さて門倉は先制された２ラン以外は、これと言ってピンチも作らなかった。しかし最大のピンチは７回に巡ってくる。自らのミスも加わり無死満塁という絶体絶命のピンチ。それをホルツ・木塚のリレーで脱する。特に木塚独特の気迫の投球が連続三振を生んだ。ルーキーデビュー時は素晴らしい活躍をしたがそれ以来苦しんできていた木塚ではあったが、本当今季は良い結果を残しているよね。

これで５月は25試合13勝12敗で通算では48試合22勝24敗２分けで終わった。

いきなりの４失点しかも相手は渡辺とはいえまだ初回の大量失点。ファンは敗戦を覚悟しても何があるか分からないので選手には諦めてもらっては困る。しかし代わった加藤がホームラン浴びて更に火に油状態となってしまった。結果的に４回にマリーンズの守備の乱れから３点を取り戻し、２失点以降試合を作った加藤を考えると、この２ホームランは余計であった。でも６イニングを２失点に抑えた事は収穫であった。昨日の吉見同様きっかけとなればね。

まぁ今まで投げている表情も自信喪失という感じがにじみ出ていた吉見だけに、これをきっかけに自信を持てれば今日の急遽の登板は大きなプラスとなったよね。

さてその三浦見事に期待を裏切ってくれた。４回で何と115球被安打６与四球も押し出しを含む５で７失点(自責は５)。先発ピッチャーがこれだけ失点しては話にならない。ここで勝てないの本当に痛いやっぱり３タテも覚悟か・・。

それにしても、大味というかエラーやらミスやら、四球多発での締まらない内容となってしまった。それでも相性の悪かった週末のホーム主催での連勝は大きいなぁ。さて火曜日からはホークス戦何とか３タテだけは避けて欲しいところ。あとクルーンに関しては別途書きます。

しかし前回ファイターズ戦でも好投しているだけに、これだけ援護をもらえば逆転以降１安打に抑える好投をした。そう！！打線が打てば勝てるのですよ。

これでまたも負け越し、結局交流戦４カード中３カード負け越しで、しかもパ・リーグ下位チームに負け越しを連発ではベイスターズやっぱりこんなレベルなんだね。これで残るはライオンズとホークス勝ち越せるわけ無いか・・・。
 龍太郎これで目処立ったね。次に目指すは勝利投手。頼むから援護してやってくれよ！！

さてこの試合で、琢朗がＪＰのフォームを盗めたのどうか３盗塁。しかも５回は逆転を招く２連続盗塁。ここまでベイスターズに足りないものの１つに足が使えないのが目立った。特に盗塁数はリーグ最下位レベル。それがヒットに頼るしか得点が出来ず、少ないヒットで得点する事が出来ていない。まぁそれが出来た事は収穫かな。でも琢朗では限度がある気もきもするけれど・・。

一方打線はいち早く那須野を助けたいところ、１回１死１・３塁のチャンスを作るが佐伯が空振り三振、更に飛び出してしまった金城が１・２塁間で挟まれる。どうせアウトになるならばとタイミングを見て３塁ランナー古木がホームを狙うがホームタッチアウトアウト。まぁこれはしょうがないとしても、２回無死１・２塁で村田が痛恨の併殺打で、最悪の試合展開となってしまう。

しかし、１つのミスから流れが変わる。４回先発のベテラン立石がいきなりエラーでランナー出し１点を許す。更に村田に対しての３球目がど真ん中に入ってしまい２ランを浴びる。これでイヤな雰囲気を払拭し試合になった。

その那須野４回以降やっと落ち着いた感じで尻上がりに良くなってきた。結果は６回90球被安打６与四球２奪三振３で４失点。心配したけれど次回に期待を繋ぐ内容となったのでホッとしたところだね。ん〜〜〜勝利をつけてあげたかったなぁ。

