イェキシェンベバザール 1 〜もうひとつの日曜バザール  お宅訪問!

中に入ってみると、その家は一部屋だけしかなかった。家具というほどのものもない。
絨毯を敷いた床に私を座らせ、お茶碗に入れたお湯を持って来た。
ん?このお湯は何?これで手でも洗うのかな??
と悩んでいると、お母さんは笑顔で「チャイ」と言って飲めという仕草をした。
え…これチャイ?とまだ悩んでいたが、さぁ飲んでという風だったので飲んだ。やっぱりお湯だった。
近所の子どもらしき子たちも入って来て、興味津々に私を見つめている。
もちろん言葉は全く通じないので何も会話は出来ないのだが、みんなニコニコして座っていた。
しばらくするとお母さんが今度はウイグルのナン(パン)やマンタ(肉まん)やお菓子を次々と運んできて
「どんどん食べて」と勧めてくれた。それをまたみんながニコニコと見ている。
マンタは中の肉が指先くらいの量しか入っていない質素なものだった。

いきなり、まだ村に着いて1時間も経ってないのにこの展開、自分でも全く予想外で不思議な感じ…。
会話が出来ないから写真を撮っては液晶画面で見せるというのを繰り返したが、
デジカメに不慣れな子ども達は物珍しさにすごく喜んでくれて、大きな黒い瞳がキラキラ輝いていた。
早速、今回の旅に合わせて買った大画面液晶の新しいカメラが威力を発揮してくれたようだ。