中島らも - 著作一覧 - 文庫本
中島らもの特選明るい悩み相談室 その3 日本の未来篇
平成十四年十一月二十五日 集英社文庫 ISBN4-08-747516-6 税別四百七十六円日本の未来を憂う(?)珍問・奇問が大集合。悩める民がくり出す強烈な一発を、鬼才・らもさんが迎え撃つ。巻末あとがきでは、明るい悩み相談室の誕生秘話が明かされます。
読者が語る「明るい悩み相談室」
■ 中島らもの特選明るい悩み相談室 その3 日本の未来篇 平成十四年十一月二十五日 集英社文庫 ■ 中島らもの特選明るい悩み相談室 その2 日本の常識篇 平成十四年九月二十五日 集英社文庫 ■ 中島らもの特選明るい悩み相談室 その1 日本の家庭篇 平成十四年八月二十五日 集英社文庫 ■ さかだち日記 平成十四年五月十五日 講談社文庫 ■ あの娘は石ころ 平成十四年四月十九日 双葉文庫 ■ エキゾティカ 平成十四年一月八日 双葉文庫 ■ 寝ずの番 平成十三年十月十五日 講談社文庫 ■ その辺の問題 平成十三年四月二十五日 角川文庫 ■ 水に似た感情 平成十二年五月二十五日 集英社文庫 ■ 固いおとうふ 平成十二年五月二十日 双葉文庫 ■ 逢う 平成十一年八月十五日 講談社文庫 ■ じんかくのふいっち2 平成十一年六月十五日 双葉文庫 ■ 空からぎろちん 平成十一年六月十五日 双葉文庫 ■ 訊く 平成十一年五月十五日 講談社文庫 ■ アマニタ・パンセリナ 平成十一年三月二十五日 集英社文庫 ■ リリパット・アーミー ばらし篇 平成十一年一月二十五日 角川文庫 ■ リリパット・アーミー しこみ篇 平成十一年一月二十五日 角川文庫 ■ ビジネス・ナンセンス事典 平成十年三月二十五日 集英社文庫 ■ 永遠も半ばを過ぎて 平成九年九月十日 文春文庫 ■ 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 平成九年八月二十五日 集英社文庫 ■ 白いメリーさん 平成九年八月十五日 講談社文庫 ■ しりとり対談 平成九年五月十五日 講談社文庫 ■ 中島らものやっぱり明るい悩み相談室 平成八年十二月一日 朝日文庫 ■ 中島らものつくづく明るい悩み相談室 平成八年十一月一日 朝日文芸文庫 ■ じんかくのふいっち 平成八年十月三十日 双葉文庫 ■ 舌先の格闘技 平成八年十月三十日 双葉文庫 ■ 中島らものばしっと明るい悩み相談室 平成八年十月一日 朝日文芸文庫 ■ 中島らものますます明るい悩み相談室 平成八年九月一日 朝日文芸文庫 ■ 中島らものさらに明るい悩み相談室 平成八年八月一日 朝日文芸文庫 ■ ネリモノ広告大全 ごぼてん編 平成八年七月十五日 双葉文庫 ■ ネリモノ広告大全 ちくわ編 平成八年七月十五日 双葉文庫 ■ 中島らものもっと明るい悩み相談室 平成八年七月一日 朝日文芸文庫 ■ 中島らもの明るい悩み相談室 平成八年七月一日 朝日文芸文庫 ■ ガダラの豚III 平成八年五月二十五日 集英社文庫 ■ ガダラの豚II 平成八年五月二十五日 集英社文庫 ■ ガダラの豚I 平成八年五月二十五日 集英社文庫 ■ 牛乳時代 らも咄 平成八年五月二十五日 角川文庫 ■ 人体模型の夜 平成七年十一月二十五日 集英社文庫 ■ 頭の中がカユいんだ 平成七年十一月五日 双葉文庫 ■ 僕にはわからない 平成七年十一月五日 双葉文庫 ■ 中島らものたまらん人々 平成七年十一月五日 双葉文庫 ■ とほほのほ 平成七年十一月五日 双葉文庫 ■ 愛をひっかけるための釘 平成七年七月二十五日 集英社文庫 ■ なにわのアホぢから 平成七年五月十五日 講談社文庫 ■ ぷるぷる・ぴぃぷる 平成七年三月二十五日 集英社文庫 ■ らも咄 平成六年十月二十五 角川文庫 ■ 西方冗土 平成六年七月二十五日 集英社文庫 ■ 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 平成六年七月一日 朝日文芸文庫 ■ 今夜、すべてのバーで 平成六年三月十五日 講談社文庫 ■ こらっ 平成六年二月二十五日 集英社文庫 ■ しりとりえっせい 平成五年十二月十五日 講談社文庫 ■ お父さんのバックドロップ 平成五年六月二十五日 集英社文庫 ■ 変!! 平成五年五月十五日 双葉文庫 ■ 超老伝 カポエラをする人 平成五年三月二十五日 角川文庫 ■ 獏の食べのこし 平成五年一月二十五日 集英社文庫 ■ 恋は底ぢから 平成四年七月二十五日 集英社文庫 ■ 中島らものたまらん人々 平成三年八月十五日 徳間文庫 ■ 頭の中がカユいんだ 平成二年二月十五日 徳間文庫
