昭和の金利 単行本3巻 「ボーナス1024倍」より



パパのボーナスが少なかったので、定期預金で100年間預けて増やしてしまおう、というお話。 ドラえもんの 「定期預金だと10年で倍くらいに増える」 というセリフは、超低金利時代の現在から見ると非常にうらやましい限りです。

ちなみに、パパのボーナスが50万円として、10年間の定期預金を現在 組むとすると、

  三井住友銀行 みずほ銀行 UFJ銀行
金利(10年定期) 0.15% 0.15% 0.15%
50万円を10年間
預けるたときの金額
\507,751 \507,751 \507,751
100年後の金額 \580,852 \580,852 \580,852

どの銀行に預けても、金利は一緒で、ほんの少ししか増えないのですね (金利は2005年2月現在の数字です) 。 100年預けても、「ボーナス1.16倍」というのが今の数字なのです。 なんと夢のない話。

逆算すると、10年で 倍増えるためには 約7.1% の金利が必要でした。 現在の金利(0.15%)で倍にするためには、463年(!)預けないといけません。

やっぱり、「ドラえもん」は夢があるお話の方がいいですよね。


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