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5歳〜6歳までに集めた絵本

5歳ともなると、ストーリーが中心の、長めの絵本が中心となってきました。 一冊一冊が長いので、読み終わるまで結構時間がかかってしまい、読み聞かせするのもなかなか大変です。
りなも物語を理解する力がだいぶついてきて、複雑な質問もするようになってきました。  でもまだまだ甘えたいのか、赤ちゃん絵本を「これよんで」 と言って持ってくることもあるのです。


絵本の表紙を画像として用意できたものもあります。
なお、用意した画像は既に出版社の許可を取っている ものですので、無断転載することは禁じます。ご了承ください。


りな 5歳2ヶ月の時に撮影
りな
 (5歳2ヶ月) 

5歳〜6歳までに集めた絵本 (もくじ)
むしゃ! むしゃ! むしゃ! おとなしい めんどり
きつねのホイティ あおい目のこねこ
なにもかもタオルのおかげ さよなら またね
ロッタちゃんと じてんしゃ あと10ぷんでねるじかん
マリールイズ いえでする からすの パンやさん
うまかたやまんば とべバッタ
くまのコールテンくん ぼちぼち いこか
あおいめ くろいめ ちゃいろのめ みつけたものと さわったもの 
ジオジオのかんむり  とっときのとっかえっこ
ロッタちゃんと クリスマスツリー クリスマスソングブックT 
クリスマスがきたよ  どうぶつ はいくあそび 
しりとりあそびえほん  なぞなぞえほん 
ねんねしたおばあちゃん ボルカ
ずどんと いっぱつ ちいさな しんぱい
ゆきひめ -


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画像と本の注文はこちら ゆきひめ
大川悦生 作 上野紀子 絵 1977年第1刷 (ポプラ社)

北国の雪深い山に、ゆきひめとあねさまの姉妹が住んでいました。
ある吹雪の晩、ゆきばんばにおどかされ、姉妹はちりぢりになってしまいます。
ゆきひめは村に行き、やさしいおじいさんとおばあさんの家に住まわせてもらうことになりました。ゆきひめは、おじいさんのもとで、お礼にはた織りを申し出ます。出来あがった布は、村で大評判になり、たいそうな値で売れました。やがてゆきひめは弱っていき、冬の終わりの雪の日にあねさまに手を引かれ、山の向こうへ飛んでいってしまうのでした。

               ● ● ● ● ● ●  

〈子どもがはじめてであう民話シリーズ〉の第4作。
雪の上でさらして仕上げる、「ちぢみ」という雪国特産の布にまつわる地方の物語。
図書館で見つけ、最初から最後まで莉奈一人、もくもくと目で追いながら読んだ本です。昔話特有の語り口なので、どちらかといえば人から読んでもらって聞いて楽しむ種類の絵本だと思います。雪のふる寒い冬の日の読み聞かせにぴったりです。
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画像と本の注文はこちら ちいさな しんぱい
アンネ・エルボー作/ 木本 栄 訳 2000年初版 (ひくまの出版)

くまのアルシバルドが、朝めをさますと、頭の上に小さな雲がもやもやとうかんでいました。 そのうち、その雲は、アルシバルドの小さなしんぱいになりました。にげても、にげても、何をやっても雲はおいかけてきて アルシバルドを悩ませるのです。

               ● ● ● ● ● ●  

ある日ぽっかり頭の上に浮かんだ「しんぱい」に一日中つきまとわれる
くまくんのお話。
どんなにがんばっても、気分を変えて大好きなものをたくさん食べても、
目をそらしても、深呼吸しても、どうしてもしんぱいのタネは消えてくれません。
だれにとっても、なんだか覚えのあることなので、このアルシバルドのゆううつな気持ちはきっと多くの人が共感できるのではないかとおもいます。

悩みにつきまとわれているときって、スポーツしても、グルメにはしっても、
旅行に行っても、やっぱり悩みもいっしょについてくるのです。
むきになってみたり、格闘してみたり、地団駄踏んでみたり、泣いてみたり、
あがきにあがいて…… あれ? いつのまに、小さな雲はどこへやら?
心配や悩みなんて、そんなものなのかもしれません。 
この絵本を作った作家は、ブリュッセル生まれの女性。しかも、1975年生まれの若くてチャーミングな人です。深みのある絵の色合いも、センスの高さを感じさせてくれます。
(2001年に他サイトに寄稿したもの)
   
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画像と本の注文はこちら ずどんと いっぱつ
ジョン・バーニンガム 作 渡辺茂男 訳 1995年第1刷発行 
(童話館出版)

シンプは、みにくいめすの子犬でした。兄弟たちはもらいてがみつかったのに、シンプのことはだれももらってくれません。
シンプは飼い主から、ゴミ捨て場にすてられてしまいます。町を歩いても、ゴミ置き場でも、シンプはやっかい者扱いです。
そしてとうとう、野犬収容所に入れられてしまいます。しかしなんとか逃げ出したシンプは、今度はサーカスのテントに近づき、そこでピエロのおじさんに助けられます。
ところがこのピエロ、ネタがちっとも面白くない、とクビにされる寸前でした。 
そこでシンプは一案講じ、体当たりでショーに臨みます。結果は拍手大喝采。
シンプとはピエロは大切にされ、いつまでも幸せに暮らすのでした。

みにくく生まれても、最後は自分の力とアイデアで、幸せをつかみとる犬の話。
シンプはとても地味な子犬で、みんなからさげすまれて暮らしていましたが、最後すごい力を発揮するんです。 とても力づけられます。  → もっとよむ
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画像と本の注文はこちら ボルカ
ジョン・バーニンガム 作 木島始 訳 1993年第1刷発行(ほるぷ出版)