中島らもの特選明るい悩み相談室 その2 日本の常識篇
平成十四年九月二十五日 集英社文庫 ISBN4-08-747493-3 税別四百七十六円焼きじゃがみそを食べると死ぬ? どうして"社会の窓"というのか? 全員0点なら赤点制度はなくなるのか…。「特選明るい悩み相談室」第二弾のテ−マは「常識」。世の中に流布するル−ルやマナ−、我が家だけで通用するしきたりに悩む人々が、鬼才・中島らもの戸を叩く。ニッポンの常識を根本から問い直す爆笑人生相談。巻末には川上弘美さんとの特別対談を収録。
読者が語る「明るい悩み相談室」
中島らもの特選明るい悩み相談室 その1 日本の家庭篇
平成十四年八月二十五日 集英社文庫 ISBN4-08-747475-5 税別四百五十七円日本全国の悩める老若男女が駆け込む、最後の砦。中島らもの明るい悩み相談室が、装いも新たに帰ってきた!「ゾッとするほどあんこ中毒の父」「将来の夢はピーマン屋といいはる娘」「束縛されたくないと裸で料理する夫」などなど。思わず吹き出す珍妙な相談と、思わず唸ってしまう絶妙な回答の中から、爆笑必至の70篇をよりすぐってお届けします。巻末には本上まなみさんのエッセイを収録。
読者が語る「明るい悩み相談室」
さかだち日記
平成十四年五月十五日 講談社文庫 ISBN4-06-273433-8 税別五百三十三円お酒中毒者の感覚を疑似体験できます。酒が飲みたくて近所の酒屋の自販機前。ビールしかないので、買わずに帰宅。その理由は「ビールを酒とは認めない」。作家活動の傍ら、劇団を主宰し、バンドではギターを手に声を張り上げる、マルチな異才が、恥溺するお酒と訣別すべく綴った酒断(さかだ)ち日記。作家・野坂昭如との「禁酒」&「バイアグラ」対談も収録。
読者が語る「さかだち日記」
あの娘は石ころ
平成十四年四月十九日 双葉文庫 ISBN4-575-71208-6 税別四百七十六円ワセリンまじりの 精液の匂いの パチンコ屋の裏の 水たまり
最後の煙草を お前とまわして 誰に言うでもない さようなら
「お前の匂いのする街で」
――欄酔の小説家にして孤高のロックンローラー・中島らもが音楽と楽器への熱い想いを語るハードコアエッセイ集。10代から現在に至るまでのオリジナルソング35篇と自伝的爆笑戯曲「ハードロックじじい」も同時収録。
読者が語る「あの娘は石ころ」
エキゾティカ
平成十四年一月八日 双葉文庫 ISBN4-575-50812-8 税別五百十四円椰子の実を頭にのせ続けて四十年の高僧。落ちてくるドリアンの実をただ待っただけの青年。喧騒と混沌の街を暴走する命しらずの自転車。香港返還の日に高級レストランで食い続けるふとった男。清濁併せ呑んだガンジスのように、聖と俗が渾然一体となったアジアの真景が乱反射する。著者会心の短編小説。
読者が語る「エキゾティカ」
寝ずの番
平成十三年十月十五日 講談社文庫 ISBN4-06-273279-3 C0193 税別四百九十五円希代の咄家(はなしか)・橋鶴が最期までオチをつけてオッチンだ。今宵は弟子たちが集まる通夜だけに艶っぽい逸話(エピソード)も飛び出す無礼講。笑って死ぬか、死ぬまで笑うか、どっちもどっち? 粋でホロリとさせる咄家模様を描く『寝ずの番』3部作ほか、読み出したら止まらない、Hで笑撃的な"らもテイスト"満喫の短編集。
読者が語る「寝ずの番」
その辺の問題
平成十三年四月二十五日 角川文庫 ISBN4-04-186306-6 C0195 税別七百二十四円食べること、飲むことから、読む本、書く本、そして、どこかにあるイケナイ世界まで、中島らもといしいしんじの奇才二人が、その辺に転がっている問題たちを、トコトンまで語りつくした、爆笑対談エッセイ!