さてとりあえず３点取り戻した打線であったが、ファイターズの小刻みな投手リレーの前に５回以降１人も塁に出られず追い上げる事は出来なかった。最後横山に期待をしたけれど、やっぱりモチベーションは違ったみたい。大差で勝利、僅差で連敗という一番イヤな３連戦となってしまった。ていうか本当に北海道遠征って相性悪いね。まぁどうも北海道というと選手にとっては試合より薄野遠征という話を昔から聞くよね。ベテランの方々。

逆転はしてもらったがセドリックとっては最大のピンチが７回に訪れる。磯部にタイムリーを打たれまだ無死２・３塁。最悪同点のケースも考えられる絶体絶命であるが、高須はショートゴロ、ロペスに限っては外角低めの臭いところを見送って見逃し三振、この場面で見逃すとは・・・。更には２死満塁で木塚が登板する。しかし今日の木塚はコントロールに苦しむ。相川の構えとは逆球が多く、しかも甘く甘く入ってくる。それに対して吉岡が打ち損なって厳しい場面を最少失点で乗り越える。でもこの場面でこういう攻撃していたら勝てんわなぁ・・・。

９回２死からクルーが登場し、高須への１球目158km/h・そして２球目国内最高球速となる159km/hを記録した。それにしてもクルーンの投球練習時から場内どよめいていたね。

今回はビジターでゴールデンイーグルス戦。マリーンズ戦で大敗しているだけにここはキッチリ勝ちたいところでのこの結果。しかもパ・リーグのホームなのでDHが採用されるため、９番DHウィットをスタメンに入れる、打線がどう変わるかと思ったら、何と７回に打者12人で９安打を集中させ大逆転勝利であった。それにしてもウィットのホームランにはビックリした。やはり今日の場合、先制されても即追いつき更に勝ち越されたが、高須のライトフライから磯部ホームを狙うが、金城の好返球でタッチアウトこれで一気に流れが変わった。

でもどうも関川には相性悪いなぁ・・・。古くはドラゴンズ時代の久慈・関川ってベイスターズにとっては最悪のコンビだったもんなぁ。
この勢いで明日も行こう！！

となればどれだけ先発投手が踏ん張るかにかかるのに、今日の加藤は、気負いが入り初回からコントロールに苦しみ初回いきなり４失点ではもう終わったも同然としか言いようがない。しかもマリーンズ打線はこの４点で勢いに乗り、出るピッチャー出るピッチャーが滅多打ちにあってしまう。特に加藤以上に吉川がまたも１イニング６失点と、確かにどうしょうない状況ではあるけれど、あまりにも内容が酷い。まさか純にまでホームランを打たれるとは・・・。
特に加藤に関しては、ちょっと重傷だなぁ。そろそろ一度決断も必要なのかもね。

一方打線は今日も多村を欠き、何と野中が移籍後初スタメンでセンター、古木がレフトに入ったが、やっぱり渡辺俊に対して手も足も出ない。当然の如く大量得点に助けられ、更にはコントロールも文句なく、９回109球で完封勝利。これだけの投球されていたらこれではどうしょうもないよなぁ。

龍太郎は２回以降もボールが先行しコントロールに苦しむがそれでも何とか切り抜けると、５回頃からやっと安心感が持てる内容になってきた。結局７回を116球被安打５与四球３で２失点。この内容で良く２失点で終わったなと言うのが率直な感想。でも７回２失点は良く投げたよね。こうなれば龍太郎と同じくセラティニもコントロールに苦しんでいるだけに援護をしたいのだが、散発の３安打ではどうしょうもなかった。

一進一退の展開でなかなかチャンスを掴めない打線にひょんな事からチャンスが巡ってくる。７回２死でこのまま８回勝負かと思ったら、琢朗のキャッチャーフライを何と橋本が落球する。そこから２死満塁までチャンスを広げるが、金城が打てず最大のチャンスを逃してしまった。こうなるとやはりマリーンズにチャンスが巡ってくる。８回川村が登板したが、その川村もコントロールに苦しみ、連打を浴びて失点してしまった。李には打ち取っていながらセンターの前に落ちてしまった。考えたくないのだが多村だったら？？と思ってしまう。そして昨日は厳しい条件下で登板した小林に手も足も出ず勝敗は五分となった。結局勝敗を分けたのは、昨日同様一つのチャンスを掴めたかどうかの差になった。

