永遠の都ローマ   サンタンジェロ橋

pietro
バロック彫刻の巨匠ベルニーニ作の天使像が並ぶサンタンジェロ橋は「聖天使橋」の意味。
ここを渡るとヴァチカンだ。遠くにサン・ピエトロ寺院が見える。
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実はヴァチカンには内緒にしておきたいくらい良い想い出がある。
広い広い美術館の中で、『フラ・アンジェリコの間』というのがあると知って
案内板を見ながら探しまわっていたが、矢印に従って歩いてもどうしても途中から
見失ってしまってどこにあるのか分からない。そこで『ラファエロの間』にいた警備員の
ようなおじいちゃんに「ド〜ヴェ、アンジェリコ?」(アンジェリコはどこだと聞いてるつもり)
と身振り手振りで尋ねると、
「閉鎖中だよ」と言われてめっちゃガッカリ・・・。
私があまりにもガッカリしていると「You, only one. only one」と繰り返すので、
そーかアンジェリコを尋ねてくるなんてアタシくらいなのかーと思っていると
おじいちゃん、いきなり「ついてこい」のゼスチャーをして歩き出す。何やろ?と付いていくと
他のおじいちゃんに何やらアンジェリコがどうだとか言ってるのが聞こえて、
その人から鍵を受け取り、人混みをかき分けて歩き辿り着いたのは『現在閉鎖中』と張り紙のある
『アンジェリコの間』!!
なんとおじいちゃんそこの鍵を開けて私を入れてくれたのだ!!!
狭い部屋に入ってみるとそこには
壁一面、いや天井までもアンジェリコのフレスコ画
埋め尽くされていた・・・。教皇の礼拝堂だったらしい。
突然の展開にワケがわからない上、目の前に広がるのはアンジェリコの絵画。
そこにいるのは私だけ!(おじいちゃんもいたけど)
こんな事があってもいいのでしょうか!
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じっくり見たかったがやたらとおじいちゃんが横から説明をしてくれて(笑)
イタリア語やしわからんよと思いつつ「うんうん」と相槌うって聞きました。
ひととおり鑑賞して部屋を出て、おじいちゃんに何度もお礼を言ってまた他の部屋を
見に戻ろうとすると、おじいちゃん他の部屋の説明までし始めました(笑)
ちょうどヒマだったしイイ時間つぶしになったって感じだったのかなぁ?
とにかく本当に夢のような出来事でした・・・。

(2003年追記:去年の旅で再訪したら、アンジェリコの間は再び公開されていました)