高橋秀実 たかはしひでみね


からくり民主主義 「国民の声」ってのは、いったい誰の声だ?

平成十四年六月五日 草思社 ISBN4-7942-1136-8 C0036 税別千八百円


原発・沖縄・宗教・環境などの社会問題を、実際の現場を歩いてレポートする。マスコミが伝える単純化された図式ではなく、戦後民主主義の生み出した歪みを浮き彫りにした異色作。


「国民の声」ってのは、いったい誰の声だ?

本当のところを確かめに行った。

序章  国民の声          ── クレームの愉しみ
第1章 親切部隊          ── 小さな親切運動
第2章 自分で考える人びと     ── 統一教会とマインドコントロール
第3章 忘れがたきふるさと     ── 世界遺産観光
第4章 みんなのエコロジ      ── 諫早湾干拓問題
第5章 ガリバーの王国       ── 上九一色村オウム反対運動
第6章 賛成の反対なのだ      ── 沖縄米軍基地問題
第7章 危険な日常         ── 若狭湾原発銀座
第8章 アホの効用         ── 横山ノック知事セクハラ事件
第9章 ぶら下がり天国       ── 富士山青木ヶ原樹海探訪
第10章 平等なゲーム        ── 車椅子バスケットボール
解説  僕らが生きている困った世界 ── 村上春樹


読者が語る「民主主義


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