紙入れました。一冊あたり20円のコストUP……。 タイトルは最初、誌名と一緒でミルクセーキ・ファンタジーになる予定だったのですが、内容がそれ処じゃなくなってしまったので……。詳細は後述。 始まりも、いきなり暗い詩からで、も〜どうにも……。 実はこの3pと4pの間に2p程導入があって、ミルクが八百屋で買い物して、ちゃんとタイトルページもあったのですが、ページが膨らんで、時間のメドの関係もあって、あまり要らないってことでざくっとカットされました。 最初は詩だけのページだったのです。 |
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いきなりカニパンのウチなんですが、ビデオ漁るのがめんどかったのでテキトーに。後から見ると、玄関は両開きでした。 同じ理由でアンの培養装置もオリジナルに。 部屋の間取りは考えてません。 この辺りというか、全編を通して部屋の移動はよくわからなくなってます。 どうせカニパン家内しか動かないのと、コマがもったいないのと、めんどいのと……。 あんまよくないですね。 |
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1コマめ、いきなり流線が適当です。全編そうなんですけど。 ホントは別紙に描いて合成したかったんですけど、時間の都合上。 PowerToneみたいにツールが出ればうれしいんですけど…。 カニパンのインカムはめんどくさいのと、顔にかかって画面がうるさくなるので省略。 3コマ目は壊れてる屋根を見せたかったので。前ページ1コマのセリフと対応。 4コマのセリフはキッドが居ないコトのフォロー。 最後のミルクは上着を脱ごうとしてます。かわいいっしょ? |
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ミルクはスカートにエプロンになってるんですけど、画面的にほとんど意味無かったです。 余裕があればぶち抜きカット入れたいトコですけど。 あ、一応、材料は買ってきてんですよ。4p1コマのミルク参照。 見つける薬はネタの仕込み。って言うまでも無いですけど。 カニパン家のロングは24pでもう一回出てきます。カット共有。ちょっとディテール甘くて、ウソも入ってます。まぁ、わからなくない程度に。 |
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ページの都合上、急ぎます。食べ終わってます。 1コマ、空ワインボトルが欲しかったですね。失敗。 ギクリとなるミルクは、少々後ろめたいミルクを表してます。 そこを押してごまかすミルク。 4コマ、いきなり効果が出て、ミルクの躰を意識するカニパン。 右下、もう、この辺り、ミルク決心してます。はい。 最後は、冷静にカニパンを観察しつつ、揺るぎ無い決意を表してます。 |
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ミルクがシャワーを浴びてる音が耳について仕事に集中出来ないカニパン…ってのを表してるつもりなんですが、今イチわかりにくいですね。 一応、1コマ2コマの間が狭いとか、策は労したんですけど…。 濡れてるミルクの髪……ってこんな感じ? ミルクがここで何を着るかってのはかなり悩みました。 バスタオル巻こうかなな〜とか。 んで、結局シャツになった理由はあったのですが、あるアクシデントによって、意味が無くなってしまいました(笑)。 |
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準備OKなミルクに対して、アンが目に入って正気に戻るカニパン。 水を浴びて頭を冷やす。 それでも、ミルクが気になるカニパンにミルクの告白がカットバック。 4コマ、飲み物を求めるミルクのセリフは後へのヒキ。 |
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本編ではスリッパのシーンって出てこないです。だからと言って、シャワー後に靴って訳にもいかないですよね。 暗い部屋、まどから差し込む月明かり……というイメージではあるのですが、「月」が無いので、ホントにイメージだけ。 ミルクが座ってるのも、ソファだか、ベッドだかよくわからんし……。 部屋のディテールがないのも、その辺りのちょっと、 |
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ミルクのアタックに対して素直に反応するカニパン。 カニパンが逃げようとしたので、ミルクが留めてるのです。 身体が火照ってるのは、多分ホントですね。 前回のゼールを反省して、今回は2値で入れたので、基本的な画質は問題なくなってます。 あとはパワートーンのクセと、自分の線の精度の問題……。 |
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さりげなく(?)おいてある空容器。PET(Poly Ethylene Terephthalate (CO-◎-COOCH2CH2O)n)……ではないと思う。 「ぐいっ」の描き文字がちとカッコ悪い。 カニパンは水浴びてたので冷たくて気持ちいいのです。 最後は唇が触れたのです。ミルクはこのまま行くつもりだったんですけど…… |
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カニパンの方はまだ冷静。 ……ではあるんですけど、ちょっとずつ、自分に理由つけてます。 薬の方はつまるところ催淫剤。情報伝達促進物質とか、感覚増幅物質とか、つまり覚醒剤とか麻薬とか。 ガウクリーネはタイ産のうわさのガウクルア(巨乳イモ)から抽出された物質ってコトにして、らしい名前を。 リガンドの方は、インタネで検索すると出てくるかも。勝手に使わせてもらいました。 |
