試合寸評(日本選手権シリーズ)
試合日
対戦カード
試合日
対戦カード
試合日
対戦カード
10/19
10/18
ライオンズ第2戦
ライオンズ第1戦
10/23
10/22
ライオンズ第4戦
ライオンズ第3戦
10/26
10/24
ライオンズ第6戦
ライオンズ第5戦
 
10/26 ライオンズ第6戦 [横浜スタジアム] 
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敗 観衆29,289人 R H E
|000|000|001|1|7|0
−+−−−+−−−+−−−+−+−+−
YB|000|000|02×|2|3|0
[投手][YB][勝]川村(7回1/3)→阿波野(2/3)→[S]佐々木(1回)
    [][敗]西口(8回)
[HR][YB]
    []
☆☆ 主な得点経過 ☆☆
【8回裏】1死から波留四球、尚典セカンドゴロセカンド高木(浩)フィルダースチョイスで1死1・2塁、ローズセンターフライ、
     駒田右中間ライトフェンス最上段へ直撃の2点タイムリー2塁打。
【9回表】大塚レフトオーバー3塁打、小関に[代打]ペンバートン三振、高木(浩)に[代打]マルティネス四球、[代走]清水、
     中島ショートゴロ石井のフィルダースチョイスで大塚生還。
☆☆ 勝手に試合論評 ☆☆
やった〜〜!!日本一だ!!
このシリーズ楽勝かなぁと雰囲気を出したが、やっぱり非常に難しさを感じました。
さてこの試合、両チームとも先発ピッチャーは賭に出ていました。風邪でダウンした西口、後半調子を落とした川村、さぁどうなるかと心配をしました。その心配をよそに結果は投手戦、西口は7回まで2安打に抑えた、反面川村は4回まで毎回ランナーを出したが要所を抑えた。それからリズムを取り戻して7回まで好投をした。試合展開は8回両チームとも先頭打者、8回勝負であるなという感じを受けました。そして勝負を分けたのは、8回の攻撃でした、8回表松井がヒット、大友をファーストゴロで抑えて瞬間、権藤監督はあっさりと阿波野にスイッチ、たぶん元から権藤監督は高木(大)から左打者が続くので、阿波野スイッチを考えていたのだろう。それが正解であった。そして8回裏に疑惑を持たれた尚典の打席でのフィルダースチョイスが結果を確定させた。さらに5戦目で目を覚ました駒田が火を噴いた。あわやホームランかと思わせる素晴らしい打球でした。

やっぱり前半拙攻をしたライオンズから徐々に流れが、ベイスターズに向いた。それを加速させたのはベイスターズファンの声援だと思う、8回の阿波野に対するコールは凄かった。

そして佐々木が登場、非常に緊張しているのが見られたが、最後は併殺打で勝利をもぎ取った。
日本シリーズ最終戦で素晴らしい試合をしてもらった両チームの選手達に感謝です。

