松江城(別名・千鳥城)

―― 英主治郷を生んだ松平氏の居城 ――

平成16年(2004)の 松江城へ
千鳥破風、華頭窓
千鳥破風、華頭窓
松江城天守閣と附櫓
松江城天守閣と附櫓

 松江城は、全国に現存する12天守の一つで山陰では唯一の天守閣である。
 慶長16年(1611)、出雲の領主・堀尾茂助吉晴が5年の歳月をかけて完成した。
 天守閣の大きさ(平面規模)では、2番目、高さ(約30m)では3番目、古さでは6番目である。
 明治8年、場内の建物は全部取り壊されたが天守閣だけは有志の奔走によって保存され、昭和25年〜30年解体修理を経て現在に至っている。

 天守閣は、望楼様式を加えた複合天守で、外観5層、内部6層である。壁は白壁でなく、黒く塗った雨覆板(下見板張り)でおおわれ、実戦本位で安定感のある無骨な体裁に、桃山風初期の荘重雄大な手法(千鳥破風、華頭窓、鬼瓦、附櫓、牛蒡積み等)をみることができる。
 木彫り青銅張りの鯱は、日本現存の木造のものでは最大で高さ2.08mであり、入口から向かって左が雄の鯱は鱗があらく、右が雌。
地階(穴蔵の間)
地階(穴蔵の間)
桐の階段
桐の階段

◆地階と井戸
 地階(穴蔵の間)は、龍城用生活物資の貯蔵倉庫である。
 中央には、深さ24メートルの井戸があるが、北方の池の底とほぼ同底で常時飲料水が得られた。

◆桐の階段  板の厚さ約10センチメートル、階段の幅1.6メートルで1階から4階の各階の間に設けてある。
 階段を引上げたり、防火防触のために桐を使ったもので他の城では見られない特殊なものである。
寄木柱
寄木柱
天狗の間より宍道湖を臨む
天狗の間より宍道湖を臨む

◆寄木柱
 柱は、肥え松の一本の柱の外側に、板を揃えて寄せ合わせ、これを金輪で締めて太い柱が作られている。この寄木柱の方が、普通の柱より力学的に強く、領主・堀尾茂助吉晴の苦心の作である。

◆天狗の間より宍道湖を臨む
 松江城の特色の一つは、6階望楼からの眺望の美しさにある。下の写真は南側からの眺望である。西・北・東側からもそれぞれの特徴のある松江が眺望できる。
お堀と塩見縄手とおり
宇賀橋付近より望むお堀と塩見縄手とおり方面
      小泉八雲記念館、武家屋敷など並ぶ塩見縄手とおり
小泉八雲記念館、武家屋敷などの並ぶ塩見縄手とおり
現存する本格的な天守閣と堀、そして宍道湖の眺めは最高です。   
小泉八雲記念館などを回るなら、共通入場券(800円)がお得。
市内一日フリーバス券や松江駅でレンタサイクルなど有。

 国宝松江城                                     平成8年11月16日時点  
◇交通・JR松江駅より、市営又は一畑バス松江温泉行き県庁前下車(所要10分)徒歩5分
・市内一日フリーバス券や松江駅でレンタサイクルなど有。
◇開城時間・ 4月〜9月:午前8時30分〜午後6時まで
・10月〜3月:午前8時30分〜午後5時まで
  ※ 年中無休。ただし、入館は30分前まで
◇入場料・松江城 :500円
・小泉八雲記念館、武家屋敷との共通入場券 :800円 (松江城で購入可)

参考文献 ・現地で入手のパンフレット、及び、解説板

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