足利氏館(別名・鑁阿寺館)と足利学校
―― 足利学校のすぐ隣に鑁阿寺として今も残る武士の館跡 ――
【足利氏館(別名・鑁阿寺館)】 源姓足利氏2代目義兼が、建久7年(1196)自らの邸内に持仏堂を建て、守り本尊として大日如来を祭ったのが始まりで、3代目義氏が、堂塔伽藍(がらん) を建立し、足利一門の氏寺としました。 寺伝によれば、義兼により開創され、開山は理真上人です。 周囲に土塁と堀をめぐらした寺域は、ほぼ正方形で、約四万平方メートルあり、鎌倉時代の武家屋敷(平城) の面影を今に伝えており、 大正11年3月、「足利氏宅跡」として国の史跡に指定されています。
・国指定:本堂(大御堂)、鐘楼、経堂(一切経堂) ・県指定:多宝塔、楼門、東門、西門、御霊屋、太鼓橋、 木造大日如来座像、木造金剛力士立像 ( 足利氏館(別名・鑁阿寺館)案内図へ (47kB) ) 江戸時代、足利荘は、旗本の知行地であり、その後、足利藩(一万一千石)となり、戸田氏が今の雪輪町あたりに陣屋を築き、政治を行なったという。 | ||||
足利学校は「日本最古の総合大学」といわれ、その創建については、奈良時代の国学の遺制説、平安時代の小野篁(おののたかむら)説などがありますが、鎌倉時代の初期、足利氏2代目義兼が一族の学問所として興したとする説が有力とされています。 歴史が明らかにされるのは、永享11年(1439)(室町時代)に上杉憲実によって、現在国宝に指定されている書籍が寄進され、庠主(学長)制度を設けるなどして学校を中興したことによります。 また、天文年間(1532〜1554)の頃には、全国から学徒三千人が集まったと言われ、フランシスコ・ザビエルにより『日本国中最も大にして最も有名な坂東の大学』と世界に紹介されました。
現在の姿は、昭和57年『史跡足利学校跡保存整備事業』に着手し、平成2年12月落雷により消失してしまった江戸時代の姿を復元し、当時の学徒がどのような所で勉強していたのかを、みなさんが見学できるように一般開放しています。 足利学校は、良く復元、整備されており、庭園も綺麗です。 孔子堂で、論語等に思いをふけったり、学校内では漢字テストも出来る(初級で簡単すぎましたが)ようになっていて、庭園側のすのこで日向ぼっこがてらでのんびりと落ち着くのもよいでしょう。 その後、足利氏館へ。鑁阿寺を一周したのですが、水堀が巡り、土塁もあるし、東西南北に門も残っていて、本当に素晴らしいです。 |
| 史跡足利学校 平成17年11月13日時点 | |
| ◇参観料 |
・一般:400円 、高校生:210円 ☆…中学生以下、身体障害者は無料 ※1月1日〜3日は、午前10時から午後3時まで無料公開 (ただし、孔子廟と庭園のみ公開であり、建物の中へは入れません) |
| ◇開館時間 |
・ 4月〜9月:午前9時〜午後4時30分 ・10月〜3月:午前9時〜午後4時 |
| ◇休館日 |
・第3月曜日(祝日・振替休日のときは翌日) ・年末・年始(12月29日〜1月3日) ☆…その他(管理上やむを得ず休館することがあります) |
| ◇交通 |
・JR両毛線足利駅より700m、徒歩約10分 ・東武伊勢崎線足利市駅から1キロ、徒歩約15分 ・東北自動車道 佐野ICから、車で約30分 |
| ◇駐車場 | ・国道293号線を挟んで足利学校の対面に無料の観光駐車場(太平記館)あり(旧足利学校跡?) |
| ◇お問合せ |
・足利市観光協会 TEL:0284-43-3000 ・史跡足柄学校事務所 TEL:0284-41-2655 |
| 参考文献 | ・現地で入手のパンフレット、及び、解説板 ・「関東の城址を歩く」(西野博道著・さいたま出版会編) |