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展望の 南大菩薩:白谷ヶ丸
2024年1月1日(月)〜2日(火)
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 鷹ノ巣山からの降り、次は何処へ行こうか、と考えを巡らせながら歩いていました。 で結局、拾い上げたのが白谷ヶ丸。南大菩薩の黒岳の手前に広がる草原の小ピークです。 大蔵高丸よりも標高があるだけ素晴らしい富士山、南アなどの展望が得られます。 湯ノ沢峠には避難小屋があるので、撮影山行には都合がいいですね。

第1日目:
 甲斐大和駅(1000)→焼山沢真木林道(1120-25)→湯ノ沢峠登山口(1250-1300)→湯ノ沢峠(1350)
 湯ノ沢峠(1535)→白谷ヶ丸(1615-1700)→湯ノ沢峠(1730)
 ゆったりとした朝を過ごして、甲斐大和駅に到着。湯ノ沢峠に向けて歩き始めます。 舗装路に飽きた頃、林道を左に分けて登山道へ。焼山沢沿いの路は荒れて歩きにくく コースタイム以上に時間がかかりましたが、それでも湯ノ沢峠に到着し、避難小屋に腰をおろしました。
林道から湯ノ沢峠登山口 お世話になった湯ノ沢峠避難小屋
 陽の入りの時間にあわせて白谷ヶ丸へ向かいます。 急登の路をこなして、草原を通り過ぎ、白谷小丸を越え、白谷ヶ丸山頂でカメラを構えます。 雲一つない青空で、写真的には今一つでしたが、それでも刻々と変わってゆく空色をバックにした 富士山、南ア稜線を眺めていました。
富士、夕景 南ア稜線の遠景 富士、陽の入り 富士、陽の入り
南ア稜線の遠景 富士、夕景 富士、夕景 富士、夕景
南ア稜線の遠景 八ヶ岳(左)と奥秩父稜線 富士、夕景 南ア稜線の遠景
富士、夕景
第2日目:
 湯ノ沢峠(0600)→白谷ヶ丸(0640-0700)→湯ノ沢峠(0730-0810) →湯ノ沢峠登山口(0845)→焼山沢真木林道(0932)→甲斐大和駅(1035)
 未明の5時に目を覚ました時はガスの中。それが6時前になると、月と星が出ていました。 大急ぎで支度して再び白谷ヶ丸山へ向かいましたが、雲が厚く、時にはガスも巻いたりする あいにくの空模様で、陽の出は叶わず、残念でした。
陽の出前、雁ヶ腹摺山(左) 白谷ヶ丸山頂にて ガス煙る稜線
 避難小屋に引き返して装備を整理して、下山しました。 空はどんよりとした曇り空、時たまガス(水滴)が舞い落ちてきます。 昨日も歩いた路をたどるだけなので、のんびりと歩いた積りでしたが、 予定の時間よりも早く駅に帰り着きました。
 新年二日目だし、まだ時間も早いので、電車は空き席が目立ちます。 一時間余りの電車旅、文庫本を拡げて、ゆったりのんびりと帰路に着きました。
 
 絶好の展望が得られる白谷ヶ丸。一日目の陽の入りは期待通りでした。 正面の富士山、右手には甲斐駒から白根三山、荒川三山までの南アルプスの稜線が一望です。 さらにその右側に八ヶ岳と奥秩父の西部稜線(金峰山、国師ヶ岳)まで見えていました。 「明日の陽の出にも期待」していたのですが、あに図らんや曇り空。 空を恨んでも仕方ないので、また行くことにしましょう!。
 久しぶりの湯ノ沢峠避難小屋。十人位で一杯の小さな小屋ですが、私以外には一人だけ、 と広々とゆったり過ごすことができました。
 峠への登山路は、台風のためか少し荒れています。 今回は水量が少ないので、危なげなく徒渉できましたが、足元に注意が必要でしょうか。
 また、湯ノ沢峠〜白谷ヶ丸の登山路は、ガレ傍にあったのですが、左手(西側)の山腹を大回りするように付け替えられていました。白ザレの多い路で滑りやすそうなので、ご注意を。
 元旦の夜、小屋で寛いでいたところ、「能登半島で震度7」のニュースをラジオで聞きました。 発生は午後4時10分頃。白谷ヶ丸の山頂近くで腰を降ろそうとしたときに、なんか地面が揺れているような変な感じがしたのですが、それがその頃でした。 元旦早々の地震では気が休まらないとは思いますが、無事に乗り越えてゆかれますよう願っています。

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制作:加藤 輝男 2024年1月2日
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