読者が語る「その辺の問題」
水に似た感情
平成十二年五月二十五日 集英社文庫 ISBN4-08-747192-6 C0193 税別四百九十五円人気作家・モンクは友人のミュージシャンたちとテレビの取材でバリ島を訪れる。撮影はスタートするが、モンク自身の躁鬱と、スタッフの不手際や不協和音に悩むが、呪術師を取材し超常現象を体験したあと、モンクも落ち着きスタッフもまとまる。帰国したモンクは親しい友人たちを誘い再びバリを訪れるのだが。リアルに迫り来る幻想体験を通じ、何故か読むほどに心安らぐ小説。
読者が語る「水に似た感情」
固いおとうふ
平成十二年五月二十日 双葉文庫 ISBN4-575-71147-0 C0195 税別四百七十六円アルコールの海を泳ぎ、酩酊の夜を越え、覚醒の朝を迎える。固い豆腐を肴に一升酒を飲んでいた酒中時代から入退院の果ての酒断時代まで、文学とロック、酒とクスリを友にして、日々見たこと感じたことを独特のペーソスで綴る上質のエッセイ。肩に太極印の刺青、手にはエンピツ。ガリゴリと書き続けた、らも文一気。
読者が語る「固いおとうふ」
逢う
平成十一年八月十五日 講談社文庫 ISBN4-06-264652-8 C0195 税別四百六十七円刺青やピアスは軽いキック。対談も然り。酒やドラッグにかわるズドンとくる強烈キックを求め、奇才中島らもが常識を越えた八人の才人達に戦い挑む!! 野坂昭如に「小説勝負」を仕掛け、「ギャグは人権に勝てるか」と筒井康隆に迫る。丁々発止、スリリングな面白さ。浮世の苦労を忘れる、ストレス解消、超対談!
読者が語る「逢う」
じんかくのふいっち2
平成十一年六月十五日 双葉文庫 ISBN4-575-71133-0 C0195 税別四百十九円真夏の出来事/答案用紙がうまらなかったら/金縛りにあう/ボランティア活動/キスしたことありますか?/筋を通す/……。与えられたお題目に、(有)中島らも事務所社長と社長秘書、性格ふいっちなふたりのぼけとつっこみが乱れとぶ。丁々発止の社内エッセイ完結編。
読者が語る「じんかくのふいっち2」
空からぎろちん
平成十一年六月十五日 双葉文庫 ISBN4-575-71134-9 C0195 税別五百三十三円「僕がいま飼っている犬は、小さいときから猫と一緒に育てたので動作がすべて『猫』である。だから、人間の子も人間らしく育てたいならまず親が人間の真似をしておくべきだ、ということか」(「まねの話」)読めばズブズブ。おかしくてややこしくて、その上結構深そうな、中島らもの雑文乱れ打ちエッセイ集。
読者が語る「空からぎろちん」
訊く
平成十一年五月十五日 講談社文庫 ISBN4-06-264534-3 C0195 税別四百六十七円ガマガエルにゲンカクサボテン、身近な合法薬物のアブナイ面白話を語り合う毒博士から、自殺寸前駆け込んだうつ病の主治医など、著者が出会った「その道の達人」たちとの爆笑問答。熊と闘った元プロレスラー、断酒の師匠など異能・異色の超個性派人に珍問奇問をぶつけコロコロ笑ってタメになる危険なトーク集。
読者が語る「訊く」
アマニタ・パンセリナ
平成十一年三月二十五日 集英社文庫 ISBN4-08-747025-3 C0195 税込四百八十円睡眠薬、シャブ、アヘン、幻覚サボテン、咳止めシロップ、毒キノコ、有機溶剤、ハシシュ、大麻やLSDもあれば、アルコールもある。ドラッグのオンパレードである。著者自身が体験したリーガルなものもあるし、話に聞いただけのイリーガル・ドラッグもある。古今の作家の生活や名著などもひきながら、話は「人はなぜ快楽を求めるのだろうか」へと進む。煙の向こうにひとの本質が見え隠れするような傑作ドラッグ・エッセイ。
読者が語る「アマニタ・パンセリナ」
リリパット・アーミー ばらし篇
平成十一年一月二十五日 角川文庫 ISBN4-04-186305-8 C0195 税別六百円中島らもとわかぎえふが出会い、生まれた劇団「リリパット・アーミー」。結成から現在までの波瀾万丈の道のりや、あまりにも非日常的な劇団生活を、名誉座長&座長の二人が語って綴った爆笑エッセイ集! 中島らも・わかぎえふ共作の『ベイビーさん〜あるいは笑う曲馬団について〜』&わかぎえふの自信作『一郎ちゃんがいく』。秘蔵の戯曲二作も収録! これを読んだらあなたも"リリパ"通!「しこみ篇」とセットでどーぞ。
読者が語る「リリパット・アーミー」
リリパット・アーミー しこみ篇
平成十一年一月二十五日 角川文庫 ISBN4-04-186304-X C0195 税別五百三十三円中島らもとわかぎえふが出会い、生まれた劇団「リリパット・アーミー」。名誉座長の中島らもが、誰にも言えない私生活を赤裸々に告白。「役者」という肩書きを借りた偉人・怪人・変人たちのハチャメチャぶりを大暴露。一読必笑エッセイ集! 門外不出、中島らもの力作戯曲『天外綺譚〜セイント・イーブル〜』も収録! これを読んだらあなたも"リリパ"通!「ばらし篇」とセットでどーぞ。
読者が語る「リリパット・アーミー」
ビジネス・ナンセンス事典
平成十年三月二十五日 集英社文庫 ISBN4-08-748755-5 C0195 税込五百四十円「あ」から「ん」まで、サラリーマンの身の回りに、当たり前に起きる出来事や、事柄を、サラリーマン経験のある著者のセンスで解説した、いわばサラリーマンのための基礎知識的エッセイ。【阿諛追従】もあれば、【愛】もあり、【営業】もあれば、【左遷】もある。決してお気楽ではないサラリーマン。苦しいことや、悲しいこともあるだろうが、本書を読んで元気を出して、頑張ってみようじゃないか!
