土色の都 ペシャワール     喧噪の大通り

北パキスタン ペシャワール

高級なカーン・クラブは予算オーバーのため2日しか泊まらず、リーズナブルな宿に移ることにした。
チェックアウトでお金を支払う時、なんだかんだと上乗せしてきて
当初聞いていたのよりかなり高い金額を請求されてしまった。
そんなのおかしいんじゃないかと思いつつも言われたままに支払ってしまったヘタレな3人。
ちきしょーナメやがって!!このままで済まさへんぞ…。悔しさと怒りと情けなさでハラワタ煮えくり返った私は、
部屋へ荷物を取りに行って再び降りてきた時、わざと大きな一眼レフカメラを目立つように肩に掛け、
英語で作っていた因智喜旅遊の名刺(笑)をチラリッと見せて言い放った。
「あのね、実は私達はトラベル・ライターなの。アンタの事、記事に書いてやるから!
それを横で聞いたノリコさんも、「今から新市街のネットカフェに行ってすぐにレポートするし!!」と援護射撃。
こんな手に引っかかってくれるとは思いもしなかったのだが、プンプンしながら出て行く私達を追いかけてきて
「わかった、分かったからぁ〜!」と余分に取られたお金を返しに走ってきた。
乗り込んだリクシャーが発車すると、3人でやった〜〜〜ザマーミロ!!!!と大笑い。
いやはや、まさかお金返してくるとは。ちょっとビビらせてやると思ってやったことだったのに。
返金したという事は、やはりあれはボッタクリだったのだ。マネージャーのあの慌てっぷりったら!
もし泣き寝入りしてたらアイツのお小遣いになってしまうところだった。
作戦を練った訳ではなく私の思いつきで言ったのに、咄嗟に援護してくれたノリコさんの機転に感謝。
(欧米人に人気の宿でネットで見ても賞賛の声ばかり。私達って騙しやすそうに見えたのかもしれないな…とほほ)

さて、くせ者マネージャーに一泡ふかせて気分スッキリで違う宿へ。
大通りの交差点にあるこのホテルの部屋からは、朝から晩まで往来が途切れない賑やかな大通りの光景が見下ろせた。
人・車・馬車・ケバブの煙…ああここはペシャワール!