アレキサンドリア〜スークの人々

スークとトラム

エジプト、アレキサンドリア、トラムとスーク

でもでも、せっかくここまで来たんだから、カイロに戻る前に駅のすぐ南にあるらしいスークを少し見てみよう

なんだかんだでお土産もまだ昨日ストールを買った程度だし、何か良い物が見つかるかもしれないから。
なるべく日の当たらない所を通ってゆっくりとスーク方面に向かっていった。
もしかしたらまたニオイで気分が悪くなってしまうかもという不安も抱えつつ…。

スークへ向かう途中の道沿いの商店もちょろっと覗いたりしてみたが特に面白いと思えるようなものは見つけられなかった。
ただ、ローカル相手なスカーフ店の店先では、よくカイロや他の町でも見かけたのと同じ無地のストールがかなり安かった。
安いなと思っていたアスワンよりもまだ安かった。「5ポンド」と値札も付いていた(基本、観光客相手だと値札はない)。
無地のは要らないから安いけどええわ〜とその時はスルーしたが、今思えば買っておいても良かったかも。

貴金属店があったら入ろうと思っていたけど私が通った道には1軒もなく、そのままスークに辿り着いた。
ゴミゴミとした商店街には服屋や靴屋なんかが並び、路上には果物や雑貨の屋台、そしてそのすぐそばをトラムが走る。
おお〜、この雑然とした雰囲気、私好み!



カラフル桶屋

エジプト、アレキサンドリアのスーク

ただの風呂桶みたいなプラスチックの桶屋さんなんだけど、並べ方がうまくてイイ感じ。
ここでもすぐそばをバスが通っている。




イイネ!

エジプト、アレキサンドリアのスーク

また気分が悪くなりやしないかと冷や冷やしながら歩いていると、ピクルスっぽいものを売っていたおじさんが
私のカメラを見て「イイネ!」のポーズ作ってくれた。
おじさんの穏やかな微笑みが今日これまでグダグダですっかりテンション落としていた私の心に
すぅーっと自然に染み込んできて、まるで酔い止め薬を飲んだかのように吐き気が気にならなくなった。
私はこの時、アレキサンドリアの町に着いて初めて笑顔になったんじゃないだろうか。



石けん屋さん

エジプト、アレキサンドリアのスーク

こちらの石けん売りのおじさんもいい笑顔〜。



赤シャツ兄ちゃん

エジプト、アレキサンドリア、果物屋の兄ちゃん

ちょっぴりキザっぽいイケメンな果物屋さん。レモンもピッカピカ。



仲良くお仕事

エジプト、アレキサンドリアの果物屋

イケメン兄ちゃんと同じ果物屋さんの2人。
兄ちゃんの写真を撮ってたら「オレらも撮ってくれよ」と肩組んでこのスマイル!

こういったやり取りを見ていた他の果物屋の人がいきなりバナナ1本私にくれた。
しかもご丁寧に皮を半分まで剥いて手渡してくれた(笑)
そういやアレキサンドリアに着いてから飲み物ばかりで何も食べていなかったんだった。
気が付けばもうすっかり気分悪いのも収まっていて、ありがたく美味しくバナナをいただいた。
こんな色んなニオイが入り交じったスークなのに吐き気が収まるなんて、絶対に皆の笑顔に出会えたお陰だ。
やっぱり私は『人に出会うために旅をしている』んだな、と改めて強く感じることが出来た。
たとえそれが写真撮らせてもらうだけなその場限りな出会いであっても、こうして私の心に深く刻まれて幾重にも積み重なって、
そんな一期一会な出会いの笑顔や感動がまた次の旅への原動力となっていく。



ウエイターさん

エジプト、アレキサンドリアのカフェ

スークのカフェにいたウェイターのおじさん、使い込んだキャップと白混じりなヒゲがお似合いでさり気なくいい味出てるね。




ほっこり系じいちゃん

エジプト、アレキサンドリア、微笑むおじいさん

笑顔シリーズのトリは、そのカフェの客として店先の椅子に座っていたこの方。
何度見てもなごむ…表情も仕草もステキで優しいベージュ色のセーターまでもがこの方の雰囲気にぴったりで…。
名付けて『ほっこり系じいちゃん』。



マスル駅のホーム

エジプト、アレキサンドリア鉄道駅のホーム

このスークから更にずっと南へ行くと観光名所や他のスークもあるようだったが、
カイロに戻るのにまた3時間ほどかかるしそろそろ夕方という時間になっていたのでこのまま列車で帰ることにした。

カイロ行き列車に乗って出発を待っている間にいつのまにかウトウトしていた。
気が付くと出発していて、やはり疲れていたのか走ってる間も寝たり起きたりを繰り返し、
途中で何らかの理由で遅れていたらしくカイロに戻ったらもうすっかり夜だった。


観光はほぼ全然出来なくて結局買い物もしなかったけど、一応
これまでの町とちょっと違う地中海的な町並みも味わえたのと
最後にスークで良い思い出ができて、
一時はどうなる事かと思ったアレキサンドリア日帰り旅だったが行って良かった!
考えてみればスークにいたのはほんの短い時間だったけど、こうして短くても濃い思い出が生まれる事もあるんだよなぁ。

体調戻す特効薬になってくれた笑顔の人々に出会えた事に、感謝…。