読者が語る「ビジネス・ナンセンス事典」
永遠も半ばを過ぎて
平成九年九月十日 文春文庫 ISBN4-16-758501-4 C0193 税別四百三十八円「えっ。ユーレイが小説を書いたの!?」巨大タニシの母貝一個一億円の商談をしくじった三流詐欺師の俺にも、運がめぐってきたようだ。謎の原稿を出版社に持ち込んだところ、文壇の大事件に発展し……。うふふ。ここは腕の見せどころ。輪舞するコメディ。あふれ出る言霊。待ってましたの痛快らもワールド。
読者が語る「永遠も半ばを過ぎて」
僕に踏まれた町と僕が踏まれた町
平成九年八月二十五日 集英社文庫 ISBN4-08-748639-7 C0195 税込四百六十円超有名進学校「灘高」に八番で入学。ギターを弾いたり、漫画を描いたり、学業以外に打ち込みすぎて成績は面白いくらいに下降線を辿っていく。超受験校の隅っこで底抜けの明るさと底なしの泥沼の間をさまよった「落ちこぼれ」の日々。60年代後半から70年の時代のフレイバーと神戸の街が交錯して中島らもの青春がモラトリアムの闇に浮かぶ。おかしくも哀しく、忌まわしくも愛しい至福のエッセイ。
読者が語る「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」
白いメリーさん
平成九年八月十五日 講談社文庫 ISBN4-06-263577-1 C0193 税別四百円まっ白な帽子に白いスーツ、白いストッキングに白いハイヒール。髪もまっ白という「白いメリーさん」。誰を殺してもいいという年に一度の「日の出通り商店街 いきいきデー」――など、怖すぎて、おもしろすぎる9編を集めた珠玉の短編集。ナニワの奇才・中島らものユニークな世界に思わず引き込まれる一冊!
読者が語る「白いメリーさん」
しりとり対談
平成九年五月十五日 講談社文庫 ISBN4-06-263520-8 税別四百二十九円二十世紀最高の名コンビ──中島らも&ひさうちみちおによる、極めておかしな爆笑トーク。お題は、"しりとり"で決まっていくので、どこへ進んでいくかは神のみぞ知る不思議な対談だ。「下ネタとドラッグ関係の話が多くなってしもうた」と自他共に認める内容の濃さ!?文庫オリジナル作品として、堂々登場!
読者が語る「しりとり対談」
中島らものやっぱり明るい悩み相談室
平成八年十二月一日 朝日文庫 ISBN4-02-264125-8 C0136 税別四百八十円「肥満ロックバンドはなぜ存在しない?」「ゴジラを鳥取に来させる方法は?」─―。世の悩める民のため、鬼才・中島らもが送り続けた明るい光……。朝日新聞のスーパーヒット連載をまとめた大好評シリーズ、いよいよ涙の完結! 全7巻に掲載された453編の「全悩み」を網羅した「役に立たない完全総索引」付き!