ガチョウのボルカには、生まれたときから羽がありません。
そこでボルカは、おかあさんガチョウに毛糸で編んでもらった服を着ていました。
でも、他の兄弟たちは自分たちと違うボルカを仲間はずれにします。
毛糸の羽では、泳ぐことも飛ぶこともできないボルカは、いつもひとり、淋しく泣いてすごしていました。 そして冬になると仲間はボルカを置いて、皆温かい所へ飛んでいってしまいました。
ある雨の夜、ボルカは入江に停めてある船で雨宿りします。そしてひょんなことから皆と一緒に航海にでるのです。そこには心優しい犬や船長がいました。
そして最後はロンドンでボルカを仲間はずれにしないガチョウたちと出会い、幸せに暮らすのでした。

かなしくて、泣いてばかりいたガチョウのボルカ。 まじめに生きていれば、きっといいことがあるんだね、よかったね。 そんな気持ちにさせてくれる物語。 絵の色合いが大変美しく、心が癒されます。 バーニンガムのデビュー作。 → もっとよむ
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ねんねしたおばあちゃん
かこさとし 絵・文 1980年   (ポプラ社)

おばあちゃんは、タミエちゃんが赤ちゃんの時からいっしょでした。タミエちゃんの両親が働きにでている間、おっぱいをあげたり、おしめをかえたり、いっしょに遊んだり、タミエちゃんがケガをしないようにいつも気をつけていなければなりませんでした。
そんなおばあちゃんがある日バタリと倒れたきり、動かなくなります。そしてそのまま病院に運ばれ、永遠に帰らぬ人となってしまいます。
大きくなったタミエちゃんは、保育園に通うようになります。でもおばあちゃんがいつか帰ってくるのを待って、あやとりのひもをいつも大事に持っているのです。

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幼稚園の子どもにも、人が「死ぬ」ということがわかるような絵本を、5歳になってからいろいろさがしています。 小学生以上になると、死をテーマにした児童文学がたくさん出てくるのですが、幼児向けとなるととても少ないものです。 その中で探し当てたのがこれ。
タミエちゃんという女の子が、大好きなおばあちゃんを亡くすまでの日々が、淡々と綴られています。 地味ですが、心に残る絵本です。 → もっとよむ
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画像と本の注文はこちら なぞなぞえほん
中川李枝子 作 山脇百合子 絵  
 1988年発行 2002年第54刷 (福音館書店)

おなじみ中川・山脇コンビによる、幼児向けなぞなぞ絵本。 
1のまき、2のまき、3のまきの全3巻から成ります。 
登場するのが「ぐりとぐら」だったり、「けんたうさぎ」だったりと、どこかで見たことのあるキャラクターで、とてもかわいく楽しい印象です。 

なぞなぞ遊びが大好きな5歳のりなにぴったりの絵本で、しばらくはまっていました。
絵を見てしまうと答えがすぐわかってしまうので、読み手は絵を見せないように読むのがいいかもしれません。 4歳くらいから楽しめます。
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画像と本の注文はこちら しりとりあそびえほん
石津ちひろ 文 荒井良二 絵  2002年初版発行 (のら書店)

クリスマスに、お友達の純子さんからかわいいしりとり絵本をいただきました。
「おおきくなるしりとり」「はるのしりとり」「なつのしりとり」「しろのしりとり」など、
テーマにわかれた言葉でしりとり遊びがすすんでいくのです。

ポップでにぎやかで楽しい荒井良二さんの挿絵は、言葉遊びの面白さをよくひきたてて、眺めているだけで明るい気分になれます。 3、4歳くらいから楽しめます。
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画像と本の注文はこちら どうぶつ はいくあそび
岸田衿子 作 片山健 絵   1997年初版発行 (のら書店)

5・7・5の文字をつなぎ合わせて作った、俳句あそびの絵本。

本来俳句には季節の言葉が入りますが、この絵本ではそんなお堅い決まりはなし。
ぶた語あり、へび語あり、犬語、うし語、チューチュー語まであるんです。
しかも、対訳付きで。 伝統の俳句の形式を使って、こんなにもユニークな文を作れる岸田さんには、もう脱帽。 

言葉って、自由なんだな、どうにでもいじって楽しめるんだなと改めて感心しました。 
手のひらサイズなので、電車でお出かけする時などよく持っていきます。
言葉をかなり獲得できた子に向いている絵本でしょう。
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クリスマスがきたよ
クリスマスがきたよ
山元眞 文  森津加嘉子 絵  2002年 初版発行  (女子パウロ会)

ずっと昔、遠い国に ナザレという村がありました。 ある日、ガブリエルという天使が
この村に住むマリアの元に来て 「もうすぐあなたに男の子が生まれます」とお告げをします。 マリアは受け入れ、やがてそのお腹には小さな命が宿ります。 そして生まれてくる男の子の名前は、「イエス」と名付けられました。 
聖書のイエス・キリスト誕生のお話を、4〜5歳向けにわかりやすく書いた絵本です。

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神の使いガブリエルがマリアの元を訪れ、「主は御身と共におられます」と告げる場面はとても有名で、「受胎告知」というタイトルで古今東西の名画に描かれています。

このお告げを聞いたマリアは、まだ未婚でしかも婚約者のある身でしたが、神を信じて
ガブリエルの言葉を受け入れました。  
イエス・キリストの誕生は、このマリアの「神さまのお望みのとおりに なりますように」という決意の言葉なくしてあり得なかったのだ、と改めて思わされます。

クリスマスはイエス・キリストの誕生の日。 イエスの誕生物語は、このひとりの乙女の勇気ある決意から始まったのだ、という著者の思いが読みとれる書き出しがとても印象的です。 ちなみに、著者はカトリックの司祭(神父)。教会の仕事のかたわら、幼稚園の園長もされているそうです。
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クリスマスソングブック
クリスマスソングブックT
作者: 児島なおみ  1999年 第1刷 2000年 第3刷 (偕成社)

「もろびと こぞりて」 「もみの木」 「まきびと ひつじを」 「サンタが まちに やってくる」など、大変ポピュラーなクリスマスソング16曲を集めた本。 楽譜付きで、日本語と共に、
英語でも全楽章の歌詞がついています。

