ストーリー

本シミュレータは帝国軍の最新型戦闘機であるY-2型機の高等練習生の訓練目的のために制作されたものである. 実機の機能は、一部の簡略化を除いて忠実に再現されており、訓練課程0〜2カ月の訓練生がY-2型機に熟練する上で、重要な役割を果たす.

Y-2型機には、2基のイオン.エンジンと1基のワ-プエンジンが,装備されている. また、兵装はX-5型機と同じくP7B光子魚雷発射/制御システムを実装している. 各星系において、制限時間の10分間のうちに10機以上の敵および司令機(コマンドシップ)を撃破することにより、 次の星系にワープする許可が与えられる. 各星系を巡回後、原星系(ALDERAAN)に帰還して母船にドッキングすることにより、任務が完了される.

帝国宇宙軍 指令第301270B、文書番号4
「Y-2シミュレ-タ」より抜粋



画面と操作

画面説明


10-key
上下左右に自機を回転(=旋廻)させます。 慣性が付いているため キーを押し続けるとその方向に加速し、キーを離しても回転を続けます。 回転を止めるには、回転の逆方向に 同じ加速度分キーを入力しなくてはいけません。 オリオン80ではキーが8方向になりました。

ZX Xキーで推進速度を加速、Zキーで減速を行います。 PC-6001版では1つのキーで加速と減速を行っていたのに比べて、操作性は格段に向上したと言えるでしょう。

Space 光子魚雷 (フォトン・トーペドゥ) 発射。 最大4発まで連射可能です。 魚雷発射可能時は照準が十字型に、発射不可時は横ラインに切り替わります。 残弾数は画面上部に数字で、現在連射可能な魚雷がドットで表示されています。 オリオン80では、MAX99発となりました。

ShiftHV キー入力に対する回転方向を反転させます。 PC-6001版と異なり、水平方向(Shift + Hキー)、垂直方向(Shift + Vキー)それそれに対して 反転指定が出来るようになりました。

ShiftAM Shift + Aキーを押すと自動姿勢制御装置がONとなり、方向キーを離すと自動的に回転が止まるようになります。 Shift + Mキーを押すと手動モードに戻ります。 被弾によって自動制御装置が使えなくなることもあります。 PC-6001版を遊んだことがあるプレイヤーは自動制御装置をONにすると違和感を感じるのでは?

ShiftT Shift + Tキーで、敵機の通信を傍受します。 傍受したメッセージから、コマンドシップ/タンカー/魚雷補給艦等の判別が行えます。 20回使用でき、面をクリアする毎に5回分補充されます。 PC-6001版では敵機の識別方法が全く無かったので、このシステムの導入は大きい。

Escape ゲームのポーズON/OFFを行います。 全ステージクリアするのに最長で50分かかるため、ポーズ機能はとても助かります。





ゲームの進行

燃料切れにならないように注意しながら、敵機を撃墜していきます。 敵の弾に当たったり、敵に衝突すると燃料は大幅に減少したり、 時には燃料漏れ等のアクシデント が発生する場合があります。 アクシデントは次のステージに進むと、自動的に修復されます。 燃料はタンカーと、魚雷は魚雷補給艦とドッキングすることで補充されます。

ステージは 全5ステージ です。 各ステージ、10分以内に 10機以上の敵機とコマンドシップ を撃墜し、ワープすることで次のステージに進みます。 ワープエンジンは、速度が990になると起動します。 敵機10機以上撃墜しても、コマンドシップを撃墜していなくてはワープ装置は作動せず、次のステージに進みません。 5ステージクリアをすると、大型戦艦GRANADAとドッキングして MISSION COMPLETE となります。 任務達成時には、特典としてスターシップデザイナーのパスワードをもらえます。
ワープ中の画面 HyperSpace?