| おいらは、淡水域での疑似餌（ルアー、フライ）釣りや投網もやりますが、主に湖沼で油鰭の有る魚を釣る事が大好きです。 釣人の中には、ロッド（竿）を振ってるだけで満足だとか、釣れなくてもロッド（竿）を出せれば良いなんて言うことをよく聞きます。 おいらには、そんなの釣れない人の負け惜しみにしか聞こえません、釣人は大きい魚を多く釣りたいと思うのは誰でも同じ筈です。 キャスティングでは、一人で操作出来るロッドの数や、攻略できるポイント（棚も含めて）は範囲も限られます。 それこそ、良い時期と良い場所がドンピシャでないと良い釣果が期待できないのです。 しかし、多くの釣り人は頑なまでに拘りキャストをしているように感てなりません。 また、このロッドが良いと言えば、そのロッドを購入して、あのルアーが良いと言えばルアーをこのフライが良いと言えばそれを購入すると言う様にキャスティングに執着してるように感じます。 また、ウェーディング等は冷たい湖水に腰まで浸かるため、いくら良質ウェーダーを着用しても体は冷えるし腰痛になりそうです。 おいらには、キャスティングや仕掛けに拘る、これらの事は、販売戦略に都合よく乗せられているとしか思えません。 （疑似餌に拘るのも同じですね） キャスティングでは場所取りも多く、良いと言われる場所は、ほとんんど空き無し状態です、良い時期に良い場所ともなると、 気配を消す処か隣でバシャバシャとこれじゃ魚は釣れません。 これが岸からのキャスティングの現状で限界です。 そこで、レイクトロ－リングの奨めなのです、レイクトローリングとは、湖での引き釣りの事で、ルアーでもフライでも、船で引くことだとなのです。 フライでキャスティングをする場所までの、移動をハーリングと呼びますが、おいらはこれらもトロ－リングであると思います。 この件では、おいらの知人のフライマンが～このフライマンは拘りのフライマンでキャストが楽しいと、冬はキャスト練習をしてますが、なかなか上達はしません(笑) そのフライマンが、芦ノ湖で６９㎝の鰭ピンブラウンを釣りあげてしまったのです、その時おいらは”だから、レイクトロが良いんだ”言いましたら、”これは、ハーリングで釣ったの”だと言ったの思えてます、キャストではなく船で引く事これすべてトローリングです。 つまり、湖において船舶等を用いての引き釣りが、すべてレイクトローリングだと思っています。 ＊ラジコンボートがこれに該当するかは検討中です この、レイクトロ－リングのメリットは、色々有ると思いますが～まずは、レッドコアーラインやダウンリガーを使用して深い棚でも疑似餌をヒット率の高いゾーンを長く通す事が出来ることでしょう。 また、釣人から距離を離して釣りが出来るの利点です、さらにはキャスティングでは届かない距離にまでルアー・フライを到達させることが出来き、ヒット率の高いゾーンを、棚も含めて長い時間通過させる事が出来る釣り方だと思っています。 例えば、５０ｍキャストして、水深１０ｍの深さの長い距離を通すことが可能でしょうか？実際はキャストした距離の５０ｍの半分以下でしょう、キャスト地点で、いくら沈めてもキャストでは限界が有るのです。 魚釣りでは、この、ヒット率の高いゾーンを数多く長い時間言われる場所を出来るだけ長い時間、ルアー・フライを通す事が魚のヒット率を上げる事が重要なのです。後はビギナーズラック（運です） ただし、表層に魚が集中している時は、キャスティグの方がピンポイントでの手返しのよさやコントロールも可能で、キャスティグの方に分がありますがほんの一瞬です この様な、良い時期は滅多にあるモノではありませんし、この瞬間を待ち続けるのも、拘りの世界の事ですから、それも有りとしますが、おいらはそんなの待てません。 レイクトローリングには、速度やタックルで、いろいろなバリエーションが存在します。 山上湖で春の解禁祭りが終わり、山上湖も夏へと様変わりすると、表水温は20度～となり、一定の水深までが、表水温とほぼ同じで20度～となります、この状況では油鰭が生活する適水温ではありません。 しかし、一定の水深以下では、水温が急下降する場所が出現します、この水温が急下降する層が、Thermocline(サーモクライン:水温躍層）と言い、有る程度水深の有る温帯地域に属する湖沼で夏場に発生する状態なのです、この時こそが、レイクトローリングが有効な季節となるのです。 この、水温躍層は、その湖沼の高度、地形や場所、水流、その時の天候でそれぞれ違います、琵琶湖では深い場所に出現し、中禅寺湖では浅く、芦ノ湖ではその中間と言うように形成されます。 夏場に、このサーモクラインを狙うのがレイクトローリングのセオリーとなっているのですが、レイクトローリングは全シーズンの釣りが可能となります、例えば、モノフィララインでの表層引きも可能になるのです、初期の浅場では船から距離を離し人の気配を消すことも、レイクトローリングの活躍のステージだと思います。 セオリーのレッドコアーラインでは、浅・中層引きです、超深場ではダウンリガーでさらに沈めた釣りが出来き、プラナーボード（アウトリガー）で船のサイド方向を船より離して釣りをする事も可能です、これら全てがレイクトローリングなのです。 また、中禅寺湖で発達した姫トロもレイクトローリングの釣りですし、最近ではレイクトラウト狙いで、底スレスレを引くズル引き、ホンマス狙いの高速引きや、琵琶湖のダウンリガーで水深４０ｍ以上に生息するビワマスを攻略することも可能となりました。全てが、レイクトローリングなのです。 レッドコアーラインでの一般的な引き方では、リトリーブ速度と同じ位の早さで、操船して湖沼を広く探ることが出来ます。 ダウンリガーの釣りでは、ロッドは通常のスピニングロッドでも可能で、別のウエイト（１０ＬＢ以上）にリリーサーと言う洗濯バサミ見たいなモノで、ラインを挟み目的の棚まで沈めるのですが、魚を釣るロッドの他にウエイトを沈める道具が必要なことと操船速度が低速となりますが、狙った棚へのアプローチは超正確で合理的な釣方です。 以上の様にレイクトローリングと言ってもいろいろ有りますが、狙う油鰭の生態に適したタックルで釣る事、これが最大の要で使用するルアーフライも０．５ｃｍ程の物から１０ｃｍを越える物まで、材質も多種多様です。 以上の事から、湖沼で魚を釣りたいのなら、レイクトローリングしか無いと思っています。 ですが、キャスティングで魚を釣る事が楽しいいことも承知してます。 同じ、５０ｃｍの魚を釣っても、レイクトローリングで釣った魚と、キャスティングとでは、感動が違うものです。 レイクトローリングの最大の醍醐味は、自らの操船で如何様にも出来ることで、過去の経験値を活用し、現在の魚影を確認して、操船を駆使して、魚の居る棚を出来るだけ長い時間釣針を通過させること、この一点でしょう。 キャスティングは、より面の釣りに近い釣りであり、レークトロ－リングは、キャスティングより、さらに、立体的にポイントを探る釣りだと思います。 Ｂｙ～ＫＦＴ |