読者が語る「明るい悩み相談室」
中島らものつくづく明るい悩み相談室
平成八年十一月一日 朝日文芸文庫 ISBN4-02-264124-X 税込四百八十円「きれいな足の男はいかに生きるべきか」「『けずい』と書かれた書道展の意図は?」「うしろデコで仰向けに眠れない」「段ボールを原形で保存する夫」―難問・奇問・珍問・愚問、数々の悩みを鬼才・中島らもが明るく解決! 朝日新聞のスーパーヒット連載をまとめた大好評シリーズ、ついに第6弾。
読者が語る「明るい悩み相談室」
じんかくのふいっち
平成八年十月三十日 双葉文庫 ISBN4-575-71084-9 C0195 税込四百五十円社長「早い話、体育会系の女は文化系の中年を制するのだ。たとえ社長と社員の間柄であってもである」
秘書「おかげで今の私は、急に歌い出す中年男の扱い方においては日本一にまで成長した」
「図書部」出身の社長・中島らもと、剣道二段の秘書・わかぎえふ。ゆえあって事務所をおこした、ふいっちなふたりの生活と意見。
読者が語る「じんかくのふいっち」
舌先の格闘技
平成八年十月三十日 双葉文庫 ISBN4-575-71083-0 C0195 税込四百六十円口で勝ってなぜ悪い! 90年代格闘技ブームに笑止符を打つ! 中島らも幻の対談集「舌先の格闘技」堂々のカムバック。松尾貴史・鮫肌文殊・いとうせいこうとの伝説の名勝負に加え、新たに吉村智樹・前田日明との熱闘を収録。求めよ、さらば逃げられん。
読者が語る「舌先の格闘技」
中島らものばしっと明るい悩み相談室
平成八年十月一日 朝日文芸文庫 ISBN4-02-264123-1 C0136 税込四百五十円「赤ちゃん言葉でしゃべる48歳の夫」「自作の歌に涙する3歳の娘」「おじさんにもてる16歳美少女」「天国の祖父との年齢差に悩む祖母」―。老若男女・全人類、そこに悩みがある限り、鬼才・中島らもが吹き飛ばす! 朝日新聞のスーパーヒット連載から、とびきりの明るい悩みを集めたシリーズ第5弾。
読者が語る「明るい悩み相談室」
中島らものますます明るい悩み相談室
平成八年九月一日 朝日文芸文庫 ISBN4-02-264122-3 C0136 税込四百五十円「十数年解けなかったひとふで書きに挑戦して」「"々"の読み方を教えて」「スイカはどこまで食べるのが常識か」―。侃侃諤諤、非難囂囂、世間を興奮と論争の渦に巻き込んだ朝日新聞のスーパーヒット連載。鬼才、中島らもの明るい答えが悩める民に贈る、生きる勇気!いよいよシリーズ第4弾。
読者が語る「明るい悩み相談室」
中島らものさらに明るい悩み相談室
平成八年八月一日 朝日文芸文庫 ISBN4-02-264121-5 C0136 税込四百五十円「日本中が"鈴木"姓になる日はくるのか?」「温水プールで放尿する母子は普通か?」「チリ紙交換車でも昔のくせが出てしまう元暴走族」―。所詮この世は悩みだらけ。強く生きたいあなたのために、鬼才・中島らもが明るく答える朝日新聞のスーパーヒット連載。
読者が語る「明るい悩み相談室」
ネリモノ広告大全 ごぼてん編
平成八年七月十五日 双葉文庫 ISBN4-575-71074-1 C0195 税込五百二十円「ね、とうちゃん。ホントにいいカマボコって何だろうネ」
「いいか、よくきけよ。ホントにいいカマボコというのはな……………愛だ」
その特異な才能が全面開花した、だれも広告とは思わなかった広告。白土三平を師と仰ぐ、中島らもの広告マンガ「微笑家族」「ごぼてん」を全集成!
読者が語る「ネリモノ広告大全」
ネリモノ広告大全 ちくわ編
平成八年七月十五日 双葉文庫 ISBN4-575-71073-3 C0195 税込五百二十円"コピーライター"中島らもの名を、満天下に知らしめた「カネテツ広告」中の「啓蒙かまぼこ新聞・社説」を一挙収録。「広告屋」として、さらにまた文筆家としての才能までもあますところなくみせつけて、「広告」を良いことに掟破りの"一点突破全面広告"。ミミズもカエルもみなごめん!
読者が語る「ネリモノ広告大全」
中島らものもっと明るい悩み相談室
平成八年七月一日 朝日文芸文庫 ISBN4-02-264120-7 C0136 税込四百五十円「拾った物しか大事にしない父」「アナウンサーの接続詞を予言する男」「娘に脅迫状を送るおチャメな母」「窓を開けて、裸でヨガのポーズをする夫」――。奇人・変人に悩む人々のため、鬼才・中島らもが立ち上がった。あらゆる悩みに明るく答える、朝日新聞のスーパーヒット連載。シリーズ第2弾。
読者が語る「明るい悩み相談室」
中島らもの明るい悩み相談室
平成八年七月一日 朝日文芸文庫 ISBN4-02-264119-3 C0136 税込四百五十円「葬式で、つい笑ってしまう私」「飼い犬のごはんをのぞく隣人」「他人の前世が気になる」「会議で『ポンポコリン』と叫ぶ夫の将来は」――。世の中のありとあらゆる悩みに救世主が現れた。鬼才・中島らもが明るく答える、朝日新聞のスーパーヒット連載。選りすぐりの珍問を集めた、待望のシリーズ第1弾。
読者が語る「明るい悩み相談室」
ガダラの豚III
