アスワン 〜コプト教の結婚式

結婚式へ

エジプト、アスワン、コプト教の結婚式

部屋に戻ってしばらく休憩がてら考えていたが、やはり明日の朝一の飛行機でカイロに行く事に決めた。
宿のロビーではネットが使えるので自分のパソコンを繋がせてもらい、エジプト航空のオンライン航空券を検索…。
ところが、さっきオフィスで教えてもらったような安い金額のチケットが全然ない。おっかしいなぁ〜。
ネット販売とオフィスでの販売に値段の違いがあるという事か。
じゃあもう一度オフィスに行って買ってこようと思ったがもう時間はオフィスが閉まるギリギリの時間。
急いでタクシーで行こうか、とも思ったが多分もう間に合わない。
結婚式に出発する約束の時間も迫ってて、もう仕方ないから明日の朝空港のオフィスで買うことにした。

しくったな〜と思いつつ気持ちを切り替えて、約束の時間にロビーに降りた。
宿のオヤジは既に現地なので他のおじさんが連れて行ってくれる手筈になっている。
私以外も、マサルさんや他の日本人宿泊客や欧米人男性も行くと話していたのにだ〜れもいない…。
おかしいなぁと思いながらもロビーに座ってTV見たりして過ごした。しかし時間はどんどん過ぎていく。
若い従業員に尋ねたらオレが乗せていくから待ってろと言うのでイライラしつつ待ち続けた。

おかしいやん!こんなに待ってたら結婚式終わってまうやろ!!と怒りがどんどん沸き上がってきた時、
結婚式に行くと言っていた欧米人君がロビーにやってきた。「あなたも行くんでしょ?」と聞くと「ああ、行くよ」と。
なんか変。イライラしてるの私だけ?もしかして私の方が時間間違ってたのか…?
とにかく、さんざん1時間以上待たされてやっと結婚式会場に向かうタクシーに乗った。結局マサルさんは来なかった。

タクシーを降りて教会の入口の方へと歩いていると、前から宿のオヤジが息子さんをだっこして
ニコニコしながら歩いてくるのが見えた。「もしかしてもう終わったの?」と駆け寄って聞くとやはり終わってた……
どーゆーこっちゃ!私はこれの為にスケジュール変更したというのに!!
「私はあなた達の文化に興味を持っていて貴重な経験が出来るのを本当に楽しみにしてたんですよ!」と詰め寄って怒りをぶつける私。
私は披露宴のパーティよりも結婚式そのものが見てみたかったんだから。
そしたらオヤジは「じゃあ他の結婚式でも良かったら見に行こう」と言って教会入口の方へ歩きだした。
へ??と思いながら後を追っていくと、もう既に次のカップルの結婚式が始まっていた。
そうなのか、日本の結婚式場みたいに次々と続けて式が行われるみたい…。

教会の中に入るとオヤジが「前の方に行ってもいいよ」と促すので横の通路から前に行ってみた。
最前列の端の方から見ていると、こっちにおいでと参列者の人が真ん中まで呼んでくれて一番前のいい場所で式を見学させてもらえた。
全然関係ない人の結婚式になってしまったが、こうして見学させていただけたからめでたしめでたし…という事にしよう。



教会の様子


エジプト、アスワン、コプト教の教会内部

コプト教(コプト正教会)は東方諸教会のうちの1つで、カトリックにもギリシャ正教のような東方正教会にも属さない教会だそうだ。
エジプトの人口の1割ほどがコプト教会の信者らしい(残念ながら多数派のイスラム教徒との宗教対立もある)。
東方正教会ではないらしいけど、聖職者の服装や上部のイコンなど、見た感じからはギリシャ正教などに近い雰囲気だなと感じた。
しかし他の正教会系よりも教会内部は明るく、この大きな額の宗教画なんかはカトリックの教会に飾ってありそうな絵だ。

写真で見るだけだと普通にキリスト教の結婚式なのだが、聖職者が聖書の言葉だか説教だかを話している時、
フレーズの合間に参列者の女性達が突然「ヒョロロロロロロ〜〜〜!」ってかん高い声をあげてビックリした。
うーん、ヒョロロロという表現しか出来ないけど、舌を口の中でレロレロと高速に動かして出す音で、
なんともアフリカンっちゅうかアラブっちゅうか。。。言葉で説明出来ない。多分祝いの時に出す音なんじゃないかな。



おマセさん

エジプト、アスワン、コプト教の結婚式

結婚式をあげているカップルの親戚なのかな、白いドレスの女の子が2人新婚さんのそばに立っていた。
この大きい方の女の子はちょっとおマセな雰囲気やね。カメラに気付くと鼻でフンと笑うふうにあしらわれちゃった(笑)
その背後では聖職者の人が香炉を振り回していた。私は何故だかあの香炉を振る姿を見るのがすごく好き。