10/24 ライオンズ第5戦 [西武ドーム]
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敗 観衆31,756人 R H E
YB|112|300|037|17|20|0
−+−−−+−−−+−−−+−+−+−
|001|100|030|5|11|0
[投手][YB][勝]斎藤(隆)(7回)→五十嵐(1回)→佐々木(1回)
    [][敗]横田(2回0/3)→森(1回2/3)→竹下(2回1/3)→新谷(3回)
[HR][YB]ローズ   1号(2ラン・9回新谷)
    []鈴木(健)  1号(ソロ・8回五十嵐)
     ペンバートン1号(2ラン・8回五十嵐)
☆☆ 主な得点経過 ☆☆
【1回表】石井レフト線ヒット、波留。・尚典倒れて2死2塁、ローズセンターオーバータイムリー2塁打。
【2回表】佐伯右中間を抜ける2塁打、谷繁倒れて井上レフト線タイムリー2塁打。
【3回表】尚典左中間を抜ける2塁打、ここでピッチャー森、ローズ三振、駒田センター前タイムリーヒット。
     1死2塁から佐伯の打席で森ワイルドピッチ佐伯三振で2死3塁、谷繁レフト線タイムリー2塁打。
【3回裏】大友センター前ヒット、松井・小関倒れて2死2塁、高木(大)レフト前タイムリーヒット。
【4回表】1死から、石井センター前ヒット、波留セカンドゴロの間に石井2塁、尚典敬遠、ローズ四球、
     ここでピッチャー竹下、1死満塁で駒田ライトオーバー3点タイムリー3塁打。
【4回裏】2死から、高木(浩)センター前ヒット、中島レフト前ヒット、大友センター前タイムリーヒット。
【8回表】石井センター前ヒット、波留サードへ送りバント成功、尚典レフトフライ、ローズ四球、駒田センター前
     タイムリーヒット。
     2死1・2塁から佐伯左中間を抜ける2点タイムリー2塁打。
【8回裏】1死から鈴木(健)ライトスタンドへ1号ソロホームラン。
     大塚ライト前ヒット、高木(浩)ライトフライ、中嶋に[代打]ペンバートンレフトスタンドへ1号2ラン
     ホームラン。
【9回表】井上に[代打]荒井幸雄ライト線2塁打、[代走]万永、進藤三振で、石井四球、波留レフト前タイムリーヒット。
     1死1・2塁から尚典左中間へ2点タイムリー2塁打。
     ローズバックスクリーン左へ1号2ランホームラン。
     駒田センター前ヒット、佐伯センターオーバータイムリー3塁打。
     谷繁四球で1死1・3塁、井上ショートゴロの間に佐伯生還。
☆☆ 勝手に試合論評 ☆☆
いや〜〜今日は凄かった、日本シリーズ史上最高の20安打の猛攻でベイスターズ快勝!!
何と言っても、いつ起きるかなぁと思っていた駒田が目を覚ました!!6打数4安打5打点は凄い!!

この試合の分かれ目は、1回であったあっさり先制できたベイスターズに対して、それにライオンズ打線は対抗できなかった。野村は決して良くはなかったが、打線がカバーをしてしまった。更には、守備面での差が出た。尚典はこの日3塁側ブルペン落ちるファールフライをフェンス越しにファインプレーを2つした。更には佐伯もライトフライを好捕した。反面ライオンズはファールフライを落としたり、更には駒田のライナーを小関が取れず大量失点を生んだ。やっぱり守備力が勝敗を左右してしまう。

この試合権藤監督は打線の組み替えをした。今まで指名打者で結果を出せなかった佐伯を守備に付かせ、指名打者に井上を起用した。それが見事に大当たりをした。佐伯は守備に付かせてリズムを出す性格、井上は代打で結果を残してきていた。やっぱりパリーグ経験豊富な権藤監督だからこそ出来技なのか。

さぁ日本シリーズ大手をかけました!!一気に6戦目で決めよう!!

10/23 ライオンズ第4戦 [西武ドーム] 
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敗 観衆31,685人 R H E
YB|000|200|000|2|4|0
−+−−−+−−−+−−−+−+−+−
|020|002|00×|4|7|0
[投手][YB][敗]野村(5回0/3)→島田(1回)→阿波野(1回)→横山(1回)
    [][勝]石井(8回1/3)→橋本(0/3)→西崎(2/3)
[HR][YB]鈴木1号(2ラン・4回石井)
    []中島1号(2ラン・2回野村)
     マルティネス1号(2ラン・6回野村)
☆☆ 主な得点経過 ☆☆
【2回裏】2死から清水右中間3塁打、中嶋レフトスタンドへ1号2ランホームラン。
【4回表】石井四球、1死1塁から尚典ライトスタンドへ1号2ランホームラン。
【6回裏】高木(大)ライト前ヒット、マルティネスレフトスタンド場外へ1号2ランホームラン。
☆☆ 勝手に試合論評 ☆☆
今日は石井も良かったし野村も粘投をしていた。しかし勝敗を分けたのは、同点に追いつてから6回表琢郎がヒット出た後、尚典の打席の前で石井がボークをし琢郎は2塁へ、しかし尚典が決められなかったところで、勝負は決まったように思える。良いピッチャーでも1つ位はチャンスがあるもの、でも少ないチャンスで決められなければしょうがないと言うしかないでしょう。それ位石井が良かった。