平成八年五月二十五日 集英社文庫 ISBN4-08-748482-3 C0193 税込五百二十円通訳のムアンギ、テレビクルーたち。6人もの犠牲者を出して大生部は娘を取り戻した。「バナナのキジーツ」の志織を奪いに呪術師バキリは東京に来ている!? 番組関係者の周りでは次々奇怪な事件が起こる。司会者嬢の惨殺、清川の変死。元・プロデューサーの馬飼は大生部一家と大呪術師バキリが対決する生番組を企画した。光と影、呪いと祈り。テレビ局の迷路でくりひろげられる世紀末スペクタクル大円団。
読者が語る「ガダラの豚」
ガダラの豚II
平成八年五月二十五日 集英社文庫 ISBN4-08-748481-5 C0193 税込五百八十円大生部一家はテレビ局の特番取材で再びアフリカへ旅立つ。研究助手の道満、スプーン曲げ青年の清川、大生部の長男納、テレビのスタッフ6名。一行はケニアとウガンダの国境沿いを北上してスワヒリ語で「13」という意味の不吉な村、クミナタトゥに着いた。村民に怖れられる大呪術師バキリの面会に成功した一行は最大の禁忌を犯す。バキリのキジーツの少女を攫ったのだ。危機一髪!ケニアを後にする。
読者が語る「ガダラの豚」
ガダラの豚I
平成八年五月二十五日1996.5.25 集英社文庫 ISBN4-08-748480-7 C0193 税込五百円アフリカにおける呪術医の研究でみごとな業績を示す民族学学者・大生部多一郎はテレビの人気タレント教授。彼の著書「呪術パワー・念で殺す!」は超能力ブームにのってベストセラーになった。8年前に調査地の東アフリカで長女の志織が気球から落ちで死んで以来、大生部はアル中に。妻の逸美は神経を病み、奇跡が売りの新興宗教にのめり込む。大生部は奇術師のミラクルと共に逸美の奪還を企てるが…。
読者が語る「ガダラの豚」
牛乳時代 らも咄
平成八年五月二十五日 角川文庫 ISBN4-04-186303-1 C0193 税込四百七十円え。奇想天外痛烈無比、らも節が冴えわたる、珍作落語の毒演会でございます。一読ごとの面白さ、音読・自演もいとよろし。牛乳屋の息子との宿命の戦いを嘆く「牛乳時代」ほか、演目は豪華絢爛全十七話。今日はそういったお話で、ひとつおつきあいのほどお願いします。
〈演目〉
「ふぐの通夜明け」
「噂のサイコセラピイ」
「鉄工バンドが行く」
「うし相撲」
「たばこぎらい」ほか
読者が語る「牛乳時代」
人体模型の夜
平成七年十一月二十五日 集英社文庫 ISBN4-08-748403-3 C0193 税込四百五十円一人の少年が「首屋敷」と呼ばれる薄気味悪い空き家に忍び込み、地下室で見つけた人体模型。その胸元に耳を押し当てて聞いた、幻妖と畏怖の12の物語。18回も引っ越して、盗聴を続ける男が、壁越しに聞いた優しい女の声の正体は(耳飢え)。人面瘡評論家の私に男が怯えながら見せてくれた肉体の秘密(膝)。眼、鼻、腕、脚、胃、乳房、性器。愛しい身体が恐怖の器官に変わりはじめる、ホラー・オムニバス。
読者が語る「人体模型の夜」
頭の中がカユいんだ
平成七年十一月五日 双葉文庫 ISBN4-575-71067-9 C0195 税別四百七十六円「僕は少し疲れているのかも知れない。頭の中にワラが詰まっている感じがする。手を中に突っ込んでワシワシかきたい。耳の穴がもうちょっと大きければ素敵なんだが…」エッセイの「現実」と小説の「虚構」の境目を、黒メガネの男がラリリながらゆっくりと歩いてくる。最後の無頼派のどうしようもないおかしみが漂う"中島らもの原点"。
読者が語る「頭の中がカユいんだ」
僕にはわからない
平成七年十一月五日 双葉文庫 ISBN4-575-71066-0 C0195 税込四百八十円「『生』の対立概念として『死』というものを持ってくるから話がおかしくなる。『死』という言葉が存在する以上、『死』は存在のひとつの状態をさし示すことになる」中島らもが、宇宙の深淵から詐欺の手口まで、世の森羅万象あらゆる疑問と不可思議を解き明かす。時代に疲れたアナタへの、心やすまる"哲学的エッセイ集"。
読者が語る「僕にはわからない」
中島らものたまらん人々
平成七年十一月五日 双葉文庫 ISBN4-575-71065-2 税込四百六十円「遠目にみているぶんにはおもしろいんだけど、毎日身近にいられるとちょっとこれは『たまらん』」〈うんこたれ〉〈酔っぱらい〉〈しぶけち〉〈いばりんぼ〉etc. あなたの周りにも必ずいる、おかしくてちょっと困った「たまらん人々」の生態を、中島らもがイラストと文で解説する"たまらん人生案内"。「責任者、出てこい!」
読者が語る「中島らものたまらん人々」
とほほのほ
平成七年十一月五日 双葉文庫 ISBN4-575-71064-4 C0195 税込四百八十円「なんとなく割り切れない。でもとりあえず笑ってみようか。とほほほ…」「あっはっは」と高笑いするヤツ。「へっへっへ」と揉み手するヤツ。その陰で「たはははは」と泣き笑いであきらめるしかない連中がいる。そんな「とほほ」なヒト、モノ、コトを集めて愛惜する、中島らものおもしろ哀しい"僕の時間のひねりつぶし方"。
読者が語る「とほほのほ」
愛をひっかけるための釘
平成七年七月二十五日 集英社文庫 ISBN4-08-748357-6 C0195 税込三百九十円早く、一秒でもいいから早く大人になりたい。少年たちは理不尽な叱られ方をする度に怒りを一種のホルモンに変えて成長していく―。空を飛ぶ夢ばかり見た少年時代、よこしまな初恋、金縛りから始まる恐怖体験、さまざまな別れと出会い、とことん睦み合った酒の正体、煙草のみの言いわけ。薄闇の路地裏に見え隠れする、喜びと哀しみと羞じらいに満ちた遠い日の記憶。