楽譜が中心なので、最初これを絵本といってしまっていいものだろうか、と迷ったのですが、子どもと一緒に楽しく歌うのが目的だとしたら、子どもに読んであげる絵本とは限りなく近いものがあると思ったのでした。
クリスマスの歌って賛美歌がこんなに多かったんだ、と改めてクリスマスが クリスチャンにとって大切なお祝いであることに気付かされました。

実はひとつ、すごくうれしい発見がありました。 『
さむがりやのサンタ』(福音館書店)のなかで、サンタが料理しながら口ずさんでいる ♪あめにはさかえ〜 みかみにあれや〜♪の曲がこのなかにちゃんと載っていたのです! 「そうか。このメロディなら知っている」
って誰もが思う有名な曲なんですよ。
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ロッタちゃんとクリスマスツリー
ロッタちゃんと クリスマスツリー
アストリッド・リンドグレーン 作  イロン・ヴィークランド 絵
山室静 訳  1979年 初版1刷 (偕成社)

明日はクリスマス・イブだというのに、ロッタの家にはクリスマス・ツリーがありません。
今年はお父さんがもみの木を買いそびれてしまったのです。 みんなはがっかり。 
ロッタたちにとって、クリスマスツリーのないクリスマスなんて、とんでもないことなんです。 
ところが、ロッタがお隣のベルイおばさんのお使いに出かけた先で、おもわぬ出来事が待っていました。 幸運なことに、ひょんなことから クリスマスツリーを手に入れることができたのです。 おなじみ元気な女の子ロッタちゃんが 大活躍するシリーズのひとつ。

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りなの友だちで、3人兄妹の子がいます。 一番上がお兄ちゃんで、下は女の子がふたりという、ロッタちゃん一家と全く同じ構成です。  一番下の女の子を見ていていつも思うことは、「これだけお兄ちゃんお姉ちゃんたちから ないがしろにされたり 意地悪なことを言われても、よくがんばって耐えているな」ということです。 
モノをいつまでも貸してもらえなかったり、お姉ちゃんに付いていこうとすると「ダメ」と冷たく言い放たれてしまったり。
末っ子というのはこうして、人生の最初から兄弟に揉まれて 相当鍛えられながら大きくなるわけですね。 

ロッタちゃんも同じく、お兄ちゃんたちに鍛えられたお陰なのか、負けん気の強い女の子です。 でも、普段はお兄ちゃんたちの足下にも及ばないロッタちゃんでも、いざとなったら強く頼もしい存在となってくれるようです。 クリスマス・イブを前に、ツリーがなくて落ち込んでいるみんなの元へ、堂々ともみの木を届けたのは、一番小さなロッタちゃんでした。 

「神の力は いちばん小さい者の中に宿る」 という意味の言葉が聖書にありましたが、
ロッタちゃんの一生懸命さに、神さまがきっと応えてくれたのでしょうね。 

りなはロッタちゃんの失敗の数々に、読み聞かせるたび うれしそうに反応しています。

とっときのとっかえっこ
とっときのとっかえっこ
サリー・ウィットマン 文  カレン・ガンダーシマー 絵
谷川俊太郎 訳  1995年 第1刷発行  (童話館出版)

バーソロミューおじいさんは、ネリーのおとなりさん。 ネリーが赤ちゃんの時から、
ベビーカーを押しておさんぽに連れて行ってくれました。ネリーが大きくなるにつれ、
バーソロミューは年をとって行きます。 杖を使うようになり、時にはネリーの手を借りなければならない時もありました。 
ある時、バーソロミューは階段で転び、救急車で病院まで運ばれていきます。そして何日かたって戻ってきたバーソロミューは、車いすの人となっていました。 さんぽの出来なくなったバーソロミューの車いすを押すのは、今度はネリーの番です。

              ● ● ● ● ● ●                       
「いまは わたしはおして、バーソロミューがすわるばん……。とっかえっこみたいなものね」というネリーのせりふ。 ネリーが赤ちゃんだった時にしてあげたことを、今度はバーソロミューがしてもらう番です。 
特別なことではなく、当たり前に手を貸したり貸してもらったり。 
しかも、ネリーとバーソロミューはお隣同士で、血がつながっているわけではないのです。

このふたりのように、お互い一緒にいることが好きで楽しくて、しかもどちらかの手が必要なときには自然に支え合えるという、対等な関係がとても羨ましいと感じます。 
心温まる老人と子供の交流、とはよく聞く言葉ですが、こうした自然な関係はもはや絵本の中でしか実現できないものなのか、と考えてしまうのです。

莉奈は、2カ所出てくる「いざというときにしか てをかさなかった」の「いざ」という意味を読み聞かせのたびに訪ねてきます。     
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ジオジオのかんむり
ジオジオのかんむり
岸田衿子・作 中谷千代子・絵 1960年 こどものとも発行  
2002年37刷発行 (福音館書店)

らいおんの中でも一番強いジオジオは、森の生き物たちから恐れられていました。
しかし、ジオジオは、獲物を追いかけるばかりの暮らしが嫌になっていたのです。 そんなある日、1羽のはいいろの鳥がジオジオに話しかけます。 「むっつもあったたまごが、みんななくなってしまったんですよ。」 ヘビやひょうに食べられてしまったのです。
ジオジオは鳥に、自分のかんむりの中にたまごを生むように、といいます。 春になってたまごから7つ雛が生まれました。  ななつのことりは、やがて飛べるようになりますが、ジオジオは年老いて目がよくみえません。 ただうれしそうに、ことりの声をきいているだけでした。

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「老い」について、じっくり味わうことの出来るお話です。 ジオジオは、百獣の王ライオンの中でも、一番強いらいおんです。
でも、どんなに強いものでも、やがて年を取り、力をなくします。 
ジオジオは強かっただけに、若い頃と年老いてからの落差は激しかったのでしょう。 
年老いて力をなくしてからも、誰も近寄るものがないなんて、とても淋しいことだと思います。 

