チワン族自治区旅行編朝の棚田散歩〜展望スポットめざして  


やっぱり曇天か…

Longsheng Rice Terrace, Guangxi, China

朝5時頃、目覚ましよりも鶏がけたたましく鳴く声で目が覚めた。まだ外は真っ暗。
祈る気持ちで窓の外を見ると、星がいっぱい出ている!晴れだ!
喜んで起きだしてコーヒーを入れたりしてしばらくしてもう一度外を見ると、なんとまた曇っている。
ええ〜〜さっきの星空は夢だったの?

それでもせっかくここまで来たしまた晴れてくるかもしれないと思い、一人でも行ってみようと用意をした。
隣の部屋の中国人カップルは、6時前には物音が聞こえてきたがまた静かになったので、多分天気を見て諦めたのだろう。
6時になりFさんの部屋に行くと起きたばっかりのようで、しばらく待って出掛ける事に。

ひんやり肌寒い曇り空、でも
うっすらかすかに雲がオレンジ色になってる部分もあった。
展望スポット『金佛頂』目指して出発。
筋肉痛が酷い!こんなに足が痛いのは久しぶり。2人して「痛いイタイよぉ〜」と言いながら登り始めた。



朝のパトロール

A dog in Longsheng Rice Terrace, Guangxi, China

太ももの痛みを堪えつつ、石段になった山道をゆっくり登る。
地図はないが二またになった分かれ道には石の標識があって、
金佛頂の矢印の方向に歩いた。

しばらく歩いていると、一匹の犬が上から駆け下りてきた。
「あ、イヌだ」と言ってると更に何匹かの犬が猛スピードで駆け下りてきた。何だ何だ!?
実をいうと野良犬が怖い私。一匹ならまだしも集団だったのでビビってしまった。
しかし、犬達はそのままドドドっと下に走っていきホッとした。
振り返ると一番始めに下りてきた犬が立ち止まってキョロキョロしている。
「右よし、左よし。異常なしっ!」って朝のパトロールしてるように見えた。




別の犬も

A dog in Longsheng Rice Terrace, Guangxi, China

さっきの一団とは別の犬も、道に立ち止まって山を見渡していた。



造形美

Longsheng Rice Terrace, Guangxi, China

しかしこれだけ一面びっしり棚田だと、どんな風にでも写真に撮れそうでいてなかなか難しい。
どう撮ればこの人間の果てしない努力と自然の力の美しき結晶を写真で表現出来るのか…。
私なんかにはとても写真でその凄さを伝えるなんてことは叶わないなぁ。悔しいけど。
だけど、うねった棚田と民家のこの1枚は自分の中ではかなり気に入っている。



あくび

A dog in Longsheng, Guangxi, China

途中、ちょっと休憩するのに良い感じの場所があったのでひと休み。
気が付くとさっき山を見下ろしていたワンコが。
ふわ〜〜と大きなあくび。朝のパトロールを終えてもう一眠りするの?




壮観

Longsheng Rice Terrace, Guangxi, China

休憩を終えてまた山道をどんどん登っていった。
残念ながら雲は切れず、棚田の朝日を拝むことは出来なかった。
見晴らしが良い所で立ち止まっては写真を撮る。
見渡す限り棚田棚田棚田!ただもう「凄い」の一言に尽きる。



展望台はどこ!?

Longsheng Rice Terrace, Guangxi, China

そうやって休み休み登っていたのだが、どんどん森の中に入ってしまい、その先は集落に入っていくようだった。
展望スポットはどこやねん!途中からは標識もなくなってしまってたし。
宿の人に頼めば有料(うろ覚えだが20元くらい?)で道案内してもらえるのは知っていたのだが、
そんなんなくても自力で行けるっしょ〜と甘く考えてたしのんびり歩きたかったから頼んでいなかった。

「どうする?」「ここでも十分見晴らしエエし、もう上まで行かんでもええかも」「そやな…」
結局さっき犬が寝そべっていた休憩コーナーまで戻ってそこでゆっくりしようと決めた。



女の子

A girl in Longsheng Rice Terrace, Guangxi, China

さっきの休憩所まで戻って、しばしぼけ〜〜っと景色に見入っていると、
竹を担いだおじさんが登ってきた。その後に続いて母と子も。
おじさんは私達が休憩していたすぐ近くで竹を組んで何か建物のようなものを作っていた。
奥さんはその手伝いに、小さな娘は遊びにきていたようだ。

女の子はパパとママの邪魔にならないように1人で遊んでいて、私がニッコリしてカメラを構えても
始めは愛想がなかったが、すぐに気を許してくれたようで笑顔をこちらに向けてくれるようになった。



お母さんと

Yao woman & her child, Guangxi, China

まだとても若そうなお母さん。褐色の肌に鮮やかピンクのヤオ族衣装が似合ってる。
民族衣装は観光客相手の人だけが着てるのかと思ったけどそうでもないんやね。なんか嬉しい。
女の子はふかふかの黄色いフリースにバンダナ、髪にはカールの付け毛をしてちょっとおマセさんっぽいね。




早朝のお散歩終了

Longsheng Rice Terrace in the morning, Guangxi, China

そろそろ戻ろうかと腰を上げ、宿まで下りた。
朝ご飯を作っているのだろう、煙が立ちのぼっていていい風情。
絶景の棚田はもちろん感動的なのだが、こういった何でもない日常の暮らしを感じる瞬間が私は大好きだ。