2009ウイグル旅行編ウルムチでの再会 〜Special Night!    カシュガル空港



(このセクションはものすごく文章が長くなると思われます…)

朝9時15分にチニワク賓館をチェックアウトし、タクシーで空港へ向かった。
すんなりチェックインしてほぼ定刻にテイクオフ。さようならカシュガル…!!
今日の午後、いよいよ今回の旅のメインテーマ『再会の旅』のハイライトを迎える予定になっている。

昨日の夜のうちに、アブ氏に会えたら話したい事や質問したい事などをメモ帳に箇条書きしておいた。
楽器屋で出会った時の事を後で色々思い出してみると、
『アブ氏の喋る声』の印象がほとんど無いのだ(笑)
クルバンジャン君が通訳をしたから直接会話しなかったというのもあるだろうけど、喋ってる印象が薄すぎる。
楽器をいじってるか周りの人が喋っているのを穏やかな笑顔で聞いているというイメージの方が強い。
また、VideoCDなどで歌っているアブ氏を見ても、カメラ目線で歌ったりはしない。
私の勝手なプロファイリング(?)により、無口・小声・かなりシャイ・ちょい不器用
という性格を予想している。
(あんなに指先が細かく動くのに「不器用」というのはおかしいし失礼なのだけど…なんて表現したらいいのかな)
まぁそんなわけで、会話に困った時の為にネタを仕込んでおいたというわけ。
とは言っても、じゃあ何を聞きたいのかと改めて考えてみるとありきたりな事ばかり。大丈夫か私!?

飛行機はウルムチ空港に定刻通り到着した。天気は良いがカシュガルに比べるとかなり肌寒い。
ここまで順調やんと思っていたら、空港からのリムジンバスがなかなか出発しない。
スタッフに尋ねると「次の便が着いて人が集まってから」だと。イライライラ〜〜!
結局空港で1時間以上ロスしてしまった。

孔雀ホテルにチェックインしたらもうウルムチに着いてから随分時間が経ってしまっていた。
幸いまだ待ち合わせの時間を決めてはいなかったから良かったものの、
もし電話もかかってこないからと他の予定を入れられてしまっていたらどうしようとハラハラしていた。
部屋に荷物を置いて、すぐに電話をかけた。キンチョーする!
Fさんに中国語で喋ってもらわないといけないので、私がメモに日本語で書いてそれを見て話してもらう。
Fさんは少々聞き取りにくいようで、時々「えっ?」と聞き返したりしていた。
電話を切り、5時半(ウイグル時間3時半)にアブ氏が所属する新疆歌舞団で待ち合わせという事になった。
旅の初日の夜に探し回って分からないまま暗くなって諦めた歌舞団(文化庁の中)の場所、
おそらく『団結路』という通りの中ほどにあるはずだ。空港でもらった地図にはそうなっているし。
でも念のためにホテルの中の旅行会社の人に尋ねてみた。
その人もイマイチあやふやで、「移転したからな〜、多分そこだと思うけど」という反応に一抹の不安が。

とりあえずまだ時間に余裕があるしと、バスで『国際大バザール』へ。
たいして見るものもないから腹ごしらえにケンタッキーに入った。初日の夜に1人で
寂しく食べた店だ。
バーガーを食べながら喋っていると、Fさんが「食事に誘うのは中国では挨拶のようなもの」と言った。
ほとんど挨拶代わりみたいに「ご飯食べた?」って言うのだそうだ。
そうだったのか…。去年楽器屋でお食事に誘われて本気にして舞い上がった私ってホンマにアホやったんか…。
とりあえず『お決まり』で誘ってみただけだったんやね。情けなくなってすっかり落ち込んでしまった。
舞い上がったままその勢いでウルムチまで5000キロ飛んできておめでたすぎるよなぁ。

なんだかどんよりした気分になってしまったが、気が付くともう4時半。
ケンタッキーを出て団結路方面へと歩き始めたものの、超絶方向音痴なので案の定道に迷ってしまった。
私が「あれ〜こっちのはずやけど」とか言ってのろのろしているものだから、
ちょっとFさんはイラッと来ているような感じだった。ゴメン…。

そんなトロい私とは正反対の機転が利くFさんは、「ウイグル人にウイグル語で聞いてもらおう」と言って
近くの店に入りウイグル人の女性に頼んでアブ氏にもう一度電話して場所を詳しく聞き直してもらってくれた。
すると、今度は「16番バスに乗って
シルクロードホテルへ6時半に」とメモを渡された。
ありがとうFさん、やはり私一人だったら全く何も出来なかったに違いない。

大通りのバス停は、そこに16番バスが通っていることを示していた。
しかしなかなかやって来ない。しばらく待ってやっと来た!と思ったら何故か無視して通り過ぎて行った。
もうバスは諦めてタクシーに乗って「シルクロードホテルへ」と告げた。
ところがそのタクシーの運ちゃん、場所が分からないようで携帯電話で誰かに尋ねている(笑)
あ〜〜もう、何もかもがワケ分からんわ!!


おいおい大丈夫かよと心配したが無事シルクロードホテルに着いた。
とにかくここのロビーで待ってたらええんやね。
…と思ったら(またかよ)、ホテルは閉まっていた。。。。。
どーすりゃええねん!とにかく建物の前で待ってるしかない。
薄着で冷たい風が身にしみる中、寒さと緊張でガチガチ震えながら6時半まで30分近く立っていた。

約束の6時半になった。ちゃんと来てくれるだろうか。
どこから来るかとキョロキョロしていると、ほどなく小さな赤いオペルの車がこちらに近づいてきた。
お、あれか!?
停車すると助手席に乗っている人物が、運転してきた人にお金を渡しているのが見えた。
アブ氏だ!キターーーーーー!!!
颯爽と車を降りて歩いて来るアブ氏、ダンディなこげ茶のストライプスーツに濃紺のシャツ姿、
そして、そして、、、、、