でもそんな孤独なジオジオにも、たった1羽だけ心を許して近づく鳥があらわれました。 
鳥は、ジオジオのかんむりの中で守られ卵を産み、元気なヒナ鳥を育てます。
最後に、ことりたちがジオジオのなぐさめになってくれる様子は、とても心が打たれます。余韻の残るラストです。  
りなも、最後はシーンと静まりかえって絵を眺めていました。

みつけたものと さわったもの
みつけたものと さわったもの
ウィルとニコラス・作/ 晴海耕平・訳   1997年1刷  2002年5刷 
(童話館出版)

2ひきの犬がいました。名前はナップとウィンクルです。 2ひきはある日、穴から1本の骨を掘り当てました。 先に見つけたのだから 骨は自分のものだ、とナップは言います。
でも最初にさわったのだから 骨は自分のものだ、とウィンクルは言います。 
そこで2匹は、通りかかった農夫やヤギや床屋見習いに、「どちらの骨か」と聞いてみます。 でも、だれも骨などに関心を示してくれる者はいません。 ナップとウィンクルは果たしてどのようにして解決するのでしょうか。

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ふたりの意見が分かれてしまったとき、どうしても第三者の意見を聞いてみたくなるものです。 「わたしとこの人、いったいどちらの方が正しいと思いますか?」 というように。
でも、本人達ほど他人は真剣には考えてくれないのでしょう。 誰もがみな、自分のことだけで精一杯といった感じです。
このナップとウィンクルも、自分たちの問題を解決してくれそうな人を探して回るのですが、結局徒労におわります。 他人に下駄を預けることなく、やはり自分たちのことは自分たちで決めなくてはならないんですね。 無駄なエネルギーを使わないためにも!

コピーライトが、1951年と大変古い絵本です。 色遣いも、赤・黒・白・黄土色の4色におさえられ、どことなく版画を思わせるようなタッチの絵で、ぶっくくらぶから初めて配本されたときとても新鮮に感じました。 絵本の作りもなかなか凝っていて、最初の見開きページからバーンと絵が楽しめます。
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『あおいめ くろいめ ちゃいろのめ』
あおいめ くろいめ ちゃいろのめ
かこ さとし 作 1972年1刷  1984年25刷 (偕成社)

あおい目のめりーちゃんと、くろい目のたろーちゃんと、ちゃいろの目のばぶちゃんの仲良し3人組のお話です。 かくれんぼをしたり、どろんこごっこをしたり、しゃぼんだまごっこをしたり、電車ごっこをして、楽しく遊びます。 でも最後にハチ刺されてしまい、あおい目も、くろい目も、ちゃいろの目も、まっ赤なおめめになってしまうのでした。

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昔莉奈のママが大好きでよく手にとっていたのを、偶然図書館でみつけました。
見覚えがあるキャラクターだと思ったら、かこさとしさんの作品だったことがわかって、2どびっくりです。 まるで色紙を切り抜いて作ったような 3にんの子どもたちの目が、とても印象的で、何十年たった今でも記憶にしっかり残っているのですから、すごいです。

今改めて読み返してみると、言葉のひとつひとつがよく工夫されていて、すごくよく出来ていることに気付きました。
  「どろんこ こねて おだんご つくろ  きなこに あんこ あまから だんご 
  どろんこ こねて おだんご つくろ  あんこを つめて ほかほか まんじゅ」

たとえばこれは、みんなでどろんこごっこをしている場面に書かれた言葉なのですが、
口に出して読んでいるだけで、とても心地の良いリズムに身を任せることができます。
まるいおめめの めりーちゃんたちキャラクターのの魅力だけじゃなくて、
言葉遊びの要素がふんだんに詰まった リズミカルな文章にも、子どもを夢中にさせる秘訣があったのですね。

そしてもちろん、莉奈も大いに気に入ったようです。 なんどもなんども夜の読み聞かせのリストに挙がりましたから。

ぼちぼちいこか
ぼちぼち いこか
マイク・セイラー 作 / ロバート・グロスマン 絵 / いまえよしとも 訳
1980年1刷 2002年69刷 (偕成社)

かばが、「ぼく、しょうぼうしになれるやろか?」といって、消防士の仕事に挑戦。
でも、はしごが壊れて「なれへんかったわ。」  ふなのりにも、パイロットにも、バレリーナにも、ピアニストにも挑みますが、どうしてもダメ。 何をやってもだめなかばは、「どないしたら ええのんやろ。」とふと考えます。 でもけっきょく、まずはひとやすみです。 いいことが思いつくまで「ぼちぼち いこか」と。

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何をしてもうまくいかない 一匹のかば。 いろんな仕事につぎつぎと挑戦していくのですが、何をやっても失敗の連続です。 でも、めげない、落ち込まない、なるようになる、という生き方を地でいっているのが このかばくんのいいところ。 
がんばりすぎて、ある日プツンと糸が切れてしまうような まじめなサラリーマンの人たちに読んでもらいたいお話です。
ぶきっちょで、のんびり屋で、小さなことにクヨクヨしない、なかなかユーモラスなキャラクターのかばくん。 独特な関西弁のセリフが、ストーリーを引き立てています。
莉奈も、かばくんのセリフが気に入ってしまい、「こら、あかんわ」なんて真似します。
                                        
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『くまのコールテンくん』
くまのコールテンくん
ドン=フリーマン 作・松岡 享子 訳 1975年1刷 1999年83刷 (偕成社)

くまのコールテンくんは、大きなデパートのおもちゃ売り場にいました。 そして毎日だれかが自分を家に連れ帰ってくれるのを待っていました。  ある日のこと、ひとりの女の子がコールテンくんを気に入ってくれたのですが、お母さんが買うのを賛成してくれません。
コールテンくんは新品ではなく、つりズボンのボタンもひとつ取れてしまっていたのです。

夜遅く、コールテン君は なくしたボタンを探しにデパートを歩き回ります。 ところが、警備員のおじさんに見つかって、元の場所に戻されてしまうのです。
次の朝、女の子がひとりでやってきました。 自分のお小遣いでコールテンくんを買いにきたのです。 女の子の部屋には、ちゃんとコールテンくん用のベッドまで用意されていました。 新しいボタンも付けてもらいました。 ふたりはこれから、ずっと友だちです。

