デプン寺・ネチュン寺 1    荷台に揺られて山を登る

結局昨夜は10時くらいまで中庭で語り合っていた。朝8時に中庭で待ち合わせということで部屋に戻った。

次の朝。いよいよラサの旅が始まる。
目覚めるとまだ外はかなり暗い。北京時間の8時なのでこちらの8時は太陽も昇っていないのだ。
昨夜の彼と中庭で落ち合ってまずは彼のオススメの食堂へ向かった。
小さな食堂では朝食の営業がはじまったばかり。暗いから店開けるのも遅いようだ。
朝食メニューはお粥とショーロンポウのようなミニ豚まん(パオズ)。
チベットの伝統料理の「モモ」も肉まんの一種だが、ここでは普通の中華のパオズだった。
なかなか美味しくて満足。3元。
普段日本では朝ご飯食べていない私だが、旅先ではついつい朝から食べ過ぎてしまう(笑)

彼はnimuさんと言って、昨日話を聞いたところによれば結構長旅をしているようだ。
チベットの後はネパールを経てインドに入り、旅をするだけでなくマザーテレサが活動していたマザーハウスで
ボランティアなどもやりたいと話してくれた。帰国日を気にしなくていいのは本当に羨ましい。
もう2週間くらいラサにいるのにまだデプン寺にも行っていないというちょっと変わった子(?)だ。

店を出ると目の前の通りにすぐデプン行きのミニバスが来たので乗り込んだ。
バスの車掌が「デプン、デプン」と大声で呼び込みをしているからすぐに分かる。
デプン行きは2種類あって、山の上まで行ってくれるバスと山の下までしか行かないバスがあると聞いていた。
バスはラサ郊外へ出てしばらく走ると、山の上に寺院群が見えてきた。あれがデプン寺か。
山上行きのバスだと思っていたのが私達の乗ったバスは山の下で終点。ありゃま失敗。
バスを降りると小さなトラックが待っていた。巡礼に来た人達がトラックの荷台にどんどん乗り換えている。
私達も荷台にあがった。満員になってデプンへ向けて出発、坂道をゆっくり登っていった。
トラックの上は女性が多かった。埃っぽいからかみんなマスクや布で口と鼻を覆っていた。
バスが山の下で止まって失敗したと思ったけれど、この青空の下のんびり荷台に揺られるのは気持ち良くて
この方が良かった〜などと思いながら寺までの道中を楽しんだ。