読者が語る「愛をひっかけるための釘」
なにわのアホぢから
平成七年五月十五日 ISBN4-06-185951-X 講談社文庫 税込四百四十円幻の名(迷)著、「なにわのアホぢから」の復刻なってからさらに三年の月日が過ぎた。そのパワーは衰えるどころか、不気味に増幅するばかりなのだ。なにわの奇才が集まって「大阪の悪霊」「大阪フライデー」「大阪人が東京人になり切る法」…ンな、アホな!と思わず取り落としてしまう面白必笑もの。
読者が語る「なにわのアホぢから」
ぷるぷる・ぴぃぷる
平成七年三月二十五日 集英社文庫 ISBN4-08-748310-X C0195 税込四百八十円ホーソーンの短編に想を得た奇怪落語、家庭内宗教戦争に火花をちらす超常識プッツンホームドラマ落語。傑作二題。抱腹絶倒、ぷるぷるすること間違いなしのラジオ、TVでの必殺コント脚本34本。二十世紀末調査のため宇宙船に乗り込んだオトボケ隊員、妖怪研究博士、ロック英会話教師、代官と御用商人、謎の三老忍者、不気味な双子社長が縦横無尽にTV内を駆け巡る小説。豪華三本立て異能作品。
読者が語る「ぷるぷる・ぴぃぷる」
らも咄
平成六年十月二十五 角川文庫 ISBN4-04-186302-3 C0193 税込五百円え、さて新作の上方落語でご機嫌を伺わせていただこう、という趣向の本でございます。読み始めたら止まらないこと請け合い、一読必笑・悶絶注意の中島らもの毒演会。さて詳しくは、読んでからのお楽しみ〜!!
〈演目・全十四話〉
「うどん番外地・けつねの墓場」「悪夢のセールスマン」「おげれつ指南」「このごろのおじいさん」「迷い子の達人」「たこの仇討ち」「しゃっくり止まらん」「ゆかの下」「どぜう地獄」「知ったかぶり」「宇宙鯖」「披露宴」「吐かせの岩崎」「おかるとかん平」
読者が語る「らも咄」
西方冗土
平成六年七月二十五日 集英社文庫 ISBN4-08-749191-6 C0195 税込三百四十円「ヤクザ、アキンド、ヨシモト」マスコミに描かれる関西人は三つの人種のみで、かれらは「けつねうどん」と「たこやき」を主食にしており「わやでんがな」などの、奇怪な言葉を操りつつ「がめつい奴」を演じている――という、恐るべきカンサイ人の朝昼夜。街角の看板、張り紙。試験に出る関西弁を縦横無尽、奇想天外に考察し、関西人にエールを送り、ヨタを飛ばすエッセイ集。浪速はこれ一冊でわかります。
読者が語る「西方冗土」
僕に踏まれた町と僕が踏まれた町
平成六年七月一日 朝日文芸文庫 ISBN4-02-264041-3 C0195 税込五百四十円名にし負う受験校に入学した著者を待ち受けていた"天国と地獄"――初めてのキス、店屋物への執着、ロックバンドへの過激な傾斜、アルコール中毒、ドラッグ、フーテン浪人……底抜けの明るさと底なし沼の悩みを交錯させながら、60年代を駆けた鬼才・中島らもの面白うてやがて哀しき青春放浪記。
読者が語る「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」
今夜、すべてのバーで
平成六年三月十五日 講談社文庫 ISBN4-06-185627-8 C0193 税別五百三十三円薄紫の香腺液の結晶を、澄んだ水に落とす。甘酸っぱく、すがすがしい香りがひろがり、それを一口ふくむと、口の中で冷たい玉がはじけるような……。アルコールにとりつかれた男・小島 容が行き来する、幻覚の世界と妙に覚めた日常そして周囲の個性的な人々を描いた傑作長編小説。吉川英治文学新人賞受賞作。
読者が語る「今夜、すべてのバーで」
こらっ
平成六年二月二十五日 集英社文庫 ISBN4-08-748128-X C0195 税込四百二十円「こらっ」が言えない性格と自他ともに認める中島らもが堪忍袋の緒を揉みほぐして、ついに怒った! 駅前開発を、言論の圧殺を、非実用英語を、グルメブームを、心霊商法を、変態いびりを、大麻取締法を、性教育の遅滞を叱って叱って叱りたおす。いまどきの若者いまどきの日本人、頭をたれて良く聞くようにっ、という一読ハラワタが煮えくり返る超ぶっとび硬派エッセイ集。
読者が語る「こらっ」
しりとりえっせい
平成五年十二月十五日 講談社文庫 ISBN4-06-185558-1 C0195 税込五百二十円この本を手にとったあなたの目の前には、しりとりから始まる、とんでもない快楽の図がひろがっている!! 中島らも、ひさうちみちおの二大奇才がページごとに織りなす、意識が遠のくほどの不思議な世界。全105篇、どこから読んでもやめられない、次の言葉をつい追跡してしまう、目くるめくエッセイ集。
読者が語る「しりとりえっせい」
お父さんのバックドロップ
平成五年六月二十五日 集英社文庫 ISBN4-08-748035-6 税込三百四十円下田くんのお父さんは有名な悪役プロレスラーの牛之助。髪は金髪、顔は赤白の隈取り、リングでみどり色の霧を吹く。そんな父親が下田くんはイヤでたまらない。今度は黒人の空手家「クマ殺しのカーマン」と対戦することになったのだ。父を思う小学生の胸のうちをユーモラスにえがく表題作。ロックンローラー、落語家、究極のペットを探す動物園長と魚河岸の大将。子供より子供っぽいヘンテコお父さんたちのものがたり。
読者が語る「お父さんのバックドロップ」
変!!