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人との出会いがあるように、ぬいぐるみや人形とも「出会う」ものなのでしょう。
誰かにプレゼントされて初めて出会う場合もあるけれど、おもちゃ売り場でちょこんと座ってこちらを見つめる ぬいぐるみの目と目が合った瞬間。 「私を待っててくれたのね。」
そんな思いに満たされて、ふいと手にとってみたくなるってことがあります。
この絵本のリサのように、莉奈も自分で気に入って選んだお人形さんは、薄汚れて髪がからまってしまっていても、大事に大事にしているのです。
 
自分の欠陥を知ってしまったコールテンくんが、とれたボタンを探そうと一生懸命夜のデパートを歩き回るところが、なんとも健気でかわいいです。 きっと女の子に安心して買ってもらいたい一心だったのでしょう。
でもそんなコールテンくんを、女の子はまるごと好きになってくれました。 本当の友だちって、「そのままあなたが好き」って言ってくれる人なんじゃないでしょうか。 本当の友だちに出会えた、幸せなコールテンくん。 とても温かい気持ちになれる一冊です。
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とべバッタ
とべバッタ
田島 征三 作 1988年1刷 2002年51刷 (偕成社)

小さな茂みの中に、バッタが一匹かくれ住んでいました。 外にはかまきりや、くもや、鳥などの、敵がたくさんいて、恐ろしくて出て行くことができずにいたのです。
しかし、バッタはある時こそこそ生きるのはやめようと決意します。 
石の上でひなたぼっこをしました。すると、次々と外敵が襲ってきます。バッタは死にものぐるいで飛び跳ね、敵をバラバラにして逃げていきました。 

めいっぱい飛んで下に落ちていくと、今度は自分の背中の4枚の羽をばたつかせ、
敵を次々とかわしていきました。 バッタは自分の力で飛べたことがうれしくて、どんどん高く遠く、風に乗って飛んでいきました。

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「びくびく暮らしていないで、堂々と自分の人生を生きましょう」 そんなメッセージが 
この一匹のバッタの行動を通して受け取れる、とても示唆に富んだ絵本です。

勇気を出して行動すること。 人から笑われようと、自分らしさに誇りをもって生きること。単純なことのようで、なかなか実行に移すのは難しいことです。 
子どももすこし大きくなると、集団生活の中でどうしても人と比べたり、内気で自分から飛び込んでいく勇気がなかったりと、自分自身のことで悩むことがでてきます。 
そんな子どもたちにとって、この絵本はとても大きな励みになることでしょう。
娘が今に勇気がだせずに悩むようなことがあった時、この絵本をぜひ一緒に読んでみたいと思いました。

田島氏の大胆な筆遣いの絵は、絵本の内容にふさわしく とてもダイナミックで力強さを感じさせます。 敵に捕らえられて、体がバラバラになった仲間のバッタたちの姿もリアルで自然界の厳しさを思わされます。
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うまかたやまんば
うまかたやまんば
小澤 俊夫 再話・ 赤羽 末吉 画      
1988年 発行 2002年 第17刷  (福音館書店)

昔あるところに ひとりのうまかたが いました。 うまかたが浜で魚を仕入れ、馬の背にふりわけにつけて 山道を歩いていると、やまんばが出てきました。
うまかたは やまんばに魚を放り投げ、さらに馬まで差し出すと、一目散に逃げ出します。
すると、山の中に一軒家があり、うまかたは急いで その家に逃げ込みました。
 
しばらくすると、家にやまんばが戻ってきました。 うまかたは 隙を見て、はりの上からかやを使って やまんばの甘酒を飲み干し、もちをすべてたいらげてしまいます。
やがてやまんばが 木のからとに入って 寝入ってしまうと、うまかたは 煮え湯をからとの中に注ぎ入れ、ついにやまんばを殺してしまうのでした。 

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人より大きな馬まで バリバリ食べてしまうやまんばとは、なかなか恐ろしい存在です。
この絵本のやまんばも、骨張った体に ざんばら髪、灰色の肌を着物からのぞかせて、見るからに恐そうです。

逃げても逃げても まだ追ってくる、という どこまでも追いつめられていく怖さは、たいてい誰もが夢の中で体験しているはず。 一生懸命 全力で走っても、足がもたついてうまく走れない。 でも後ろから追っ手がやってくる。 そんなもどかしさと 逃れようのない恐怖を たとえ夢の中だけでも味わっている人なら、この話が リアルに感じられるのではないでしょうか。。

実際、娘に読み聞かせるたびに、おびえた様子をみせるので、幼い子どもにとって この絵本のインパクトはかなりなものなのでしょう。  
魚や馬をバリバリ食べて、さらにすごい勢いで追ってくる 恐ろしい姿のやまんばは、やはり最後に死んでもらわないことには 読んでもらっているほうは、安心できません。
最後の「えんつこ もんつこ さけた」で やっと莉奈もほっとした顔になるわけですから。

でも、恐ろしいやまんばにも ひとつだけ弱点があります。火の神さまの言うことには逆らわないのです。  恐ろしい鬼畜としてだけでなく、そうした人間的な一面を やまんばにも付け加えた、というところも、なかなか面白いところです。
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からすの パンやさん
からすの パンやさん
かこ さとし 作   1973年 1刷 2002年 258刷  (偕成社)

いずみがもり というカラスの町があり、カラスのパンやさんのお店がありました。
その家に、4わの赤ちゃんが生まれました。
パンやのお父さんもお母さんも一生懸命働きましたが、赤ちゃんたちの世話で忙しく、
お店がおろそかになってしまい、だんだんお客が減って貧乏になっていきました。
それでも、売れないパンをおやつに食べながら、子どもたちは元気に育っていきました。 
ある日カラスの子どもたちがやってきて、パンやの子どもたちの おやつパンに、
興味を示すようになします。次の日、たくさんパンを焼いてお店に出すと、これが大評判。パンやさんは変わった形の楽しいおいしいパンをたくさんつくりました。
いちごパン、きつねパン、あひるパン、はぶらしパンにグローブパン…。
こうばしいパンの香りが森に広がると、まだ夜が空けないうちから、森中てんやわんやの大騒ぎ。 大人に子どもに、消防車に救急車、武装警官たちまでがパンやさんめがけてやってきたのです。 もちろんパンは大好評でした。 
こうしてパンやさんは、カラスの町で評判の 立派なお店になったということです。

