ドタール奏者との出会い    店内から職人街を眺める



ドタールの音色を聴きながら、窓の外の職人街を眺めた。
ついさっきまで凹んでいたのが嘘のような、幸せな時間と空間。

「私、民族音楽好きで何かウイグル音楽のCDでもあったら欲しいんだけど」と尋ねると、
店員君が私のメモ帳を取ってローマ字とウイグル文字で何かを書いた。
何かと思ったら、あの演奏家さんの名前“アブドゥレヒム”と彼の出してるCDタイトルを書いてくれていた。
そのやり取りを見ていた演奏家さん(ここからは勝手に略して
アブ氏と呼びます)がこっちにやってきて、
メモ帳になんとご自分の携帯電話番号を書いてくれた!
店員君がアブ氏の通訳をしてくれて、「ウルムチに来たらいつでも連絡してきなさい」だって。
めちゃめちゃ嬉しい!!…けど、私ウイグル語も中国語も話せへんやん。。。
もしかけたとしても「ニイハオ、謝謝、再見!」の3ワードで終わってしまうや〜〜ん(泣)
しかしアブ氏、言葉全く通じないのに電話番号教えてくれるなんて…。
それからアブ氏は私の名前を聞いて、携帯のメモ帳にローマ字で入力して「こう?」と見せてきた。
(私の番号も教えてって言ってくれたけど、教えたところで言葉通じないし国際電話やし、無理やん)
更に、店の奥の壁にたくさん貼ってあった写真の1つを笑顔で指差して「ほら、これオレ」と。なかなかのオチャメさん。
演奏凄い上に男前…私はこの短い時間ですっかりアブ氏のファンになってしまった。

で、CD屋は職人街を少し歩いて角を曲がってもう1つ曲がったところにあるよと教えてくれたので、
「OK!じゃあ今から行ってみるわ」と勢いよく店を出て教えてくれた方向へ歩き出した。