にっこり

エジプト、アスワンの少女

さっきの子にはフンってされてしまったけど、参列者のこの女の子はカメラ向けたらニッコリ笑顔。



パーティ会場の子ども達

エジプト、アスワンの子どもたち

しばし結婚式を見学させていただき、宿のオヤジが待ってくれていた所に戻って教会の外に出た。
披露宴会場がすぐ近くにあるらしく、そこまで歩いていくとちょうどそろそろ始まりそうな感じだった。
会場に入る前に、どこからか音楽隊がやってきてこれまたアフリカン+アラビアンな演奏が始まった!
その音楽に合わせて新郎新婦が会場に入って行き、それに続いて私達も中に。

円卓が並んだ披露宴会場でオヤジや欧米人君や他の客と一緒に座った。
さてご馳走が出てくるぞ〜♪と思ってたら…ありゃりゃ、コーラとケーキのみでした(笑)
でもお酒が回ってきて飲める人はガンガン飲んでた。アルコールだめな私はこういう時さみしい。

披露宴も、最初は音楽隊の演奏に合わせて新郎新婦が踊り、客達も取り囲んで踊った。
音楽隊は1曲ですぐにいなくなり、その後はノリノリアラブポップスに合わせてDancing。
私も前に出て写真や動画撮ったり自分も踊ったり、疲れたら席に戻って休憩という風に自由に過ごした。
隣のテーブルのやんちゃなガキンチョ…じゃなかった少年たちからは写真撮って攻撃。



元気な少年たち

エジプト、アスワンのやんちゃな男の子

いかにも悪ガキっぽい男の子
。将来ハンサムになりそうな顔してるね。
ブレてしまったのが惜しい。



おマセさん その2

エジプト、アスワンの結婚パーティー

私と同じテーブルにいた少女。指輪して二の腕にはタトゥー!?いや多分ペンで描いてもらったっぽい。
カメラ向けるとポーズ取って、教会にいた澄ました子とは違う意味でこの子もおマセさんだった。



はい、こっち向いて!

エジプト、アスワンの子どもたち

パーティの途中から、宿に泊まっていた他の日本人の男性が参加してきた。
彼も結婚式そのものが見られなかった事をすごく悔しそうにしていた。私は別人の結婚式とはいえ見られて良かった…。
某光学機器メーカーにお勤めだという彼、もちろん自社製品のカメラで子ども達をパチリ!



ホンダさんとパナソニック君

エジプト、アスワンの親子

こちらが宿のオヤジ、自称「ホンダ」さんと彼の息子「パナソニック」君(笑)
オヤジって勝手に呼んでたけど多分まだまだ若い。めちゃ子煩悩な感じで優しいパパさんだった。
パナソニックくん可愛いねぇ〜!

アラブポップスが大音量でかかる中、私は明日の飛行機に乗ることにしたと話すと、
オヤジは「払い戻ししたお金、フロントで受け取ってくれた?」と聞いてきた。え?そんな事知らんよ?
全額ではないけど彼の駅に勤めてる知人の計らいでチケット代を返してもらっていたようだ。
私の切符をその便に乗るエジプト人に窓口で売って、その金額を返してくれたのだ。
外国人とエジプト人で料金が異なるらしく、そのため私が払っていた全額ではないとの事だったが十分助かった。
ホンダさん、ありがとうございました!
(てか、フロントにいた若い兄ちゃん、返金の事など全く言わなかったぞ。ポケットに入れるつもりだったのか?)




踊る人たち

エジプト、アスワンの結婚パーティー

会場の前方ではこんな風にオッチャンも子どもも入り乱れて踊っている。
女性はカメラ向けるとみんな嫌がってしまい、なかなか撮れなかった。
欧米人君(カナダ人で子どもに空手を教えていると言ってた)はお酒飲み過ぎてハイになって踊り狂ってた(笑)



子ども達も

エジプト、アスワンの結婚パーティー

女の子たちもみんなオシャレしてかわいらしく踊っていた。
中学生くらいの年頃になるともう写真撮られるのを嫌がられてしまうけどね。



まんまるお目目

エジプト、アスワンの赤ちゃん

今日の〆はこの超ラブリーな赤ちゃん。
なんて大きな黒い瞳!まん丸お目目にぷっくりなお顔でおちょぼ口も可愛すぎる!
白いヘアバンドでおめかししてもらってゴキゲンちゃん。

そうこうして過ごしているとカナダ人君が席に戻ってきて、そろそろ帰ろうかと言ってきた。
私も疲れたから同意して、パーティはまだまだ続きそうだったがおいとまする事に。
オヤジにお礼を言って会場から出た。日本人の子は来たのが遅かったからまだ残るようだった。
タクシーで宿に帰ると、カナダ人君が酔った勢いで「ボクの部屋に来ないか?」などと言ってきたが
おやすみ〜と自分の部屋に戻った。今日もまた早朝のアブシンベルツアーからの長〜い1日だった。
明日はいよいよ大都会の首都カイロだ。