Column 敬愛する作家 
                     
追悼!!
2003/02/26 8:03 肺炎のため東京都港区の病院で死去致しました。76歳。
たまに本屋で新刊が出ていないかと探していただけに、この訃報に接し本当に
ショックです。謹んでお悔やみ申し上げます。
また、ほとんど本を読まない私を読む気にさせて戴いた事に感謝し、楽しい
執筆作品をありがとうございました。
 
著者のプロフィール
1926年埼玉県川越市に生まれる。
1951年東京大学西洋史学科を卒業し、中央公論社入社。
出版部長、中央公論編集長、編集局長などを経て、1978年退社。
著書『時刻表2万キロ』第5回日本ノンフィクション賞、第9回新評賞受賞。
『時刻表昭和史』第6回交通図書賞受賞他。
現住所 東京都世田谷区
参考文献:『旅は自由席』新潮社
 
殆ど本を読まない私が、唯一良く買う作家がいます。その方は「宮脇俊三」さんです。宮脇さんは紀行文を主に書かれて、いわゆる鉄道ファンの1人なのですが、その書き方は、読んでいると風景が頭に中に浮かび出かけたくなってしまうと言う思いを起こします。私はその風景描写に感銘を受けたのが最初でした。宮脇さんは幼少の頃から鉄道への思いは高く。過去から現在に渡り広く執筆されています。特にその中でも好きなのは「時刻表昭和史」であります。また読み直してみようかなぁ・・・・。
現在所有している著書(全23冊)
ハードカバーから文庫本へなっているものなどがありますので黄色字が所有著書です。
作品名
出版社
簡単な内容
時刻表2万キロ 1978/07  河出書房新社
1980/06 河出文庫
1984/11  角川文庫
国鉄全線完乗記
最長片道切符の旅 1979/10  新潮社
1983/04 新潮文庫
北海道広尾〜九州枕崎まで1枚の切符で乗り切った、1万3千キロの旅行記 
汽車旅12ヶ月 1979/12  新潮社
1982/04 新潮文庫
寸暇を惜しんでローカル線の旅に出る
時刻表昭和史 1980/07  角川選書
1987/07 角川文庫
「昭和」時代紀行。時刻表青春の記
時刻表ひとり旅  1981/06 講談社現代新書 時刻表についてのあれこれ
時刻表おくのほそ道 1982/04  文藝春秋
1984/01 文春文庫
終着駅は始発駅 1982/08  新潮社
1985/08 新潮文庫
鉄道ファンの眼がとらえた現在にっぽんの鉄道事情
終着駅へ行ってきます 1984/02  日本交通公社
1986/08 新潮文庫
北は根室から南は枕崎まで25の終着駅を訪れる。ローカル列車のの旅情を満喫させる「行き止まり」紀行
旅の終りは個室寝台車 1984/10  新潮社
1987/06 新潮文庫
ユニークな列車と線路を乗り歩く10編
線路のない時刻表 1986/04 新潮社
1989/04  新潮文庫
建設途中で実現しなかった鉄道へ独自に時刻表を作ったしかし今実現した線路が多い
汽車との散歩 1987/05  新潮社
1990/06 新潮文庫
各雑誌に掲載されたコラムを集めた、国鉄から見放され廃止の瀬戸際に立った線路が存続と新生されようとしている第3セクターがメイン。
途中下車の味 1988/03 新潮社 途中下車をしながらその場所の味に舌鼓
車窓はテレビより面白い 1989/02 徳間書店
失われた鉄道を求めて 1989/09 文藝春秋 廃止になって線路を訪ねた
日本探見2泊3日 1991/03 日本交通公社 旅行雑誌「旅」の企画で2泊3日の旅行をする
旅は自由席 1991/12 新潮社 3冊目の随筆・雑文集
夢の山岳鉄道 1993/05 日本交通公社 山岳の観光地から車を排除し渋滞と自然保護の為に代わりに鉄道を敷くべきだと言う持論を持った著者が、仮想の鉄道を敷いてダイヤまで組んで提案をした。
線路の果てに旅がある 1994/01 小学館 現在の鉄道から、廃止されてしまった鉄道までの旅行記
澁谷驛 1995/12 PHP研究所 ハチ公が生きていた頃昭和戦前の渋谷駅を写しだした
鉄道廃止線後を歩く 1996/01 日本交通公社 廃止になった線路、建設途中で中断した線路を訪ねたカラー写真や各線路ごとの情報が盛りだくさん
鉄道廃止線後を歩くU 1996/09 日本交通公社
鉄道廃止線後を歩くV 1997/05 日本交通公社
鉄道廃止線後を歩くW 1997/12 日本交通公社

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