アスワン〜ヨットでナイル川クルーズ 2(ヌビア村)

ヌビア村へ上陸

エジプト旅行 アスワン ヌビア村 カラフルな家々

私がアスワンで是非訪れたかったのが『ヌビア村』。
観光化されてはいるらしいけど、写真でカラフルなかわいい家々が並ぶ様子を見て心ときめいていた。
当初ファルーカで行くつもりじゃなかったが、陸路&渡し船で行く手間が省けてよかった。

ヌビア村の船着き場に到着し、キャプテンとはしばしのお別れ。
地図などないので適当に歩き出した。
はじめはどうってことない景色だったが、しばらく歩くと写真で見たようなかわいくペイントされた家が並ぶ地区に!



メルヘンチックな村


エジプト旅行 アスワン ヌビア村 パステルカラーの路地

村の路地を散策。この辺は思ったほど観光化された感じでもなく静かだ。
キャプテンと同じような白い衣装のヌビア人男性が歩いてきた。
その後ろからは羊ちゃんたちが。




ヌビアの風景

エジプト旅行 アスワン ヌビア村 民家のかわいい壁

この家の壁の絵は力作!
白いモスクやファルーカ・水を注ぐ女性など、ヌビアの日常が美しい彩りで描かれていた。



アーティスティック

エジプト旅行 アスワン ヌビア村 民家の壁にいろんな絵が

うわ〜〜、こっちもカワイイ!と興奮して写真撮りまくる私。
色使いとかもすごくおしゃれで、女性ならきっと皆「かわいいかわいい」と連発しまくるだろうなぁ。




オレンジ色の家

エジプト旅行 アスワン ヌビア村 オレンジ色の家と洗濯物

こちらの民家はオレンジ1色のペイントだが、屋上から吊るされた洗濯物がこれまたアートしてるね!



お菓子を頬張って

エジプト旅行 アスワン ヌビア村 子供たち

静かなのは良いけど、あまり人がいないとそれはそれでちょっと寂しい。
そう思ってると、道端でおやつタイムな子どもたち発見。




ピンク色のドア

エジプト旅行 アスワン ヌビア村 ピンク色のドア

ピンク色にペイントされたドア。中の壁もピンクに塗られているのが見える。
家の中はどんな風になってるのかな?



壁に腰掛けた女の子

エジプト旅行 アスワン ヌビア村 窓に腰掛けた少女

窓枠に腰掛けてぼけ〜っと外を眺めていた女の子。
カメラを向けても、嫌がるでもなく笑顔になるでもなく、ぼけ〜っとしたまんまだった。




日没前のナイル川

エジプト旅行 アスワン ヌビア村 ナイル川の夕暮れ

適当にうろうろして、さてそろそろ戻ろうかとした時、私達はあることに気が付いた。
「船着き場がどっちなのかさっぱり全く分からん!」ってことに(笑)
かなりの時間が経っていたしだんだん薄暗くなってきて焦ってきた。
私なんて自他とも認める超絶方向音痴だというのに…!
マサルさんに頼ろうとしたけれど、彼もまた方向音痴だった。途方に暮れる2人。
とにかくナイル川沿いに出ればなんとかなると思い、太陽の位置から多分こっちだと思われる方角に早足で歩いた。
珍しく勘が当たってナイル川沿いに出た!ファルーカが並んでいるのも見える。
良かった〜とホッとしつつ近づいていくが何か違う。こんな景色じゃなかった…。
ああ、こことは別の船着き場なのかと岸辺に沿って歩こうとするものの、途中で通れなくなってたりしてまた戻ったり、
かなりグダグダになって気持ちは焦るし早歩きで疲れるしで喉カラカラ。
見つけた売店でスプライトを3つ購入。1本は長く待たせてしまったキャプテンのために…。
「キャプテン、待たせてスマン!」とか言いながら歩き続けてやっと見覚えのある場所に戻ってきた。
とうとう船着き場に戻った時、キャプテンはかなーーり不機嫌になっていた。ごめん。。。

せっかくメルヘンな気分になっていたのに最後バタバタになってしまったヌビア村を後にし、帰路についた。
少ししてなんか風が強くなってきたなぁと思っていると、遠くの空に不気味な雲のような塊が見えた。
もしや…あれは砂嵐!?
同じような光景をかつてシリアで見た事がある。だんだん塊が近づいてきて砂嵐と気付いた時にはものすごい突風に飲み込まれたのだった。
風はどんどん強くなり、塊が近づいてくる。
ファルーカは右へ左へと大きく揺れ、しがみついてないと振り落とされそう!
…とか言いながらも雲の切れ目から夕日が差し込んできた時には写真撮ることも忘れなかった私。



帆をたたむキャプテン

エジプト旅行 アスワン ファルーカのマストに登るキャプテン

これだけ風が強いと早く帆をたたまないといけない。
キャプテンはマサルさんに船の操縦を任せ、彼自身はマストによじ上って帆をくくりつけ始めた。
見上げているだけでハラハラする。キャプテン頑張れ〜〜!!




