江戸城(別名・千代田城)
―― 天下人の威信を賭けた日本一の規模の城 ――
土塁に逆茂木を並べ、三重の濠をめぐらして外城、中城、子城にわけ、各所には物見の櫓を築いた。 いわゆる「道灌がかり」と呼ばれる彼の創案である。縄張りは現在の本丸附近かと推定されている。 文明18年(1486)7月16日、55歳の道灌が謀殺された後は、上杉家や北条氏の城代や太田氏が入れ替わり入るが、天正18年(1590)豊臣秀吉が小田原城を攻略し、攻略後、秀吉と家康が関東地所わけのの相談をする有名な小田原連れ小便によって家康の所有となる。 家康が将軍となるや、慶長9年(1604)天下の府たる「将軍家の城」の増築の工事に着手した。
以来、三代将軍家光の時代である寛永15年(1638)まで工事が続き、世界にも希な大城郭が、江戸に完成する。 本丸、西の丸、三の丸、紅葉山、吹上御苑、代官町などの地域を合わせた中心部だけでも22,2182坪、周囲20町15間、総面積は29,0549坪。 城門は外郭に25、内郭に11、城内に87。城橋は総数30、大天守、小天守各1、三重櫓が6、二重櫓が10、単層の櫓4、多聞26を構えた一大豪壮を誇る城郭であった。世に千代田城と呼ぶ。 しかし、翌寛永16年(1639)、大火が発生、火元は本丸大奥で、天守と僅かな櫓を残して、灰にしてしまった。 それ以後、江戸城は火災と復興の連続で、「火事は大江戸の華」として、二十数回にわたって大火となっている。
さて、壮大な天守閣は鉛で葺かれ、その上に金鯱を載せたもので、「慶長見聞集」に、「富士山に並び、雲の嶺にそびえ夏も雪かと見えし面白し」とその美しさを伝えている。
その平面は一重十八間に、十六間で、その中に大坂城、また、さらに名古屋城の各天守がすっぽり入るようにできていた。 しかし、明暦3年(1657)俗にいう「振袖火事」は、正月1日に本郷の本妙院本堂より出火、大江戸の城も城下も総なめにして、天守閣も炎上した。 明治元年、明治天皇は江戸城に入城され「東京城」と改称された。 翌年、皇城と名付けることが発令され、皇居造営に着手したが、明治6年、西の丸の御殿から出火し、多くが焼失した。
戦後は放置されていたが、昭和39年(1964)に至り、東京オリンピックを迎えるにあたって、北の丸に清水門、田安門が復元された。
皇居東御苑へ入り、つまり江戸城の本丸、二の丸、三の丸跡ですが、壮大な本丸や天守台に登ったり、富士見櫓の背中、蓮池多聞櫓などが見れます。入場無料ですが、月、金曜日は休みですから注意。 また、事前許可なしには、1年に2日(1/2と12/23)ですが、無料で二重橋を渡って皇居(西の丸)の中に入れます。 年始の新年参賀で、たった3分の天皇陛下のお出ましとお言葉を賜った後、ゆっくりと皇居内の櫓や門を見て回ってはいかがですか。 但し、坂下門、桔梗門、乾門をくぐれるのは1度に1門だけですから、出たら終わりです、ご注意ください。 |
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| 皇居東御苑(旧本丸・二の丸) 平成20年3月1日現在 | |
| ◇交通 | ・JR東京駅から徒歩10分、 ・営団地下鉄千代田線二重橋前駅(二重橋方面)から徒歩5分、 ・営団地下鉄有楽町線桜田門駅(桜田門方面)から徒歩5分 |
| ◇入園時間 | ・3月から10月:9時から16時(16時30分閉園) ・11月から2月:9時から15時30分(16時閉園) |
| ◇休園日 |
・月曜日及び金曜日(ただし、天皇誕生日以外の「国民の祝日等の休日」は公開します。 なお、月曜日が休日で公開する場合は、火曜日を休園します。 ・12月28日から翌年1月3日 ・行事の実施等で支障のある日 |
| ◇入退出門 | ・大手門・平川門・北桔橋門(きたはねはしもん) |
| ◇料金 | ・無料 |
| ◇問い合わせ |
・千代田区商工振興課 TEL:03−3264−0151 ・宮内庁 TEL:03−3213−1111 |
| 皇居(旧西の丸の一部) 平成24年1月2日現在 | |
| ◇入城可能日・時間 (手続き不要) | ・1月2日(新年参賀)、 12月23日(天皇誕生日) 午前10時前後から、午後3時頃まで |
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◇一般参観(要手続き) 月曜日から金曜日の毎日(ただし、休日・年末年始・行事など支障のある日は除く) (手続き) 電話で参観日時を予約(希望日の1ヶ月前の一日から10日前迄に手続き可)し、 直接窓口か郵送で手続きのこと。詳細は予約の際に参観係まで。 (申込先) 〒100-8111(住所不要) 宮内庁管理課参観係 TEL:03−3213−1111 | |
| ◇料金 | 無料 |
| 参考文献 |
・現地解説板、現地入手のパンフレット ・《図説》日本の名城 (平井聖・小室榮一 編、河出書房新社 発行) ・《旅の本》日本名城の旅 下巻 (日本旅行作家協会 編、日地出版 発行) |