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新刊情報
[小説]

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●DEATH NOTE アナザーノート/
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8/11[金]-8/17[木]
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古屋兎丸
「おっぱいを嫌いな人はいないだろう、と」



プロフィール
ふるや・うさまる●東京都生まれ。94年「ガロ」(青林堂)にてデビュー。高校の美術教師を務めながら漫画家を続けていた異色派。幻想的な物語からシュール、ギャグまで作風は幅広くハズレなし! 代表作「ショートカッツ」(小学館)など
最新刊はコレ!
π パイ
小学館 ビッグコミックス
514円(発売中)
 夢人は「美しい乳房は円の形を描く→円周率πはおっぱいのパイ」というπ理論を発見/カバーは特殊加工あり、タッチはやさしく

 「最初『π』を読んだ漫画家の友達からは『なに? 描かされてるの?』みたいな反応があったんですよ(笑)。でも、違うんです。間違いなく今、自分が一番描きたいことを描いている漫画ですから」

 「ガロ」でのデビュー以来約10年、常に作家性の強い作品を発表してきた古屋兎丸。みずから「漫画家らしいルートをたどってこなかった」と話す漫画家が、ここにきて「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載を始めた。タイトルは「π」。
 そのものズバリ、おっぱいへの偏愛に身もだえする沢木夢人を主人公にしたコメディである。

  「おっぱいを嫌いな人はいなかろうというところから始まっていて。それこそ赤ちゃんからお年寄りまでね。男も女もたぶん好きじゃないかという勝手な思いと ともに。僕も連載を始めてから、おっぱい研究を始めたんですよ。そうしたら、かなり深いということが改めて見えてきて(笑)。乳房文化研究所という学会ま であるんですよ」

 本人は「わかりやすいでしょう」と屈託なく笑う。だが、それだけに以前からの読者は混乱した。古屋兎丸にいったい何が?

  「10年近く描いてきて自分を表現するような漫画は『もうOK』という気持ちになったんですね。もちろん、もうやらないという意味じゃないですよ。でも、 ひととおり自分の中にある混沌とした感情、モヤモヤしたモノは出し尽くした。そしたら、単純に楽しめる、気持ちいい、そういうモノを描きたいと思うように なってきたんですね」

 では、胸への思い入れは?

 「僕が高校生のころにしろ、今にしろ、その年ごろはそうそうおっぱい見れるもんじゃないから。それに対する妄想っていうのは相当に働くわけですよ。僕らの時は美保純だったんですけど。親が買ってくる雑誌を切り抜きして美保純ノートを作ったりしました(笑)」

 まさに描きたいように描いている、といった雰囲気だ。

 「『π』は自分にとっての実験でもあるんですよね。まず、楽しいと思える物語やギャグなりを構築する実験であり、先を決めずに描くという実験でもある。というのも、僕は今まで最後を考えずに描いたことは一度もなくて……」

 近作「Marieの奏でる音楽」(幻冬舎)では、上下巻分520ページの全ネームを描いてから、月刊誌で連載に入った。

  「でも、スティーブン・キングの『小説作法』なんかを読んでいると、『一番最初の読者は自分である』とか、『全部を組み立てて書くことで物語の醍醐味がな くなる』とか書いてあるわけですよ。それで、先を決めずに、おもしろいモノをちりばめて進めていけば、なんとかなるのかなと。そんな感じで描いているんで すけど、毎号毎号スリリングですね(笑)」

取材・文=佐口賢作/撮影=富本真之

 

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