ドタール奏者との出会い    郷愁と情熱と



その演奏家さんが違う曲を弾き始めた。今度はすごい早弾き!
店が狭いから音量が大きく響いてすごい迫力。ほえ〜スゴい…と思って見ていてふと気が付いた。
なんとこのドタールという楽器、弦が2本しかあらへんやん!!
(写真では見えなくて残念)
店に入った時にはゆったりめで郷愁誘うマイナー調な曲で今度は激しいロック調。

二胡も2弦、三味線は3弦だけれど、ドタールも弦2本でこれだけの多彩な音が出せるのかと驚くばかり。
演奏後に店員君に「弦が2本しかないのにビックリした」と話すと、うんうんそうだろうと頷いていた。

演奏家さんは常にドタールを抱えていじったり弾いたりしていて、
まさにギター小僧ならぬ『ドタール中年』って感じだった。本当にこの楽器が大好きなんだなぁ。

ちなみに帰国後調べて知ったのだが、このドタールという楽器は元々、
桑の木をボディにして絹糸もしくはガットの弦を張っているものだそうだ(今はナイロン弦が多いみたい)
蚕が育つ桑の木にシルクの弦…。
まさに『シルクロード』そのものな楽器じゃないか!と知りなんだかやけに嬉しかった。
それと、ドタールDutarとはそのまま「2弦」という意味らしい。duが2でtarが弦。
シタールSitarとかギターGuitarとかの"tar"も語源は同じなんだとか。繋がってるんだね。