オールド・カイロ

ムアッラカ教会

エジプト、オールドカイロ、ムアッラカ教会

朝。ううう〜〜〜〜…、おなかの調子が悪い。ぴーぴー気味だ。
何が悪かったのか。。。
あ!もしかしてアレか!?昨日の屋台で飲んだあやしいイチゴジュース
イチゴジャムとシロップを水で割ったようなジュースだったもんなぁ。
でもこれは完全に自業自得。屋台で飲むにしても、その場で絞ってくれるオレンジジュースとかにしないとダメだ。

後悔先に立たず。まぁ、今までに旅で数回経験した食中毒よりはずっとマシな程度のぴーぴーで良かった
…のか?
宿もドミトリーじゃなくシャワートイレ付きのシングルだから思う存分トイレ使えるし(笑)
宿は朝食付きなんだけど体調のせいでまともに食べられず、損した気分になってしまうあたりが根っからの貧乏性な私。

一日部屋で寝ていようかと思ったがなんとか外出できそうな感じがして、昼前頃から『オールド・カイロ』を目指して出発。
オールドカイロなんて聞くと普通に古いモスクや町並みが残るアラブらしい旧市街を思い浮かべるのだが、
実際はキリスト教会やシナゴーグ(ユダヤ教会)が多い。そう、イスラムが入って来るもっと以前からのカイロ発祥の地なのだ。
地下鉄でオールド・カイロ最寄りの駅に着くと、想像してたよりずっと整然とした町並みで、パッと見た感じあまり古さは感じない。
観光バスで乗り付けた団体ツアーの人達がうじゃうじゃいて、たまたまツアー客の多い時間帯だったのかもだが、
整然としすぎてるところとかも合わせてなんか微妙〜。ちょっと期待しすぎたかな。

微妙やなぁと思いつつ、まずは『ムアッラカ教会』というコプト教の教会に入ってみた。
入口から通路にかけてはこれまた整然として現代的で正直つまらないなと思っていたのだが、教会の建物のそばまで来てみると
歴史を感じられる建物でおお!となった。3〜4世紀に創建されて10世紀頃今の姿になったのだそうだ。



アラベスクな装飾だけど…


エジプト、オールドカイロ、ムアッラカ教会

ムアッラカ教会内部。ちょっと見ただけだとモスクの装飾みたいなアラベスク文様だけど、
よく見てみるとアラベスクの真ん中とアーチのすぐ下には十字架が。
装飾フェチな私にとってはよだれが出そうなほど好きな感じ。うひゃひゃ、たまらん!




マリア様とろうそく

エジプト、オールドカイロ、ムアッラカ教会

観光客ばかりいるように見えるけど、祭壇に灯されたいくつものろうそくを見ると、
ここが今もコプト教徒の人たちにとっての大切な心の拠り所なんだなぁというのが分かる。
マリア様と文字の刺繍が施された
白い地模様のこの飾り布、さっきのアラベスクと十字架の組み合わせもそうだったけど、
マリア様とアラビア文字という組み合わせも、キリスト教=欧米というイメージが刷り込まれてるからかちょっと不思議な感じ。




中庭

エジプト、オールドカイロ、ムアッラカ教会

ムアッラカ教会の中庭に出た。
頭上にはコプト十字が描かれた幌のような布が屋根のようになっていた。
向こうの建物もアーチの間にアラベスク文様が描かれていて素敵だ…。



中庭を歩く聖職者

エジプト、オールドカイロ、ムアッラカ教会

心地の良い中庭を黒装束の聖職者が歩いていたので急いでパチリ。
衣装や長いあごひげから見ても、コプト教会はカトリックよりもギリシャ正教やロシア正教などに近いんだなと分かる。
教会内部は重厚・濃密な空気でイコンも飾られてあり、ここがエジプトというのを忘れそうになった。
だけど、少数派とはいえキリスト教もれっきとしたエジプトの文化の1つなのだ。



聖ジョージ修道院

エジプト、オールドカイロ、聖ジョージ修道院

ムアッラカ教会を出て次に向かったのは『聖ジョージ修道院』。こちらは丸い形が印象的。
入口から建物に向かう階段の所でブーゲンビリアが美しく咲いていたので人が途切れるのを待って一緒に写した。
ここはギリシャの旗があるのを見ても分かるように、コプト教会ではなくギリシャ正教の教会だ。



天使〜!

エジプト、オールドカイロ、聖ジョージ修道院の天使

中に入ってすぐ目に留まったのがこの大天使ミカエル!!
伝統的なイコンではなくルネサンス初期〜中期を思わせるような絵で、そこがまた意外で良い。
こんな私好みの天使にエジプトで出会えるなんて思ってもいなかったからめちゃ嬉しかった。
いやはや…なんとも美しい……。



教会内部

エジプト、オールドカイロ、聖ジョージ修道院

聖ジョージ修道院(教会)の内部。ギリシャ正教っぽくないような?
ゴージャスなインテリアだが薄暗さのお陰でかゴテゴテさは感じない。

調べてみたら、創建は10世紀頃だが火事で焼失し、現在の建物は1904年に出来たとのこと。
ちなみに、この教会は新約聖書の伝承で“イエスキリスト一家がエジプトに渡った際に身を寄せた場所”
といわれる所に建てられているらしい。

長らくヨーロッパを訪れていないから、こういうのを見ると新鮮かつ懐かしい。
最後のヨーロッパは…2002年の南イタリアか。10年近くも前やん!
ヨーロッパ文化圏でいえば2004年の南米が最後。そりゃ懐かしいはずやわ。




赤い花

エジプト、オールドカイロ

聖ジョージ修道院を出てからもオールドカイロの小さな教会やシナゴーグを見学しつつぶらぶら。
シナゴーグは撮影禁止だったので写真は撮れなかった。
ユダヤ教だからかセキュリティが厳しく、入場者の荷物検査もあった。

この写真はどこで撮ったのか忘れてしまったが、これだけ見たらまるで南欧って感じの1枚。
赤い花とオレンジのアーチがイイ感じで撮ったのだけど、なんていう名前の花なのかなぁ?


オールドカイロに着いた時はもしかしてショボイかも?と思ったが教会はとても良くて満足だった。
写真には撮ってないけど、小さな素朴な教会で地元の信者が祈りを捧げている姿も印象に残った。
だけど個人的には町並みにはあまりそそられなかったのと体調が良くなかったのもあって、早めに切り上げて宿に帰った。
またまた今日も午後は部屋で休憩。
夜はこれもとっても楽しみにしている『スーフィーダンス』というのを見るため、夕方からまた出掛けるつもりだ。