カシュガル旧市街の朝

更地とマンションと肉屋

カシュガル旧市街、路上の羊肉店

8時半起床。曇ってはいるが雲の切れ目から朝の光が滲んでいて、多分いい天気になるだろう。
楽器屋に行ってアブ氏の予定を聞いてからでないと今日の予定は決まらない。
会えるか会えないか、会えるとしたら昼か夜か。会えないのだったら今日はハニラッカに行って明日タシュクルガンへ行こう。
タシュクルガン行きをそれ以上延ばすのはちょっと厳しい。せっかくお互いカシュガルにいるのに一度も会えないという可能性もある。

日本から持ってきたお土産を準備して楽器屋へ向かってみると、クルバンジャン君が店の前の道路を掃除してるのが見えて、
まだ開店準備中のところに行くのは悪いからしばらくこの辺をうろうろしてから行くとしよう。

2010年秋の時点で、カシュガル旧市街は中国政府の方針により数多くの古い建物が取り壊しが決まっている。
職人街近辺でもあちこちで更地になっていて、話には聞いていたけど実際に自分の目で見るとやはり複雑な感情が湧いてくる。
道端の肉屋の後ろも更地になっており、その奥には無機質なマンション群が…。
この更地にもあんな感じの建物が建てられてしまうのだろうか?

ところでこの肉屋のように羊一頭を丸ごとぶら下げるスタイルって、見慣れた身にはなんとも思わないけど
初めて見る人はギョッとするかもしれない。そのまま抱えて歩いてる人は近くのレストランの人とかなのかな。



朝の表情

カシュガル旧市街の朝

旧市街の朝の表情。埃っぽい空気や食堂から出る調理の煙で朝の光が白く光っていた。
食堂の仕込みやナンを次々とかまどから出して台に並べたりしている光景を見ると、カシュガルに来たなぁと実感。



迷路の入口

カシュガル旧市街、迷路の入口

ここを入っていくと細い迷路のような路地が続く。路地フェチにはたまらない…。



迷路の出口

カシュガル旧市街、職人街の路地

こちらは逆に路地の出口付近から見た職人街。
前日の雨のせいか、路地の道にはあちこちで水たまりやぬかるみが出来ていた。



取り壊しの進むカシュガル旧市街

取り壊しの進むカシュガル旧市街

職人街からまた別の路地に入って行くと、一角が全て取り壊されているところがあった。
立ち退きになった人達はどこに引っ越ししたのだろう…また同じ場所に戻って来られるのだろうか?
さすがにこれだけ多くの場所が更地や瓦礫の山になってるのを見ると、なんともどんよりとした気持ちになる。
こういう場所が何カ所かあったが、現場で働いているのは見た限りではウイグル人ではなく漢族ばかりのようだった。




路地の角

カシュガル旧市街の路地

このように、取り壊されていない部分もまだまだあった。
このまま残るのか今後取り壊し予定なのかは分からないが。



ドタールを作る職人さん

カシュガル、職人街の民族楽器工房

そろそろ行ってもいいかなと、クルバンジャン君の楽器屋へ。
お土産を渡したら喜んでくれたがラッピングを開けてみずに仕舞おうとするので「開けてみて」と言うと
開けて見てくれたがまたすぐに引き出しに仕舞ってしまった。彼はとてもシャイなのだ。
その後すぐにアブ氏に電話をかけてくれて、「11時から11時半の間に行けるって」と言われた。
え?30分だけ!?と焦ったが、その時間の間にそっちに行くという事かと気付いてホッとした。
北京時間だと1時から1時半か…会えるのは有り難いけど時間が中途半端やな〜どうしよう。今日のハニラッカ行きは無理やな。

まだ時間がだいぶあるからと、店を出て今度はエイティガール寺院方面を歩いてみることにした。
職人街にはクルバンジャンの店の他にも数軒の民族楽器店がある。
これは店ではなくて製造専門っぽい。おじさんが競馬場にいる人みたいに耳に赤鉛筆差してドタールを作っていた。



床屋さん

カシュガル、職人街の床屋さん

職人街の小さな床屋さん。
写真撮りたくてちょこっと覗くとおじさんが入っておいでと呼んでくれたので中に入って撮らせていただいた。
ごちゃごちゃしててエエ雰囲気。おじさんが目をつぶってしまったのが惜しい。



取り壊し後の新築現場を見つめて

カシュガル旧市街、取り壊し後の新築現場を見つめる男性

住宅取り壊しどころか、もう既にどんどん新しい建物を作っている場所も多く、いろんな意味でさすがは中国だなと思った。
こういうところはやけに仕事が早いんだよなぁ〜。
この辺りでも工事現場で働いているのは出稼ぎと思われる漢民族ばかり。ウイグル人を雇用すればいいのに…。
ウイグル人はただ工事の様子をじっと眺めるばかり。