No.12 | 単行本1巻 | 「一生に一度は百点を…」より |
使えば必ず100点をとれる、コンピューターペンシル。 これを使ってテストを受けようとするのび太を、
ドラえもんは言葉ではなく"目"で批判します。 結局のび太はこのドラえもんの目つきが頭から離れず、最後の最後で
コンピューターペンシルを使うことをやめるのです。 のび太の良心にまかせて、あえて何も言わないドラえもんの教育方法(?)は、スバラシイの一言。 このお話はこの後、のび太のペンシルを盗んだジャイアンが100点を取ってしまいます。 しかし、ジャイアンの父ちゃんは、ジャイアンの不正を見抜き、涙を流してジャイアンを殴るのです。 父ちゃんも、エライ。 ドラえもんとジャイアンの父ちゃんが、それぞれの方法で「悪いことをしてはいけない」と教える名作です。 私もこのドラえもんの「軽蔑した目つき」が強烈に印象に残っています。 …今読むと、「体育」ばっかりはコンピューターペンシルでもどうにもならないから、たしかにパパの言うとおり、 「通信簿がオール五」はありっこないんです。 のび太のパパもひょっとしてかなりスゴイのかしら?! これは、aiさんから教えていただいたネタ。
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