| 第7章とびだせ釣仲間テレビ出演 おれが主役だ |
![]() 多摩川での野鯉釣の私とKFT会長 ひと昔まえ、テレビ東京で とびだせ 釣仲間 という番組が放映されていた。 この番組の 多摩川の鯉釣特集で 我々KFTが紹介されテレビ出演したことがあった。 KFT会長、K林氏、S藤氏、溝口の釣具屋の奥さんと私が出演した。 多摩川の、野鯉を我々があみだした釣法で釣り、よりスポーツフィッシング性を高め、キャッチ・アンド・リリースを実践するというものだった。 当時から、新しいフィッシングを目指していたKFTが最初に注目された出来事であった。 テレビ東京の撮影班の人たちとの待ち合わせの場所に、そして今回の撮影現場に決めたのは 忘れもしないわたしとKFT会長がはじめて出会った多摩川の宇奈根というところだった。 約束の待ち合わせ時間のそうとう前に 待ちきれずに現地に到着した我々は そそくさと釣の準備を始めた。 これから始まるテレビ撮影に胸躍らせながらテレビ東京の撮影班の到着を待った。 約束の時間にテレビ東京の撮影班がやってきた。 撮影の打合せを行い いよいよ撮影が始まった。 フイルムが回り始めた。 ここで重大なことに気がついた。 フイルムは回っているが 我々が魚を釣ったシーンが撮影できないとテレビ放映ができないということだった。 しかし 魚釣りは 釣れるか釣れないかは あるいみでは魚まかせなところがある。 加えて 撮影時間には限りがあり こんかいは3時間分のフイルムしか用意してないとのことであった。 このようなもろもろの条件が われわれにプレッシャーとなって重くのしかかってきた。 幸いなことに 撮影開始から30分くらい経過したところで あたりがではじめ 撮影終了までに全員で合計6匹の多摩川野鯉と1匹の真鮒がつれた。 幸運にも その日の大物を釣り上げたわたしが 後日のテレビ放映日には主役級の編集をされていたのには 他の仲間たちにはもうしわけないが うれしいかぎりであった。 この放送はビデオテープに録画され わたしの宝物のひとつとなっている。 子供たちがわたしといっしょに魚釣りをするようになったら 父の自慢話とともに見せてやりたいと思っている。 遠い昔のわたしの自慢話を読んでくれた諸君 ありがとう ナチュラリストトラウト卿より |