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バリアフリー絵本

バリアフリー絵本について

 もくじ

1. バリアフリー絵本のご紹介

2. 視覚障害を知るための本

3. 関連出版社・サイト

4. バリアフリー美術館・博物館
 

まずさいしょに


「見えない人も楽しめるように」
 

晴眼者(普通に見える人)だけでなく、視覚障害を持った人たちでも
触って楽しめる絵本が少しずつ増えてきています。
地域のボランティアによる、手作りの布絵本や点訳絵本にくわえ、
近年では特殊な印刷技術で加工された手で触ってわかる絵本も
いくつかの出版社から発行されています。

出版不況で、本があまり売れないと言われる世の中です。
にもかかわらず、マイナーな立場にあるの人のため、こうした新たな試みを受け入れ
協力しようとする出版社や印刷など関連業者が存在することは、心強くうれしい限りです。

私もいくつかバリアフリーと呼ばれる絵本を手に取り、娘と読んでみましたが、
どれも視覚障害者だけでなく、晴眼者にとっても楽しく遊べる工夫がなされていて
とても良いと感じました。 客観的に見て、まだ大なり小なり課題は残されているとは
思いましたが、それらの本たちには何よりも作り手の情熱が感じられます。
そして各工程での最大限の智恵と工夫の成果が生かされています。

ここでは微力ながら、毎年洪水のように出版されては消えていく本たちの間で
静かな情熱に支えられてがんばっている、バリアフリー絵本を応援できたらと考えています。

バリアフリー 

 バリアとは障害による壁、フリーとはそれを取り除くことを意味し、
バリアフリーとは障害者にとって、障害が取り除かれた状態を指します。



このような本が出版されています!

1. バリアフリー絵本


さわってごらんだれのかお?
(バリアフリーえほん 1)

中塚裕美子 作・絵 1999年発行 岩崎書店  年齢:1歳くらいから

さわってごらん だれのかお?表紙   本の中はこうなっています中身(※)

だれのかおかな? いろんなどうぶつの顔が1ページにひとつ。
さわってみると、ここは つるつる、こっちは ざらざら。 
見えない子ももちろん、見える子どもも楽しめます。
目をつぶって、指先だけで「読む」。 娘はわたしと「あてっこ ごっこ」をして楽しみましたよ。 目で追うだけじゃなくて、こうして五感を働かせて読むおもしろさがたっぷりつまった絵本です。

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サワッテゴランナンノハナ?
(バリアフリーえほん 2)


中塚裕美子 作・絵 1999年発行 岩崎書店  年齢:1歳くらいから

サワッテゴラン ナンノハナ?表紙    本の中はこうなっています中身(※)

見えない子も、見える子も。 同じく、五感を使って遊べる「さわってごらん」シリーズの絵本です。こちらは、ヒマワリ、アサガオ、マーガレット、スズランなど、代表的な花が各ページにひとつづつ。 指先で ざらざら ぽこぽこ いろんな手触りを味わいながら、花の名前を当てっこして楽しめます。

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さわってごらんいまなんじ?
(バリアフリーえほん 3)


中塚裕美子 作・絵 1999年発行 岩崎書店  年齢:2歳くらいから

さわってごらん いまなんじ?
画面いっぱいにトケイが描かれ、「いまなんじ?」とあります。
針の位置を指先でたしかめ、「○○時!」と当てっこしましょう。
長針と短針の太さを変え、短針にはざらざらと手応えがあってわかりやすく工夫されています。
何時かわからない子どもでも、文字盤よこの海のどうぶつたちでも答えられるのです。

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※ 上記中塚裕美子さんの絵本の画像は、ご本人の許可を得た上で掲載しております。
従いまして、無断で転載することを禁止いたします。ご了承ください。

よーいどん!
(赤塚不二夫のさわる絵本)


