| 幕 末 語 録 | |
| あ | ■安政江戸地震 あんせいえどじしん |
| 1855(安政2)年10月2日午後10時ごろ江戸をおそったM6.9の大地震 地震直後の火災により1万4000余戸の家屋が焼失、死者は少なくとも1万人以上といわれる 江戸水戸藩邸も倒壊し斉昭の腹心だった藤田東湖・戸田忠敞ら多くの逸材を失った |
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| ■安政の大獄 あんせいのたいごく | |
| 日米修好通商条約を無勅許調印した幕府に反対した京の公家たち・水戸藩などの過激攘夷論者に大老井伊直弼が大弾圧をおこなった (鵜飼吉左衛門、幸吉父子・安島帯刀・茅根伊予之介・梅田雲兵・頼三樹三郎・吉田松陰・橋本佐内らが犠牲に) |
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| ■ええじゃないか | |
| 三河国で民衆が「ええじゃないか」と叫びながら通りを乱舞する現象が起こり伊勢や京坂まで広がった | |
| ■追鳥狩 おいとりがり | |
| 斉昭の治世頻繁に実施された狩猟形式での大規模な軍事演習 | |
| ■奥羽越列藩同盟 おううえつれっぱんどうめい | |
| 慶応4年仙台・米沢・会津をはじめとする奥羽25諸藩と長岡藩など越後6藩が加盟して締結された軍事同盟 | |
| ■大津浜異人上陸事件 おおつはまいじんじょうりくじけん | |
| 文政7年(1824)大津浜にイギリス捕鯨船員12人が上陸、食料入手を求めた 水戸藩に海岸防備の必要性を如実に感じさせる契機となった事件 |
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| か | ■海援隊 かいえんたい |
| 亀山社中が土佐藩と提携してできた。隊長は坂本龍馬 長崎を拠点とし船の操法・語学など航海術を学び海運業も行う |
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| ■海軍操練所 かいぐんそうれんじょ | |
| 軍艦奉行に任命された勝海舟が神戸に開いた施設。軍艦の操縦法や航海術・海軍術を学ぶところ。生徒の大半は幕臣や旗本だった | |
| ■亀山社中 かめやましゃちゅう | |
| 薩摩・越前などの出資により長崎亀山に創立された日本初の商社。創立者は土佐藩脱藩坂本龍馬 門地問わず志願者を受け入れ航海術などを学ばせる。また蒸気船を使い海運業を行う |
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| ■毀鐘鋳砲 きしょうちゅうほう | |
| 兵器増産で銅・鉄が不足したため寺の鐘などを毀して大砲にせよと幕府が命令をだした しかし寺院などの猛反対にあい頓挫 |
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| ■奇兵隊 きへいたい | |
| 1863年高杉晋作が藩庁に建議して創らせた 藩の正兵とは別の非正規兵として身分・階級を問わず志願者を集め組織した部隊 |
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| ■京都守護職 きょうとしゅごしょく | |
| 文久2年(1862)新たに設置された役職(会津藩主松平容保が拝命) 尊攘志士たちの横行で無政府状態の洛中を鎮圧する非常警察の役目 |
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| ■京都見廻組 きょうとみまわりぐみ | |
| 旗本御家人の子弟や家柄ある武士で組織され新撰組と並び京都の警備にあたった 清河八郎を斬った佐々木只三郎(会津藩手代木直右衛門の弟)が有名 |
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| ■禁裡御陵衛士 きんりごりょうえじ | |
| 新撰組から分離した伊東甲子太郎・篠原泰之進ら一派のこと。尊王大義のため孝明天皇の御陵を警備するという名目で朝廷から御陵衛士を拝命した | |
| ■航海遠略説 こうかいえんりゃくせつ | |
| 幕府と朝廷が融和し、開国して海軍を興し海外に航海して貿易による国益をあげようという説 | |
| ■公武合体論 こうぶがったいろん | |
| 幕府と朝廷が結び付くこと(孝明天皇妹和宮と将軍家茂の婚儀)により衰退しかかっている幕藩体制を立て直そうという論 | |
| ■甲陽鎮撫隊 こうようちんぶたい | |
| 近藤勇が甲州鎮撫を願い出て幕府永井玄蕃頭に認可され出動した隊。中山道を進んでくる官軍から甲府城を守るはずだったが間に合わず敗走した | |
| ■五品江戸廻送令 ごひんえどかいそうれい | |
| 生糸・雑穀・水油・蝋・呉服の五品は一旦江戸の問屋扱いとし国内需要を満たしてから横浜に出荷・輸出する(横浜貿易の流通を統制するため) | |
| さ | ■薩長連合 さっちょうれんごう |
| 坂本龍馬・中岡慎太郎が仲介となり薩摩藩と長州藩との間で結ばれた軍事同盟 | |
| ■攘夷論 じょういろん | |
| 夷荻(外国人)を日本から追い払うこと | |
| ■水府陰謀 すいふいんぼう | |
| 斉昭が幕閣を改造し自分で権力を振るおうとする陰謀 | |
| ■成破の同盟(丙辰丸の同盟) せいはのどうめい | |
| 万延元年(1860)西丸帯刀ら(水戸)と桂小五郎ら(長州)間で江戸で会談のうえ決定 水戸藩が破壊活動(安藤老中暗殺または横浜異人襲撃)を行い、長州藩が幕府への事態収拾を受け持つとする盟約 |
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| ■船中八策 せんちゅうはっさく | |
| 坂本龍馬が発案し後藤象二郎に示した新国家建設案 政権を朝廷に返上し幕府を廃し議会を設けて政治を行う。身分を問わず人材を募る。海軍拡張、外国と平等経済条約を結ぶ、など八策を提案したもの。これが大政奉還の原案となった |
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| ■尊王論 そんのうろん | |
| 天皇の古代的権威を復活させ皇室を君臣関係の最高に位置付けること | |
| ■尊王攘夷論 そんのうじょういろん | |
| 尊王論と攘夷論が結び付いたもの、提唱者は水戸藩藤田東湖・会沢正志斎ら | |
| た | ■大政奉還 たいせいほうかん |
| 慶応3年10月14日15代将軍徳川慶喜は土佐藩の建白を受け入れ朝廷に大政を奉還することを上表した。 これにより二百年あまり続いた徳川幕府は消滅した。 |
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| ■勅諚 ちょくじょう | |
| 天皇の命令。みことのり。 | |
| ■勅許 ちょっきょ | |
| 天皇の許可。日米修好通商条約は勅許を得ないまま大老井伊直弼により違勅調印された | |
| は | ■破約攘夷 はやくじょうい |
| 諸外国と結んだ条約を一方的に破棄し攘夷を実行(外国人の入国拒否・攻撃)する | |
| ■戊午の密勅 ぼごのみっちょく | |
| 安政5年(1858)朝廷から水戸藩へ正式な手続きを踏まない勅定が降下された 幕府の違勅調印と水戸斉昭・福井慶永・尾張慶勝らへの処罰を責める内容 |
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| ま | ■密勅 みっちょく |
| 関白の署名無しで正式の手続きをせずに発せられた天皇の命令(=勅定) | |
| ら | ■陸援隊 りくえんたい |
| 1867年中岡慎太郎を隊長として土佐藩の出資により結成された 海援隊と対となり土佐藩を陸軍の面から援助する |