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富士見新道から大菩薩峠へ
2025年6月21日(土)
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 梅雨入りしたというのに晴れが続く一週間、30℃越えの天気予報に山へ避難します。 行き先は、のびやかな草原の稜線歩き、展望の山、ということですんなりと大菩薩に決まりました。 登山計画書を作りながら思い出したのが富士見新道。一時通行止めにしていたこともあって、まだ歩いたことがないハズ。 計画は裂石からの周遊コース、富士見新道を登って、大菩薩峠からのびやかな石丸峠まで足をのばすことにしました。

 大菩薩登山口(0705)→千石茶屋(0735)→上日川峠(0850-0900)→富士見小屋(0925)→神成岩(1040-50) →大菩薩峠(1110-15)→石丸峠(1140-1210)→石丸峠入口(1245)→上日川峠(1310-15)→千石茶屋(1405-10) →大菩薩登山口(1435)
 中央本線始発電車を塩山駅でバスに乗り換え大菩薩峠登山口へ。そそくさと上日川峠へと向かいます。 まだ時間も早いのでいくらか涼しい。登りを終え、人混みの上日川峠では落ち着かないので、早々に歩きを再開。 富士見山荘で富士山を見つけた後は、路の反対側の富士見新道へと進みます。
オオヒョウタンボク ウツギ
 気持ちよい新緑の樹間の路をたどり、小沢をいくつか横切った後、右に賽の河原への分岐を分けて、富士見新道へ。 歩く人が少ないため微かになった踏み跡を探しながら、登り続けます。 ガレ場を少したどった後、右側に看板を見つけて、笹原の路へ入りました。 路は笹原から樹林の斜面へに変わり、踏み跡が判りにくい中を、トラロープや道標、赤テープを追いながら歩くと、看板の向こうに大岩が現れます。 一つ目の岩場を右に巻き、二つ目も右に巻いて、テラスで富士山・大菩薩湖の展望を楽しみました。 最後の岩場を左に巻いて、神成岩で縦走路に合流したところで一休止とします。
樹間に富士山 富士見新道入口 クリンソウ 沢を横切る
富士見新道の分岐 富士見新道は右へ 指導標で左上へ 富士見新道、落石注意
岩場の始まり ここは右側を巻く 振り返って展望を楽しむ 神部岩?のピーク
縦走路に到着
 カヤトの縦走路をたどって、賽の河原を過ぎ、妙見ノ頭で展望を楽しんだ後、人混みの大菩薩峠(介山荘)を足早に通り過ぎて、熊沢山へ向かいます。 たどり着いた笹原の石丸峠でのんびりと中食としました。その後は、バスの時間に合わせて下山に。小屋平を経て上日川峠に戻って、今朝登ってきた登山道を降ります。 ドンドンと快調に標高を下げ、千石茶屋からは車道になって、バス停に向かいました。
富士山、大菩薩湖 上日川峠の方向 南アの稜線 縦走路
神成岩からの降り路 妙見ノ頭越に富士山 大菩薩峠・介山壮へ 親不知ノ頭を返り見る
シロバナノヘビイチゴ 石丸峠へ カヤトの下り 南アの稜線
キンポウゲ 石丸峠を振り返る
 日陰を探しながらバスを待った後、塩山駅へ。ガラガラの高尾行の電車では新書本を広げて読書の時間になりました。 八王子に帰り着いたは午後5時過ぎ。猛暑の予報も少しだけ風があって、心なしか涼しさが感じられた?・・・。
 
 梅雨の中休みというには、猛暑が続いた一週間でした。避暑、と言い訳して、出かけた大菩薩。稜線は20℃前後で爽やかな微風の中でした。 のびやかな草原の稜線歩き、展望の山、は期待とたがわず、雲の上に頭をのぞかせた富士山、甲府盆地の向こう側に広がっている南アルプスの稜線。 のびやかな尾根路からの稜線を楽しみながらの歩きを楽しんでいました。やっぱり山はいいですね・・。
 今回初めての富士見新道ですが、一時立入禁止だったこともあり、踏み跡が薄くて、コースを外さないように歩くのが大変でした。 岩場!?とは言っても、最後の最後だけ。そこまでは、笹原や樹林の斜面が続きます。 岩場は全部巻いてしまったので、富士見新道を「本当に」歩いた、とは言えないのかもしれませんが、二度目を歩くのは気乗りがしない・・・。

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制作:加藤 輝男 2025年6月24日
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