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つい最近「ぶっくくらぶ」から届いた絵本なのですが、初めて読んでみて、
もう すっごーく感動してしまいました。 1ページごと、わくわくしながらめくって、存分に楽しめました。  
とっても有名な絵本なんですよね、これ。それもそのはず、もうすでに258刷なんですもの。 評判だけは以前から聞いていたのですが、読むのは今回が初めて。 うわさどおり、本当にかわいくて、楽しくて、おいしそうなお話なのです。

個性的なからすたちも楽しいし、いろんな形をしたパンも とってもおいしそう!
子ども達の名前が、「チョコちゃん、リンゴちゃん、おもちちゃん、レモンちゃん」ですって!
もう、親子共々すっかり夢中です。 もちろん、読み終わったあとには、
「からすのパンやさん ごっこ」を莉奈と一緒にしましたよ♪  → もっとよむ
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マリールイズ いえでする
マリールイズ いえでする
N.S.カールソン 作 J.アルエゴ、A.デューイ絵 星川菜津代 訳
1996年 第1刷 2002年 第8刷発行 (童話館出版)

マリールイズは、茶色のマングースの女の子。
ある日マリールイズは、悪いことをして お母さんからこっぴどく叱られてしまいます。
腹を立てたマリールイズは家出をし、新しいお母さんを探すことに決めました。

友達のへびのクリストフの所や、あひるのおばさん、亀のおばさん、アルマジロのおばさんのところに、子どもにしてもらえるよう頼みに行くのですが、次々と断られてしまいます。魔法使いのヒキガエルのところに行くと、つい先ほど子どもを捜しにやってきた人がいると教えてくれます。 急いで山を降りると、そこにいたのはマリールイズのお母さんでした。ふたりは再び仲良く家にもどっていきました。

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このマリールイズを見ていると、ちょうど今の莉奈と重なるところがあって、すごく親近感を感じてしまいます。 
嵐のような2〜3歳を過ぎ、4歳でずいぶん落ち着いたなと喜んでいたら、5歳になってまたまた反抗的な態度が強くなってきました。

わざわざ自分から怒られるようなことをしておきながら、いざ母親に怒られると、
「お母さんは、りなちゃんのこと、きらいなんだ。」とそっぽを向くのです。 
マリールイズと全く同じです。 ただちょっと違うのは、マリールイズの場合
「いえでするの。」といって、新しいお母さんを探しに行こうとするのだけど、莉奈の場合「もう、お母さんなんか捨てたい!」だもんね。 立場が逆なんじゃないでしょうか!? 

このマングースのお母さんは、余裕しゃくしゃくの大らかな人です。
家出しようという娘に、お弁当を持たせてあげるのですから。  結局はお母さんの手のひらの上で、くるくると回っていただけのマリールイズですが、最後に素直にお母さんと仲直りするところでは、なんだかホッと安心してしまうのです。
ところで、お母さんが作る「クラゲ入りピーナッツバター・サンドウィッチ」とは、
ひょっとしたら「Peanut butter & Jelly sandwich」をもじって原書では「Peanut butter & Jelly-fish sandwich」 になってるのかな?
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あと10ぷんで ねるじかん
あと10ぷんで ねるじかん
ペギー・ラスマン 作・絵 ひがしはるみ 訳 (徳間書店)

場面は、ハムスターたちがインターネットのサイトにアクセスしているところから はじまります。 ホームページのタイトルは、「ハムスターご一家 寝る前の10分間旅行」(!)
家の中ではお父さんが 「あと10ぷんで、ねるじかん!」と、ぼうやに向かって叫んでいます。 その間、10分間ツアーに参加したハムスター一家が ぞろぞろと家を目指してやってきます。 寝るまでの10分間で、あわただしく遊んでいくハムスターたちとぼうやが、
とってもかわいくて面白い、新しいタイプの絵本。 

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莉奈に前々からねだられていたハムスターを、引っ越しを機に飼うことになりました。
真っ白な毛の、小さな生き物。 ハムスターが我が家に来て以来、ハムスターに関する
絵本を探していて見つけたのがこれ。 
莉奈に見せると、もう今までにないほどの受けよう! ゲラゲラと、涙を流しながら 何度も何度も読んでは笑うのです。 よっぽど気に入ったんでしょう。 こんなに喜んでもらえるとは、作者のラスマンさんも幸せです。

インターネットが登場するところなんて、なかなか現代的な設定です。 
セリフが少なく、画面いっぱいに描かれた 個性的なハムスターたちがみんな生き生きとしていてかわいく、眺めているだけで楽しい絵本です。
 
驚いたことに、絵の中に出ているサイトのアドレスへは、ちゃんとつながります!
http://www.hamstertours.com/index.html  ←本当にかわいい〜〜!
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ロッタちゃんと じてんしゃ
ロッタちゃんと じてんしゃ
リンドグレーン 作・ ヴィークランド 絵・ 山室静 訳  
1976年第1刷 2002年 第25刷 (偕成社)

ロッタちゃんは、もうすぐ5歳の女の子。 ヨナス兄さんと、マリヤ姉さんの3人兄弟の末っ子です。 誕生日には自転車が欲しくてたまらないのですが、どうやら買ってもらえそうもありません。 そこで誕生日に、近所のベルイおばさんの家にある 古い自転車をかっぱらうことに決めました。 
おばさんが眠っている間に、ロッタちゃんは自転車を物置からひっぱりだします。
でも大人の自転車は ロッタちゃんにはどうにも扱いにくいのです。 何とか乗ったはいいものの、垣根につっこんでしまい、ロッタちゃんはケガをしてしまいました。

