最後の朝     世界の屋根の上



ふと目が覚めると、雲が切れてチベットの山々が輝いていた!
感激してカメラでバシャバシャ撮っていたら、またすぐに雲に隠れてしまった。
『世界の屋根』の上をひとっ飛びで成都へ戻る。
列車で2泊3日かけて来た時がもう随分前の事のようにも思え、不思議な感じがした。
自由に旅する宿の仲間達が羨ましくてメソメソしたりもしたけれど、
今は旅の終わりのときを冷静に、ある意味淡々と受け入れていた。

これからもきっと澄んで乾ききった風に吹かれる度に
私はあのガンデン寺で出会った風のような青年僧を思い出すだろう。
どこまでも真っ青な紺碧の空を見上げる度に
大地から隆起したかのように力強いポタラ宮の威容を思い出すだろう。

今回の旅もステキな町と風景と人に出会えたことに感謝。

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