これで対戦成績は五分五分、さぁ明日から気持ちを新たに出直しです。

10/22 ライオンズ第3戦 [西武ドーム] 
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敗 観衆31,599人 R H E
YB|000|100|100|2|8|1
−+−−−+−−−+−−−+−+−+−
|022|030|00×|7|8|0
[投手][YB][敗]三浦(2回1/3)→福盛(1回2/3)→戸叶(2回)→関口(1回)→横山(1回)
    [][勝]潮崎(6回1/3)→橋本(2/3)→デニー(2/3)→竹下(1/3)→西崎(1回)
[HR][YB]谷繁 1号(ソロ・7回潮崎)
    []
☆☆ 主な得点経過 ☆☆
【2回裏】鈴木(健)・大塚連続四球、高木(浩)セカンドゴロローズの悪送球で鈴木生還。
     中嶋キャッチャーゴロ谷繁サードに投げるが球が逸れて併殺打にならず1死2・3塁、大友セカンドゴロの間に
     大塚生還。
【3回裏】マルチネス・鈴木(健)連続四球、大塚セカンドゴロで1死1・3塁、高木(浩)レフト前タイムリーヒット。
     ここでピッチャー福盛、中嶋ライト前タイムリーヒット。
【4回表】尚典四球、ローズ倒れて、駒田センター前ヒット、中根レフト前タイムリーヒット。
【5回裏】大塚ショートへの内野安打、高木(浩)ファーストゴロの間にランナー2塁、中嶋・大友連続四球で1死満塁、
     松井左中間を抜ける走者一掃の3点タイムリー2塁打。
【7回表】1死から谷繁レフトスタンドへ1号ソロホームラン。
☆☆ 勝手に試合論評 ☆☆
西武ドームへ移っての初戦。こんな展開になるとは、ベイスターズピッチャーは11四球を与え、更には先制点をエラーで献上するという、もうどうしょうもない展開でした。特に2・3回とライオンズは得点はするが攻め切れていなかったので、まだどうにかなるとは思いましたが、松井の3点タイムリーで終わりましたね。更には打の方も、1・2回と連続で併殺打では流れも変わる。また石井・波留が出塁できないは、佐伯は大ブレーキでは得点も難しい。

強いてプラス材料を探せば、無安打だった谷繁と駒田にヒットが出た事と、関口・横山がそこそこ抑えたことでしょうかね。
やっぱり中継ぎが流れを止めなければ、勝てません。