平成五年五月十五日 双葉文庫 ISBN4-575-71034-2 C0195 税込五百円雑誌を見ていると渡辺徹が真田広之と対談をしていた。そのグラビアを見ながら僕と友人は「うーむ」としばし息を呑んだ。「なんというデブだ……」噂には聞いていたがこれほどとは思わなかった。真田の顔が「馬細い」だけに横の渡辺徹の顔が「オルメカの大巨顔」のように紙面のあらかたを占領してしまっているのだ。(本文「肉体派俳優を叱る」より)
読者が語る「変!!」
超老伝 カポエラをする人
平成五年三月二十五日 角川文庫 ISBN4-04-186301-5 C0193 税込四百三十円わしが菅原法斎じゃ。
かれこれ十六年前に発狂してから、この道ひとすじでキメておる。
趣味はカポエラじゃ。
今のところまだ負けたことはない。
なにせ珍しい格闘技なので誰もやっとらんのだよ。
こんど、うちに住み込んでおる世界一の大男ミゲールにかわって「格闘技世界一決定戦」に出場することにしたんで、せいぜい大暴れしようと思っとる。
まっとれよ、宿敵ダラ・シン!
――類稀なる傑作瘋癲老人奮戦記。
読者が語る「超老伝 カポエラをする人」
獏の食べのこし
平成五年一月二十五日 集英社文庫 ISBN4-08-749888-3 C0195 税込四百六十円地上の人口は増えているが、獏の数は減っていて、獏の食べ残す夢の量はどんどん増えていっている。闇の少し残る明け方の路地裏やどう見ても女の人の顔に見える天井板の木目の中に、あるいは赤ん坊が握りしめているこぶしの中に獏の食べ残しは潜んでいる。微毒を含有する夢を噛みつづける、夢の依存症となった夢中毒者、中島らもの愛と世界をめぐるエッセイ集。
読者が語る「獏の食べのこし」
恋は底ぢから
平成四年七月二十五日 集英社文庫 ISBN4-08-749829-8 C0195 税込四百二十円「恋は世界でいちばん美しい病気である。治療法はない」女子高生が一番いやらしいと断言できる訳について。結婚について。ご老人のセックス。いやらしいパパになる条件。清潔と身だしなみについて。親の心について。などなど。恋愛の至高の一瞬を封印して退屈な日常を生きる「恋愛至上主義者」中島らもの怒濤のエッセイ集。
読者が語る「恋は底ぢから」
中島らものたまらん人々
平成三年八月十五日 徳間文庫 ISBN4-19-599368-7 C0195 税込四百四十円世界は広し人はさまざま。この世の中には想像を絶するくらい奇妙な人がいるものである。子供の頃から、サラリーマンに身をやつしていた時期まで、多種多様の「ヘンな人」を目の当たりにしてきた中島らもが、そんな愛すべき人々の往生を願いつつ、絵と文で「たまらなくヘンな人々」の実情を白日のもとに晒し出す。あなたの周りにも、ヘンな人々は棲息してるんである。隣の人を侮ってはいけない。
読者が語る「中島らものたまらん人々」
頭の中がカユいんだ
平成二年二月十五日 徳間文庫 ISBN4-02-19-599005-X C0195 税込四百二十円ややワケありで、僕は家を出た。形がないから大事にしていたものを失くし、僕にはもうほとんど何も残ってはいない。街に、人に、時間に、僕は揺蕩い続けた。美しく、醜く、限りなく痛痒いこの世界で、僕は一体何を探し求め、どこへたどり着こうとしているのだろうか? 表題作をはじめ、「虚」でもなく「実」でもない捩れた平行世界四篇を収録。現在の中島ユーモアの原点ともいうべき作品集。
読者が語る「頭の中がカユいんだ」
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