平成十七年二月二十六日 せんべろ紀行 その六 |
ThinkPad X22 を埼玉の知人にあげることになった。格好の機会なので、待ち合わせ場所を斉藤酒場にする。
新宿で旧国鉄のホームに立って知ったのだが、十条に止まる電車は少ない。都心から最も近い地方都市といわれるのも頷ける。
ケヤキの長くて古い、うねうねしたテーブルに他のお客さんと相席。店内はレトロ風ではなく、本物のレトロ。壁際のラヂオは子供の頃家にあった真空管ラヂオよりも古い。
黒ビールの後日本酒、濁り酒、樽酒を飲む。肴は串カツ、煮込み、カレーコロッケ、ポテトサラダ。二人合わせて千六百円ちょっと。
お客が次から次へと引っ切りなしに入ってくるので、長居せずに引き上げる。もとより、ThinkPad を広げてああだこうだと話をするような店ではない。
斉藤酒場 |
永遠も半ばを過ぎて 〜 あるいは中島らもについて |