血は出るは、もらった腕輪はなくすは、さんざんな誕生日です。 
すっかり落ち込んでしまったロッタちゃんの元に、お父さんがやってきました。
手には小さい自転車を持っています。 ロッタちゃんにあげるために、一生懸命探してきてくれたのでした。 やがてなくした腕輪も見つかります。 今度こそ、本当に楽しい誕生祝いになりました。

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娘もやっとロッタちゃんを楽しめる年齢になりました! ロッタちゃんシリーズは 
リンドグレーンの代表作のひとつで、世界各国の子ども達から愛されている人気のある作品です。  
この絵本の出だしは、ロッタちゃんのこんなセリフから始まります。

「あたいだって、きっと じてんしゃに のれますよ。」

ロッタちゃんは、負けん気の強い女の子なのです。 行動的で、はつらつとしています。 お兄ちゃんお姉ちゃんからバカにされても、黙っていないで負けじと 堂々と言い返します。 「あたいだって、ほんとにのれるんだから。ひみつだけど!」
末っ子って、こうやって幼い時から 上の兄弟たちにもまれ、対抗心が育っていくんだなーと、ロッタちゃんの様子をみていて思いました。

文章の長い絵本ですが、娘も自分と同じ年頃のロッタちゃんの魅力にすっかりはまってしまい、何度も何度もリクエストしてきます。 特に、自転車でしくじったロッタちゃんが、
「あたいの たんじょうびなのに ちがでたあー」と泣き叫ぶシーンが大好きで、ゲラゲラと楽しそうに笑うのです。
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さよならまたね
ぼくとクッキー
さよなら またね
かさい まり 作・絵 2000年第1刷  (ひさかたチャイルド)

ぼくとクッキーは大のなかよし。 毎日毎日たくさん遊んで、「さよならまたね」といって、
別れた。 でもある日、クッキーは「さよなら」としか言わないでしょんぼり帰っていった。 
夕方クッキーとお母さんが、僕の家にやってきて、あしたの朝引っ越してしまう、と言うのだ。 ぼくはすごいショックだった。 
ぼくはクッキーのために、手紙を書くことにした。 たくさん、たくさん書いて、夜明けの森をクッキー目指してひた走る。 クッキーたちを乗せた列車は、今まさに出発しようとするところだった。 手紙の束を受け取るクッキー。 ぼくはちゃんと、クッキーに手紙をわたせたよ。

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仲の良かった友達が引越していってしまうのは、誰にとってもつらいことです。
引っ越していってしまう本人が主人公の絵本はたくさんありますが、お別れしてしまうお友達を見送る立場の子が主人公の絵本はそれほど多くありません。 
この『さよなら またね』のぼくは、仲良しのクッキーが去っていくのを見送る立場です。
  
   「さよならっていっても、またあえた。いつもいつも、またあえた。
   でも、こんどのさよならは…。」 

すでに自分のくらしの一部となった親友クッキーを失うぼくの淋しさが、絵からしみじみと伝わってきます。  最後の見開きページは、クッキーがぼくの手紙を開いて 
涙している絵。 本を閉じれば、裏表紙にはクッキーからのお返事を受け取って、郵便受けの前で小おどりしている「ぼく」の絵。 
最小限の言葉で、絵が多くを語ってくれる、そんな種類の絵本です。
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なにもかもタオルのおかげ
なにもかもタオルのおかげ
ペトラ・マザーズ 作/今江祥智・遠藤育枝 訳 1999年第1刷(BL出版)

ある日、ロッティーのもとに小包が届きました。 中身は水玉もようの赤いビーチタオル。
タオルをもって、ロッティーは 友だちのハービーと海辺にピクニックにいきます。
焼け付くような砂浜では、早速タオルが活躍します。 ボートのエンジンが止まった時も、
タオルを使ってきりぬけます。 敷物にもなるし、花嫁さんのベールにだって早変わり。 賢いロッティーと、のんびりまったりしたハービーのコンビがとっても楽しいお話。

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エメラルド・グリーンの海がいっぱいに広がった、目に涼しげな、夏にぴったりの絵本。
にわとりのロッティーと、かもめ(?)のハービーの取り合わせが、なかなかいい味わいです。 マイペースでくいしんぼうのハービーを、ロッティーがしっかりひっぱっている感じで。
さまざまに変化するビーチタオルを楽しむのも もちろんいいけど、この絵本は
ロッティーとハービーの、ふたりの息のあった関係をじっくり味わうのもいいのです。

潮風に当たりながら ピクニックするふたりを見ていると、なんだかすぐにでも海に出かけたくなってしまいます。  絵本の文字は、 漢字カナ交じりになっていて ルビがふっていないため、ひとりで読めるのは小学3年くらいからでしょう。 

りなは、この絵本が大好き。 図書館で何度も借りているので、今度購入しようかと思います。 先日りなといっしょに、この絵本でロッティーが作っている、バナナサンドイッチを作ってみました。 甘くてとってもおいしかった!
本書は、ニューヨークタイムズ選定・年間最優秀絵本絵画賞を受賞したそうです。
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あおい目のこねこ
あおい目のこねこ
エゴン・マーチン 作 /瀬田貞二 訳 1965年発行 2002年第54刷発行 (福音館書店)


一ぴきの青い目のこねこがいました。 ある時、こねこはねずみの国を見つけにでかけます。 ねずみの国を見つけたら、もうお腹を空かすことがないのですから。
しかし、なかなかねずみの国はみつかりません。 途中、池のさかなや、はりねずみや、黄色い目のネコたちに出会います。 でも誰に聞いても、ねずみの国なんてどこにあるのかわかりません。
ところが、ひょんなことから青い目のこねこは ねずみのたくさんいる場所を見つけます。今まで青い目のこねこに いじわるを言っていた黄色い目のねこたちとも、ねずみの国で仲良く暮らすのでした。