赤塚 不二夫 著  2000年発行  小学館



マンガ家 赤塚不二夫氏の初めての試みにより出版された、点字絵本。
「ニャロメ」「イヤミ」「ケムンパス」「ウナギイヌ」など、赤塚氏おなじみのキャラクターたちが楽しく徒競争します。 迷路をすすむように進行し、途中分かれ道になっていたり、落とし穴があったり、いろんなわなが仕掛けられています。 個性あふれるキャラクターたちが、思い思いのセリフを言いながら、時にはズルをして相手を出し抜きながら、すんなりゴールにたどりつけないところがこのゲーム絵本の面白さです。

ページは目の見えない子のために、絵の輪郭が盛り上がって指で確認できるしくみになっています。 弱視の子にもわかりやすいよう、色もはっきりとしていて文字も大きめです。 赤塚さんはいいます。 「ひとりでよんでも たのしいけれど、だれかとよむと、もっとたのしくなるぞ。」
目の見える子も見えない子も一緒に、ワイワイと触れ合いながら楽しむタイプのバリアフリー絵本です。

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ニャロメをさがせ!
(赤塚不二夫のさわる絵本)


赤塚 不二夫 著  2002年発行  小学館


同じく、赤塚氏のマンガのキャラクターたちが活躍する点字絵本。
今度はニャロメが魚屋ややおやの店先から、いろんなものを盗んでにげていきます。
ニャロメをみんなが追いかけていくのですが、ニャロメはどこにいるのでしょう?
手で触ってみないとわからない仕掛けが、ところどころにあって、新しいものを発見しながらすすめていく面白さがあります。
そして最後は、ほろりと泣かせる結末です。誰かを悪者にしたままでは終わらせない、作者のやさしさが感じられるバリアフリー絵本です。

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視覚障害をしるために

2. 視覚障害を知るための本

凸凹えほん日記

中塚 裕美子 著  2001年発行 IMS出版


上で紹介した、バリアフリー絵本の生み出された背景がよくわかります。
書評はこちらを参照ください。

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朝子さんの一日
 
--- 目の不自由な人の生活を知る絵本 ---


永原 達也・文  大中 美智子・絵  1993年初版  日本児童教育振興財団


沢田朝子さんは36歳。視覚障害者です。 郊外のニュータウンに3歳年上の夫の隆さんと、小学校3年生の息子のひかる君と3人で暮らしています。朝子さんは、毎日バスと電車を乗り継ぎ、オフィスに出勤します。スーパーや商店での買い物、料理、そうじ、せんたく、と普通の主婦と同じように家族のために働きます。

行動派の女性、朝子さんの日常を、イラスト中心にストーリー仕立てで紹介した本です。 そしてこの本は、視覚障害者の日常を、特に家庭を持つ女性の視点から描いた点が特徴的です。 家電品や日用雑貨品の使い勝手、スーパーで買い物する際に感じる不便さなどを、わかりやすく説明しています。 目の不自由なお母さんがどう赤ちゃんの健康を守り、子どもが学齢期になってからはどう接しているのか、晴眼者(目の見える人)の私にとって驚くと共にとても感心してしまいました。 (小学校6年生〜 向け)

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 --- バリアフリーの本 1 ---
目に障害のある子といっしょに

竹内 恒之・文  折原 恵・写真  1999年1刷  偕成社


全盲の小学6年生、畑野菜歩ちゃんの日常生活を、写真入りで紹介した本。
サブタイトルには、「障害のある子もみんないっしょに」とあります。 小学生の晴眼者(目の見える)子どもたちに、目に障害のある子どもの世界を理解してもらおうという趣旨で書かれているためか、ほとんどの漢字にはルビがうってあります。
菜歩ちゃんの学校生活を中心に、身のまわりの危険、視覚障害者へのマナー、バリアフリー商品、スポーツ、盲導犬のことまで幅広く実物を写した写真と共に紹介してあります。
(小学校中学年くらいから)