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1コマのベタフラは上だけ実際に描いて、下は回転コピーしてます。 2コマ目のミルクのセリフに最初の構想の名残が……。 「ぎゅ」の描き文字が埋もれてます。しまった。 かなり直情的体感アタックにも関わらず、まだ堪えるカニパンにミルクの直接攻撃! |
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このページのミルク、最初の構想の名残が一番強いですね。 ミルクのアイドルでタカビーな部分を描いたんですけど、ん〜、もそっと魅力的にいかなかったかなぁ。ちょっと残念。 カニパンの方は、もう、ほとんど反射的な反応しか出来なくなってます。 |
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1コマ目、全体で一番時間がかかったコマ。下書きに3時間ぐらい。今見ると、どこにそんな苦労したのかわかんないんですが……。 2コマ目は結構イイ感じ。体位(?)にちょっとびっくりしながら抵抗しないミルクがチョ燃え。 ミルク的に言えば、夢にまで見た……って感じなのです。 |
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んと、ほんのちょっと意地悪いっぽくて、冷静に責めるカニパンがちと不自然でした。個人的都合。 このコマのミルクのモノはやや意味不明。 2コマ目、あそこまでやっておいて、もうなんでもするって覚悟(決心?)してるにも関わらず、直接求められると、やっぱり恥ずかしいミルク。そんなもんだよね。 問題の最後のコマ。 このコマ、まだシャツ着てるはずだったのですが……。気付いたのはミルクの胸あたりのペン入れに差し掛かったとき。 「あれ? 今まで胸のこのラインにペン入れたこと無かった……ぎゃあああ!」 |
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と言うわけで、本来、この右上のコマで、カニパンがシャツを脱がしていたのです。だからこんなポーズなのですが……。 流れ的に、意味不明とか矛盾するわけじゃなかったのでそのまま流しました。 右下はコンテと表情が違います。セリフの通り、もっとたまんなそうな顔だったのですが、「ひゃ〜」とか言いながら、カニパンのセリフに照れてます。何故こうなったのだろう? 左上のコマはコンテでは存在しなくて左下のが上まできてました。しかし、これだと、スキャナで取りこむのが大変なので分割したのです(笑)。枠間が狭いのはわざとです。 左下、背景テキトー過ぎ。ちゃんと流線入れたかった。 |
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2コマ目のアングルはちょっと違うけど最初の構想の名残。コンテではあおりでカニパンと絡んでました。 2コマ目が変わり、1コマ目が前ページとの繋がりが希薄になってしまったので、場当たり的にモノを入れました。 このモノの受けが無くて、浮いてしまうのですが、なくすわけにも行かなくて困りました。結局そのまま。 そいや2コマの背景はなんかい〜感じに仕上がってますね。 4コマの「ちゅぷん」の描き文字はかなりいいデキ。 |
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21pに繋がる都合上ちょっとづつ回転するミルク。結構巧妙? しかし、2コマ目でいきなり冷める処が、ど〜にもお気楽で行けないこの話の業みたいなもの…。 抱いてくれるカニパンが自分を好きでない、とゆ〜クリティカルさが泣ける。 とゆ〜ことで、左下の「好き」に繋がるわけです。 「愛してる」ではなくて、あくまで「好き」なところは、わたしの趣味というかポリシー。 そりゃそうと、この左下のコマは2番目に時間かかりました。2時間ぐらい? |
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1コマは15pからの流用。 ちょっとギョっとすることもあった方が熱いかな〜と思って。 ってのは半分冗談だけど、子供でないミルクが描きたかったので。 3コマ、4コマ間は、やや狭くしてあります。 最後のミルクの叫びが明朝から丸ゴシに変わってるの気付きました? ミルクの髪が一体どういう構造なのかどうにも不明で頭痛かった……。 |
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何気に一緒に寝てるのがい〜感じかな〜トカ。 2コマ目、やっぱり、ロボトに負けられない、負けたくないのです。 それでも、アンにはかなわないとわかってるミルク……。 |
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ミルクが如何に自分を想ってくれてたか気付くカニパン。 最後の2コマは最初横に切ってあって上に真っ直見つめるミルク、下は目を閉じたミルク、という構成だったのですが、ちょっとインパクト足りませんでした。 ちょ〜ど見てた花とゆめの漫画の描き方のコーナーがたまたま、見せゴマ切ろうとゆ〜のだったんで、それに合わせてこんな感じにしてみました。かなりイイ感じに(笑)。 |
