チワン族自治区旅行編龍勝棚田へ  


土砂崩れで渋滞中

Bus driver, Guangxi, China

明け方目覚めると雷が。7時にモーニングコールがかかる。
8時20分ごろチェックアウトして8時半のバスで空港へ向かった。
9時50分の飛行機で桂林まで行くのだが、搭乗口のトイレで頭上の棚に置いたカバンが落ちてきて頭を直撃!
その時はただビックリして、メガネがずれたような気がしたが、顔に手をやるとメガネはかかっている。
だけど視界がぼやけて何か変……。と、メガネに触ってみると、なんと片方のレンズが無い〜〜!!
トイレの中を探しまわったが見つからず、便器に落ちてしまったのかも。ショック!片方のレンズじゃ全く見えないし…困った。
ショックで少しパニックになっている私にFさんが「桂林でメガネ屋さん見つけて作ろう」と言ってくれた。
ああ〜何てこったい。スペア眼鏡を持って来るべきだった。落ち込んだ気分のまま桂林へと飛んだ。

桂林に着いてリムジンバスで市内へ。
繁華街の一軒の店でメガネ掛けた若い男の子がいたので「メガネ屋さんどこ?」と聞いてもらうと紙に店の名前を書いてくれた。
それから中国銀行でFさんが両替。順番カードはあるし行員は英語も喋るし、
待っている間に「この紙に記入して」と親切に教えてくれたり、中国も都会じゃだいぶ変わってきたのかも。

銀行の男性にメガネ屋の場所を聞くとタクシーで行けと言われ、タクシーに店の名前を見せていざ眼鏡屋へ。
メガネ屋もかわいい店員さんたちがいて、ちょっと恥ずかしそうにカタコトの英語を喋る子もいた。
「この日本人のメガネが欲しい」とFさんが言うと色々フレームを出してくれた。
なんとなく赤系を選んでいると、横で見ていた男性店員が出してきたのが軽くてとても良い。でも高い。
しかし高いと言うと速攻で3割引になった(笑)さすが中国。
視力測ってレンズを入れた値段を聞くと結構高く1万円くらいしたが、これも旅の思い出だし必要なものだからそれで注文。
出来るまでの間、道の向かいのケンタッキーで昼食。40分後にメガネ屋に戻るとバッチリ出来ていた。
チタンフレームで軽くてとてもかけやすい。よかった、これでまともに見れる!
しかしまぁ、これが都会の桂林で本当に良かった。田舎に行くと眼鏡屋さんなんてあるかどうか分からない。
もし眼鏡屋が無かったら。。。棚田もただの山にしか見えへんやん!!

残念なことに、店の写真撮るのを忘れていた…。テンパっててそれどころじゃなかったもんね。
視界クッキリになっていざバスターミナルへ。『龍勝』行きのバスに乗り込んだ。

おんぼろバスでのろくて2時間くらいかかった。
途中山道で土砂崩れの復旧工事をやってて足止めを食らった。写真はその時の運転手の姿。
日本のバスじゃとても考えられないその格好ったら(笑)



黒ヤギさんのお散歩

From Guilin to Longsheng, Guangxi, China

放牧されている黒ヤギの群れ。

龍勝が近づいてくるにつれ、景色がただの山から棚田になった山が増えてきた。
私達は終点の龍勝まででなく、途中の『和平』で降りて『金坑』行きのバスに乗り換えた。
龍勝地区には『平安チワン族梯田』と『金坑ヤオ族
梯田』があり、平安の方がより観光化されていて
ツアーはたいてい平安の方に行くらしい。天の邪鬼な私は当然
金坑棚田の方を選んだ。
Fさんも、8年前には平安の方を訪れたそうで
金坑へ行く案に賛同してくれていた。



バスが到着すると…

Yao women waiting for tourists, Guangxi, China

乗り換えた小さなバスは満員で周りの景色はあまり見られなかった。
私達以外にも外国人観光客が結構乗っているようだった。
バスの中には宿の客引きが数人乗っていて、自分の宿の名刺を見せてきた。

バスが終点に到着。すると出口に民族衣装を着たおばさん達が押し寄せてきた。
皆、観光客のカバンを運ぶポーターの人達だ。バスから降りてきた観光客を、我れ先にと奪い合う!
この光景が待ち受けている事は事前にネットで知っていたから「これかぁ」って感じで驚きはしなかったが、
山道をボロバスに揺られ続けた疲れに加えて標高が高くて耳がツーンとなって頭がぼんやりしているし
Fさんと「どこの宿にしよう?」と話していてもポーターがカバンを引っ張るしで鬱陶しすぎ…。

事前に調べていた宿の客引きはこの場に来ていなかった。
村の地図もないし自力でそこまで行けそうにもなく、結局バスの中で誘われた宿の人に付いて行くことになった。
名刺に描かれている簡単な地図を見た限りでは、かなり山の上の方で展望スポットにも近いっぽい。
展望スポットに近いという事はきっと景色も良いだろう…。



ヤオ族女性のポーターさん

A Yao woman in Longsheng, Guangxi, China

私達以外に、中国人のカップルもその客引きに付いて行くようだ。
カップルと私は20元でポーターにカバンを運んでもらったがFさんは自力で登るとのこと。頑張るなぁ!
客引き、ポーター、カップル、そして私達の一団が山道を登り始めた。
私は写真撮りつつなのですぐに一番後ろになってしまい、列から遅れては追いかけるを繰り返しながら登っていった。
ポーターさんはカゴに客のカバンを入れて軽々と登っていく。
慣れているから当たり前といえばそれまでだけど、かなり年配なおばあさんが普通にカゴを背負って歩いているのがスゴい。
ショルダーバッグ1つの身軽なはずの私の方がよっぽどヒーヒー言ってるし。



一面の棚田!

