2003/6/25 小噺「いくつ?」

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  Diary復活の一本目。まずは軽く。最近、嫁を爆笑させた、本当にあった小噺です。

同級生

  高校のとき、1年、2年と同じクラスだった友人にW君というのがいました。 出席番号は2年とも連続。 背が低く、こじんまりした感じで、どちらかというと純朴な感じ。 よしだんなも相当好きですが、負けず劣らず、ものすごい女の子が好き。(^-^) 真面目で、でもテンションが妙に高く、好きな音楽は、さだまさしと中島みゆき。 テンションが高くなると「ねぇねぇ、聞いて聞いて、んもぅ」と妙なおねえ言葉になったりして。 軟式テニス部で大勢の女の子で、たった一人の男子部員。 女友達は、山ほどいたけど・・・ 2年一緒だった仲で、一緒に琴部に入ったりして。いや、琴は面白かったんだが。 あ、後、茶道部にも入ってなかったかなぁ。 いや、馬鹿にしているわけでは無くって、ほんといい奴だったって話で。

先輩

  入社してすぐ、同じ職場にいたB先輩。 仕事は、1年先輩なだけだが、難しいことをこなし、課題を抱えるといつの間にか答えを見つけている。 働くときは、いつ寝ているのか分からないくらい、タフで不屈の男。 背が高く、体も適度にスマートででもがっちりしていて、顔も綺麗ではなく、でもしっかりとした魅力的な顔。 もちろん、女性には人気が高い。 大学時代から「セーターを買ったことが無い」編んでもらえるから。 テニスがうまく、相当うまく、県大会の一般でファイナルまで行く腕前。 ALL Japanに一度勝ったこともあり、いろいろなところから卒業後も声がかかったが、いつまでもスポーツではないと今の会社に。 入社以来布団を干したことは無い。晩御飯は、カップラーメン以外を食べた記憶が無い。 そんなことも、男らしさの象徴のように感じてしまう、そんな先輩。


  そんなB先輩も、とうとう結婚。職場の人も結婚式に、2次会にと呼ばれ。私も2次会に。 2次会には、職場の友人、大学の友人・・・あっ、あ゛ーーーっ!(*o*)
  W君と再会、お互い指差しあって、うぉーーってな感じ!

よしだんな「Wじゃん、ひさしぶり。え、なに?どういう関係?」
W君「サークルの先輩。あ、これ嫁」

  好きだ好きだと思っていたが、どうやら学生結婚。嫁とはもーめろめろでれでれ。 おぅおぅようやるってな感じ。(*^o^*)
  考えてみると、あの大学でテニス部かぁ、つながるなぁ。世間は狭いなぁ。 B先輩も、「なんだお前ら知り合い?そりゃー面白いなぁ、いろいろ教えてくれよ」ってんで、 なかなか面白い飲み会になりました。


  ここまでは、前振り。二人の人となりを分かって欲しかったので。 その数日後、B先輩と話していて「Wなぁ、奴は面白いよなぁ」と話してくれた話。

  大学のサークル合宿。午後からの練習の締めは、組になって試合形式。

W君「先輩、相手してください」
B先輩「おう」

  B先輩とテニスしたことあるんですけど、実力者なんできっと、ジャージも脱がず、前傾なんか取らず棒立ちで、 下手したらサンダルかなんか履いたまま相手にしてたんだろうな。
  片や、Wは練習のときから試合着きて、張り切るタイプ。 軟式からの転向だし、前傾バリバリ、両手でラケットを構え、走りまわされてたんだろうなぁ。 練習試合なんで、審判はつきません。得点は自分たちで数えながら進めます。

B先輩「おぅ、今いくつだ」
W君「(はぁっはぁっはぁっ)・・・じゅ、19になりました・・(はぁはぁ)」

  なんだろうなぁ、あのシチュエーションで、お前の歳に興味があるわけねーだろ。 そういうことに、何にも疑問を持たずに、答えてしまうこのナチュラルさ。

  ほんといい奴(^-^)