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触る門には福来たる 
 
--- 座頭市流 フィールドワーカーが行く!---

広瀬 浩二郎 著  2004年 (岩波書店) 


幼少時代からチャンバラが好き。大学では居合道、合気道、野球、サッカーとあらゆるスポーツを極める。そして京都大学で文学博士号を取得し、現在は大阪の国立民族博物館に勤務する。そんな著者は、なんと全盲の人。
行動派で情熱の人広瀬氏の、アメリカ旅行記を中心にしたエッセイ集。 もっと詳しくよむ
(小学校高学年くらいから)

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関連出版社・サイト

3. 関連出版社・サイト


大きな活字本・障害をもつ人に配慮した本を出版している出版社
及びバリアフリーをテーマにしたサイトの紹介です。


偕成社
あらゆる障害に関する本が多数出版されています。 障害者を理解するこどもの本のシリーズには、『さっちゃんのまほうのて』という有名な絵本もあります。

リブリオ出版
大きな活字の、読みやすい本シリーズが出版されています。文字の大きさは5mm(20Q・14ポイント)に設定。 字が小さいため、読書の楽しみから遠ざかってしまうという方に大変うれしい企画ですね。 他に、絵本の復刻版なども豊富です。

日本点字図書館 
全国の視覚障害者を対象に、点字図書・録音図書の貸し出しを行なっている図書館。東京の高田馬場にあります。 他に、対面リーディングや個人希望点訳・録音サービス、中途視覚障害者のための相談などしています。

国際子ども図書館
東京上野にある、国立の児童書専門図書館。展示やイベントなど、子どもと子どもの本の周辺に関する情報が満載の図書館。障害のある方へのサービスも充実しています。

鈴木出版 
「こどものくに」「しぜんのくに」という、月刊絵本など、子どもに関連した図書を多数扱っている出版社です。障害児保育を扱った書籍のコーナーがあります。

バリアフリー絵本の世界へようこそ
障害の有無に関係なく、誰もが楽しめる絵本。 そんなバリアのない絵本の紹介を、全国で「バリアフリー絵本展」として紹介されています。 バリアフリー絵本の現在を詳しく知ることのできるサイトです。

てんやく絵本 ふれあい文庫
手づくりの「点訳絵本」を作り、全国の視覚障害者の方に郵送による無料貸出のサービスを行っています。他にも、子育ての不安を少しでも解消できるような音訳版育児書の製作、貸出などの活動もされているそうです。興味のある方は、ぜひアクセスしてみてください。 

Kuyo's Homepage
「バリアのない生活をめざして」という副タイトルの、kuyoさんのサイト。 視覚障害に関する情報が、とても豊富です。メルマガ「ホームページバリアフリー度鑑定団」は、私も読者です。


読書工房 
書籍のユニバーサルデザインを研究し、実践する会社のサイト。 出版形態の多様性の実現に向け、あらゆる可能性を追求するという姿勢には、大変共感をおぼえます。編集業務をはじめ、アクセシビリティに関する研修などのサービスがあります。

大活字 
「見えない・見えにくい人の生活を応援する」株式会社大活字のサイト。大活字本をはじめ、視覚障害者にも使いやすい生活用品等の各種グッズも豊富に扱っています。全国規模のイベント・展示会情報で、お近くの会場をチェックすることもできます。

関連出版社・サイト

4. バリアフリー美術館・博物館


手で触れる、ガイドの人が案内してくれるなど、目だけで確かめる
ことのできな人にも配慮した美術館や博物館を調べてみました。


横浜美術館
神奈川県横浜市のみなとみらい地区にある美術館。「子どものアトリエ」には、「手で見るギャラリー」という、触れることのできる展示物があります。


国立民族学博物館
大阪にある博物館。ミュージアムパートナーというボランティアも活動しています。「みんぱっく」という実物にふれて学ぶことのできる貸出用の学習キットが、教室単位で借りられます。

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