金沢城(別名・尾山城、金城)

―― 加賀百万石前田藩の城下町発展の城 ――

石川門を入った三の丸北園地から見た右から菱櫓・五十間長屋
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石川門を入った三の丸北園地から見た
菱櫓・五十間長屋
蓮池堀(百間堀)からの石川門二層二階櫓
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蓮池堀(百間堀)からの
石川門二層二階櫓
 文明年間(1469〜86)本願寺の一向宗の八世、蓮如上人が加賀に下り、この地に寺院を建て、尾山御坊(金沢御坊)と称した。
 この寺院は戦闘的な一向宗であり、空堀を掘り柵を構え防備したいわゆる城構えであった。

 天正8年(1580)織田信長は佐久間盛政に命じ、一向宗徒の拠点であった金沢御堂を攻めこれを落とすと、修築して尾山城としたのが金沢城の前身である。
 城地は当初、犀川と浅野川に挟まれた小立野台地の先端に位置したが、盛政は蓮池堀を掘って台地から城地を切り離し、輪郭を築いた。

 天正11年(1583)、賎ヶ岳の戦で盛政は戦死、代わって能登七尾城主であった前田利家がの賎ヶ岳の戦功により加蔵されて入城、天正15年頃から食客であった高山右近の指導のもと、本格的な城郭の建設が始まった。

二の丸大手の橋爪門と枡形に付随する橋爪門続櫓
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二の丸大手の橋爪門と
枡形に付随する橋爪門続櫓
石川門一の門(高麗門)外側
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石川門一の門(高麗門)外側
 
 文禄元年(1592)には利家の子、長利が二度目の大改築を行い名も金沢城と改めた。
 以後前田氏は徳川幕府下の大名として最高石高102万石を世襲して明治に至った。利家以降十四代、300年にわたる治世であった。

 金沢城は標高約60mの丘上に本丸を置き、東北に東の丸、西北に鶴の丸、西に二の丸、その北に三の丸を設け、さらに多くの郭が階段状に配置されている。
 慶長7年(1602)には本丸にあった天守に代わる三階櫓が落雷により焼失以後は再建されていない。
 金沢城は、寛永8年(1631)の火災以降、本丸の機能が次第に二の丸へと移されました。
 菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓の形体もこのころ整備されたと考えられています。
 17世紀の終わりころには、二の丸は「千畳敷の御殿」と呼ばれるほど壮麗な建物となっていました。
金沢城三十間長屋
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三十間長屋
 
 
内堀と海鼠塀の鶴の丸土塀(北面)
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内堀と海鼠塀の鶴の丸土塀
(北面)
 そして、宝暦9年(1759)の火災を機に、完全に本丸から二の丸中心の城へと変化したのです。
 三の丸には、鉄砲所、新丸には作事所・細工所などの施設がありました。

 特徴は、城内に数多く築かれた隅櫓で、その一つ石川門は一の門(外側)が高麗門、二の門(内側)が櫓門になっていて右折れの桝形を形成している。
 向かって左側に菱櫓があるが、すべて屋根には鉛瓦を用いた。
 これは金沢の地が北国で冬の寒さのため瓦が破損するのを防ぎ、防火上も有利かつ戦いに当たって鉛瓦を溶かして弾丸にするためであったといわれている。

 現在の石川門は宝暦9年(1759)の火災の後、同12年から再建工事が始まり、続櫓の再建まで終わった天明8年(1788)に完成したと考えられ、数少ない整った桝形門の遺構である。
 石川門隅櫓は、鉛塀と腰の海鼠壁、銅板張りの石落としは、前田氏の居城であった金沢城の雰囲気を伝えていて貴重である。
二の丸からの本丸・戌亥櫓跡と石垣
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二の丸からの
本丸・戌亥櫓跡と石垣
東の丸水の手門内側
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東の丸水の手門内側
 

 城地は、明治4年(1871)廃藩置県で、明治政府の所轄となって、旧陸軍の拠点となり、昭和24年(1949)から金沢大学のキャンパスであったが、平成7年2月に移転し、平成8年(1997)に石川県が取得し、金沢城公園として整備を実施しています。


( 金沢城公園の案内図へ (259kB) )

 前回訪れた時は、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓を復元工事中でしたが、今回は全国都市緑化いしかわフェア(H13/秋)完成後で、各櫓の外観、内部を観て堪能しました。
 特にその釘を使わずに組み上げる木の合わせ技の凄さをモニター等で観て感動しました。

大手門(尾坂門)と枡形
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大手門(尾坂門)と枡形
 
展示物の多い三十間長屋1階内部
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展示物の多い
三十間長屋1階内部

 日本三大名園の兼六園も訪れたら如何でしょう。(昔:約20年以上前は入城無料でしたが・・・今は300円です。でも安いほうですか。)

 また、帰り道のあの有名な近江町市場で、おいしい海産品を食べて、買って帰るのも良いですね。
 なお、金沢市内の観光には、金沢周遊バス一日フリー乗車券が便利です。地元のおばさんも利用していましたが・・・。

 金沢城公園                         平成17年4月9日時点
◇交通・JR金沢駅より西南約2キロ
・JR金沢駅東口3番のりば、西口4番のりばから 市内バスで13分 兼六園下下車、
             徒歩5分で 金沢城公園(石川門口経由)
・JR金沢駅東口7〜10番のりばから、市内バスで8分 香林坊下車、
             徒歩15分で 金沢城公園(いもり坂口)
・JR金沢駅東口1番のりばから、城下まち金沢周遊バスで 兼六園下まで15分(200円)
  金沢市内観光には、フリー乗車券がお得です。
   ・観光フリー乗車券(1日限り):大人900・小人450円、
             路線バス利用可(230円区間)
   ・周遊バス専用フリー乗車券(1日限り):大人500・小人250円
◇駐車場・石川県兼六駐車場:620台、・石川県丸の内駐車場:117台
◇開園時間・3月1日〜10月15日:午前7時〜午後6時(
・10月16日〜2月末日:午前8時〜午後4時30分
●菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓:午前9時〜午後4時30分
◇休館日・菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓:12月29日〜1月3日
◇入園料
 (入館料)
・入園料:無料
・菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓 入館料:大人300円、小人100円

 兼六園                               平成17年4月9日時点
◇開園時間・3月1日〜10月15日:午前7時〜午後6時(
・10月16日〜2月末日:午前8時〜午後4時30分
●時雨亭:午前9時〜午後4時30分
◇休館日・時雨亭:12月29日〜1月3日
◇入園料大人 260円、6才〜18才 100円、65才以上 無料
ガイド料 1,500円
◇問い合わせ ・石川県金沢城・兼六園管理事務所     TEL:076-234-3800

参考文献・現地解説板、入手カタログ
・「日本名城の旅」日本旅行作家協会編(日地出版 発行)

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