画像管理、閲覧ソフト「able CV」

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  デジカメで撮影を重ねると、画像データが大量に溜まってしまいます。 これを、管理、閲覧するのには、皆苦労していると思います。 よしだんな、フリーモノから数千円するものまでいろいろ使いましたが、この「able CV」を知ってから、 この手の苦労がいっさい無くなってしまいました。(^-^)y

とにかく軽い
  このソフトの最大の特徴は、処理が早いこと。画像の一覧表示が圧倒的に速いです。 フォルダに分けて整理するのですが、フォルダを選択して一覧を表示するまでが、 本当に一瞬!です。
  今まで使ったソフトは、画像が大量に溜まると、 そのページを開くまで随分待たされるのが普通でした。 例えば、日付ごとに保存し、あの写真を撮ったのはいつだったかなぁとフォルダを探して回ると、 時間がかかっていらいらさせられます。
  しかし、この手のストレスは、able CVには全くありません。 一度開いたサムネイル画像を、カタログと読んでいる別ファイルに記憶しておいて、そこから高速に開いているそうです。 最初だけ多少時間がかかりますが、それ以降はとにかく快速、爆速です。 使っている分には、カタログだの何だの、難しいことも全く意識しません。

縮小、回転
  撮った画像は、ホームページに公開したりするために、画像を縮小したり、 また縦位置で撮ったものを回転したりしますよね。 今までのソフトでは、よく「後、回転ができたらなぁ」「後、縮小ができたらなぁ」と思う様なソフトが多かった。 そうした基本的な操作をきちっと押さえています。
  それに加えて、ガンマ補正、明るさ、コントラスト、RGB各色の調整から、 モノクロ、セピア、シャープをはじめ、スケッチ風やノイズ除去など、簡単なフィルタも用意されています。 また縮小やファイルの出力では、JPEGの圧縮率を変えて、画質やファイルサイズをコントロールすることができます。

元画像に手を加えない!(@o@)
  回転やレタッチが出来るソフトは他にもありますが、able CVの凄いところは、元画像に手を加えないということです。
  例えば、レタッチをする時には、失敗したとき、別のレタッチがしたい時の為に、元画像を別に保存しておきますよね。 able CVは、画像ごとのレタッチ、回転情報を、画像に直接反映するのでなく別ファイルで保存しているのです。 「この画像は、こっち90度回転で、明るさを○○アップ」といった具合の情報を別に持っておくんです。 元画像はそのままのため、いつでも最初に戻ることが出来、レタッチ画像、元画像の管理のややこしさを気にしなくても良いのです。 もちろん、レタッチ、回転、縮小の情報を画像に反映して、新しいファイルを出力することも出来ます。

  レタッチ情報を他に持つことのメリットは、実はそれだけでは無いのです。 元画像に手を加えないので、処理が早いのです。 画像を回転しようとして、じーっと処理を待つことはありませんか? レタッチの結果を待つのに、時間がかかることはありませんか? able CVは、回転、レタッチの結果が画面に出てくるまでは、一瞬です。(@.@;
  サムネイルを別ファイルに保存しておいたり、レタッチ情報を別で持ったり、随分凝ったことをしていて、 処理が遅くなったりしないの?暴走したりしないの?というのが気になりますよね。 現在、HDに2GBくらいのファイルを置いていますけど、最初と同じ快速のまま。問題が起きたことはありません。 レタッチはあまりやらないのですが、回転しているファイルはいっぱいあります。 カタログファイルの整理、圧縮というコマンドがあります。 たまーに押してはいますけど、特に遅くなって困ったことはありません。

マーク
  able CVのもう一つ優秀な点。それが「マーク」です。 例えば、画像をコピーしたり、出力したり、プリントしたり、画像に処理する場合どれを処理するか決めなくてはなりません。 able CVは、「全ファイル」「選択ファイル」「マークファイル」の中から選ぶことが出来ます。 画像にマークをつけておいて、マークしたものに対して処理をすることが出来るのです。 気に入った画像だけマークしてコピーしたり、気に入らない画像だけマークして捨てたり、後で説明するHTML出力等にも使えて便利です。
  よくやるのが、画像の回転。回転は、選択したファイルに対し、右クリックで回転を選ぶ様になっています。マークで回転は出来ません。 しかし、「マークしたファイルを選択する」ことが出来るので、回転するファイルにマークを付けていって、 最後にマークファイルを選択し、一括で回転させると、手間が省けます。もちろん、回転するまでにかかる時間は一瞬ね。(^-^)