やはりそうは簡単には勝たせてもらえないよね。今日はしょうがないでしょう。でも最後まで気の抜けない良い試合であった。

その好調同士の対決に相応しい緊迫した両エースの投げ合いとなる。しかもお互いのバック好守備が更に緊迫感を増長させる。その中フランコの一発により先制されたが、決して三浦の失投とは言えない脱帽の一発となった。強いて言えば相川の配球を読まれた感じである。初回こそチャンスを作ったが、その後マリーンズ清水に完璧に抑えられる。その清水この雨の中最後まで球威が衰えない。いやいや敵ながらあっぱれ、このまま負けても仕方ないなぁという感じであったが、９回とんでもないドラマが始まる。

確かに今季ベイスターズは逆転勝利は多いけれど、この清水の調子で誰がこんな事が起きると思うだろうか？それは先頭金城の死球から始まる。ここでボビーはあっさり抑えの小林雅に繋ぐ。しかしこれが完全な裏目に出てしまった。雨の中しかもぬかるむマウンドにコントロールを失う。死球・四球・送って・敬遠四球で１死満塁。しかも内川の送りバントは打球が早くタイミング的には３塁アウトも狙える可能性があったのに、やはりこの前の中の状態で見向きもせず１塁に投げてしまった。そして１死満塁で村田が三遊間へサヨナラタイムリーとなった。

結局監督采配の差なのかなぁ？？あの場面で清水を代えなければこういう展開は生まれたとも思えないし、また９回しっかり四球の佐伯にしっかり野中を代走に送った事、９回ホルツがやはり雨の中で連続四球のピンチもあっさり木塚で抑えるなどもあったしね。また数少ないチャンスをモノに出来たか出来なかったかの差でもあった。

何と言っても降板する時の清水の納得できない不服そうな顔は印象的であった。
やはり12連勝したチームだけある。本当に強い！！

さぁこの勢いで行こう！！

一方先発が踏ん張れば後半にチャンスは巡ってくるいつものパターンで、６回せっかく２死まで取っているのにいきなり崩れ、多村が２試合連続の決勝打で逆転。後は川村・クルーンで逃げ切り理想的な試合展開となった。

いやぁ本当この試合程負ける気がしなかった。
でもチーム状態が下降の中で、ドラゴンズ戦で復調の兆しを見せて、ここで開幕直後のチーム状態に一気に完全復調。交流戦を目の前に良いカードに巡り会ったものだね(^^)。

それにしてもここまで先頭打者を出していればねぇ。全てが先頭打者出塁からの得点だし。いくらエースとは言えども替え時間違えたな。

その裏ヒヤッとしたが、ホルツが阿部をタイムリーで済ませたところで、この展開で阿部に対してタイムリー以下であれば十分だと思ったので勝ちを確信した。はりこのチームは失投さえしなければ抑えられる。唯一門倉が失投してしまったもんなぁ。３連戦の頭を取れたのは大きい。これで気が楽に戦えるよね。

結果的に言えば、打線が昨日の勢いで後半普通にピッチャーが抑えていてくれれば圧勝しているような得点を取っているだけに、吉川の８失点が痛かった。岸本が打たれた時点で吉川でなく流れを止めてくれるピッチャーがいればまた話は変わっていたのだろうなぁ。でも接戦であってもこれだけ見方が打てるとは限らないしね。

まぁ色々問題あるけれど、吉川・岸本は今日は今日で割り切って次への経験にして欲しい。
それと今日打線が18安打９得点12残塁とりあえず、これをきっかけに打線が良くなれば良いのだが。あ〜〜あ一気にチーム防御率下がったなぁ。