らもんの一生 平成十六年 |
平成十六年七月十日 第十八回らもはだ |
平成十六年七月十六日 階段落下で重傷 |
(平成十六年七月二十二日 スポーツニッポン)
平成十六年七月二十七日 作家の中島らもさん死去 |
(平成十六年七月二十七日 スポーツニッポン)
平成十六年七月二十八日 中島らも事務所 |
らもは「おれはみんなの笑顔で生きているのだ」と白状したことがあります。
幸せだったんです。
今までどうもありがとうございました。
皆さまもどうぞ、笑顔の絶えない毎日をお過ごし下さいませ。
二〇〇四年七月二十八日
中島美代子
平成十六年十月九日 せんべろ忌 |
らもさんの命日を「せんべろ忌」と命名。七月二十六日は自宅にいようが、飲み屋で一杯引っ掛けていようが、全国津々浦々どこかをほっつき歩いていても・・・一人でいようが、仲間と一緒にいようが・・・杯を高くかかげ、心の中で呟く、、、
「らもさん、乾杯!」
二〇〇四年十月九日
川村けんと
平成十六年十月十四 追悼ライブ (敬称略) |
受付 |
これだけ出演者が多くて、リハに手間取らないはずがない。案の定、開場時間が遅れるとの告知が。しかし、三十分程度の遅れで済んだのだから立派なもんだ。
五時半頃開場、受付は大村アトム。パンフレットに名を連ねている長谷川義文、田中恭子もひょっとすると受付を手伝っていたのではないかと思う。
長谷川義文は「せんべろ探偵が行く」の装画を描いた人。他には絵本を多く手がけているようだ。
田中恭子という方は全く存じ上げません。ひょっとして中島らもに「KYOKO」をプレゼントされた人だったりして。
ちんどん通信社 |
受付正面でちんどん通信社がお囃子で迎えてくれる。
初めて見たちんどん通信社だが、春一番やリリパット・アーミー公演にも出演したことがあるらしい。
舞台正面上方に不敵な笑みをたたえた中島らもの写真。右手に献花、骨壷、ワイルドターキー。右手上方に宙吊りのアコギが二本、一本は共鳴筒付きのシングルネック、もう一本は「ロカ」と名付けられたダブルネック。
田中峰彦 |
二本目の缶ビールを空けた頃にシタール奏者の田中峰彦登場。開場して間もないので客の入りはまだ一割程度。「昔インド人の役で芝居に出たことがある」とのこと。
三曲ほど演奏したと思う。ブルースが一曲あったが、あまりシタール向きとは思えない。
福岡風太 |
下手より吹けば飛びそなおっさんが登場。骨壷の風呂敷をほどく。
このおっさん、実は日本一の裏方と言われる福岡風太、春一番コンサートの生みの親であった。
キッチュ(松尾貴史)と久野麻子 |
司会はキッチュこと松尾貴史と久野麻子。
久野麻子さんは劇団Mother出身の美人女優。
宮前賢一 (日広エージェンシー社長) |
そういって、遺骨に手を合わせる日広エージェンシー社長宮前賢一。
別に見ていたわけではないが、楽屋ではそういう光景があったらしい。
金子美和 |
中島らもが大麻所持で逮捕、保釈後に入院した病院で知り合った。「子供の一生」作中歌「砂の国」弾き語り。
桂吉朝 桂雀三郎 (ビデオ) |
原田伸郎 立原啓裕 横山ノック テント 桂九雀 旭堂南左衛門 |
三上寛 |
♪爆破すべき美術館 そうすべきではない美術館
村上健カネテツ社長 |
山内圭哉 前田一知 吉村久一 コング桑田 樋野展子 |
本上まなみ (ビデオ) |
ひそひそくすくす大爆笑に収録された第七回らもはだの時に中島らもから贈られたおもちゃのピアノで、モーツァルトのピアノソナタ第十一番第一楽章を演奏。
小堀純 宇梶剛士 G2 升毅 牧野エミ 川下大洋 古田新太 |
ザ・ひょうたんフィルハーモニック・オーケストラ |
岸本亜紀 (手紙) |
岡田徹 (実業之日本社) |
チチ松村 |
「坂道」
野坂昭如 |
中島らも殿
きみは少し褒められすぎた
僕は褒めない
今度会ったら一杯やろう
野坂昭如
中島らもが「朝まで生テレビ」に出演したときに、たったの三回しか発言しなかったと云う話は有名だが、最初は、
「何故、日本の広告は外国人ばかり使うのか?」という問題になったときに、野坂昭如が気を利かして「中島らもさん、あなたどう思いますか?」と話を振ってくれたところ、
「それは日本人が八頭身やないからです」
二回目は、口を開いてから言葉を出すまでの間が長すぎて舛添要一に横取りされる。
最後は「今年一番気になったこと」と云う質問に、
「双羽黒が相撲取り辞めてプロレスラーになったことです」
鮫肌文殊 ガンジー石原 ひさうちみちお 町田康 大槻ケンヂ いしいしんじ 末井昭 |
南正人 |
「こんなに遠くまで」「ガットギター」
鈴木創士 八幡英一郎 |
モブ・ノリオ |
忌野清志郎 チャー (ビデオ) |
忌野清志郎はらもはだ出演が決っていたが逮捕でお流れになったとのこと。おそらく山内圭哉が出た第十回の事だと思う。
元木正実 福井敏 岡部亘 岩井実利 |
元木早苗 藤谷文子 行岡久恵 天辰葉菜絵 |
石田長生 清水興 |
鮎川誠&シーナ |
大槻ケンヂ 南正人 |
「プカプカ」「I shall be released」
山口冨士夫 |
町田康 |
ルイズルイス加部 |
ムッシュかまやつ |
盛大なお葬式 |
十一月四〜十日 中島らも追悼写真展 |
入ってすぐ右手に記念撮影用のパネル。
左手は覗き穴。中は数枚の写真を使ったパノラマ仕立のらも家書斎。机を挟んでらもさんと奧さんが向かい合っている。らもさんはギターを弾いている。
その右手にらもさんが所持していた武器類と手錠。更に右には「寝ずの番」「子供の一生」手書き原稿。子供の一生は口述筆記で奧さんが代筆。エッセイで書かれていたように、筆圧が高い。原稿の後ろに鉛筆入れ。執筆に使ったと思われるちびっこい鉛筆が多数。鉛筆と一緒に右手の取れたジャイアント馬場の人形。
展示品の後ろの壁には追悼ライブの時に展示されていた赤ん坊の頃から最近までの写真を左から右に一本のフィルムのように繋げた絵巻のようなもの。しかし、奧さん可愛いな。
反対側の壁、記念撮影パネルの裏手には、佐々木芳郎さんが今まで取材で撮影した写真と、その写真が掲載された雑誌のコピー。今思い出せるのは、
週刊現代で上岡龍太郎と対談、内容は「明るい悩み相談室」。らもさんの髪型がおかっぱで笑える。他に変身ヒーローのパロディっぽい格好をしたらもさんの写真が二点。
フライデー「PISS結成」
???「水に似た感情」酒を飲まずに書いた初めての小説
???「明るい悩み相談室」
???「さかだち日記」
「追悼ライブ『潜入撮影』」の内容は、
キッチュによるMC (挨拶、野坂昭如メッセージ、キッチュとらもさんとの出会い、中島らも略歴)
楽屋で、大槻ケンヂ、かまやつひろし、ルイズルイス加部、鮎川誠&シーナへのインタビュー
追悼ライブエンディング「いいんだぜ」
永遠も半ばを過ぎて 〜 あるいは中島らもについて |