HTML出力、アルバム
  それから良く使う機能がHTML出力です。 簡単なインデックスページと原画の表示ページへのリンクを、自動で作ってくれます。 サムネイルのサイズや、背景の色等、簡単な設定は変更できます。 また、Exif情報やタイトルを選択して、出力するページに表示することも出来ます。 画像にタイトルを付ける時は、これを使いますね。 ギャラリーを作るのには十分な機能で、今、私が作っているギャラリーは、全てable CVまかせです。
  HTML出力に便利なのが、アルバム機能。 基本的に、画像はフォルダーに分けて管理するのですが、それとは別にアルバムで管理することが出来るのです。 例で話した方が分かりやすいでしょう。
  例えば、画像を全て撮影した日付に分けて保管します。 何日かの写真から花に関するギャラリーを作る場合、花のアルバムを作成します。 それぞれのフォルダーから、選んだ花を「アルバムに登録」すると、ファイルの保存場所は変わらずに、 アルバムで一括して選んだ花を見ることが出来るようになります。 アルバムが、登録されている画像の置かれているフォルダーの場所を覚えているのです。 ギャラリー用のフォルダを作って、ファイルをコピーして集めて、HD容量を無駄に使ってしまったりしません。 そのまま、アルバムをHTML出力すれば、ギャラリーの出来上がりです。

Exifにも対応、スライドショー
  もちろん、Exif情報にも対応し、後から、コメント、タイトルなど情報を書き込むことも可能です。 Exif情報の付け外し、コピーなどの機能も充実しています。
  それから、画像の確認には、スライドショーを使います。 画像のピックアップには、全画面表示のスライドショーで確認すると、非常に便利です。 書きながら気づいたのですが、(^m^; スライドショーを見ながらマークも付けられます。 スライドショーは、1枚ごとの表示時間も自由に変えられ、表示中に自分でページを繰ることも、戻ることも出来ます。 かなり使い勝手が良いです。

その他の心憎い機能
  例えば、一括リネーム。「指定した文字列+数字の連番」に付け替えてくれます。 また、気に入っているのがフォルダーの複数階層表示です。 普通、画像管理でサムネイルを出してくれるのは、選んだフォルダーの中に入っている画像だけです。 これを、サブフォルダーまで含めて、2階層、3階層、サブフォルダー全部の画像を表示させることが出来ます。 例えば、「夏休み」の下に「海」と「山」のフォルダーを置くとします。 2階層表示にして「夏休み」を選択すると、「海」「山」の下の画像も、まとめて画面にサムネイル表示してくれます。 たまに、画像を置いている最上位のフォルダを選択し、以下全てを表示にして高速スライドショーをやると、 懐かしい画像が出てきて、楽しいっすよ。(^-^)y
  別ソフトを、サムネイルのダブルクリックや、右クリックのメニューに加えることも出来ます。 Photoshopなどの別の画像処理ソフトを、そこにアサインすることが出来ます。 別の優秀な画像縮小ソフトをアサインしている人もいるようですね。
  あと、似た画像の検索なんてのも出来ますねぇ。サムネイルの表示サイズが変えられるなぁ。 WWWで見た画像で、バッファに残っているものを表示することも出来ます。 サムネイルの表示順を、名前、日付だけでなく、Exif情報や画像タイトル等でもできますねぇ。 作業していたフォルダの履歴を残して、バックで戻ったり、履歴から選ぶことも出来ます。 フォルダをお気に入り登録することも出来ます。

めちゃめちゃお勧めです(>o<)O
  正直、これを使い始めてから、他を見ていないのでなんとも言えない所はあるのですが、(^m^;
  この文章を書いていても、able CVが無い頃には、何に苦労していたんだっけ? able CVって何がうれしいんだっけ?ってことを思い出すのに苦労しました。 それくらい、当たり前の存在になってます。
  最後に難を探しましょうか。
  1. アルバムでDELを押すと、元ファイルが消えてしまう。
    よしだんなは、「アルバムから外そう」と思ったときに、ついDELを押してしまうんすよ。 そしたら、元ファイルから消えてしまう。これが、感覚的にしっくりこない。 右クリックして「アルバムから外す」を選ばないと駄目ですね。 ま、確認ダイアログは出してくれるし、やっちまったら、ゴミ箱開いて復活すればいいから、致命的じゃないですけどね。
  2. 縮小画像のデフォルト出力先が元画像と同じフォルダで、上書きの確認が無い
    基本的に、出力ファイル名は、元ファイルの頭やお尻に文字を足すのですが、何も付けない事も出来ます。 その状態で、縮小ファイルを作ろうとすると、元画像に縮小ファイルを上書きしてしまいます。 上書きである旨の警告が出ないので、気づかずに上書きしてしまいます。 これ、結構やっていて、上書きなので致命的です。 縮小ファイルの作成は、オペレーションミスの保険として、必ずファイル名が変わるようにしておきましょう。
  これくらいですか。大したこと無いですね。(^m^;

  まだ使っていない方に、幸せなデジタル画像生活が訪れますように。
  既に使用していて、「おまえー、使い方間違っとるぞー」と言う方は、掲示板への書き込みお待ちしております。

ダウンロードサイトはこちら
  Vector
  作者ホームページ


追伸
  上書き防止は、「情報」−「コメント」メニューから全ファイル一括で読取専用属性を設定すれば良いことを、 SHOさんに教えていただきました。よしだんなは、前は、写真1枚1枚ちまちまと、右クリック−プロパティで読み取り属性を 設定していたのだけど、やってられるかー!とあきらめていました。ありがとうございました。 さすがable、ぬかりは無いね。(01/4/11)

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