Longsheng Rice Terrace, Guangxi, China

どんどん山道を登る私達。
けっこう歩くペースが早くて付いていくのに必死だったが、目の前にはこの景色!!
天気はいまいちな曇天なのが惜しいけど…。
それにしてもすごい棚田。いったい何段あるんだろう!?




どんどん歩く

Walking in Longsheng Rice Terrace, Guangxi, China

このような石段の山道をどんどん登っていく。時々下りの道になるとホッとする私(笑)
あ、写真撮ってたらまた遅れてしまった。



宿に到着

Longsheng Rice Terrace from guesthouse, Guangxi, China

やっと宿に着いた!もう足はガクガク。
宿は思いっきり民宿といった感じで、かなりのボロさだった。
でも部屋に通されて窓の外を見ると広がる絶景〜。
部屋にテレビはあるけどつかないし、蛍光灯も接触が悪くて点いたり消えたり。
まあ1泊だけだし、絶景に免じて我慢しよう。



窓からの眺め

Longsheng Rice Terrace, Guangxi, China

窓を開けてしばし延々と続く棚田の風景を写真に収めた。遠くに集落のようなものも見える。
黒っぽくて色がまだらな屋根瓦も味わいがあっていい感じだ。




窓からの眺め その2

Longsheng Rice Terrace, Guangxi, China

9月後半の今、稲の色は段によって緑から黄色をしていた。
棚田全体が黄金色に染まるにはちょっと時期が早かったようだ。




晩ご飯の用意

Yao woman preparing dinner, Guangxi, China

着いたのが夕暮れ前だったので部屋から棚田の写真撮っているとすぐ夜になった。
昨夜の広州は夜でも蒸し暑かったが、ここは山なのでかなり寒い。
すっかり夜になり、晩ご飯を食べに1階へ行った。
この宿は周りに民家がいくつかあるだけで食堂なんてあるはずもなく、食事は宿で注文して作ってもらう。
一応メニュー表があり、この地の名物という『竹筒飯』と茄子炒め&ニラ玉を注文した。
値段は高め。はっきり言ってご飯の方が宿代より高かった!でもレストランも無いからしゃーない…。

注文すると宿のお母さんや娘さん達が食事の準備を始めた。
その様子を写真に撮らせてもらおうと台所にお邪魔。
でもみんな写真に写るのが好きでないようであまり色々とは撮れなかった。




竹筒飯

A man cooking Longsheng's traditional food, Guangxi, China

名物料理の竹筒飯を作る宿のおじさん。
餅米や具を入れた竹が真っ黒になるくらい焼いていた。
大きな竹筒は、中国人カップルが注文した『竹筒鶏』。
本当はこっちもかなり気になったのだが、部屋代の3倍くらいするからやめとこうと言って竹筒飯の方にした。
そしたらカップルの方が値段を気にかける様子もなくサクッと竹筒鶏を注文してた(笑)

焼き上がった真っ黒な竹におじさんが切れ込みを入れて完成!
味は餅米と具なのでおこわみたいな感じ。ただし…いやな予感はしていたが私の大嫌いな椎茸が入っててグェェ〜。
涙をこらえながら頑張って食べましたよ、ええ。

竹筒飯は椎茸のせいでトホホだったけど炒め物は美味しかった。量が多すぎで超満腹。
あー食った食ったぁ〜と部屋に戻ると。。。。
ギャギャギャアアアァァァ〜〜〜〜!!!
へ、へ、部屋中に蛾がっっっ!飛び回ってるーーーー!!
窓を閉めていても隙間だらけだから、部屋の明かりに誘われて蛾の楽園状態になっていた。
電気つけっぱなしで1階に下りてしまってたのだった。
見た事もないような種類の大小の蛾。蚊取り線香はつけているけど蛾には効き目なし。
意を決して部屋に置いてあったゴム製のサンダルで叩きまくったがきりがない。
蛾を叩いたサンダルの底には羽根についてる粉が……うぇ〜ん気持ち悪すぎる!!

何もする事はないし蛾の飛ぶ音にビクビクするし、かと言って戦ってもいたちごっこだし、
諦めて電気を消して布団を頭まで被った(顔に蛾が止まったら大変)。
脳裏に浮かぶのはかつてモロッコで経験したハエ地獄やゴキ○リ地獄。
地獄シリーズに新たな1ページが。これでまた話のネタが増えてしまったわ。。。なんて考えてる場合か!
日本では部屋に1匹蛾が入り込んだだけでギャーギャー言ってるというのに……。
しかし電気を消したことによって
ほどなく蛾たちの飛び回る音は聞こえなくなった。
そっか、明かりに引き寄せられるんだから電気を消せばおとなしくなるんやったんか!
もちろんおとなしくなっただけで部屋から出て行ったわけではないだろうけど、とりあえずホッとした。

明日は晴れていたら朝6時から棚田の日の出を見に行く予定になっている。晴れてくれますように。