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1のまき、2のまき、・・・と物語が小分けになっていて、全部で7のまきまであります。
どこにあるのやら全くわからない「ねずみの国」を探しにいく、という 青い目のこねこの冒険物語なのですが、ねこらしく、マイペースなところが面白いです。

行く先々でいろんなことがあるのですが、なすがまま、といった行き当たりばったりの行動が、こねこに思わぬ幸運をもたらすのです。  
ほんのこねこですが、誰に何を言われたって 自信をなくさず、逆境だって「おもしろいこと」 に変えてしまえる楽天的なところは なかなかうらやましい限りです。
本著はたいへん古い作品で、作者のマチーセンは1976年に亡くなっています。
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きつねのホイティ
きつねのホイティ
シビル・ウェッタシンハ 作/ 松岡享子 訳 1994年第1刷 
2001年第13刷発行 (福音館書店)

スリランカの小さな村に、アンゴウ、ランゴウ、マンゴウという、3人の元気のいいおかみさんたちが、仲良く暮らしていました。 そして村はずれの森の中には、ホイティという くいしんぼうぎつねが住んでいました。  ある晩、何かおいしいものはないかと ホイティはマンゴウの家に入り込みます。 外に干してあった女性の着物を身につけ、まんまと夕ご飯にありつけたのでした。 
すっかり味をしめてしまったホイティ。 続いてランゴウ、マンゴウの家にも 同じ手口で入り込みます。  しかし、簡単に女たちをだませたはずのホイティは、ある日3人からしっぺ返しをくらうのでした。

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豊かな色彩の自然と人物が画面いっぱいに広がる、スリランカの作家による作品です。
スリラカの絵本はこれが初めてなのですが、もう本当にすばらしい!の一言です。
これがあまりに素敵なので、もう一冊 同じ作家の別の絵本を即購入してしまったほど。

人と動物たちが自然な調和を保ちながら生活する、村の光景。 元気でおしゃべりで、
働き者の女性たち。 それに対して、所在なげにたばこをくゆらせる、男性たちの姿。
家の中の調度品も、用意される食事も、フォークやスプーンでなく手を使って食べるスタイルも、スリランカそのもので 眺めているだけで 元気になれそうな絵本です。
ストーリーと絵全体から感じられる大らかさも、きっとこの絵本の魅力なのでしょう。
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おとなしい めんどり
おとなしい めんどり
ポール・ガルドン 作 /谷川俊太郎 訳 1994年第1刷 2002年第11刷発行 (童話館出版)

むかし、ネコと犬とねずみと おとなしい赤いめんどりが 小さな家に住んでいました。
ところが、ネコも犬もねずみも、いつもゴロゴロ寝ているだけ。 家の中の仕事をするのは、いつもおとなしい赤いめんどりでした。 

ある日、めんどりが小麦のタネを見つけました。 「だれか このこむぎをまいてくれる?」
とめんどりが聞くと、3びきとも断りました。 「こむぎを かりとってくれる?」と聞いても、
みんなして「いやだね」。 その小麦を粉にするのも、おかしを焼くのも、すべてめんどり
一人でやりました。 ところが、「だれか このおかしを たべる?」と聞くと、みんなが
「たべる!」と声をそろえます。 けれど、めんどりは、一人でおかしを食べてしまうのでした。  働かざる者、食うべからず! そんな教訓が生きたお話です。

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このおとなしい赤いめんどりは、3匹の前で 「だれか このおかしを たべる?」と聞いた後、皆の前でいかに自分ひとりの働きだけで このおかしを作り上げたのか、説明した後で、パクパク食べはじめます。 しかも、皆の目の前で! おとなしくったって、やるときゃやる、っていう なかなかたくましいめんどりです。

りなは、最初 「どうして 『だれかこのおかしをたべる?』って聞いておきながら、
このめんどりは ひとりで食べちゃうの?」 と、どうにも解せないようでした。
「だって、だれも何も手伝わなかったでしょう。 手伝いもしないで、出来上がったおかしだけ食べるだなんて、ちょっとずるいと思わない?」と言うと、 なるほど、といった感じで納得してくれたみたいです。

昔、私が小学生だった頃、この話は国語の教科書に載っていたのを覚えています。
でも、その話では、「たべる」といった3匹に、惜しげもなく焼いたお菓子を差し出す、
自己犠牲的で聖職者のような ニワトリさんでした。 
しかし、やっぱりこのポール・ガルドン版の結末のほうが、納得がいくというものです。
労せずして欲しいものは得られず、って子どもにも伝えたいですしね。 (^-^)
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むしゃ!むしゃ!むしゃ!
むしゃ!むしゃ!むしゃ!
ダンダス・フレミング 文 G・ブライアン・カラス 絵 いしづちひろ 訳
 2002年初版 (BL出版)

マグリーリさんの夢は、庭に自分の手で野菜を植え、おもいっきり食べること。
早速畑作りに精を出します。 ところが、夜の間に、3びきのはらぺこウサギたちがすっかり食べてしまったのです。 腹を立てたマグリーリさん。 畑の周りを柵で囲みます。

それでもやっぱり野菜はウサギたちにやられてしまいます。高い塀をめぐらせても、塀の周りに溝を掘っても、やっぱりだめです。 とうとう、ある日、ブロックを積み上げ、とてつもない要塞を築き上げるまでエスカレートしてしまうのでした。
果たして、これでマグリーリさんはウサギたちから畑を守ることができるのでしょうか。

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どんなにがんばって畑を守ろうとしても、やられてしまう。 マグリーリさんとウサギたちの果てしないいたちごっこが面白いお話です。 他にいくらでも野菜を手に入れる方法はあるのに、よっぽど自分の庭で育てるのにこだわったのでしょう、このマグリーリさん。
お堀を作ったり、ブロック塀で囲うまで執念を燃やした、そのエネルギーはすごい。

そして、「いち にい さん、それっ! いきおいつけて ぴょん!ぴょん!ぴょん!」
とウサギたちがやってくる様子が、なかなかかわいいのです。
りなも気に入ってしまい、何度も図書館から借りた絵本。

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