10/19 ライオンズ第2戦 [横浜スタジアム]
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2勝0敗 観衆29,076人   R H E
|000|000|000|0|3|0
−+−−−+−−−+−−−+−+−+−
YB|100|020|10×|4|9|1
[投手][YB][勝]斎藤隆(9回)
    [][敗]豊田(4回2/3)→杉山(1/3)→石井(2回)→竹下(1回)
[HR][YB]石井 1号(ソロ・5回豊田)
    []
☆☆ 主な得点経過 ☆☆
【1回裏】石井ライト前ヒット、波留の打席で石井盗塁成功、波留ファーストゴロで石井3塁、尚典ライト前タイムリーヒット。
【5回裏】石井ライトスタンド1号ソロホームラン。
     尚典ライト前ヒット、ローズ右中間を抜ける」タイムリー2塁打。
【7回裏】2死から波留センター前ヒット、尚典の打席で波留盗塁成功、尚典ライト前タイムリーヒット。
☆☆ 勝手に試合論評 ☆☆
ベイスターズの勢いは今日も止まらなかった。1回まとも石井が出塁し盗塁成功、波留が進塁打を打ち、尚典が効率よく返すと言う理想的な展開だった。そして今日はとにかく走りに走った。盗塁数は石井1・波留1・尚典2であった。伊東は凄いキャッチャーという印象が
あったが、肩の衰えは隠せないようだ。まぁそれにしてもライオンズのピッチャーがモーションを盗まれ過ぎですね。
また打の方も尚典が2試合連続の猛打賞であった。また石井の大活躍は凄い!!素晴らしい!!
でも今日は斎藤隆!!3安打の完封試合。ストレートで押しまくる見事なピッチングであった。
それにしても、今年ペナントレースから日本シリーズまで多くの試合を観戦していたが、「ベイスターズが強いなぁ」と実感できた初めての試合ではなかったかと思う。さぁ1日開けて、西武ドームで3連戦です。この勢いをそのままで一気に勝負を決めよう!!
10/18 ライオンズ第1戦 [横浜スタジアム]
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敗 観衆29,025人 R H E
|000|002|200|4|9|3
−+−−−+−−−+−−−+−+−+−
YB|103|301|01×|9|14|0
[投手][YB][勝]野村(6回2/3)→阿波野(1回)→佐々木(1回1/3)
    [][敗]西口(2回0/3)→竹下(1/3)→森(3回2/3)→杉山(1回)→デニー(2/3)→橋本(1/3)
[HR][YB]
    []高木(大)1号(2ラン・6回野村)
☆☆ 主な得点経過 ☆☆
【1回裏】石井いきなりのサードへセーフティーバント成功、波留の打席で石井盗塁成功、尚典レフト前タイムリーヒット。
【3回裏】石井四球、波留の打席で石井盗塁成功、波留レフト前ヒット、尚典レフト前タイムリーヒット。
     無死1・2塁からローズレフト前タイムリーヒット。ここでピッチャー竹下。
     1死2・3塁から佐伯センター前タイムリーヒット。
【4回裏】野村左中間を抜ける2塁打、石井ライト前ヒット、波留左中間を抜けるタイムリー2塁打。
     清水の返球が悪送球となり石井生還。
     無死3塁から尚典の打席でピッチャー森のワイルドピッチで波留生還。
【6回表】小関レフトオーバーの3塁打、高木(大)がライトスタンドへ1号2ランホームラン。
【6回裏】野村センターオーバー2塁打、波留左中間を抜けるタイムリー3塁打。
【7回表】2死から清水センターオーバーの2塁打、[代打]金村センターオーバータイムリー2塁打。
     松井センター前タイムリーヒット。
【8回裏】中根センター前ヒット、波留の打席で盗塁成功、波留サードの鈴木(健)がトンネルで中根生還。
☆☆ 勝手に試合論評 ☆☆
初めての日本シリーズ、相手は西口投手戦の予想は容易だったが、まさかこんな圧勝が出来るとは思わなかった。
結局はライオンズのミスがベイスターズに勝利を招いた。その結果を招く事になった勝敗の分かれ目は1回の両チームの攻撃だった。
ライオンズは足を絡めるチーム、そのライオンズが1回から足を使った。2死から高木がレフト前ヒットで出塁、そして盗塁を試みたが
谷繁が見事に刺した。それが後々までライオンズの攻撃を1歩引かせた。

反面ベイスターズは石井が意表を突くセーフティーバントで出塁。そしてあっさりと盗塁を決めた。まるでライオンズ野球をベイスターズ
が行ってしまったのであった。結局それがきっかけとなり、マシンガン打線が爆発した。そして忘れてならないのは、ベイスターズ打線の
9番に眠る強打者野村であった。守備位置が前なのを観ていて、面白いぞ〜と思ったが、甘く見た事でしょうね。でも投手が1試合2塁打2本はシリーズ初とか。

そしてこの試合8回表2死2塁から病み上がりの佐々木が登場。田辺にいきなり四球を出し、まだ風邪が治っていないように感じた。しか
しそれを救ったのは谷繁だった。伊東の打席で、ベンチの指示によりWスチール決行。谷繁見事に刺しピンチを救った。この試合で、ライオンズに「石井の足」「尚典の打」「谷繁の肩」「守護神佐々木の存在」を改めて植え付けたと思う。とにかくベイスターズらしさを全面出した圧勝となった。

最後に久しぶりに、浜スタに帰ってきたデニーで対してベイスターズファンからデニーコールが起きた。
ベイスターズファンの暖かさを感じる一面だった。

 
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