2009ウイグル旅行編カシュガル 4      クルバンジャン君



おじいさんの写真を撮ったりした後、とうとう思い切ってアブ氏の事を話してみた。
「ウルムチに戻った時アブ氏に会えたらと思っているんだけど…電話番号はあるけど私はウイグル語話せないし。
中国語を話せる友達が一緒なので8日か9日で空いていたら会えないか聞いてみてくれませんか?」と。
兄ちゃんは私が持って来たアブ氏の電話番号を見ながら彼の携帯でかけてみてくれた。
ドキドキドキ…。
しばらくコールして、「出ないよ」と切った。がっくーーーーーん。
あちゃー残念、と思ってたらすぐに兄ちゃんの携帯が鳴った。
電話に出る兄ちゃん。こっちを見て「アブ氏だ」と目で合図。
おお〜〜ドキドキドキドキ!

兄ちゃんとアブ氏のウイグル語の会話が続く。当然何言ってるか分かんないからハラハラ。
しばらくして、兄ちゃんがちょっと電話を離して私の方を向き、
「Available」と一言。
ぃやったあぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!
やった、やったーー!もう私は興奮して汗だくだく。
電話を切った兄ちゃんは、アブ氏が8日なら仕事が空いているから時間があること、
そして「中国語話せる人が一緒なのだったらいいよ」と言ったと教えてくれた。
うわー、Fさんともし出会ってなかったら(自力で押し掛けない限り)会えないところだったかもしれない。
ともあれ、これで何かハプニングでも起こらなければウルムチでアブ氏に会える事になったのだ。

もうとにかく私は嬉しさで興奮しまくっていた。
だけど恥ずかしいので敢えて兄ちゃんの前では喜びを爆発させないように抑えていた。
流れる汗は抑えられなかったけれど(笑)

落ち着いてきたところで、そう言えば兄ちゃんの名前も聞いていなかった事に気が付いた。
名前を尋ねて紙に書いてもらった。彼の名はクルバンジャン・アブリミットというそうだ。
弱冠22歳で5〜6代続くこの『エイサハンウイグル楽器工房』を仕切っている。
作業台にはいろんな工具が無造作に置かれていて、楽器の部品などを作っていた。

作った楽器の試し弾き&音程の微調整をするついでに日本の『四季の歌』を弾いて聴かせてくれた。
♪春を愛する人は心清き人〜すみれの花のようなぼくの友だち〜♪の曲だ。
そんな姿をまた動画に撮ったりしていた時、次々と客が入ってきて忙しくなってきた。
商売の邪魔にならないよう、私はお礼を言って店を出た。