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ん〜、印刷だと、かなりつぶれてますね。もちょっと、明るい感じだったのですが。 最初拒否されたキスをカニパンがしてくれる〜コトで、ミルクに精一杯のサービス。 どこまでいっても束の間の幸せでしかないのが……。 後ろ2コマは、これまたベタですね。好きなんすよ。 |
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普通に振舞う(振舞おうとする)ミルク。 4コマのミルクは裸のカニパンにちょっとだけ照れてるのです。 6コマのカニパンは……、ギャグ半分と、ページの都合で濡れ場は短かったんだけど実際はもそっとがんばったとゆ〜のとを表してます。伝わる人だけニヤリとしてくれれば。 |
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唯一他人(?)が出てくるページ。お客はあの催淫剤を買いにきた女性。 初期段階では、男だったんですが、会話のページ取れないのでそれは止めました。黙って買ってくだけなら女の人の方が上品かつ、妖しいですよね。 2コマ目、ミルクが飲み切ったと思ってたのをミルクが持ってきたのでカニパンびっくり。 読者には、ここでミルクの企みがわかり、7pでミルクが慌てた理由が判明する様になってます。 |
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ちなみに、一服盛られたのはカニパンですヨ。 ワインに入れて、さらに食べ物がカレーだったので、分からなかったのです。 しかしワインにオレンジだとばればれですね。アセロラとかにしとくべきでした。 カニパンが自分が一服盛られたと気付いたかどうかはわかりません。わたしにも。 ただ、ミルクの想いだけは伝わった……と。 そうじゃなきゃ悲しすぎる……。 最後のコマのカニパンのちょっとだけ複雑な表情がそんな色々なことを表してるのです。 |
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キョーレツにかわいいミルク。 このミルクの笑顔とその心境が伝わるなら、それは多分、素晴らしいことだと思います。 冒頭のと対になる詩で〆。 |
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後書きと奥付。 本の方のタイトルの英文タイトルが分かるようになってます。 FじゃなくてPhなのは超カニOPから。 発行日の9/9は、最初8/8だったんですけど、せっかく9が並んでるんだし、という、それだけの理由です(笑)。 あと、左下に「猫美館」の検印が入ってるはずです。 |
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おまけのエピローグ。 オチ的にはギャグも考えたんですけど、本編に繋がらないので止めました。下品だったし(笑)、ベタすぎるし。 (「あたた…」とか言いながら帰るミルクだった。) |
純な理系人間のカニパンはどうにもアンに後ろめたいわけですヨ。ヤッパリ。 復体(?)したアンと一緒に相思相愛で暮らしても、やっぱりぎこちなくて。遊びに来たミルクを、邪険に扱うことも出来なくて……。 それでカニパンは暫く一人になってみようと思い一人で惑星開発に向かう計画を立てるのです。 ミルクにしてみれば、それなら、まだ、自分にも可能性があると思って然るべきでしょう。可能性がある限りアタックするのがミルクらしいでしょうし。 一旦最後まで行った以上、もうなんでもアリですよ>謎<。 |
とまあ、解説書いてても、やっぱりミルクが不憫で泣けてきます。 当初予定、5月頃はこういう予定ではなく、もっとお気楽な、後に残らない、らぶらぶエロエロ路線(笑)の予定だったのです。
カニパン宅に遊びに来たミルクがジュースと間違えて、ある薬を飲んでしまう。
と、まぁ、こんなつもりだったんですよ。マジで。その薬はカニパンが注文を受けて作っていた爆乳剤のテスト品だったのだ。 巨乳になった挙句、副作用で躰がどうにもうずいてたまらないミルク。 タカビーの本領発揮して、あれして、これしてとカニパンに要求するミルク。 カニパンの方はヤりながら、冷静(笑)に薬の効き目と副作用の観察……。 全24p、本文20p、内まんが16pの予定だったんです。(それで500円なら、大して赤字になるまい…と思った。) カニパンとミルクがらぶらぶになるなら、これも愛の形ってことだったんですけど、本編が進んで行くと(最初からとも言えるけど)どうにも雲行きが怪しくなってきました。 カムイ伝第2部が白土三平の思想の動揺で再開が遅れた(と言われている)ように、こっちもミルクヒロイン思想が動揺しコンテが切れない。 最初は夏コミ合格がわかったすぐから、取りかかる予定だったのですがそれどころじゃない事態に。 最後はミルクがヒロインだと信じきっていたわたしは色々手につかなくなってタイヘンなことに。めちゃブルー入るし。 最終回は結局あ〜なるし、めちゃダウナー入ったままコンテ切らなきゃならないハメに。 最初はまんがタイトルは誌名と同じ予定だったんですが、話がこんなになってしまったので、そういうわけにもいかなくなる。 と言うことでタイトルはこんな感じに。意味と意義はそれぞれ、読んだ方がその胸に秘めていてください。 ページも膨らんで、執筆期間もかなり延びました。特に、純粋にまんがのページが増えたのはきつかった。こんなきついのもうやらん、と心に誓いました。 中表紙とかフリートークとかの遊びページが全く無いのは、確実に押すのが分かってたからです。同人誌でこんな本ってのも珍しいかと。 表紙とのギャップが今となっては結構泣ける…カモ? |