罰ゲーム?

エジプト旅行 アスワン 手漕ぎボートでナイル川を渡る

幸い、砂嵐というほどの砂は飛んで来なかったが風の強さは相当なものだった。
昼間ののほの〜んとしたクルーズとは打って変わってサバイバルな展開。
今思えばこれもひとつの経験でいい思い出ではあるが、本当にこの時はビビったわ…。

しかし流石は長年風を操ってきた男・キャプテン、帆も仕舞ってちゃんとゴール地点に戻って来れた。
ここからまたモーターボートで対岸に渡らなければならないのだが、何故かなかなかやって来ない。
しばらくしてやって来たのは、なななんと、手漕ぎボート(笑)
この風の中、手漕ぎボートで川を渡るんか!?
とにかく仕方ないからボートに乗り移った。男性2人掛かりで必死に櫂をこぐ。
その姿はまるでヤッターマンのお決まりなラストシーン、「おしおきだべぇ〜」と言われたドロンボー達のよう。
いや、一生懸命漕いでくれてるのにそんな事考えちゃ失礼(でもこの展開にはもう笑うしかないって感じだった)。

どうにか対岸まで戻ってきた。いやーお疲れ様でしたキャプテン。ありがとう…
とチップを渡して笑顔でお別れしようとした時、キャプテンは私達を河畔のベンチに座らせた。
そして曰く、「ヌビア村の入場料をオレが立て替えてたから払え」と。
何ぃ〜〜!!せっかくいい気分でお別れしようとしてたのに、最後になってカネの話かい!
入場料を徴収する場所なんか全然見なかったし、ガイドブックにも入場料が必要なんて書いていない。
キャプテンは小遣い稼ぎのために見え透いたウソをついている…。
しかもチップが少ないとゴネてまできた。
ここで言いなりになって負ける訳にはいかない!
私の脳裏にはルクソールで車チャーターした時の交渉に負けた悔しさがよみがえっていた。
今回に関してはこちらが追加料金払う必要は全くないし、待たせてしまったお詫びにとチップは多めに渡していた。
私はルクソールの運転手の時の事を思い出し、「ホテルに電話するで」と言うと「ああ、しろよ!」とキレたから電話をかけた。
宿のオヤジにヌビア村の入場料払えとか言ってきてるけど、初めの話になかったしそもそも入場券なんか必要ないはず、と訴えた。
するとオヤジは電話をキャプテンに変わってと言ってしばらく話をしていたが、もう一度電話が私に戻ると
「追加料金は払わなくていいから」と言ってくれた。よっしゃ、今回は負けんかったぞ!!と心の中でガッツポーズ。

一件落着したら急にキャプテンの態度が変わった。
「楽しかったって言っといてくれよな、な??」と何度も念を押された。
やはりこの人もルクソールの運転手同様、トラブル起こして契約解除されたくはないのだ。
きっとそうに違いないと思っていたから私は宿に電話したのだった。
決して弱みにつけ込んだのではない。こちらが正当なのだから当然の事だ。

あ〜〜〜疲れた。
こういうところはやはりエジプトやなぁ。一筋縄にはいかないね。油断も隙もありゃしない(笑)
とにかく、追加料金は払わずに済んだので良し。
「あの強風の時キャプテン頑張って〜とか言って損したわ」とか冗談まじりに話しながら宿へと歩いた。
宿に戻る前にスークのケバブ屋で晩ご飯を食べた。

宿に戻ると、オヤジが「明日親戚が結婚式するんだけど見に行かないか?」と誘ってきた。
うわっマジですか!?めっちゃ行きたい。ルクソールでは行きそびれたし…。
しかもオヤジはコプト教徒。コプト教の結婚式を見られるチャンスなどそうそうないから是非見てみたい。
しかし!残念ながら実は今日の昼間に明日の夜行列車でカイロに行くための切符を既に購入してしまっていたのだ。
なんというタイミングの悪さ。。。マサルさんや他の宿泊客らが行くと言ってるのを見ると余計に残念な気持ちに。
明日切符払い戻しして1日日程をずらすべきか。それか明後日に飛行機でカイロへ飛ぶか…。
う〜〜む。どうしよう!!