2009ウイグル旅行編アブ氏をたずねて5000キロ 〜ウルムチ   大バザールのモスク



これだけの人混み、でっかい町、迫り来る夜の空…。
意気揚々と繰り出してきたものの、やっぱり自力で探すなんか無理やわ。
去年の旅で最後の日に訪れた大バザールのモスクを、懐かしさと虚しさが混ざった気持ちで見上げていた。
去年ウルムチでお世話になった方が連れてってくれたCD屋も、簡単に見つかると思っていたのに全く分からない。
バザールから道を渡ってすぐの辺りだったと記憶してたんだけど…自分の記憶力の曖昧さが情けない。
去年連れてってくれたAさんはもう今はウルムチにいないらしいので頼る事もできず。
店の女の子
(ジャパニーズネーム:アスカさん)にも、桜の柄のハンカチをお土産に持って来たんだけど…。

かなり諦めかけていたしもう既に足が痛いくらいになっていたが、最後まで可能性を捨ててはイカン!と
もうひとつの候補地「団結路」方面へと向かってみる事にした。
しか〜し、団結路はとても距離が長い。頑張って途中まで歩いてみたがそれらしき建物は見つけられない。
すっかり夜になってしまって「もうアカン、限界」とギブアップしてしまった。
足もジンジン痛いし、諦めてバスに乗ってバザールの所まで戻っていった。

バザールにあるケンタッキーに入ったのは22時半。
おいおい初日からケンタッキーかい!ってツッコミはご勘弁を(笑)
店員の要領が悪すぎてなかなか出て来ないバーガーを席で待ちながらくたびれ果てていた。
まぁ、今日がダメでも日程の最後に2日間ウルムチを充てているからまだチャンスは残っているさ…
そうは思っても、なんだかもうダメなんじゃないかという悲観的な気持ちの方が強くなっていた。
そもそも、もう一回会おうなんて考えるのがどうかしてる。
ウイグルに詳しい日本人の方に聞いたところでは、こちらではすごく有名な芸能人とかでも
簡単に携帯番号を教えてくれたりするのは珍しい事ではないらしい。
「自分は特別な扱いを受けた♪」なんて勘違いにも程があるっちゅーわけだ。
しかも、アブ氏が私を覚えていてくれてるかすら微妙。彼にとっては日常のひとコマに過ぎないのに。
たとえ会えたとしても、楽器屋の時みたいに英語が話せる人が通訳してくれないと会話も成り立たない。
それなのに…思い入れと思い込みだけで日本からはるばる5000キロ。
アホや、アホすぎる。。。
アブ氏に再会する事だけが今回の旅の目的ではないにしても、正直に言えばやっぱり一番の目的だ。
思い込んだら止められないこの性格、アホすぎると分かっているけど性分だから仕方ない。

すっかり気落ちして宿に帰ったらもう12時になっていた。
疲れた体をシャワーで癒そうと思ったのにお湯が出なくてそれも叶わず。
明日の朝は早いしフロントにクレーム付けるのも面倒で、着替えだけしてベッドに潜り込んだ。
明日からはカシュガルだ。気持ちを切り替えて楽しまなきゃね。