神岡城(別名:東町城)

―― 信玄が越中・飛騨攻略の拠点とした城 ――

藤波橋から見上げた模擬天守
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藤波橋から見上げた模擬天守
 
内空堀に囲まれた本の丸の城門
内空堀に囲まれた本の丸の城門
 神岡城は、永禄の昔、飛騨・越中侵攻を企てた武田信玄が、摩下の武将、山県三郎兵衛昌景の手勢を飛騨に派兵、この地を征した際、当時、高原郷一帯を支配していた豪族、江馬時盛・輝盛父子に命じて構築させ、越中・飛騨攻略の拠点としたのがこの城の起こりである。

 神岡城は、別名野尻城跡、沖野城跡もしくは東町城跡ともいわれました。
 江戸時代ここは江馬の出張場といわれていました。
 また、江間の本城旭城(諏訪城)の出丸ともいわれます。

 永禄年間甲斐の武田信玄が越中攻めに備えその重臣山県昌景が江間氏に命じて建てさせたとも伝えられています。

 武田勢が本国へ引揚げてからは、江間氏は老臣河上中務尉を守将としましたが、のち江間氏が滅び金森氏が入国してからは、その家臣山田小十郎が守備しました。
本の丸城門右側の内空堀と城塀
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本の丸城門右側の内空堀と城塀
本の丸内の江馬館跡の郷土館
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本の丸内の江馬館跡の郷土館

 元和元年(1615)一国一城の幕命により、取り壊された廃城と化し城跡は畑地となりましたが、城跡には空濠の跡が歴然としてしており、三井金属鉱業株式会社が神岡鉱業所創業百年を記念して、昭和45年(1970)6月、丸岡城や、犬山城を参考に戦国時代の城郭様式を再現したものであります。
 二階二層、鉄筋コンクリート造り、高さは15mです。

 風が香り、木々が色づく山間の町神岡に、悠々と佇む神岡城。
 現在の城は昭和45年(1970)に復元されましたが、再現された天守閣や当時の遺構を残す壕や石塁などは、戦乱の往事を思いおこさせてくれます。
 内部には実際に使われていた鎧、刀剣、馬具などが一般公開されています。
 また、日本最古(明治初期)の『自動販売機』も展示されています。


本の丸の外空堀と郷土館(南東面)
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本の丸の外空堀と郷土館
(南東面)
神岡鉄道終点・奥飛騨温泉口駅と鉱山で使用したディーゼル機関車
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神岡鉄道終点・奥飛騨温泉口駅と
鉱山で使用したディーゼル機関車

 鉱山の町神岡を貫く高原川の河岸段丘を利用した神岡城の二層模擬天守は、高原川から見上げると大きく見えます。
 現在の城は、本丸を二重の空堀が囲んで、全て模擬だそうですが、城壁と城門が建てられていました。
 訪れた8/14はお盆で、早朝から盆踊りの準備を皆さんしていました。

 それにしても、訪城時にはあった神岡鉄道が、2006年12月1日付けで廃止されたのには、びっくりですが、観光鉄道として存続させる方針であり、財源などにもめどがたっているという報道には、是非実現してほしいものですね。

  神岡城                              平成17年8月14日時点  
◇交通 ・旧神岡鉄道飛騨神岡駅から、徒歩約20分
・東海北陸道飛騨清見IC→国道158号線→国道41号線を北上し、国道471号線に入り、
  神岡町夕陽ヶ丘の信号を右折し、神岡城入口へ
◇駐車場・神岡城の無料駐車場あり
◇開館時間 ・9時(8時15分入城可)〜17時(16時30分まで入城可)
◇定休日・期間中は無休 (営業期間:4月1日〜11月30日)
◇料金・大人:450円、子供:250円
 ※ 入場券は『神岡城』『鉱山資料館』『郷土館』の共通券です。
◇お問合せ ・神岡振興事務所       TEL:0578-2-2253
飛騨市役所商工観光課   TEL:0577−73−7463
飛騨市観光ガイド

参考文献 ・現地での解説板

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