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動物が主人公のクリスマス絵本
『こねこのみつけたクリスマス』
マーガレット・ワイズ・ブラウン 文 アン・モーティマー 絵 中川千尋 訳
1994年第1刷 (ほるぷ出版) 5歳くらいから
こねこの目に映ったクリスマス・イブってどんな感じ? 水たまりに張った氷、部屋の中の甘くてピリッとしたにおい。色とりどりの包み紙がつるつる、ガサゴソいう音。
そして、夜空の上から聞こえてくる、サンタクロースの鈴の音。外は粉雪。やがて、教会の鐘の音が聞こえ、人々はみなドアからでていきます。家はひっそりと静まりかえり、暖炉の炎がゆれます。すると、どこからともなくクリスマス・キャロルの歌声が聞こえてくるのです。 クリスマス・イブの日のこねこの様子を俯瞰して語ったような、M・W・ブラウン独特のお話の世界が楽しめます。 色彩豊かな細密画もとてもすてきです。
『トスカのクリスマス』
マシュー・スタージス 文 アン・モーティマー 絵 木原悦子 訳
1991年第1刷 (講談社) 5歳くらいから
この絵本も、仔猫トスカの目で見たクリスマスの様子が描かれています。
こちらはトスカの感情がたっぷり表現されていて、「ネコの気持ち」がストーリーの中心です。
飼い主の人間にとって楽しいクリスマスも、トスカには迷惑なばかり。
誰もかまってくれないし、皆がトスカをじゃまにします。 甘えん坊で、いたずらで、かわいらしいトスカが、『こねこのみつけたクリスマス』と同じ画家によって美しく表現されています。 ネコ好きの人にはきっとたまらない一冊。
『ちいさな ろば』
リース・エインワース 作/ 石井桃子 訳/ 酒井信義 画
1979年こどものとも発行 (福音館書店) 4歳くらいから
黒いろばが ひとりぼっち、囲いの中でくらしていました。 ろばは、寒くはありませんが、淋しいと思いました。 この年、ろばは初めて サンタクロースのことを知ります。
サンタクロースがプレゼントを自分にくれたらどんなにいいかと、ろばは思います。
ひとりぼっちのろばが、初めて会うサンタクロースにお願いしたもの。 それは「友だち」でした。 淋しかったろばが、最高の贈り物をもらって幸せになるお話です。
しんと静かなクリスマス。淋しげなろばの瞳。深くやさしいサンタの目の青など、絵の表現力が素晴らしいです。
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