こういうサイトを運営していると、
よくこんなことを 尋ねられます。



「好きなひみつ道具は何ですか?」


う〜ん、これといって特には
ないです。


「ドラえもんの面白いところはどこですか?」


このサイトで紹介しているところが
お気に入りです。


「小さいときからこんなことが面白かったんですか?」


はい!


「小さいときは、ひみつ道具に興味なかったんですか?」


あったらいいなとは思ってましたが、
まぁ、マンガだしと思ってよんでました。


「冷めた子供だったんですね、、」


はあ。


しかし、ですね、、
「ドラえもんはしょせんマンガだよ」
と教えてくれたのは
他ならぬ ドラえもん達であります。


今回は、そんなシーンを
集めてみました。





単行本14巻 「念録マイク」 より



私が最初に 「あ!」 と衝撃を受けた発言です。 たしか、「小学●年生」で読んだ記憶があります。 6ページというのは、この「念録マイク」 の回のページ数のことです。
このセリフを読んで、すぐにページ数を数えました。 6ページといっても正味5ページで、表紙を入れて6ページ。 この「表紙も数える」というみみっちさ(?)と、 「ページ数が少ないから話を巻く」という大人な事情を堂々と話していることに、子供の頃の私はかなりビックリしたのであります。

アニメでは、このセリフはどうしたんでしょう?




単行本8巻 「くろうみそ」 より



勉強に集中できない のび太を見かねて、お説教をはじめようとするパパ。 「2ページ」とページ数を指定したパパは、ホントにキッチリ2ページの説教を展開します。
「人気が落ちる」という のび太のセリフは、 マンガを自覚した発言で、これまた衝撃的でありました。
これまたアニメでのセリフがどうであったか気になります。




単行本14巻 「無人島へ家出」 より



たしか、創刊間もない「コロコロコミック」でこの回を読んだと思います。 無人島で10年を過ごして、大人になってしまったのび太の慟哭。 たしかにのび太が大人になっちゃったら「ドラえもん」はおしまいですよね。
「連載終了」 というマンガのキャラにとっては最大の終局を自ら悲観するギャグはすばらしいです。






キャラが自らマンガを自認している発言、 私が覚えているのはこの3つですが、探したら、他にも見つかるかもしれません。 見方によっては興ざめ…なのかもしれませんが、私はこれらのセリフが読めることで「ドラえもん」が さらに好きになりました。

キャラクターがこういう「メタ」な発言をした瞬間の、ちょっとした驚きと、キャラを通じた作者との奇妙な一体感が大好きです。 この手のギャグが登場するマンガって、最近はあまり見ないですね。

手塚先生や藤子先生の時代の作家達は、みな 「まあ、マンガですから」という、一歩引いたスタンスを常に持っていた気がしています。 メタなギャグによってそんな姿勢を読者に見せていたのかもしれませんね。




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