これがシンガポールで入手した「ドラえもん」。 表紙はTVアニメの写真となっています。 表紙だけ見ると、何も怪しいところはありません。
タイのパチドラに比べてもはるかにマトモです。 しかし、ページをめくると、そこには見たことのないドラえもんワールドが展開されます。
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なんと、この「ドラえもん」、ドラえもんは出てきますが、その他のキャラクターは全部オリジナルとなっています。 のび太やジャイアン、スネ夫や
しずかちゃんは一切登場しないのです。
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シンガポール・ドラのメインキャスト。 中央のキャラが "のび太" 役。
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物語は唐突に始まります。 歩いていたドラえもんが、餅乾(ビスケットようなお菓子)の匂いに誘われて主人公と出会います。
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はい! タケコプター(特大) |
餅乾を恵んでもらったドラえもんは、お礼に竹蜻蜒(タケコプター:ただし特大)をプレゼントします。
この後、主人公はドラえもんと共に冒険に旅立ちます。全部で約200ページの超大作です。 ストーリーのタイトルは「夢幻の遊記」。 なぜか、タイトルだけは日本語なのです。
まるで桃太郎の犬/猿/キジのように餅乾ひとつで主人公の相棒となってしまうドラえもんが情けなくて笑えます。
それにしてもファーストコンタクトは、やっぱり 「そ〜らを自由に飛びたいな」 「はい!タケコプター」 なんですね。
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このマンガ、ドラえもんがとても上手に描かれているのが驚きです。 藤子・F・不二雄 先生亡き後、日本でも別の作家がドラえもんを書いていますが、それと比べても遜色有りません。
ただ、ときどき日本のドラえもんではありえないアクションをするのはご愛嬌です。
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シンガポール風ずっこけドラ(上)と、
シンガポール風びっくりドラ(右) |
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パチものと言っても、 オリジナルで大長編のドラえもんを書いてしまうパワーには感服します。 「ドラえもん」のアジアでの人気を改めて実感する作品です。
…でも、なぜのび太達は登場しないのでしょうか? ドラに比べて人気は劣るのかしら。
驚きのパチドラ、 シンガポールに行ったときには、ぜひチェックしてみてね! |